57.《ネタバレ》 殿様が超極悪人でそれを倒すために立ち上がる、っていうわかりやすい話で、途中まではものすごく面白かったんですが… 武士道ってのが私にはよくわからないせいか後半、たいした意味も無く、無駄に死んでいってるようにしか見えなくて。屋根の上からずっと矢を撃ってりゃもっと楽ができた気がするし、あんだけ事前に罠いっぱい仕掛けて準備ができるのなら罠だけで全滅も狙える。犠牲者ゼロで済んだよ。 残り130人ぐらい、と言いつつどう見てもその人数以上に次から次へと敵が沸いてくるし。 生き残ってもどうせ切腹せにゃならんからなんだろうけどボス(役所)は殿様に意味なく刺されて死ぬし。 最後の最後に野生の人(伊勢谷)は首に小太刀ささって、さらに切られても死んでないどころか、ピンピンしてるってので完全に冷めた。なんなの?和製ウルヴァリンなの? 前半8点、後半3点で、平均5.5点だけどこれを映画館で観ていたら、と思うとやっぱり5点か。DVDで観るなら悪くない…というのも言いすぎだな。DVDで観るのもイマイチです。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-11-02 18:05:08) (良:1票) |
56.《ネタバレ》 オリジナル版は未見。1時間30分くらいまでの地味な時間も俳優陣がしっかりしているから飽きずに見ていられる。ベテランから、中堅、若手まで硬派な感じで素晴らしいと思う。そして見せ場の決戦は期待通りのド迫力。十三人側は数では圧倒的に不利だが、仕掛ける側の優位性もある。宿場町全体を買い取り、敵が入ってきたところで、木で出来た壁を登場させ進行方向を塞ぐと、続いて橋を爆破し、敵を閉じ込める。このワクワク感はかなりのもの。刀と刀と勝負になってからはちょっと超人的な気がしないでもないが、面白いことに違いはない。まさに死闘。ただ、伊勢谷友介は死んでた方が良かった。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-10-31 19:31:09) (良:1票) |
55.面白い、つまらないは別にして見せる場面、絵作りがうまかったと思います。伊勢谷友介の存在が、この物語はあくまでエンターテインメントを貫くという姿勢をあらわしていた気がします。 【ちゃじじ】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-10-29 01:28:13) |
54.納得いかない部分はありつつも、全体的にとても見応えのある作品でした。殿様には指か腕を切り落とすくらい、もう少しいたぶる描写があってもよかったかなぁ。/エンドロールのキャストを眺めながら「え!この人も出てたの?」と気づくくらい、キャラの立ってる一部の俳優以外は誰が誰やら分からず。とりあえず刺客の13人だけはそれなりに知名度のある、誰でも見て分かる人を揃えてもよかったんじゃないでしょうか?石垣佑磨も顔は知ってますが、いつ活躍してたのか思い出せません・・・。/おえんが新六郎の雰囲気を察する瞬間のシーンがとても芸術的に見えました。 |
53.往年の日本の娯楽映画が好きなので、オリジナルの「十三人の刺客(1963)」も随分前に観ていた。 娯楽映画に限ったことではないが、昔の日本映画には昨今のものにはない圧倒的なエネルギーが満ちあふれていて、作品の善し悪し以前にしっかりとした“見応え”があるものが多い。 往年の日本映画のリメイクは多々あるが、どの作品も映画作りにおけるそもそもの力強さに欠け、オリジナル作品に匹敵する映画は殆どない。 そういうことを踏まえて言いたいことは、今現在において往年の日本の娯楽映画にひけをとらないエネルギーを映画に込められる作り手は、結局、三池崇史をおいて他にいないだろうということだ。 リメイク作品としては珍しく、オリジナルを超える“強さ”を持った娯楽映画だったと思う。 バイオレンス映画を数多く撮ってきた三池崇史監督と「時代劇」の相性は非常に良いとも思った。特に今作の残酷さと泥臭さが存分に溢れた"侍映画”としてのストーリー性に、この監督ならではの暴力性と娯楽性はとても良い塩梅で合致していた。 太平の世が続く時代の中で、徐々に取り残され始めてきた"侍”たちの生き様は悲哀に溢れ、単純ではない格好良さがあった。 そして、刺客たちの標的とされる残虐な暴君には、極悪非道な言動の中に主君ならではの哲学性も持ち合わせており、一筋縄ではない悪役としてのキャラクター性があった。 主役級から脇役に至るまで、一人一人のキャラクターに味があり、群像のドラマ性が高かったことが、クライマックスの大殺陣を盛り上げた最たる要因だったと思う。 「面白かった」と一言言い放ち満足感に浸れる素晴らしい娯楽映画だ。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-10-10 03:03:04) |
52.《ネタバレ》 よくある無駄なヒロインがでないのが良い。なかなか良いリメイクだと思いましたが、悪大名の最後はオリジナルの様にもう少し無様に殺されたほうが、見ていてスッキリしたと思います。 【紫電】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-09-26 22:45:35) |
51.《ネタバレ》 グロい映画でついていけません。四肢切断など趣味が悪いです。まず言いたいのはあの手の大名はいないということ。江戸後期にもなれば大名はみんな物わかりがよく大人しい。非道の振る舞いをすれば、いくら将軍の弟でも乱心扱いで押し込め隠居させられます。朱子学、儒教に基づいた倫理観(御世道)が許しません。それよりあの大名が剣豪だったら面白いのにと思いました。たいてい馬鹿大名は武道に疎い青瓢箪ですが、その裏をついて欲しかった。そうすればラストの対決は見どころがあった。あっさりを首を刎ねられて残念。面白い性格だったのに。【疑問点】①参勤交代の行列が出発してから何故三日間ものんびりしてたのか?②宿場は公共のもので買い取ることなどできない。毎日何百人も宿泊するのだ。宿場に村人がいないのも変。③大名行列には常に先遣隊がいて、宿泊する陣屋などと打ち合わせをする。先遣隊があの大仕掛けに気づかない筈がない。④当時は家の改修でも役所の承認が必要。大仕掛けを見た誰かが役所に密告する。⑤当時の大名はお金がなくて、江戸に出入りするときと出帰藩するときだけ人足を雇って格式通りの大名行列をするけど、それ以外は少人数だった。途中で手勢を集めたといってるが、どうやったのか。⑥新左衛門は「小細工はここまでだ!」と弓矢攻撃をやめるけど、まだ130人も残っているんだよね。⑦火まみれになって暴れる牛がかわいそう。動物虐待です。⑧山の男が強すぎる。山の男が不死身すぎる。山の男がどうして参加したのか不明。⑨明石藩士達は鉄砲、弓矢、槍を使わないのが不思議。鉄砲手は射られる場面があるが。⑩真っ先に屋根の上に登り、射者をうつべし。⑪街道の両側を塞いだところで、いくらでも脇に抜け道はある。⑫大名暗殺が目的なら行列の伸びきる山中で待ち伏せて鉄砲で狙えば良い。井伊直助暗殺の事例(18名、ピストルを使用)をみてもわかるが側面から襲撃すれば比較的容易い。宿場で待つのは阿呆。全員を殺すのは無駄な殺生で、大名の被害者より人数が多い。⑬新左衛門が大名にわざと刺されるのはどうして?⑭陣笠、編傘などは視界が悪くなるので真っ先にはずす。⑮大罪を犯した武士は類が家族郎党に及ぶので離縁したり、息子と縁を切っておく。⑯四肢切断女の目から流血してるのはなぜだろう。⑰どう考えても明治維新や原子爆弾とは無関係。 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-09-17 04:55:59) (良:2票) |
50.《ネタバレ》 松方弘樹は流石の殺陣。そのキレはいささかも見劣りしなかったです。でもやっぱり、脚本に難ありでしょう。火薬を使ったり、大掛かりな柵を作ったりした割に、ほぼしょっぱなから斬り合うという無策さ。もう、ただ単に「斬り合いを見せたかっただけ」という意図が見え見えでかなり興ざめ。ゴローちゃんに、弓の届く位置まで確保しておきながら、且つ、「まだ矢が余ってんじゃん!?」という状況で斬り合うって・・・。また、13人の中に一人若造がいますが、これがまたヘタレ・・・。13人の中でもトップレベルの伊原剛志の紹介なんだったら、少しは天才肌のところがあるとかの設定にすれば良かったのに・・・。(もしくは、ゴローちゃんにただならぬ恨みがあるとか。)更に、伊勢谷友介は、完全に不要。しかも、首を刀で貫かれて生きてるって・・・。(しかも何事も無かったかのように。)山道案内しただけジャンこいつ。存在意味が全く不明。ラストで山田孝之だけ生き残ったのも意味不明。 とどのつまり、アクションシーンと岸辺一徳以外は見所なかったということで・・・。 【Endorphine】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-09-11 23:22:24) (良:1票) |
49.《ネタバレ》 昔観た片岡千恵蔵主演のオリジナル版(1963)は、こんな三池流のグロやおふざけはなかったが、やはり宿場での決闘シーンが迫力満載で、見ごたえあった覚えがある。しかし、このリメイク版では、明らかに『七人の侍』からパクった人物をつけ加えている。伊勢谷友介の山男は、筋書きや人物設定からして、もう見え見えの菊千代(三船敏郎)じゃないの。この山男が、首に刀がささって死んだはずなのに、ラストでピンピンして復活するのは、あまりに作り事めいて興ざめだった。面白く観て来れたのに、ここは残念。それにしても、名バイプレイヤーの岸辺一徳は、よくもあんな役を引き受けたものだ。ケッサクだけれど、悪趣味きわまる濃い映像。これが三池崇史流なのにちがいない。 【goro】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-10 12:03:26) |
48.直接的なエログロをなくして戦闘シーンを短くしたら、素晴らしい映画になっていたような… それぐらい役者さんのいい演技が随所にあったと思います ちなみに橋を吹っ飛ばす様な大量の爆薬があれば、あれで抹殺出来たでしょう 武士道に反するからダメなのかな?でもなんでもありだって言ってたよね でもそれじゃ映画にならないかw 【マーガレット81】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-09-04 19:38:19) |
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47.ホラー監督が作成する時代劇の復讐作品なので、どんな演出があるか期待して鑑賞しましたが最初からエンジン全開で見せてくるので映画に吸い込まれてしまいました。悪代官もなかなか嵌まっていて邦画としては、本当に面白い作品でした。 【SAT】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-08-31 22:10:13) |
46.結構、グロイシーンが多くて苦手な感じ。 鬼頭半兵衛(市村正親)の魅力的な脇役がいい味を出している。 300人に対して13人で挑むのはよいが、勝利するのはあり得ないだろう(ほぼ全滅みたいだし)。戦力を分断し、直接対決する人数を減らす等の戦術上の工夫は評価できるが、減らした後の展開(手際)が悪くて、結局それがほとんど生きていないところがマイナスだろう。 ちなみにオリジナルは未見。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-08-29 18:32:49) |
45.いや~、CMからは想像もつかない程グロテスク。松方弘樹の殺陣はさすが。一人光っていた。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-04 14:59:22) |
44.《ネタバレ》 監督が三池崇史だから、ポップなノリの時代劇なのかと思って観てみたら、これがどっこいもの凄く正統派。喋りも現代風でなく当時の言葉で喋っている感じだし、ロウソクの灯りだけで照らされたような室内の薄暗いライティングなど、日本家屋を実に美しく撮っていて本物らしさがよく出ていたなと思います。そんなわけで、三池さんの気合入った意欲作なんだなと察して真面目に見てたんですけど、山に生きる男、木賀小弥太はまさに三池映画らしい人物という感じで、棒で殴りつけてもへっちゃらだったりと、彼はユーモアを担当する役でしたね。特に岸辺さんをほるシーンは爆笑ものでした(笑)。もし、映画館で見てたら、手を口にあてて必死で笑いこらえてたと思うけど、家でのDVD鑑賞なんで遠慮なく笑かしてもらいましたわ。序盤でのエグいシーンの数々は確かに凄い。斉韶がいかに極悪非道な男かをこれでもかと見せつけ、そして終盤の一騎打ちへと続くので観客としてはいやがおうにも13人に肩入れします。もちろん、200人対13人なので、チャンバラメインでやるとどうしても13人が超人ぷりの強さになって戦い方のワンパターンさや非現実さを指摘する人も多いかと思います。ただ、あの気合の入りよう、そしてバッサバッサと切りまくることの爽快感が十二分に味わえたので、個人的には大満足です。それにしても、あれだけの傷を負ってたのに最後になって復活してくる山の男はさすがに不死身すぎるやろ!(笑) 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-28 21:44:26) (良:1票) |
43.う~ん、期待してたんだけど~ 物語として、映画として、後半がイマイチだったかな~ ところどころに織り交ぜた、ギャグっぽい演出も、頂けない..やはり、監督のセンスかな~..作品として、お金を掛けているだけに、もったいない... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-07-01 12:59:58) |
42.《ネタバレ》 オリジナルの印象の弱いキャラが強烈になり、しょぼい乱闘シーンが血まみれ泥まみれのバイオレンスな乱闘シーンになっていてすごく良かった。やっぱ三池監督はこういうのが向いてるなあ。ゼブラーマンとかヤッターマンとか忍たま乱太郎を撮ってないで、こういう作品をたくさん撮ってほしい。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-29 18:43:50) |
41.三池崇史版「七人の侍」。菊千代もいるし。「クローズZERO」で見せてくれた集団対集団の映像の整理されてること。凄いな、と思います。敵があれだけいたら、もう生きて帰れないと覚悟したんでしょうね、みんな。それが侍ってやつですか。松方のおっちゃんがさりげなくスゴカッタ。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-22 02:15:47) |
40.《ネタバレ》 美しい戦争、美しい殺し合いなんて存在しないんです・・・・ 延々と続く殺戮の映像が暴力の破壊性、虚しさを激しく伝えてくれます。また、忠義という「美徳」によって思考停止を余儀なくされ、視野狭窄に陥ることの恐ろしさを教えてくれる作品でもありました。 忠義に殉ずる事と、主君に無条件に従うことは同じように見えて全く違うものであって、主君たる座についたからその者を主君として仕えるというよりは、主君という座がありその座の存在に対し忠義を尽くすのが本当の姿なのではないでしょうか。 稲垣吾郎演じる殿様のような愚かなリーダーは、決してドラマの中だけに出てくる創作物ではないのだと思います。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-14 00:29:40) |
39.《ネタバレ》 冒頭の切腹の鬼気迫るシーンから迫力のあるタイトル文字を見てこれはすごい映画の予感がするぞと鳥肌が立ったものの、後半のチャンバラシーンからは興醒めしてなんだかどうでもよくなりましたね。あそこまでお膳立てしてやっとこさ相手を罠にハメたのになんで正々堂々と戦いはじめるねん(笑)人も初めて殺したようなしょぼいメンバー(注:稲垣メンバーのことではない)含めた13人なんだからもっと減らしてから戦いましょうよ~。あんな狭いセットでなんかごちゃごちゃと1対10ぐらいで普通に互角に渡り合ちゃってるの見てたらリアリティーもなにもあったもんじゃなくて見るのもうんざりです。(同じようなシーンばっかりでメリハリがないし)出演してる俳優は怪演を見せた稲垣吾朗を筆頭にみんないい味だしてるのにすごくもったいない作品。 【映画大好きっ子】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-06-06 18:04:19) (良:1票) |
★38.《ネタバレ》 Wikiで調べてみたら、昔の時代劇のリメイクだそうで。 まあ、いわるるアクション映画だから、何か考えさせられなくても別にいいんだけど、異常に強いね、この人達。そこんところが少し不満。 せっかく待ち伏せて、事前に仕掛けを作っているんだから、そういう作戦的な部分ももっと見せて欲しい気がした。例えば、木組みの隔壁なんかは、閉じ込めて、その部分部分のカタマリを弓矢で殲滅とか、逃げられない人たちの頭上から油降らせて火の海とか。そうでもしないと、200人対13人って無理ありすぎでしょう。入り組んだ逃げ道がおびき寄せの罠である部分も、俯瞰の撮影で、「地図的」に見せて欲しかった。 最後の市村さんと役所さんの決闘は、良かったけど、ここでの卑怯な手について、戦を遊びか何かと思っているフシのある殿様に「戦に武士道も卑怯もない」という信念を明確にぶつけて欲しかった。それにしてもこの人、悪逆非道なクズに最後まで敬語なんだよな。ここもしっくり来ない。最後の最後「名もなき娘のために」の件で、もっと怒りを爆発させて、そこだけでも普通の言葉づかいで、啖呵を切ってくれるのが、時代劇のカタルシスというものではないかい? また、どうしても解らないことがある。山の男は、クビに刀を突き刺されたはずだが、何で最後ピンピンしてたんだ?いくら「熊に比べて屁みたいなもん」でも、おかしすぎだろ?ココだけどうしても、納得できなかった。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-06-04 15:47:16) (良:2票) |