★311.《ネタバレ》 なかなかジョニーが出てこないので、ひょっとしてこの村長が変装したジョニーなのでは?と疑惑の視線を向けてみる、という無駄なことをしてしまった。それにしてもチョコレートって食べることの官能を象徴する食べ物だとつくづく・・・「赤い薔薇ソースの伝説」を思い出したが、こっちの方がよほど平和でお子様もOKな感じ。死ぬまでツッパリ上等の不良婆さんアルマンドの生き様が格好いい。ちなみに唐辛子入りのチョコといえば「一味唐辛子キットカット」というのを食べたことがあるが、確かに意外なほど違和感のない味で美味しかった。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-31 00:21:53) |
310.《ネタバレ》 小さな村だと、異文化を排除しようとする力は、必然的に生まれてくる。レノ伯爵がバリアとしての象徴となってはいるが、きっとこれは自然現象として発生する仕組みなんだろうと思う。小さな村でなくても、日常的に私達が暮らしてる世界でも、良くあること。学校だったり、職場だったり、家族だったり。村も不完全だったけど、ヴィアンヌも、人間として不完全な部分もある。勿論、見ている私達も同様だ。それを全て踏まえても、ヴィアンヌの人間性から学ぶべきことは、沢山ある。俳優、演出、音楽、脚本、全てが混ざり合い、完璧な状態で仕上がっている。まるでヴィアンヌの作るチョコのようだ。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-06 19:46:24) |
309.《ネタバレ》 ラッセ・ハルストレム監督の映画には小さな町や村がよく似合う。良質のおとぎ話か昔話のようでゆったりとした気分で楽しめる映画です。出番は多くないですが、ジョニー・デップはこういう台詞の少ない役がよく似合いますね。最後のアンリ神父の説教「人間の価値は何を禁じるか、排除するかでは決まらない。むしろ何を受け入れるか、誰を歓迎するかで決まるのでは?」がこの映画の全てを現しているようで感動しました。その後、眉間のしわの取れた伯爵がヴィアンヌと目が合った時に見せた穏やかな表情がカロリーヌの笑顔や祭りを楽しむ村の人々の表情と共に印象に残りました。ジョゼフィーヌの店の名前も良かったですね。親子の旅が終わり、彼が村に戻ってくる。みんなが幸せになるこんなラストの映画がとても好きです。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-03-18 22:37:09) (良:1票) |
308.自分の規格にないものを、どれだけ受け入れられるか?という問いに対するひとつの回答でしょうか。宗教が絡むとホントはこれほどあっさり行かないのでしょうが…。まぁ、そんな難しいことはおいといて、ほのぼのとしていて気持ちが良くなる映画でした。役者が全員いい味出してたと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-01 23:38:04) (良:1票) |
【Yoshi】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2008-03-16 01:39:31) |
306.《ネタバレ》 あの「ポネット」に出ていた名子役が、大きくなって出ている映画と言うので観てみました。フランスの実際の村でのロケを中心に撮影されたそうですが、本当にメルヘンチックな雰囲気がたっぷりで、楽しめました。カソリックにも宗教的な断食の時期がある ということで、回教と同じであることにビックリしました。映画ではアルマンド婆さんの誕生祝パーティでは犬までチョコレートをかけた料理に恍愡とした表情が印象的でした。 最後の説教で「人間性とは、何を受け入れるかだ」と云った言葉は、本当にその通りだと感心し、心に残りました。音楽もジプシー的な素敵な音楽でした。でも、あのお婆さん役が007の二代目M役もやっていたのにはあっけにとられました。 【亜酒藍】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-03-10 19:46:42) |
305.《ネタバレ》 主人公がかわいらしいですねぇ~表情が生き生きしてて!メルヘンチックな雰囲気も悪くなかったですし。あえていうと主人公がDV妻やジョニーデップにあげていたチョコ入り小箱…そんなかんじの映画でした。ちっちゃいけどワクワク感はありますよ、みたいな。この映画を見ていて、お菓子をさらっと作れる女性ってほんとに魅力的やな~なんて思ってしまいました!いやお菓子って準備も作るのも片付けも、本当に手間がかかるんですもの…。 【旅する仔猫】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-11 00:13:36) |
304.《ネタバレ》 主人公母娘がたどり着いた町の全体像が映し出されたとき、そのおもちゃのような家々がぎっしりと立ち並んだ様にティム・バートンを想起した。ここから始まるお話がおとぎ話であることの啓示ととった。実際、このお話は実にメルヘンチックで登場する人物たちも実に判りやすく色分けされている。閉鎖的な社会がある放浪の母娘によって開放されるという大筋。でもおとぎ話ゆえに彼女たちを排除しようとするのは社会ではなく町長ただ一人なのだ。そこには異端者の悲惨さは無い。そのことは異国の地で自身に満ちた振る舞いをする主人公を見てもわかるとおり。だから最後の大団円もイマイチ乗れなかった。もう一つの筋は放浪者が放浪を止めるという筋。娘が放浪に疲れている。しかしそれでも放浪の自由さを見せ付けて終わるのだと思った。なぜならハルストレムは『ギルバート・グレイプ』で町に縛り付けられていた青年(ジョニー・デップ)をキャンピングカーで生活する少女と共に旅立たせたから。しかしこの作品では放浪をまるで魔法にかけられたゆえの行いのように描き、放浪から安住への変化をしてハッピーエンドとする。しかも船上生活者までもが地上にあがる。なーんか納得しかねる。ただ、ここで深読みすると、これはおとぎ話、おとぎ話って残酷なお話を子供向けに可愛らしく描くことが多い。店の扉がなかなか直らなかったのが最後ようやく直ります。それまで誰でも出入りできた開けっ放しの出入り口に。これって放浪という自由を手放した者が自ら閉鎖的社会の一員となることの暗喩というちょいとビターなお話なんでは。いや、深読みすればね。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-12-03 19:04:38) |
303.この監督特有の、風景とキャラクターの絶妙なマッチングによって物語を堪能できました。加えて、おいしそうなチョコレートとジプシーの音色がとても心地よかったです。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-12-01 21:04:34) |
302.《ネタバレ》 異端の者が周囲に波を立てるなんてのはよくあるし、放浪していた者が腰を据えるなんてのもよくある話。 チョコレートってアイテムを使ってというのが斬新なのかな。 個人的には放浪者が根を下ろすことを善しとするような説教臭さは嫌い。かといって再び、あの親子が旅立つ展開も頂けない。せめてジョニー・デップは戻ってこない方が良かったかな。 安定することの癒しと恐怖はうまく表現されていたと思います。 【カラバ侯爵】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2007-08-12 10:37:21) |
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301.《ネタバレ》 この村の戒律(キリスト教??)で断食期に引っ越してきたチョコレート店。 チョコレートにまつわる欲求と葛藤を描いた作品だが、いまいちどういったものかが分かりませんでした。 知識がある程度ないと馴染めず終わってしまうかもしれません。 映画全体の雰囲気は一度旅行してみたくなるような素敵さがありました。 観ているとチョコレートを食べたくなりますね。 【コショリン】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-07-25 18:29:22) |
【ucs】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-28 09:14:10) |
299.すごくあったかくて甘いおはなし。雰囲気がいいし、出番は少ないけどこんなジョニーもかっこいい。 【Michael.K】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-19 03:39:54) |
298.好きなジャンルではないが、よく出来ていて楽しめた。ジョニー・デップの登場が遅めだったので、すっかり忘れてた。 【♯34】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-01-05 11:00:57) |
297.いい話なんですよね。ただ、私にはヨーロッパの田舎の村に巣くう因習がよくわからないので、その因習からの解放というテーマも今ひとつピンときませんでした。完全なシリアスでもないしコメディでもなく、どっちつかずになってるかな。まあ、あまり力まず淡々と観ればいいのかもしれないけど。ビノッシュとレナ・オリンの組み合わせは「存在の耐えられない軽さ」以来ですが(私が観たのは)レナ・オリンの方が老けてますよね。ビノッシュの顔立ちはあまり老けを感じさせなくて得だなあって変なところに感心してしまいました。・・・ところでレスリー・キャロンはどの人だったのだろうか?気がつかなかった。くやしぃ~~。 【ひよりん】さん [DVD(吹替)] 6点(2006-12-28 21:40:22) |
296.この映画観てるとチョコがとてもおいしそう。映画自体はあまり面白くなかった。 【doctor T】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-12-25 23:47:53) |
295.《ネタバレ》 ほのぼのとしてていいですね。退屈なシーンが一つもなかったです。とまで言ったら誉めすぎか;;とにかくジョニーデップのギターがかっこよすぎる!!音楽もいいですね。サントラ欲しいです。ただ挨拶だけ英語じゃなくてフランス語(ボンジュール)なのはなぜ? |
294.《ネタバレ》 フランス語でよかったんじゃないかな。ロケーションや衣装に凝ったわりにリアリティを損なうことを考えると残念な気がする。 ヴィアンヌのファッションが斬新だった。れんが色のシャツに明るいブルーのカーディガンとか。赤い靴とか。 それで問題のビノシュだけども。「ダメージ」で全世界の女性に「なぜこいつの一人勝ち???」と深く疑問を抱かせたビノシュだ。 今回は、そのボンレスハムのような腕、広くたくましい背中、太い胴回り、安定感のある下半身が、役柄の求めるものにぴったりマッチしていたのだった。それはいわずもがなの「生命力」なのであった。 ビノシュにあってレナ・オリンにないもの、それは女優さんの「身体」から発する「スタミナ」「ねばり」である。それは分厚い体から発信されまくる。68キロはあるであろう。レナ・オリンやニコール・キッドマンに勝ち目はない。 まじめなことを少し言うと、原作ものの映画で、「カトリック教会VS人間の欲の解放」がテーマになっているようだが、最後の神父の説教で「何を拒否するかではなく何を受け入れるかが大切である」と言いますね。こういう無責任なことを世界に配給するレベルの映画で言ってはいけない。当たり前だが、「受け入れない」ものは「拒否」するしかないんです。「拒否」しなければ「受け入れる」ことになるんだから。「拒否」と「受容」の間に「グレーゾーン」がないからこそ、国と国、民族と民族、カトリック教会と異教徒や異端との間で争いが絶えず、殺しあってきたわけですよね。カトリック教会の押し付けた因習対無神論者による快楽の解放を描いてそんな極楽トンボな結論でいいのか?原作者でも監督でもいいけど、この問題に答えていただきたい。「拒否と受容の間に何があるというのか。そこに『無関心』をもってくればすむ問題と思っているなら、この現代世界を、歴史をどうとらえているのか。」ファンタジーであっても、こういうメッセージを送ってくるなら「お子様」むけとしか思えない。「サイダーハウスルール」を見るのはやめた。 ジュディ・デンチがすばらしい。007の怖いおばさんだったのね。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-09 14:21:58) (良:1票) |
293.ラッセ・ハルストレム監督、ジョニー様をよくわかっていらっしゃる。ジュリエット・ビノシュも、ホントはとっても嫌いな女優だけど、この映画では許せる。とっても美しいと思います。カラックス映画の中での執拗なまでの「どう?どう?私を見て!見て!」みたいな嫌みなオーラもなく、少し上気した頬の赤みがとてもセクシー。 |
292.小さくまとまり過ぎかな。でもジョニー・デップが登場してから映画の雰囲気に色がついた。ジュリエット・ビノシュも謎めいた母親役に合ってていい。それにしてもチョコ食べるシーンは何かエロいね。 |