10.《ネタバレ》 ゾンビという言葉そのものが既に荒唐無稽なんだけどもこの作品は
その荒唐無稽さを極力払拭しドキュメンタリータッチな手法でリアリティを突き詰めた。
先ずゾンビの発生をウィルス感染としその増殖をパンデミックと化し
ディザスター映画へと昇華していく過程は見ていて緊張感があり面白い。
またその繁殖力の速さと凶暴さは近年の作品からは群を抜いていて
陸上選手も真っ青な脚力とモモクロも驚きなエビゾリアタックは強烈だ。
ブラピ作品を久々に劇場で見れる機会とあって色んな期待を抱いて見てみたが
一定のクオリティは確保しており厭きることなく見れる。
ここ最近のバイオがあまりにもヌルい展開が続いていたので
これだけ強烈なゾンビ映画であればホラー好みじゃなくても
アクション好きなひとであれば誰にでも奨められる。
惜しむらくはやはり尺足らずな展開かなぁ。。。
第2弾がある様な終わり方をしていたが
『じゃあゾンビと共存してどうオチをつけるの?』とか
『あれだけ破壊し尽くした街をどう再建するの?』とか
リアアリティを突き詰めれば突き詰めるほど矛盾が生じる。
またブラピそのものが家族の下に帰っちゃったので
『あれだけ謎を究明しておいてケリをつけないなんて、逃げるなよ!』とか
要らぬ心配ばかりが浮かんできて┐(´д`)┌ヤレヤレ