30.出演者の好演技が印象的。出演者それぞれがその時々のシーンの雰囲気を見事に演技に結び付けている。主演女優賞にノミネートされるだけある。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-29 14:19:03) |
29.映像・カメラワーク、そしてキーラ・ナイトレイは素晴らしかったと思うのですが、なにせ原作がジェーン・オースティン。一筋縄ではいかないのはあたりまえかもしれない。かつて岩井克人氏のこの作品の評論を読み、彼の「資本主義の倫理を真に思考する文学」という説に強く共感しているので、映画にこのオースティンの真髄が少しでも生かされたならばと期待していたのですが、んんん…なんだか後半ハーレクインロマンスみたくなってしまって正直つらかったです。もちろんそんなもの求めんなよ!といわれちゃえばそうなのかもしれないけれど、いやしくもこれだけの名作を映画化するんですから、もっと志をもってほしい…というのはいいすぎでしょうか? キーラ・ナイトレイの美しさにプラス1でこの点数。 【はちかつぎひめ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-21 21:43:02) |
28.タイトルから小難しい映画なんだろうなって敬遠してましたけど、単純に楽しめました。 嫌いだって言われてもダーシー氏のように諦めない人も居るけど、結婚がだめになったらすぐ他の人と結婚するって人は周りにもいるような・・・。ダーシーのあの甘~い目には逃げられません。ちょっとお腹の辺りヤバい(|| ゚Д゚)けど・・ 【さら】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-19 11:36:44) |
27.《ネタバレ》 「ユーガットメール」のキャスリーンが大ファンだと言っていた「高慢と偏見」だ。もちろんあの映画も「高慢と偏見」をなぞったものであったらしく。大金持ちで高慢?なジョーに、小さな本屋の女主人のキャスリーンという設定もしかり。キャスリーンがジョー(と知らずNY152さんに)「ぜひ読んで。気に入るわよ」と本を薦めたりする場面まで用意されていた。 ということで原作読んでいないが「きっとユーガットメールのような小粋なやりとりがあるのであろう」という期待をしていたのだが。 18世紀のイギリスの田舎、中流以下の農場主であろうベネット宅、衣装もそれなり、家具も分相応。そこにキーラ・ナイトレイ。なぜキーラ・ナイトレイ。 いきなり21世紀へトリップ。妹たちの顔とギャップがありすぎる。この子の顔を見ている限り、「今私は映画を見ている」と思わざるを得ない。18世紀へどっぷり浸かることなんてとてもとても。 この顔が18世紀のイギリスの田舎を歩いていたなんてこと、日本人でさえ信じられないね。 そんでまた、キーラ・ナイトレイのエリザベスってのは、その場しのぎの言い訳ばっかしてる単に口の減らない安い女に見えちゃう。ニヤニヤしていればいいってもんじゃない。 ミスターダーシーはあの人でもいいと思うんですよ。それなりにダサくてまじめそうだし。 目玉である2人の対決場面も、1箇所しかなかったし。雨の庭園ね。それだって、キャスリーンとジョーのカフェラローでのイカした対決には遠く及ばない。そしてダーシーはこの対決ですーぐ心を入れ替えて手紙書いたりエリザベスのために陰で骨を折ったりする素直ぶりだ。素直すぎる。 当時の女性は結婚のことばっか考えざるを得なかったからキャスリーンと立場が違うとは言え、これだけ長く愛されているという原作の魅力がこれっぽっちも感じられない。もしかしてこれを見るなら「ユーガットメール」を見たほうが原作に近いのではないだろうか。妙に若い監督さんだよなあ。笑いのセンスはゼロに違いない。 とにかくキーラ・ナイトレイを時代物に出そうと思うこと自体が間違い。ほかに古典的な容貌の女優さんはいくらでもいたろうに。ジュディ・デンチも出したけどダメなものはダメ。 結果的に「エニグマ」にも出ていたあの背の低い男優さんのインタビューしか面白くなかった。(それすら10秒くらいしかない) 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-15 22:17:09) (良:1票) |
26.《ネタバレ》 お~お!なっなんであんたがいるんですか?と思わず叫びそうになった、“ジュディ・デンチ”の登場シーン、ひと波乱有りそうな雰囲気でしたが、なんだか、スーと終ってしまった感じ。いきなり「彼はいいひと、わたしと似てる、彼が好き」って、え~あんたのプライドってのはその程かい、彼がした行動は下心見え見えの行動ですよエリザベスさん。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-07 23:55:48) |
25.キーナは綺麗だねぇぇ~ なんと 三回も続けて 見てしまいましたw 原作も大好きで、テレビドラマの方も好きだったせいかもしれないけどねぇ~ ちょいミスターダーシーが、優しすぎる感じだったのが残念。 テレビの時のコリン・ファースだったら 良かったのになぁぁぁ~ 【ぐぼ子】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-08-08 22:54:42) |
24.終始「女性寄り」の視点が貫かれてた所為でしょうけど、私も思ったほど楽しめませんでした。エリザベスがダーシー氏を好きになる理由は明示されても、ダーシー氏がエリザベスを好きになる理由が明示されず、単なる「一目惚れ」扱い。出来れば彼の方にもエリザベスの「良い部分」を発見させて欲しかった(「Emma」のヒロイン同様、私はエリザベスも余り好きになれん)。また、時代的に「結婚」だけが女性の生きられる道だったとしても、逆に言えば、女性にとっては男も生活保障以上の価値はない訳で、何か全体的に寒々しい印象です。気づいたのは、本作には一切キス・シーンが無かったこと。そういう時代だったにしろ、これでは余りにもアレだったので、アメリカ版では無理矢理キス・シーンを挿入したのでしょう。あと、出演者ではジェナ・マローンの相変わらずのエロさと、20歳を越えてるとは思えない幼さに感心。そんな訳で美しい映像に+1点して、何とか5点献上。 【sayzin】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-07-14 00:04:17) |
23.《ネタバレ》 ↓の六本木ソルジャーさんと全くの同意見です。この手の作品は好きなのでかなり期待して観ましたが、全然感情移入できませんでした。正直キーラはこの役には合わないと思うし、ダーシーが良い人だと気付くエピソードも盛り上がらなくて、魅力を感じられないままに終わってしまった。他の4人の姉妹に対しても、かけおちしてもプロポーズされても「そうなんだ」程度の感想しか持てないし終わり方もあっさりだった。「いつか晴れた日に」は何度も観る位好きなのに、この差はなんなのか変に考え込んでしまった。 【よっさん】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-07-10 00:07:12) |
22.《ネタバレ》 嫌な奴だと思っていたが、実はシャイなだけで、実は誰も知らなかったけど良い奴でしたというだけのストーリー。 「誤解」や「関係修復」など、エリザベスとダーシーの関係をもっと中心に描けばよかったのだが、姉の恋愛、妹の恋愛、いとこの恋愛なども同様に近い比重で描くので、ややこしくなり、登場人物のいかなるキャラクターにも感情移入しにくくなっている。 誰と誰が上手くいこうとあまり自分の感情が動くことはなかったのが残念だ。 同じ原作者である「いつか晴れた日に」では姉妹ともに上手くいって本当に良かったなとマジで感じられたので、同じ原作者であっても、この両作には何らかの“違い”が存在するのだろう。 好きな人には好きなんだろうと感じさせる内容であるが、個人的にはあまり好きな部類ではなかった。 また、ストーリーに起伏やイベントがなく、何もかも突然すぎるところがあるのも問題だ。 ただ、美しい風景が上手く描かれていたり、カメラワークの面白さは評価できる。 演出もそれなりには努力しているのが分かる。 エリザベスとダーシーの二人の手が触れた瞬間のエリザベスのクローズアップした表情、エリザベスがブランコで一人でグルグルしているときの表情、三人で話しているときの沈黙の時間、そして朝日の中にいる二人といったように、観客に対して、「この場面で何かを感じてほしい」という狙いが分かりやすい演出手法を取っているのが特徴になっていると思う。 演技については、キーラとベネット夫妻を演じたブレッシンとサザーランドは説明がなくても、バックグラウンドやキャラクターの性格が感じられるよい演技をしていたが、他の役者はあまりパッとせず特筆すべき者はいなかったと思われる。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-07-09 17:12:13) (良:2票) |
21.ちょっと登場人物多くて(最初に出てきたダーシーと一緒に居た気のきつそうな女性とか)誰が誰やらでわからない所もあったけど楽しめました。セリフも良いし映像も綺麗に撮ってたので良かったです。ラストはアメリカ版EDじゃなくて良かったと思います。最後ドナルドの泣きが非常に印象的で余韻が残りました。 |
|
20.タイトルが違うような・・。「財力と金めあて」あたりでいいのでは。くせがあり、それだからこそ自分だけに振り向いてくれて、本当はいいひとで金持ち。こんな感じが好きな女性のホンネをきちんと描いた映画です。もちろんこんな内容では感動は出来ません。ITバブル怪しかりし昨今、現代のベネット家は何を狙うのか。取ってつけたように ですが、映像は美しい。 【チューン】さん [試写会(字幕)] 4点(2006-04-17 18:54:32) |
19.これぞ”イギリス映画”という感じです。紳士と淑女が、立前と本音を使い分けて会話するところが面白い。原作は知らないのですが、長い物語を1本の映画に詰め込んだような、ややあわただしい展開に思えました。出演者以外の予備知識なしで見に行きましたが、この映画はコメディなんですね。知らなかった。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-04 23:51:42) |
18.《ネタバレ》 05年の映画は、人気の高いBBCの「高慢と偏見」(95)とは違うものを作ろうとしているのが感じられる。 滑稽味もほどほどに、英国の歴史あるハウスや風光明媚な景色をふんだんにとりいれ、シーンによっては舞台もかえて映画らしい仕上がり。 キーラ・ナイトレイはリジーには現代的で美しすぎるように思え、ジェーンのロザムンド・パイクも「リバティーン」のエリザベスに比べればかわいらしい役ではあるが、マシュー・マクファディンは個性の強いファースのダーシーとは違う、哀しげで繊細なダーシー像を作り上げていると思う。 ベネット夫妻には親の涙を見せる場面を作り、名残惜しげにロンボーンを去るビングリーを入れるなど原作やドラマにはない要素も加え、ドラマの方がすべて上というわけではない。 ダーシーの最初のプロポーズは屋内ではムードがでないので雨の屋外にしたのだろうし、最後のプロポーズは霧の朝、とロマンティックな雰囲気を重視したアレンジ。 セリフの少ないダーシーの心境の変化には、観客の想像力も必要とされるかもしれない。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-02 19:55:09) |
17.私は繊細なのよと言い放つしゃべくりお母ちゃんが最高!娘が5人もいたら邪にもなるってもんだ。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-16 01:40:01) |
★16.ラブロマンス苦手な私も楽しく観ることが出来ました。 脚本、構成、カメラワーク、衣装、どれをとっても上質でよく出来ています。 キーラさんの若さ、美しさ、そして気の強さを出した演技は素晴らしい。 時に、うなじの美しさには惚れ惚れしました。 キーラさん&ロザムンドさんの美人でゴージャスな姉妹、一見の価値あります。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-06 19:55:56) |
15.大好きなキーラ・ナイトレイが主演って理由で観たんですが、映画館でこんなに泣いたの久しぶりってくらい感動しちゃいました。鑑賞時のお客さんはほとんど女性。初めから最後まであちこちから笑い声が聴こえてきて、後半ではすすり泣く音もかなり聞こえてきました。私も後半は切なくて切なくて…涙が止まりませんでした。壮大な自然(丘が凄い。木が太い!)、のどかな田舎風景(朝日が綺麗!)もあれば派手で豪華なお屋敷があったり、巧妙なカメラワークが映画の魅力をより一層引き立ています。この映画は光の使い方が印象に残りました。始めと終わりの朝日、鏡と向き合っている時の日差しや、綱でクルクル回っているときの時の変化、舞踏会の輝きやまぶしさ。空気感が伝わってくるような、癒しも感じました。いろんな美しさをみせてくれる映画です。 |
14.《ネタバレ》 この映画は愛とか結婚とか過去と現在の女性らしさとかが主題じゃないと思った。 これは、2人の苦労人が描かれているペシミスティックな映画だと思った。 2人は自分の感情自身を押し殺し、他人のために生きるまさに苦労人なのだ。この映画においてその他の人々は、彼らが苦労人だということは強調するためだけの役者たちだった。 彼らはとても軽薄で利己主義で私利私欲を中心に論理性もなくただ生きている。一方で、主人公の2人はそのただ生きている人々を嫌悪などの様々な感情を抱きつつも彼らが幸せになるように自分の感情を押し殺し理性で生きている。 だから、2人はであった瞬間に恋もせず互いの感情で生きず理性で生きるというプライドと他人は私利私欲で生きるという偏見の基曖昧で言いえて妙な関係を築いていく。 映画が中盤に差し掛かると彼は彼女に感情を突出したが、彼女が彼に抱いていた偏見(さっき言った潜在的な偏見と他人によって作られた偏見)によって断られたが突出してしまった彼の感情はキスを求めようとしたり彼女の元へ訪れ苦労人であることを他人に対して告白する手紙を送る。 そんな時、彼女に黒影と赤い光を半々に与え。理性と感情(自分が彼に恋している自分に対する怒りと彼が姉妹等にしてきた仕打ちに対する怒り)を表現していてなんともいえなかった。 そして、最後の結ばれるキスの瞬間は白光があてられ、より純粋で純真な感情だけの時間が2人の間を流れていた。それで、自分は終わると思った。結局、苦労人である2人は理性に反することができず、彼女の父親に結婚の許諾をえる。結局は、彼らは感情を出し合える最高の相手を見つけることができたが結局は理性定期にしか生きることができない不器用で悲しい人間なのだと思った。 結局は、苦労人は苦労人でしかないのかと思ったがそれを分かち合い唯一感情を露呈させられる同じ苦労人と出会わなければ主人公の最初の頃の笑顔のようにとても苦しく切ない笑顔しかできないのだと痛感させられた。 映画全体の評価としては、音楽が美しく最高だが編集がいまいちでシーンの切り方が乱雑である。でも、1シーンごとに巧妙に実に美しく取られていて良かった。とにかく、人間は変わることはできないが出会うべき人に出会えば表面的には変わらないが幸せな人生を送れるのだと信じたいし、実社会がそうあって欲しいと思った。 【NAYU】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-01-28 23:20:54) |
13.《ネタバレ》 キーラちゃんはとても可愛かったのですが、ちょっと現代的すぎました。脚本も丹念によくまとめられていましたが、登場人物たちの造形、感情の機微があまりにさらっと描かれていて、原作ファンからするとちょっと食い足りない感じです。同じジェーン・オースティンものなら、「いつか晴れた日に(この邦題はいただけませんが)」に軍配をあげますね。ただイギリスの風景やお屋敷などが堪能でき、全体的にそつのない仕上がりで、最後もハッピーエンドですし、気持ちよく映画館から出ることができる作品でした。。 【HIDUKI】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-26 13:34:37) |
12.《ネタバレ》 キーラ・ナイトレイが美しい。好色な(?)ファミリーのいけいけどんどん攻勢におかしみがありますね。ダーシー氏がどのようにしてエリザベスに惚れたのか、詳しい理由が分からないのがちょっぴり残念だけど、放任主義のようで実はいちばんマトモなドナルド・サザーランド演じる父親が素敵。ダーシー、ちょっとは笑えよ! 【トト】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-26 00:43:12) |
11.上映中主役の二人のやりとりを見てニヤニヤしてしまいました。素直に好きと言えないはとってもわかる気がします。少し心が癒されました。 |