7.《ネタバレ》 クストリッツァ映画と言えば、ケダモノ・オッパイ・お尻ですが久しぶりに三つのお印がパワー全開です。初めて彼の映画を見た人には絶対理解できないクストリッツァ的記号(空を飛ぶ男、宙づり)も健在ですし、ヒッチコックの『めまい』を恥ずかしげもなくパクっているのも意味不明ですけど笑えます。 セルビアの山村で育った少年(どう見ても、12・3歳にしか見えないんですけど)が牛をつれて都会に嫁取りに行くと言うとても現代のお話しとは思えないなんですが、まあおとぎ話だと思えば楽しめるでしょう。思うに「嫁を買いに行く」というプロットってフェミニストは眼を釣り上げて怒りそうですが、クストリッツァは基本的にアンチ・フェミニズムの人なのでそんなこと気にするわけないですよ。それにしてもクストリッツァのヒロインを選ぶセンスには毎回感心させられます。 ミュージシャンとしても有名な息子のストリボールが大活躍するのも見どころです。そして“クストリッツァ映画のロバート・デ・ニーロ”ミキ・マノイロヴィッチが再び出演しているのがまた嬉しい。 コメディとしては『黒猫・白猫』より落ちるけど、ファンにはたまらない一編です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-20 23:09:30) |
6.《ネタバレ》 ほっこりとした登場人物達と、ほんわかな恋物語は面白かった。 特に主人公の少年に光るものを感じた。 ただ、あまりに濃い作風が多少の嫌悪を感じさせる。 笑いも下品なのは構わないんだが、濃過ぎて笑えない。 カップルで観るのは私個人としてはオススメしません。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-09-12 13:54:42) |
5.残念ながら殆ど笑えなかった。笑わせようとすればするほど逆効果で冷めた目で見てしまう感じ。大砲から放たれた男がずっと空を飛び続けてるって・・・ 困るな~これ。まだ可愛らしさが残る少年にキス以上の事を演じさせるのもどうかと思いました。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-08-23 18:16:17) |
4.《ネタバレ》 あ~、いいですね、このハッピーエンドっぷりが(笑)馬鹿馬鹿しいくらい都合のいいストーリーなのに、なんか変なところで伏線張ったりしてるのもいいですね。相変わらずの賑やかしいミュージックや、ユーモアたっぷりの動物達もいい味出してます。見終わった後に元気になれる、素晴らしい作品だと思いました。 |
3.こりゃー、ダメな人にはものすごく「嫌われる映画」だと思います。私的には好きなんですが。クストリッツァって人の頭の中はどーなっているのかなぁ、といつも不思議になります。シーンごとにはぶっ飛んでいて、一見、脈絡のない描写だったりシーンのつなぎ方だったりするわけですが、俯瞰するとメチャメチャ明晰なのです。この作品もそう。「はぁ?」という描写が多いんだけれども、腑に落ちるしすごくよく分かってしまう。これが、いっつもいっつも、毎作品、不思議で仕方がないのです。どういう脳みそがこういうものを作れるんだろうって。クストリッツァ作品の中では、『アリゾナ・ドリーム』の次くらいに見なくてもいいものに分類されるとは思うけれども、ある種、中毒気味の人はニンマリしてしまうんじゃないでしょうか。私もそのクチですが。相変わらずの音楽、動物、空中浮遊もお約束でございました。大好きな結婚式が、本作ではまんまテーマになっちゃいましたね、遂に。次は動物映画だったりして。それも面白そうだけど。クストリッツァさま、あたしゃ、これからもあなたに着いていくぞよ。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-18 17:56:47) |
★2.《ネタバレ》 クストリッツアさんのファンとしては、見逃せないとDVDを楽しみにしていました。
そして『黒猫・白猫』みたいに子供と見ようと思ったら、あらぁ(笑) いきなり○っ○い、どどーんですから! これは子供に見せられないなぁ(笑) あはは、まいったなと子供が寝てからDVD観ました。
大らかで可笑しくて、ちょっとハラハラさせられる。 バルカンミュージックに乗せられて、ラブストーリーもほんわか進んでいきます。 ○っ○いもそうですが、今回のネタはとっても下品(爆) 日本では、お上品な人だと怒っちゃいそうですね。 私の文化レベルは低いので、私にはぴったりのネタでした。
『アンダーグラウンド』等の深さはありませんが、軽いタッチでお下品でとても面白かったです♪ 【たんぽぽ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-11 20:19:23) |
1.《ネタバレ》 クストリッツァがとにかく暴走しまくっている「怪作」ですね。エネルギッシュで危険で猥雑なギャグの連発ぶりは「マカロニほうれん荘」のようであり、そこにかぶさるシュールな雰囲気はフェリーニのようであり、そこにクストリッツァ映画に欠かせないジプシーサウンドや動物たちが加わって、口があんぐりと開いてしまうようなカオスな世界が広がっていました。 正直言って評価は難しいです。万人にお勧めできる作品ではないですし、他のクストリッツァ作品に較べて「哀しみ」の要素が余り感じられなかったのもちょっと物足りなかったですね。 【TM】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-10-28 00:04:53) |