1.《ネタバレ》 個人的には映像表現が凄くいいなと思いました。
序盤から、ハッとさせられるようなセンスある
映像の蓄積に思わず魅せられましたね。
バブルの熱気があった時代の話だけど、
全体的なけだるさや雰囲気はむしろ現代的で、
付随音楽も今風な感じで、伊勢谷友介の
直球スタイルが伝わってきます。
それでどう話が進んでいくんだろうと思い見ていましたが、
動物愛護団体の人たちが出てくるシーンの演出は
あまりにあざといし、我々は鈍感だけどセイジは
あまりに多くのものを見すぎて~という台詞を
おじいちゃんが語る下りとか、凄く安直なんですよね。
伝えようとしてることとか、伝え方が凄く「若い」んです。
でもそれは良くも悪くもです。
終盤のシーンは確かに衝撃で、女の子の心を解き放つためには
あんな荒行事しなきゃならなかったのかと。
たぶん違和感を持つ人も多いかとは思うんですが、
これもまた若さ故の表現という感じがして、
個人的には伝わってくるものがありました。