121.ラストで一気に盛り上がり、「ここで終わればベスト!」ってとこで終わってくれた。とてもいいラストだった。決して善人ではない。だけど、渋くてカッコイイ。そこがまたいい! 【Syuhei】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-17 17:53:08) |
120.《ネタバレ》 「コイツは善人で、コイツは悪人だ!」というような単純な決めつけがないところが良い。保安官も、相棒も、切り裂き犯も、若いガンマンもみーんな微妙な設定にしてあるから作品に深みがある。特に主人公(イーストウッド)の描写は絶妙。いつも苦虫を噛みつぶしたような疲れた表情が何とも言えません。やっと人間味が芽生えてはきたものの、善行(人助け)を堂々とやるにはあまりにも歳をとりすぎているし、何よりも過去の悪行が悪行だけにいまさらオモテの世界には出られない・・・そんな苦悩を上手く表現していると思います。イーストウッドは少し影がある役の方が似合っている気がします。地味で暗い作品ですが、派手さだけでアカデミー賞を獲るような映画よりは断然良いです。 【長毛】さん [地上波(吹替)] 9点(2005-12-06 01:12:39) |
119.クリント・イーストウッドの映画でアカデミー賞がらみの分は相性が悪いようです。有名俳優満載ではありましたが、ぜんぜん面白くありませんでした。アカデミー賞だからといって面白いわけではないと悟った映画です。 【pokobun】さん [DVD(吹替)] 3点(2005-12-05 21:27:48) |
【午後のコーヒー】さん [DVD(吹替)] 5点(2005-11-26 09:08:18) |
117.「悪」。「暴力」。イーストウッドが一貫してきたテーマだと思う。彼の西部劇の集大成。感動した。 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-08 19:09:23) |
【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-07 23:13:38) |
115.しぶいってこの人にある為のような言葉ですな・・。 良い表情しますね。 |
114.ミスティック・リバーやミリオンダラー・ベイビーの無常観がもうこの頃から出てますね(イーストウッドの監督作品はこの3本しか見てないんですけど・・・)。この映画では、人づての話が真実とは違うふうになっていくのが印象的でした(作家の話や売春婦の話など)。この主人公も、冷酷非道な面ばかりが言い伝えられてしまうんだろうか。 【ゆうろう】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-08-29 14:02:15) |
113.現代社会の我々のモラル観で以ってこの映画の登場人物の行動や深層心理をあれこれ論じるのはナンセンスかもしれません。人間が人間を殺すことは道徳上最も非道であるという観念以上に、男としての義理を全うすることの方が重要な時代だったということなのでしょう。なので、単にこの映画は「イーストウッド、カッコいいぜ」という感想を抱ければ十分なんだと思います。…にしても、腕力は衰え、銃の腕はめっきり落ち、馬にもろくに乗れなくなった農家のジジイが、肝心の復讐シーンではよくやったもんだ。 |
112.主人公の過去の経歴も決して許されるものではなく、殺された保安官の行為も治安を守るためとは言え許されるものではなく、クソしているところを3発も撃ち込んで殺した青年の行為も許されるものではない、「許されざる者」だらけの登場人物。しかし、それら全てが奇妙に存在を肯定されているのが分かる。ミスティック・リバーもそうだったが、イーストウッドの作品は道徳的な視点や評価を超越したところにある。シンプルな物語が続いた後に、一瞬で終わりを告げるクライマックスはまるで黒澤明監督の「用心棒」や西部劇の「シェーン」のようだ。人殺しを非道な行為と否定する主人公の台詞はわざとらしいほど説教臭く説得力もないのだが、主人公自身も自分を「許されざる者」であるところを自覚していて、全然嫌味に聞こえないところがいい。麦畑や夕日の小屋など、コントラストを活かした映像も美しかったし、雨降るラストシーン、微かな光差す暗闇の彼方へ去ってゆく主人公の後ろ姿が印象的だった。 【six-coin】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-10 02:38:14) |
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111.誰にも共感できないと観ていて辛いものがある。西部劇などの雰囲気は好きなのでまぁこんなもので。 【miso】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-06-20 22:31:31) |
110.クリント・イースドウッド監督による西部劇の秀作。最近のやたらCGばかりにお金をかけた映画と違ってテンポもゆっくりですけど、そこが良いんです。元々西部劇が大好きな私としてはまた違ったタイプの新しい西部劇として楽しむことが出来ました。ただ、過去の西部劇の名作と比べるとどうしても落ちる気がするのと、最初は8点にしましたが、やっぱりクリント・イーストウッドはダーティハリーが一番と思い7点と変更致します。 【青観】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-29 07:48:13) |
109.最後の字幕でいまいちイーストウッドのキャラが掴めなくなった!! 【はりマン】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-09 00:06:34) |
108.人情的には肩入れしてしまうが、現代ではイーストウッドに正義は無い。むしろジーン・ハックマンの正義の方が正しい。ただ、正義は無く非道だったとはいえこのイーストウッドに憧れてしまうのは男の渇き。 【モチキチ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-02 03:17:31) (良:1票) |
107.これイーストウッド作品で私は一番良くできていると思います。泥に這いずり回ってるシーンなんて、しつこいくらいだった。そんなイーストウッドの努力が見えたので。でも彼にはコレが限度かなぁ。 【さら】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-01 10:50:28) |
106.僕の場合「ダーティハリー」もセルジオ・レオーネとイーストウッドが組んだマカロニウェスタンも観たことないので(というより、クリント・イーストウッドの映画を観るのはこれが初めてなので)、ひょっとすると見当違いの意見かもしれないけれど、この作品はイーストウッドが自らのキャリア、すなわち西部劇のヒーロー、あるいは強い男(つまりは強いアメリカ)というイメージ(幻想)と決着をつけようとした作品ではないか、と思えた。例えばそれは、イーストウッド演じる老いたガンマンが馬になかなか乗れなかったり、銃の腕が落ちていたり、という場面、あるいは伝説のアウトロー、イングリッシュ・ボブが保安官にメタメタにのされた上に、実は過去の伝説がでっちあげであったことを暴露されてしまう場面に顕著に表れている。或いは「人を殺める」という行為に関する描写もそうだ。作品の中で彼は何度も、人を撃ち殺すことが英雄的行為でも何でもなく、ただ人の一生を「無」に返すだけのことだ、と繰り返し説く。僕はこの映画を観ながら、ジョン・レノンのことをふと思い出した。彼はビートルズ解散後に発表した「ゴッド」で「僕はプレスリーもボブ・ディランもヒトラーも信じない。神も、そしてビートルズも信じない」と歌ってファンを驚かせた。彼はこの歌で自分の中のビートルズと決別し、「もうあの楽しい頃、みんなで無邪気に夢を見ていられた頃には戻れない」と宣言することで、新たな一歩を踏み出そうとした。きっとイーストウッドも同じような気持ちだったのだと思う。この「許されざる者」はそんなジョン・レノンのソロ作品の多くと同じく、とても野暮な作品(つまり「そんなこと、わざわざはっきり言わなくてもいいじゃんかよー」と言いたくなる感じ)だと思うけど、その分、作り手の誠実さを感じる。 【ぐるぐる】さん 8点(2005-01-20 19:52:20) (良:2票) |
105.何回も観たいとは思わないけど、傑作でしょうね。 【Waffe】さん 9点(2004-12-23 00:50:19) |
104.いやー良かった!!単純明快でしかもラストの爽快感!!今まで西部劇を敬遠していた自分が恥ずかしくなってしまった。 【ゆきむら】さん 9点(2004-12-12 13:59:07) |
103.ヒドイよイーストウッド。西部を愛してないの?こんなの西部劇ぢゃない。 【mimi】さん 5点(2004-11-02 20:15:46) (笑:1票) |
102.「地獄で待ってるぜ」。イーストウッドの眼光の鋭さ。一瞬で終わるクライマックスの途方もないカッコよさは比類ない。本当にこの映画は好き嫌い極端に分かれる。そういう映画は、たとえどんなに好きでも欠点は思いつくものなのだが、この映画の場合はどこに欠点があるのかわからない。 |