2.《ネタバレ》 はっきり言って、Queenのファン限定の映画かもしれませんが、彼らの音楽を愛する者として大満足の作品でした。
一番レビューの方と同じく、オープニングの本作オリジナルの"20th century FOX"からテンションがアガること確実です。
フレディと、3人。この構図は予想通りだったのですが、テイラー、メイ、ディーコンの3人の個性もバランス良く、とてもよく出ていたと思う。
表情、ステージ上での所作、楽器を構える姿、演奏する姿等、よくここまでQueenを研究したと思う。
4人とも、特に後期は本当によく似ていたし、見事に皆がメンバーそれぞれになりきっていました。
ラストのLIVE AID以外は、じっくりQUEENの音楽を聞かせるとい趣向ではないですが、そのLIVE AIDのステージを再現したラストは圧巻。
LIVE AID直前のバンドは解散寸前の状態にあったというのはよく知られた話ですが、そのいきさつも描かれています。
しかしLIVE AID直前にフレディからメンバーに語られた衝撃の告白。その内容は言うまでもないですが・・・。
そして様々な思いでウェンブリーのステージで躍動するフレディの姿を見つめる人々の思いも重なり、感動的なものとなっています。
4人の動きだけでなくクルーの動きに至るまでかなり忠実に再現されており、
ウェンブリーを埋め尽くしたファンと一体になった当日のステージの再現は見事でした。
控室でいよいよ自分たちの出番が次にやってきた。ステージから聞こえてくるのはダイアー・ストレイツの〝Sultans of Swing″。
こんな細かいこだわりに思わずニヤリとさせられました。
ステージで躍動するフレディを見つめるメンバーの表情もまた印象的。
家に帰ってから、LIVE AIDのDVDを見てみた。なるほどと思える雰囲気があった。何度も見たDVDですが、目に涙があふれたのは初めてだった。