7.《ネタバレ》 ★これは・・・ひょっとして「KILL BILL」みたいな映画が作りたかったんですかね。奇想天外な設定や奇天烈なキャラクターを配した無国籍アクション映画。★他の方に酷評されてるアクションシーンですが、いくつかハイブリッドな箇所(ガンVS日本刀、ボウガンなど)はなかなか面白かったですよ。あと義経がガンの射程ぎりぎり(なんですよね)から重盛を曲射で狙撃するシーンはしびれました。あんなことできるんかいな。★ストーリイは「荒野の用心棒」のパロディなんですね。そのほか、マカロニウェスタンへのオマージュ満載ということらしいですが・・・ただなんかごった煮感ばかりが目だってしまって、いまいちドラマやキャラが散漫なのが残念。★あるいはごった煮にせよ多少の理屈付けはして舞台に深みを持たせたほうがよかったかもしれません。せっかくインディアンっぽいヒトや一応普通のガンマンっぽいタランティーノもいるんだから。★ぼくは実は舞台は(ロケ地は日本だが)ホントのアメリカ西部で、(源平の末裔を含む)日本人移民が日本人村作って内部抗争してるクライマックスに、本国政府の軍隊が突然攻めてきて、なんて大どんでん返しを期待してしまったんだけど。そんなことしたらもっと収拾がつかないか(笑)。★基本は5点。で120分は長すぎるので-1、ラストのさぶちゃんの熱唱と、あとエンドロールが短くてよかったので+1、結局5点。 【wagasi】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-09-23 14:45:55) |
6.《ネタバレ》 最後の決闘の折は雪が降っていますが積雪量からしてこれは〝突然降ってきた〟のではなく〝ずっと降っていた〟ことになるでしょう。そんなところからも本作は理屈でどうのという作品ではなく〝とにかくやりたいことしました〟という感じです。最初は怪しい英語に眉をひそめましたが、慣れてくると無国籍や無時代、時代劇と西部劇の融合の奇妙な世界も違和感がなくなったので、しっかり構築されていると思います。ちゃぶ台返しや豆腐の角に頭ぶつけて~みたいなタラちゃんと桃井さんの回想劇は笑えますし、義経にせまる粘着質の弁慶や、清盛がシェイクスピア劇をしているシーンなども可笑しいです。それに棺桶の使い方も面白い。・・・ただしかし、いくつか気になる大きな問題があります。まず一つに・・主人公が全く魅力的に見えないこと。これはヒーローとして致命的なのですが他のキャラクターがあまりにも濃いためか存在感が皆無です。同じくキャラを掘り下げていない義経や弁天はクールですし、清盛は豪快な魅力に満ち、保安官は気になる存在なのですから別に人物造型が浅いせいではなく何かが大きく欠落している感じです。次に・・セクシーなシーンがあまり扇情的に感じられません。桃井さんの弁天の彫り物が背中に露になるシーンや立ちションするシーン、または木村さんが踊り挑発するシーン、屋根裏から情事を覗き見するシーンなどもっともっとエロチックでも良かったと思います。これも別に露出度が低いからではなく根本的な何かが欠けている気がします。最後に・・アクションシーンが魅力的でない。義経があさっての方向に発砲するのに清盛に命中するところなど良いのですが、あとは特に印象的な場面はありません。・・・このヒッチャカメッチャカの着想自体は面白いのですけどね。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-09-21 18:02:31) |
5.《ネタバレ》 気楽に楽しめる映画だと思って見に行ったらなんじゃこりゃ。心に残るものがほとんどありません。個人的には伊勢谷くんがよかったですが、窪塚くんでもいいのでは?という友達の弁もあり。それと小栗旬のヨメに木村佳乃はちょっと年上過ぎじゃないですか?次回作(クローズ)がらみのキャスティングなのかと勘繰りました。ストーリーのつまらなさ、死に行く女性への凌辱等々、色々な不満も最後の伊藤vs伊勢谷で解消されるかと思っていたら、伊藤くんの卑怯な一発で全て台無し。卑怯勝ちじゃん。絹ごし豆腐にキレるQさんに笑えたので1点。センスのよい衣装に2点です。 【稲荷寿司】さん [映画館(字幕)] 3点(2007-09-21 17:14:38) |
4.かっこいい奴が誰一人出てこない変な西部劇。キャラ的に掘り下げられているのは、何故か義経と保安官だけで、後はみんな上っ面だけのキャラだし、何故か最後は桃井かおりが主人公。第一、みんな乾いた地面やドロだらけの地面が似合わないったらありゃしない。顔が綺麗過ぎる。 【ガラガラ蛇】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-09-17 21:19:10) |
3.《ネタバレ》 B級映画の匂いぷんぷんの本作を批評するには、身銭を切ってこそと思い、映画館に足を運びました。全編英語、ノープロブレムです。和製西部劇、その心意気良しとしたいです。しかし、いかんせん話がつまりませんでした。前半は説明的で退屈だし、テンポがとにかく悪いです。ほかにも、伊藤英明のキャラが立っていない、桃井かおりが出張りすぎ、などなど、欠点が目立ちます。なお、本作を鑑賞する上で、「続・荒野の用心棒」をぜひ見ておいて欲しいと思います。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 3点(2007-09-16 17:32:59) |
★2.結論から言うと、ツマンねー。 モノ凄ェ期待してたのに、いや残念だったよ。 …で、3つほど、この映画のつまらなかった分部を記しておく。
1つはこの映画のある意味キモとなる「ガンアクション」だ。 言っちゃ悪ィけど、それが圧倒的につまらない。 例えるなら「カンフー映画でカンフーがつまらない」のだ。 強いて言うと最後のシーンだけが観れるモンになってたけどさ。 けどアレだって色ンな映画を観てたら何も突出してるワケじゃないのは判る。 断言できるが、デスペラードにしてみても、リベリオンにしてみても 話の大筋はともかく、ずっと見てたいと思わせるパワーがアクションシーンにある。 予算とか色ンな問題あるだろうけど、ココは俺ならアクション監督を立てた。 ハッキリ言うとカッコ良くないのよ、真似もしたくないのよ。 2つメは主人公の「伊藤英明」という役者。 まず言っておきたいけど伊藤英明は嫌いじゃない。 けど、非情なガンマンは似合わないだろ。 悪ィ言い方すると「何も考えてない体当たりな熱血」のイメージしかない。 ダークに偏るか、明るさと暗さを使い分けれるようなキャラ…何より、主人公像をもっと膨らませてくれよ。 セレクトした役者も、キャラ設定も底が浅すぎる。
最後に3つメなンだけど…「ストーリーのメリハリなど」…なンだが。 新しい「スキヤキ・ウエスタン」を作りたかったのは判った。 でも新しい世界を作ったまま、投げっ放しってのはどうだろう? 例えるとスターウォーズは設定だけ新しいんじゃなく、その世界で色ンな種族や生活の営みの息吹を感じさせた。 これは予算の問題じゃ無いぞ、と断言するけど。 映画という手法で100観せるとするなら、1.000の創りこみをしなきゃダメだ。 画面フレームの中だけ演技をするのはダメなように、観てる者は無駄の部分や、余剰の部分に独特の世界を感じる。 そンで、その無駄の分部に「トラベリング」を感じる。 言うなれば、その世界の住人になるが如く旅を楽しめるという事だ。 残念ながらこの映画に…その奥行きは無かった。 この映画でしか匂えない世界や、演出が観たかった…マジで悔しい。 折角のスキヤキ・ウエスタンで日本刀とガンの世界なのにさ。 【映画の奴隷】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-09-16 15:37:19) (良:2票) |
1.《ネタバレ》 日本映画なのに全編英語セリフってどんだけぇ~と少々不安もありましたが、普段字幕中心で見ているせいか違和感は感じませんでしたね。でも、英語圏の方が聞いたらどうなんでしょうかね?キル・ビルみたいになって逆に大笑いしちゃうとこなんでしょうか?気になります。言語もさることながら、時代、舞台、設定、登場人物にいたるまでまさにごった煮、無国籍映画です。“スキヤキ”とは上手いネーミングだ。「垂れの甘さは白菜からとるんだよ」などとスキヤキのうんちくを垂れるピリンゴことタランティーノのシーンは笑った。三池作品ということで、終盤に近づくにつれ何でもありになっちゃうかなぁと思ってましたが意外と普通。正直、大きな見せ場が無くてがっかり・・・。伝説とまで謳われた血塗れの弁天もあんな最期を遂げるとは拍子抜け。最期の一騎打ちには目を見張った。弾丸を刀で裂く描写にしびれました。凄すぎ! 【シネマブルク】さん [映画館(字幕)] 3点(2007-09-15 17:29:45) |