5.《ネタバレ》 19年の時を経て「アンブレイカブル」を完結に導く、シャマランらしい作品。コミックのスーパーヒーローは実在するのか、という1点のみに絞っていて少々中だるみもあるが、最後にはきっちり伏線を回収してくれる。オオサカビルでの対決を見たかった気もするが、敢えてそういった展開にもっていかずに、最近のヒーロー映画と一線を画すところが好感。イライジャとダンの絡みがもっと見たかった。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 5点(2019-02-12 17:03:01) |
★4.《ネタバレ》 途中まで激論!朝まで"ヒーローは存在するのか"というテーマ(謎)で進む為、まーた『アンブレイカブル』みたいに消化不良な展開になるのかなと心配したが、ちゃんとイライジャが言うところのコミックの典型的な展開も見せてくれるのでそこはとても満足。 ただそのままでは終わらないのはいかにもシャマラン的だった。 また、ちゃんと『アンブレイカブル』に出てきたダンの息子の子役がそのまま大きくなって続投していた事が嬉しかったし、『スプリット』で主役の少女もちゃんと出てきて良い。前2作を観ている者にとっては集大成的なお祭り映画であった。
個人的に一番ツボだったのは、『スプリット』であれだけ思わせ振りだった"ビースト"にいつでも狙ってなれる所。上半身裸になって「ふんっ、はぁぁ~、はあうあっ!」って叫ぶだけでなれちゃうんだからねぇ。なんか笑ってしまった。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-23 14:54:30) (良:1票) |
3.アンブレイカブルとスプリットを観てることが前提の映画。 アメコミヒーロー物に慣れた人には特に面白いかも。 ただマーベルみたいなノリを期待すると点数が下がるかも。 【とま】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-20 20:25:20) |
2.今年最初の映画。最近シャマランには期待を裏切られ続けてるんで不安は大きかったが、これが意外なくらい面白かった。シャマランが過去3作全て自腹で映画を作り続けていると言うニュースを前日見て、シャマランを見る目が菩薩と化していたのかもしれないが。何よりもストーリーの骨格がしっかりしており意外な展開もある。昔のシャマランが戻って来た気がした。私は今年の1作目に本作を選んで良かったと思った。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-19 14:31:44) |
1.《ネタバレ》 「スーパーヒーローは実在するか?」という『アンブレイカブル』とヴィランの誕生を描いた『スプリット』のその後の世界を描いた作品で、その特殊能力を持つ三人の男を集め「自分の能力だと思っているモノは全て妄想にすぎない」と否定し証明しようとするオババ精神科医のお話。実はそのオババは常人を超えた力を持つ者の登場で人々や社会が変化してしまう事を恐れ「均衡を保つため」などと称し全米各地(?)を善も悪も処分して回っている謎の集団の一員で、三人は今回のターゲットだった、という内容。 この組織はバックには何がついているんだろう?と思えるくらい公権力にも食い込んでいましたが実態がよくわかりませんでしたね。ただ単に世の中のバランスを保つ役回りを演じている気になっている狂信者集団っぽくもありました。三人が収容された精神病院も半端ないレベルのザル警備で、それはわざと隙だらけにし脱走させ彼らを合理的に処分するため?と思ったらそうでもないし、ドヤ顔で論破するオババ精神科医も有能に見えないしラスト辺りの展開が活きてない気がしたな。ダンとケビンが遭遇し激突するまでは良かったんですが、落下後になぜか大量警察官に取り囲まれた時点で「これはヤバいかな」と思った通りになっちゃった気がします。『13日の金曜日ジェイソンの命日』の冒頭を思い起こさせる萎える場面でした。 あと、自警団扱いとはいえ世のため人のため活動してきたダンがワケのわからない集団の一味に窪んだ道路だか蓋の取れたマンホールだかの水たまりに何度も顔を浸けられて溺死ってのはないな。あんなの水が弱点じゃなくても死ぬでしょうし、昨今流行のアメコミヒーロー映画へのアンチテーゼのつもりな展開やオチありきにしろダンに救いがなさすぎて『アンブレイカブル』が台無しになりましたね。 まあ、その変な集団の存在理由を読みさらにその上をいったからこの『GLASS(ミスター・ガラス)』というタイトルだし、あの最後で各地にいると思われるヒーローとヴィランが本格化し混沌とした世界の始まりになるんだろうな。結論としては触れちゃイケない奴らに触れたアホな集団でした。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 4点(2019-01-18 23:11:38) (良:1票) |