34.《ネタバレ》 えっ?なぜギリシャ??と観てゆくと、召集されたのは山登りのプロ(苦笑)
最近気になって選んでいるグレゴリー・ベックが主役なのですが、
山登りのプロというより営業マンのようないでたち(そのギャップが狙いかも)
キース・マロリーという役名を他の映画の中でも聞いた覚えがあるのです。
いやぁ、今回も難しい役ですがこの人の役は善悪関係なく実直ですね。
ところがさらに食わせ物がたくさんいてて役者の演技を見るのも楽しいです。
あ、こりゃあうまいわと特に感心したのが、ミラー伍長役のデヴィッド・ニーヴン。
後半からの変わりようが本当にうまいです。とても自然です。
変わるきっかけ(ここら心理サスペンスで面白い)の原因が、
アンソニー・クエイルのケガなのですが・・
この人は「アラビアのロレンス」でロレンスの上司役(いい人)なのですぐわかる。
そして同じく同作品に出ていたかなり濃いアウダ・アブダイ役(盗賊)をやっていた、
アンソニー・クインは私はわかるのにちょっと時間がかかったなぁ(苦笑)
ロレンスでは付け鼻の特殊メイクでしたのと、藤田まこと似なんですよ~(いやほんと)
役者は揃っているし人間関係もきっちり描かれているし、
戦争映画なのにスパイ映画であり(彼らの任務はスパイそのもの)
娯楽冒険ものとして観ても満足できますよ。
インディジョーンズシリーズが大好きなのですが、
私はスピルバーグのあるアイディアに感心し真似をして8mm撮影で、
自作冒険映画を撮っていたものです。
それはインディが旅する映像に飛行機の地図上の線を重ねる手法。
これがえらく気に入ってて透明の下敷きにマジックで線を引いて、
重ねて編集して遊んでいました。
まさかこの映画でそのネタが出てくるとは!
映像に地図を重ねるアイディアはこちらが先だったんだ(なんか嬉しい)
こういう発見があるから昔の映画を観るのですよ。
昔の映画を観てる人はその逆なのでしょうね。
この方法はたぶん他の映画でも使われているかもしれないですね。
いやぁ今度は久々にインディジョーンズが観たくなった。
「将軍たちの夜」という戦争映画がほしくてボックスを買った中に、
この作品の続編でハリソン・フォード主演の「ナバロンの嵐」がありました。
続編とわかりまた観てみようかなと・・