ALWAYS 三丁目の夕日のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ALWAYS 三丁目の夕日

[オールウェイズサンチョウメノユウヒ]
Always - Sunset on Third Street
2005年上映時間:133分
平均点:7.16 / 10(Review 299人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-11-05)
ドラマコメディシリーズものファミリー漫画の映画化
新規登録(2005-07-08)【ヴァッハ】さん
タイトル情報更新(2023-05-23)【イニシャルK】さん
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監督山崎貴
助監督川村直紀
演出谷垣健治(スタント・コディネーター)
キャスト吉岡秀隆(男優)茶川竜之介
小雪(女優)石崎ヒロミ
須賀健太(男優)古行淳之介
堤真一(男優)鈴木則文
薬師丸ひろ子(女優)鈴木トモエ
小清水一揮(男優)鈴木一平
堀北真希(女優)星野六子
もたいまさこ(女優)大田キン
三浦友和(男優)宅間史郎(特別出演)
マギー(男優)(男優)精肉店・丸山
温水洋一(男優)自転車屋・吉田
松尾貴史(男優)不動産屋
木村祐一(男優)電気屋
ピエール瀧(男優)氷屋
神戸浩(男優)郵便配達
麻木久仁子(女優)宅間の妻
奥貫薫(女優)古行和子
石丸謙二郎(男優)静夫
小日向文世(男優)川渕康成
小木茂光(男優)秘書・佐竹
益岡徹(男優)劇場支配人
飯田基祐(男優)中島巡査
羽鳥慎一(男優)通行人
村松利史(男優)薬屋
島津健太郎(男優)
おかやまはじめ(男優)
鈴木浩介〔俳優〕(男優)
原作西岸良平『三丁目の夕日』(小学館ビッグコミックオリジナル連載)
脚本古沢良太
山崎貴
音楽佐藤直紀
作詞サトウ・ハチロー「青空晴れた空」
作曲服部良一「青空晴れた空」
服部正「やん坊、にん坊、とん坊」
主題歌D-51「ALWAYS」
挿入曲楠トシエ「青空晴れた空」
里見京子「やん坊、にん坊、とん坊」
横山道代「やん坊、にん坊、とん坊」
黒柳徹子「やん坊、にん坊、とん坊」
撮影柴崎幸三
製作亀井修
島谷能成
島本雄二
西垣慎一郎
島村達雄
日本テレビ(「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会)
ROBOT(「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会)
小学館(「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会)
東宝(「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会)
電通(「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会)
白組(「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会)
IMAGICA(「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会)
市川南〔製作〕(「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会)
川原章三(「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会)
読売テレビ(「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会)
読売新聞社(「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会)
企画ROBOT
プロデューサー阿部秀司〔製作〕(エグゼクティブプロデューサー)
奥田誠治(エグゼクティブプロデューサー)
堀部徹(Co.プロデューサー)
久保雅一(共同プロデューサー)
制作ROBOT(制作プロダクション)
配給東宝
特撮山崎貴(VFX)
渋谷紀世子(VFXディレクター)
白組(VFXプロダクション)
美術上條安里
龍田哲児(装飾)
編集宮島竜治
録音鶴巻仁
柴崎憲治(音響効果)
照明水野研一
あらすじ
昭和33年。3丁目の町工場・鈴木オートさん家は大忙し。注文したテレビが来るの来ないのと騒いでるうちに、新卒採用のロクちゃんが来て突然家族が増えた模様。お向かいの駄菓子屋・茶川さんはセッセと文学書いても新人賞落ちまくり。今日も子供雑誌に連載小説を書きなぐって糊口をしのぐのヨ。一方、小料理屋の女将・ヒロミ姐さんは昔の仕事のよしみからヤバイモノを預かっちゃったみたいで、何やら困っちゃってます…。日本アカデミー賞総ナメ。VFXでリアルに「再現」された、決して存在しない「あの日の思い出」。
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19.《ネタバレ》  団塊の世代をターゲットにしたビジネスが取りざたされている昨今、え、これもなの?と言うのが最初の印象。にしても、団塊の世代の感性をなめてるんじゃないの?というのが次の感想。結局ラストシーンにやっと出てくる夕日は、「3丁目」で見てないじゃないか、というのが最後の不満。いや、最後の不満は、恥ずかしながら、泣きに行ったのに泣けなかった、というのが正直なところ。ロボット(CG)だらけの上野駅じゃ感情移入もできないよ。でも、子役はよかったです。
karikさん [映画館(字幕)] 5点(2005-11-18 23:50:28)
18.《ネタバレ》 いや~実に良かったです~♪
よく作りこんであって、分かりやすいストーリーで、安心してお話しに浸れる。
こういう娯楽作品を日本映画で観られるのは、嬉しいことです。
前からCGは話題でしたが、それ以上にセットや小物や玩具に至るまでリアリティを追求した姿勢に好感が持てました。
当時を再現しようと頑張ってくださったスタッフに感謝です。
オープニングのオート三輪からレトロな匂いが散りばめられ、すぐにこの作品に入り込めました。

皆さんのレビューに私も同感です。
そして付け足せば、この作品で私のお気に入りは少年たちのリアルさと衣装の汚さ(笑)
いきなりアッカンベーで逃げるとこなんぞ、実に悪ガキ!
我が家もこのぐらいの少年がガヤガヤ来る家なので、少年の世界、例えばいたずら好きでわんぱくなところとか、友情に厚いとか、きたなくても平気なところとか。
昭和のお話しなのでけれど、ウチにくる子供たちのお話のように思えて、感情移入して見入ってしまいました。

それから衣装ですが最近の映画、貧乏だとかいう設定でも新品の服を着ていてがっかり・・のものが多かったです。
この作品はセーターの毛玉が実に良い。
主人公茶川さんのうっとおしい髪型と毛玉だらけのセーターで、今までの衣装サンへの不満が解消しました。
子供のランニングの汚れぐあいも良かった。

原作がお好きな方はどうか分かりませんが、「リターナー」が気に入って観た私には実に満足する作品でした。
前向きで目がキラキラしていて、それでいて我慢のあるお話しは大好きです。

パンフレットについて一言。
小松崎茂さんのイラスト(CGよりこっちが良いわぁ)も載ってますし、東京タワーの出来た当時?の説明書も楽しい。
特撮の作り方の解説も興味ある分野なので、為になるパンフレットでありました。
「冒険少年ブック」欲しいです。
おまけ付きだし・・・
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-18 22:12:18)(良:1票)
17.短けえよ。あっけなく終わっちまった。いやな予感はしてたんだよ。この監督のリターナーとかいう映画。ついにハリウッド映画に追いついたって言ってたけど、人真似以外何者でもなかった。タイトルクレジットに出てくる日本テレビとか電通とかのマスコミの協賛。マーケティングが絡んだ打算が透ける。ちょっと斜に構えて観た。しかし、まんまとひっかかった。真っ赤になった目を隠す暇もなくみっともない姿を家族にさらす。悔しいが、もっと浸っていたかったというのが正直な気持ちだ。
あまりにも古典的な泣きの演出だが、これでもかの押しの一手で見事陥落。考えるに人真似と王道は紙一重。前作では一歩も二歩も及ばなかったが、今回は壁を乗り越え王道を行く。40代以上なら必ず落ちる、という時代設定もだが、確実に若き吉永小百合をイメージして選んだと思われる六ちゃんをはじめ、脇を固める俳優人に隙がない。渥美清亡き後、もしくは「北の国から」終了後、ぽっかり空いた中高年の心の穴をジャストで埋めてきた。これはもう、企画の勝利というやつだ。
「死霊のはらわた」以来、久々にわざと劇場の画面からしばらく視線を外す。不覚にも嗚咽が漏れそうになったからである。あくまで吉岡君の声の周波数のせいであると自分に言い訳してみる。何だか「泣かされた」感が拭えず、手放しにこの監督の次回作に期待するという気持ちにはなれない。しかし、特に50歳以上の方、涙腺を止めておくのはダムの決壊後の濁流を受け止めるに等しい行いですぜ。
正義と微笑さん [映画館(吹替)] 9点(2005-11-15 22:14:17)
16. いやー、いい映画。庶民の人情と優しさと笑顔が山盛りに詰まってます。
CGも違和感無く使われており、セットの町並みの出来も見事。
あと、「長すぎっ!」と思うシーンが全く無いように感じました。
かといってテンポが速すぎるわけでもなくて…まさに絶妙な間ですね。
昭和30年代…全く縁もゆかりも無い時代ですが、
この時代の空気や雰囲気を十分に味わえました。
俳優陣も適材適所。特に堤真一、薬師丸ひろ子の演技は素晴らしかったです。
ふくちゃんさん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-15 21:59:46)
15.すごくいい!文部科学省が推薦しないなら私が推薦いたします。役者さんが生き生きしてたよ。特に子役が素晴らしかった!古き良き「昭和」を描いたこの作品が、「平成」の名シリーズになってくれないかと願う次第です。
tonaoさん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-14 18:47:19)
14.◆1958年の人情味があふれんばかりに表現されていて、風情をものすごく感じる作品でした。CGを多用しているにもかかわらず、それを気付かせないほどに馴染んでいて、バッチリ世界観が確立していました。素晴らしい!
◆肝心のストーリーのほうですが、これもまたほほえましくて泣けるんです。最近の邦画は、観客を泣かせるためによく人を死なせますが、この映画は誰一人死にません、しかし泣ける。前者が「悲しくて泣く」ならば、後者は「嬉しくて泣く」といった感じでしょうか。その泣かせる原因というのは、絶妙なキャスティング、ノスタルジックな世界観、心の琴線に触れる音楽、原作の良さ、等の要素が総合されて生まれたものです。
◆ただし、これは確実に泣くしかないだろ!というようなずるい演出もあったりするので、「泣けるからいい映画」と手放しに評価はできません。というか吉岡君とあの音楽の融合は本当に卑怯です。悪意すら感じます。
◆とはいえ、やはり人間っていいなと、『日本昔話』のエンディングのように思ってしまうほど人の温かさにあふれた作品です。みなさんも是非、この殺伐とした世の中を1958年の世界から眺めてみてください。きっと誰かに優しさを分けてあげたくなります。そんな温かさをくれたこの映画に、そして映画館で初めてむせび泣いたにもかかわらず、建前上、涙をエンドロールまでにきちんとまとめてきた、僕のコントロール技術の高さに7点を献上したいと思います。
もりたろうさん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-13 21:35:15)
13.《ネタバレ》 古き良き時代という言い方はいやですが、今にない何かが上手く表現されていると思いました。それぞれのストーリーをもう少し掘り下げてほしい部分はあったかな。
心が温かくなる映画でした。お薦めです。
ねこかもめさん [映画館(吹替)] 8点(2005-11-13 14:20:36)
12.当方、現役大学生です。ちょうど親の世代がこの映画の舞台の主役になるのでしょうか。そんな現代っ子がこの映画を観た感想をひとつ、ふたつ。

なんせ自分にとって、この映画の舞台はテレビや映画でしか観たことのない世界ですから、「感情移入」という点では圧倒的に不利だと思います。だからと言ってまったく何の感慨もないかというと、そういうわけでもない。しかしリアルでもない。いたるところに違和感がありました。それは、序盤から中盤にかけてのテンポの悪さや、周りは笑っているけれども自分にはそれほどパシっとこない笑い、これみよがしに見せ付けられる「ほらこの時代は良かったでしょ?」というあざといメッセージ、はたまたその後の展開がバレバレな伏線など、おそらくこの映画がターゲットとしている層との感覚やセンスの違いからくるものだと思われます。そういう意味では、ターゲットの方々はきちんとハマれるような仕上がりなんでしょうか。

そして後半に泣かせどころがあるわけですが、これはまぁ気を許せば泣けるには泣ける。ただし、それは決して感慨深いものではなく、どんなモノでも食べればうんこと小便になるのと同じような、「こうされたらこうなるやろう」っていう必然的な泣きだったような気がします。生理的というか原理的というか。あとには残らない塩分の薄い涙が流れます。おまけに「さぁ小便しろ!うんこしろ!」と強いられてるようで、ちょっと素直にはなれませんでした。

勘違いしてもらいたくないのは、決して悪い映画ではない、ということです。ただし、観せたい人を選んでしまう(自分のような人種や外国人には不向き)という点を考慮して、この点数をつけさせていただきます。ちゃんとターゲットがはまれば、7点くらいあげてもいいかも。「涙を流させるという行為」をうまく商品化した典型例のようないい作品だと思いますよ。というわけで、6点。できれば予告編は観ずに劇場に足を運んでください。DVDが発売されて、この高すぎる平均点が落ち着くことを祈っています。

【追記】あの子役の彼はサンタクロースのことをどう思ってるんでしょうか。俺は小学校の5年生のときまで信じてたんですが。俳優やってると、いろいろ大変ですね。
708さん [映画館(吹替)] 6点(2005-11-12 23:51:18)(良:3票)
11.面白かったです。 個人的には堤真一&薬師丸ひろ子が面白かったなぁ~。
私はてっきり彼らが主役たと思っていたのですが、一緒に行った友人に聞いてみたら
「えーーーー 主役は吉岡君でしょーーー」(彼女は生粋の純ファンなのです)と言われ
えーーーそうだったのか・・・と。
友人曰く「結構、うるうるってきたよねぇ~」
!!!え!そう?私は大爆笑だったんだが・・・。
そう言えば・・・友人は途中で何度か鼻をグシグシやっていたような?
私ってば「あら?風邪引いたの?」なーんて思っていました。
そうかぁ~ そう言えば・・・あちこちでそんな雰囲気だったような気がします。
・・・ってことは、私・・・またやったのね(笑)
「セカチュー」「消しゴム」に続く第三段!「夕日」でも泣けませんでした。
あーー 汚れちまったおばちゃんは・・・・。
映画やドラマを見て泣く・・・最近・・・ないなぁ~。
また言われちゃいました「お前には血も涙もないのか?」って。
・・・ないのかも・・・。
あずきさん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-12 21:12:42)
10.素晴らしい。ここ最近の日本映画は雰囲気を味わう作品が増えてきているが、この作品は究極の雰囲気映画だろう。世界レベルで渡り合える作品ではなく、日本人だけが理解できるであろう独特の雰囲気だ。その雰囲気を描き出すために4億円をかけて作られたというセットは、昭和30年代に観客みんながタイムスリップしているかのようだった。無論、僕はこの時代に生きた人間ではないが、自分にとっても懐かしいような感じがしたし、毎日に感動があるこの時代に生きた人々を羨ましくさえ思った。ストーリーも大変シンプルだが、それが、むしろ作品の雰囲気と合致していてとても良かった。家族愛、友情、近所付き合い、子供の冒険心などなど・・・。この雰囲気が、街を綺麗に包み込む夕日が、いつまでも味わえる世の中にしていけるといいなと思った。
こばやんさん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-09 22:08:12)(良:1票)
9.汚ったねぇ街並ではあるが、人々の力が満ち満ちていたように感じた。たしかに出来過ぎなエピソードの羅列であり作られた感はヒシヒシとする。しかしノスタルジーだけって訳では決してない何かがこの映画にはあるように思う。そこが何かと聞かれても分からない。ただ、そう思う気持ちになれる映画は希少である。配給会社の回し者になるのはシャクではあるが、昭和40年代中盤以前に生まれた人は見る価値有りだ。この映画はここ5年の邦画のNo.1と思わざるを得ない。
クルイベルさん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-09 09:42:56)
8.レビューを見た、あなた!!
この映画はお勧めです。見てください。私はおすぎみたいにお金貰ってないので信じてください。
昭和50年代生まれの男でも、三回大泣きです、もちろん笑いもありです。
この時代がわからない方にもお勧めです。
どこが良かったかは、見てからのお楽しみです。
シネマパラダイスさん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-09 05:25:43)
7.《ネタバレ》 地方都市の電気屋のせがれとして昭和32年に生まれた僕としては、これはもはや映画として評価することはムリで、すでに他界した父や軽度の認知症に悩む母の昔の姿や自分の子供時代(さらに自分の子供たちの心)がスクリーンに二重写しになって仕方なく、どっぷりとノスタルジーに浸かって、他の映画ならふんっとあざ笑ってしまうだろう感傷エピソードにも、いとも容易く撃沈し、ダラダラ涙してしまいました。建造中の東京タワーの視覚イメージには圧倒されました。堀北真希は若い頃の吉永小百合に似ていましたね。このままずっとこの映画世界に浸っていたい(苦笑)。そのような甘えた気持ちを、クレヨンしんちゃんの「オトナ帝国」では、最後に打ち砕いてくれましたが、この映画ではどうなのだろう。でも10点つけてしまいたいのだ。
解放軍2003さん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-09 00:46:13)(良:1票)
6. ワケありの人間たちの人情話が展開していきますがどうも平板。それは曇天が多く光の少ない絵から来る印象かもしれません。家屋内の光の陰影も乏しい。感傷的な音楽の連なりも、感情移入を逆に拒むようでまいったな~。ラストの夕日も、肝心の吉岡秀隆と少年にはあまり差し込まず、自動車工場一家には全く当てられていない。もたいまさこに強烈な夕日を当ててどうするのだ・・・。夕日に少年の万年筆がきらめくとか、夕日に左手をゆっくりとかざして見つめる小雪などのシーンがあればな~。VFXに力が入るのは分かりますが・・・といった感じの作品でした。
彦馬さん [映画館(字幕)] 4点(2005-11-08 17:04:35)(良:2票)
5.原作未見です。あまり期待してなかったのですが8回泣きました。ツボにはまりまくりです。いい映画です。
まにさん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-08 05:00:52)
4.《ネタバレ》 予告編で東京にやって来た六子が工事中の東京タワーを車の中から見上げるシーンがあり、それだけでこの映画は絶対見なくちゃだめなんだと、何かに憑かれるように劇場に足を運びました。邦画を初日に見るなんて行為はここ何十年の中でもなかったことでした。そして見終った後、予告編で決意したことは少しも間違っていませんでした。昭和という言葉自体に、既にノスタルジーを感じてしまいますが、それは物であったり、風景であったり、また世相を表す文化や風俗に対して抱いてきたこと。この映画を見る限り、それらはあくまでも視覚の手段に過ぎず、それらのものよりも人間自身、その時代を生きている人々全てに何か暖かい、優しい昭和を猛烈に感じます。緻密に再現されたセットとCGの中で、実に生き生きと役者さん達が演じている様が、演技を通り越して、まるで古いアルバムの中でしゃべっているようなそんな錯覚を覚えました。東京生まれではないし、33年に生きていた訳でもありません。しかし、懐かしい、ホントに懐かしい時間を、この映画はもたらしてくれます。日本人が日本人であった頃、面白い事や悲しいことがみんなの共有物であった頃、そして何よりも人が確かに見えない何かでつながっていたことが、よく描かれています。ラストに人々が見つめる夕日のなんと美しいこと。あの頃の人々と比べて、今の自分、今の人達はどう変わったんだろう。あの頃に思い描いていた未来とは少し違っているかも知れません。でも、この映画を作った人達、そしてこの映画に感動した人達には昭和の、あの夕日町三丁目の人々の思いはちゃんと伝わっているんだと思います。映画が終っても席を立てずに、ただただ、涙していました。また、愛すべき映画がひとつ増えました。なんだかありがとうと言いたくなる素晴らしい映画でした。
映画小僧さん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-07 10:32:46)(良:3票)
3.久々にエンドロールまで席に座っていた映画でした。柄にも無く涙で目と鼻が真っ赤のまま退席なんかとてもできませんでした。あの時代を再現している特殊処理も素晴らしかった。メイキングを観てみたい!!ここ何年かの邦画の中のマイベストワンでした。
aloha3956さん [映画館(吹替)] 10点(2005-11-06 16:43:00)
2.《ネタバレ》 良かった 西岸さんの漫画とはちょっと違う雰囲気だと思ったが、後味の良い温かい作品だった。貧しいことが不幸じゃないんだって言ってる様だった。役者さんたちの持ち味を素直に生かしてるようで無理なく安心してみられた。三浦友さんのエピソードの所が軽くなりそうな全体を程良く重くしてて、引き締めていたと思う。ただ、子供の服のツギアテに仕込んだお金はちょっと不自然に思えた。
こみちさん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-05 23:41:55)
1.“戦争”という痛みと悲しみの時代を生きた人々は、戦争を終え、心に夢や希望を抱いていた。現代のように便利な物は何も無いけど、その分、心にはいつだって優しさや温もりがあった。東京タワーの足元に広がる小さな街の隅っこでは、そこに暮らす全ての人々が家族のように身を寄せ合って、助け合って生きていた。幸せや喜びを共有し、日々の暮らしの中に何気なく転がるそれらを、いつも笑顔で噛み締め合っていた。何も無いからこそ人々は前向きに生き、瞳をキラキラさせ、助け合っていた。この映画の中の時代は、本当にそんな時代だった。タバコ屋のおばちゃんも家族を失ったアクマ(タクマ)先生も、いつもタバコ屋のおばちゃんにこけさせられていた何屋かわからないおじさんも、みんな輝いていた。この頃の日本は、きっと世界一輝いていたのだろう。みんな一生懸命生活が豊かになるように努力して、東京タワーやテレビや車を作っていた。だけど、人々はたくさんの物を豊かにしていく中で、いくつもの物や人の心を見落とし、捨て去ってしまった。ゴミ捨て場に置かれたドアの開いた冷蔵庫。氷を使って冷やした冷蔵庫。そして必要のなくなった氷と氷屋のおじさん。今に至るまでに日本は、そして世界はどれだけの心を見落とし、そして捨ててきたのだろう。物が豊かになればなるほど、なくしてしまう心の豊かさ。あの頃は世界一だった東京タワーは、今は世界で何番目なのだろう。誰も気にしない。意味の無いことなのだろうか。あの頃と変わらない高さで、変わり行く時代に取り残された東京タワー。時代の流れや文化の変化は誰にも止められないけど、なくしてはいけないという心さえあれば消えはしない。それが思いやりの心や感謝の心、そして愛するという心。エンディングでも流れていたけど愛は変わらないのだ。そして変えてはいけないのだ。この映画には今の日本には無いものがたくさんある。たくさんあり過ぎてここでは伝えきれない。やっぱり本当に大切なのは心の豊かさなんだ。この映画は心を温もりと優しさで一杯にしてくれる。止めどなく流れる涙の暖かさがそれを教えてくれた。夕日は明日も明後日も50年後も、きっと空と街を今日と変わらずオレンジ色に染めてくれるだろう。僕もいつまでも、いつも変わらない夕日のように輝いていたい。
ボビーさん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-05 19:16:54)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 299人
平均点数 7.16点
051.67%
141.34%
251.67%
3144.68%
4134.35%
5124.01%
63210.70%
75016.72%
87625.42%
95819.40%
103010.03%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review40人
2 ストーリー評価 7.29点 Review55人
3 鑑賞後の後味 8.01点 Review56人
4 音楽評価 6.97点 Review49人
5 感泣評価 7.47点 Review57人
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