4.映画館まで観に行った作品。
映画館で観てよかった。
“洲 パラダイス 崎”と架かったアーチが何とも印象的な作品だ。
あのアーチを観ただけで、心が躍ってしまった。
勝鬨橋や都電、そしてこのアーチなどが鮮烈に映像に焼きついており、それだけでも貴重極まりない本作。
本作『洲崎パラダイス 赤信号』は、成瀬巳喜男監督の代表作『浮雲』を思わせる“男女の一筋縄ではいかない後腐れな関係”を首尾よく描いている。
さすが川島雄三監督の代表作の一つと呼ばれるだけあって、独特の余韻を残す紛れもない傑作だった。
それにしても、蕎麦屋のお姉ちゃんを演じていた芦川いづみだが、めちゃくちゃキュートだった!
夫である藤竜也がニクイ!!
最初は7点をつけようと思ったが、あまりに脳裏に焼きつく映像の数々に、1点プラスの8点を献上したい。