1.《ネタバレ》 ここ最近、芦川いづみ目的に川島雄三監督作品以外での芦川いづみばかり観ている。勿論、そうなると自然に石原裕次郎を観る機会も増える。そんな二人の作品、最近見たこの二人の映画ではこれが面白さという意味では一番面白かった。新聞社で働く石原裕次郎演じる一人の青年とそんな石原裕次郎と共に行動する芦川いづみ、更にはバーで働く一人の女との駆け引き、男と女との壮絶な戦い、石原裕次郎が撮った写真をめぐり、やくざまで出てきて(巻き込んで)の何ともハチャメチャな展開と言葉の応酬が面白い。石原裕次郎と芦川いづみの喧嘩ばかりしてはいてもそんな喧嘩がどこか楽しくて良い。二人の上司が君はどんな子が好きなのか?常に眼鏡をかけていて、いつも不機嫌そうな芦川いづみとエリザベス・テイラーとを比較するという何とも比べにくいなあ!エリサベス・テイラーも良いけど、私は断然、芦川いづみです。そうだなあ?芦川いづみをハリウッド女優に例えるならどちらかというオードーリー・ヘプバーンかナタリー・ウッドだと私は勝手にそう思っている。とにかくこんな不機嫌そうな芦川いづみでもやはり可愛くてたまらん。