61.《ネタバレ》 原作未読。いい意味で裏切られました。黒幕は誰か?は関係ないと。それなりのキャストがいたので・・・ さりげない伏線の回収がうまく、グッときた場面も。キャラクターや青春シーンも魅力的だった。 【ラグ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-10 01:08:45) |
60.前半ワクワクさせておいて、後半でそれを完全に裏切る展開に唖然。 事件の真相は明らかにならないし、これじゃ単なる泣き寝入りとしか思えない。 しかも、青柳は危険を顧みずカズを助けに行ったのに殺された森田のことにはあまり触れようとしないという温度差にも違和感を感じる。 正直言って首相が殺されたことなんかより、友だちが殺されたことの方が大事件だと思うんですけど、どうなんでしょうね。 本来なら青柳が爆破されて一件落着のはずだったのに森田が身代わりになって助けてくれたんだし、森田の家族がその後どうしてるかとか気にならないのだろうか? せっかくいい役者を揃えてるのに勿体無い作品でした。 かなり後味が悪いです。 あと、どうでもいいことだけど、整形して貫地谷しほりじゃ悲し過ぎる。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-05-30 15:47:36) (良:1票) |
59.なんか消化不良だ、このエンディング。もうちょっと、気持ちよく終わらせて欲しかった。途中まではドキドキさせられ、どうやって決着付けるのだろうと楽しみにしていたのに、だんだん『あれ?このまま終わるの??』って思ったら、本当にそのままになっちゃった。120分の日本映画で、時間が気にならなかった珍しい作品なのに惜しいなぁ。 【はりねずみ】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-05-21 12:26:16) (良:1票) |
58.《ネタバレ》 たいへんよくできました。ちょっとなめていたけど、かなり面白かった。原作があるから当たり前だけど、ストーリーが破綻せずに完結している。ちょっと昭和チックな演出もあり。伏線がバンバン引かれていて、それをちゃんと回収。立派。竹内のキャラであり持ち味のさばけた女性の演技は巧い。見直した。濱田も好演。これもキャラをフルに活かしている。 【タッチッチ】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-04-18 14:46:53) |
57.伏線が後々生きてくる展開が面白く、139分と比較的長い映画にしてはだれることなくエンディングを迎えたと思う。 謎が残ったままのエンディングは、少しモヤモヤするがね・・・ どうでも良いが、日本の首相って(アメリカ合衆国大統領などに比べれば)暗殺するほどの立場じゃないと思うけどね。 ちなみに、原作未読(是非読んでみたい)。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-16 02:34:39) |
56.《ネタバレ》 ミステリアスな展開に引き込まれるも、ちょっと惜しい結末に。そりゃそうなんでろうけど、やっぱりスカッとしたかったですね。濱田岳さん、永島敏行さんが良かった。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-02-07 01:05:55) |
55.《ネタバレ》 最初のうちはかなりワクワクした。巻き込まれていくあたりの緩から急への展開。少し無理があるかな、と思うところがあっても、とりあえずリアリズムの線で見ていられたけど、ショットガン撃つ刑事やら通り魔君やらが絡んでくると、ファンタジーの線に近くなって、もうちょっとリアリズムの地平で踏ん張ってもらいたかった。こういう話ならば、そうでないと締まるところが締まらない(事件後すぐに容疑者を、市民の視線がある住宅地で警察が普通持ってない武器で殺しちゃ、オズワルドにも仕立て切れないんじゃないか)。いや、あの二人の演技はいいのよ。浜田岳はもちろん、不気味に上機嫌な永島敏行もそこだけ取り上げれば印象に残るキャラクターになってるんだけど、全体から見ると「邪魔」って気がした。そういった夾雑物が多すぎ。それは映画を活気づかせるより、主人公の「追い詰められぶり」を薄めてしまっている。まあつまりこれ、巻き込まれ型サスペンスっつうより、ほろニガ青春回顧もののほうに比重がいってる、ってことなんだろう。テレビレポーターが、主人公の「正義の味方」のときの画像に「そう言えば人を見下したような表情をしていたのが印象的でしたね」とかいうコメントを入れてたのが、実にアリソー。終わって冒頭を見直したら、ちゃんと子どもが母親に、ある仕種をしていた(あの階で彼がエレベーターから降りたことを竹内結子はどうやって確認したのか知りたかったんだけど、そもそもあの夫婦、彼がハンコを確認しているわずかの時間で、グルッと回っただけですぐにエスカレーターで降りてたが、あれはエレベーターがあの階止まりだった可能性を示唆する行動であって、ならまあ納得できるが、しかしエレベーター停止シーンで耳を澄ますと「3階です、下へまいります」のアナウンスが聞こえ、また竹内結子はエレベーターに乗ったさい新たにボタンを押していたのだから、すでに屋上から乗っていた彼はより下の階のランプを点灯させていたはずである、しかし点灯している階は彼女が押した左上隅の一つのみにしか見えず…。あ、そうそう、リアリズムじゃないのね、ファンタジー、ファンタジー…)。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-01-31 10:36:00) |
54.原作ファンでも楽しめる。よくまとめたな、という感じ。今のところ伊坂幸太郎の世界を表現できるのはこの監督だけ。 何気にキャストが豪華だった。 |
53.細かい突っ込みどころはあるが、それなりに楽しめる。 だが、なぜ首相は殺されたのか?なぜ青柳が犯人に仕立て上げられたのか?相武紗季がやってた役はいったい何だったのか?その辺が全く触れられずに、中途半端なラストを迎えている。 真相を解明する続編があればよいが、なければあまりにも消化不良。 【のははすひ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-01-17 00:07:54) |
52.《ネタバレ》 サスペンス、コメディー、青春の要素をテンポよく明るく描き、時にはクスリ、ホロリとさせ、途中だれることなく一気に引きこまれた。 カミさんが途中居眠りせずに最後まで見たというのは、ピクサーのアニメ以来で、画期的なこと。 時間を前後させていろんな人間関係の糸を解きほどいていく手法は「アヒルと鴨のコインロッカー」同様、リアルと誇張をバランスよく配して緊張を切ることなく笑いを織り込む手法も「チーム・バチスタの栄光」と同様に、非常にうまくまとまっており、監督のウマさが光っている。ツッコミを入れたくなるようなご都合主義も、誇張が過ぎたありえないシチュエーションも、ハラハラドキドキとクスリ、ホロリの絶妙のタイミングの繰り返しで気にならない。 ただし、最後の結末のシーン、堺雅人の演じる主人公に完全に感情移入して感動した後なので、リアルに役者まで変えてしまよりも、若干のメイク程度で堺雅人が演じたほうが、見る側が堺雅人と完全に判っても誇張した演出として許せるし、感動がさらに大きくなったかも。 【nobo7】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-01-15 23:56:00) (良:1票) |
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51.《ネタバレ》 どうしても腑に落ちないのが吉岡秀隆の扱いだ。彼も仲間だったんだろ なぜに彼の死に号泣する者がいないんだ? 通夜は? 葬儀は? 初七日は? ‥ああ、一晩のお話でしたね 初七日までは無理ですか ^^; それにしても U子も劇団もなんか冷たくないか 堺クンばっかひいきしちゃってさっ。って感じしたかな。 で、脇役のほうに目を向けてみますが、ベンガル、伊東四朗がよかった。特にでんと構えた父親役の伊東四朗が ぶっきらぼうながらも頼もしくてよかった。でも、よくよく考えてみると、どちらかというと大魔神顔の伊東四朗とおふざけ顔の堺雅人でしょ? 普通ならどう見たって他人ではないか ^^;‥‥。 それに最後の堺雅人クン、目立ちたくない気持ちはよ~~く分かり、事情は察しましたが、実に微妙な変身でしたね。どうせ変身するなら いっそ劇的に大魔神方面の顔にしちゃえばよかったのにww。 なんて思えたんだが、まあ、他人事だからこそナンとでも言えますやね‥ まあ、劇走の数々ご苦労さまでした。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-12-23 23:19:25) |
50.《ネタバレ》 可もなく不可もなく。原作既読のため、初見の人よりも映画の評価は若干下がるだろう。原作をある程度具現化できているが、どことなく物足りない感じがした。それと、金田首相暗殺の際の爆発のシーンがチープだった。映画は、実際に自分が主人公として溶け込めるかどうかが面白いか面白くないかの判断ポイントになってくる。どうせやるなら、とことんこだわってほしいものだ。ただ、そこを除けばそこまでひどい映画ではなく、最後までだれることなく139分という長い時間を過ごすことができたので、伊坂作品の映像化の中では、面白い部類に入るだろう。配役について言えば、香川照之は警察の中の悪者としてうまく演じていたと思った。一瞬で主人公の敵だと判断できるところがよかった。 【SkyLight】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-12-23 02:22:28) |
49.《ネタバレ》 サスペンスかと思ってみたら全然違ったが、ファンタジー娯楽映画としては近年の邦画の中でもトップクラスに楽しめた。たいへんよくできました! |
★48.《ネタバレ》 青柳にとっては、アイドルを助けたことが運のツキでした。いや遡れば、宅配のバイト、大外刈り、ファーストフード同好会、全てが間違いだったのかも。こんなネガティブな運命論が頭を過ぎるほど、主人公が追い込まれた状況は絶望的でした。でも彼のピンチを救ったのも、これらの経験。オセロのコマが裏返るように、個々のマイナスがプラスに転じていきます。胸を熱くしました。晴子の「だと思った」。父親の「ちゃちゃっと逃げろ」。その一言で救われる。青柳と晴子はリアルタイムで言葉を交わす事はありません。でも友情という絆で繋がっていました。このことが数々の奇跡を生みます。しかしご都合主義だとは思いません。そう観客を納得させる仕掛けが施されていると感じます。以心伝心のカローラの件は、「自分も思い出していれば向こうも思い出してる」という轟の言葉で補足されているし、打ち上げ花火も初キスのエピソードが無ければ出なかったアイデア。そもそも轟さんをロッキーと呼べる信頼関係を築いていた事に意味があります。礎のある奇跡は大歓迎。では、キルオはどうでしょう。彼は助っ人として、突如青柳の前に現れました。その後の動きも神出鬼没。何故こんな芸当が出来たのか。ショットガン男と因縁があること、劇中一般人を殺めていないことから、「通り魔」という肩書きの信憑性が疑われます。彼もまた別件のオズワルドではなかったか。キルオも当局と戦っていたのなら、その立ち回りに説明がつきます。世間に顔が売れていた青柳が生贄に選ばれた妥当性も含め、全編を通して“説得力”を感じさせる脚本でした。エンターテイメントでは、リアリティより価値があると考えます。結末も秀逸です。青柳は手足を失う大事故に遭遇したようなもの。以前と変わらぬ生活を望むのは無理な話。この結末で最善です。彼と仲間の勝負手が、未来を手繰り寄せたのです。「長引かせると厄介だ」そう思わせたことが値千金。当局にとっての安全策、“代替による早期幕引き”を引き出せたのだから。人生は思い通りには行きません。打ちのめされる事もある。そんなとき、どう振舞うかでその人の値打ちが決まります。満点じゃなくても花マルは貰える。「たいへんよくできました」。青柳にはこの人生を誇って欲しい。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2010-12-15 17:50:50) (良:2票) |
47.盛り上がらないな~・・・ 首相暗殺犯の逃走劇でも盛り上がらないなら、宇宙人が襲来してくるとかいうレベルじゃないと無理。香川照之、永島敏行、濱田岳が演じた役もそれぞれ面白い存在なのに活かしきれていない。事の真相は明らかにされないし、どんでん返し等も無し。これではきつい。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-12-13 18:37:13) |
46.《ネタバレ》 逃亡劇にしては全体的にぬるい空気が流れています。 殺人事件もどんどん起きているのに、シビアな内容とゆるーい雰囲気がちぐはぐな印象を受けました。 原作未読ですが、映画なのだからもっと派手に逃亡した方が面白かったのじゃない?と思いました。 【たんぽぽ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-12-12 20:40:35) |
45.《ネタバレ》 シリアスな逃亡劇かと思いきや、原作者を見れば伊坂さん 最近、映画化多いし人気ですね~ ちなみに俺も結構好きだったりする いきなり首相の殺人犯ですが 結局、誰がなんのためにかは分からず… 大きい力と言われたら間違いないけど、見終わっても街で張られてる逃亡犯と一緒になってもうてると感じてしまった 分かりやすい伏線が、分かりやすい形で表現されていく後半 プラスに働いているように演出されているが、気休めしか感じない 絶望的な不幸の中の、気休め程度の幸いといったところ この世の中、首相暗殺の容疑がかかる中でも友人から『信じてもらえる』ということが感じられれば、それは非常に幸せかもしれないが… 殺人犯にも助けてもらえるし、関わりの薄い人にも助けてもらえて、車も動く ご都合すぎる場面も多々あって、気軽な気持ちで見ないと痛い目みる作品 逆に気軽~な気持ちやったら、楽しめるのかも? ダレにくいし見れるけど、おもしろいとは言えない 伊坂原作作品では最下位かも… 【コショリン】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-11-28 06:35:35) |
44.《ネタバレ》 観始めてすぐ話が始まるところが良いです。話の展開がなかなか読めないところも良かった。俳優がそれぞれはまっているところも良いです。結末で説明過剰にならないところも良かったです。最後のほうの花火で盛り上げようとするところと、ぎこちない英語発音のビートルズの曲のカバーが残念です。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-11-22 10:00:02) |
43.《ネタバレ》 「オレに残された最後の武器は、人を信じることだ」っていうセリフが、違和感なく聞けたのだから、いい作品でしょう。堺雅人氏は、不思議な俳優さんです。あの困ってるのか、笑ってるのか、泣いているのか分からない顔を見るたび、なんか勇気づけられます。あと、伊東四朗氏もいいですね。TVタレントの方が映画に出ると、瞬間、物語から意識がずれてしまう傾向(バラエティ番組での彼らの立ち位置などに思いをはせてしまう)がワタシにはあるのですが、伊東氏にはそれがない。いつも映画の中に溶け込んでいます。取材レポーターに、「おまえ、名を名乗れ!」ってシーンは良かった。かっこいい。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-10-30 07:37:50) (良:2票) |
42.《ネタバレ》 ごめんなさい普通に楽しめちゃいました^^原作を読んで、決して和製「逃亡者」ではない、とわかっていたからかもしれません。 原作でも何度も繰り返される「もう、詰んでる」という台詞……。そう、実際にもし巨大な陰謀に巻き込まれたら、一般人は勝てない。間違ってもその陰謀を暴くことなんて出来ない。要するにこの作品は、負けが決まっている勝負に叩き込まれて、それでもまだ、もっともマシな負け方を目指してあがく男の物語なのです。その中で、過去の人のつながり……学生時代の友人、恋人や職場の仲間、そして家族の「信頼」が主人公を助ける。そこが僕にとって、この映画の何よりの肝。 だから、ストーリーのさまざまな不自然さ(森田の不合理な役回り、完全にご都合主義のキルオ、オンボロ放置自動車がバッテリー交換と給油だけで自在に動きだす不自然さetc)は瑣末な問題としてあまり気になりませんでした。 そしてだからこそラストシークエンスで、見事逃げ切った主人公の、助けてくれた人々に対する彼なりの粋な「お礼」と、かつての恋人からもらった最大級の賞賛に「よかったな」とホロリとさせられたのです。 【大鉄人28号】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-10-20 13:26:58) (良:5票) |