11.3作品がそれぞれに、マンハッタン、ブルックリン、クイーンズといった具合に、
ニューヨークの街をテーマにした作品だったりすると良かったのかもしれませんが、
どの作品も「ニューヨーク・ストーリー」と謳っている割にはそれ程ニューヨークが感じられないのが残念。
この顔ぶれだと当然と言えますが、小品の大家アレンが一番らしさが出ていました。お話の方もかなり面白い。
自分が主演で、ミア・ファローも出ていて、音楽もノリもいつも通りのアレンでした。
スコセッシの作品も嫌いではないです。不器用な画家を熱演してみせたニック・ノルティが印象的です。
挿入すれば確実に雰囲気が良くなる”A Whiter Shade Of Pale”の多用は少々反則気味ではありましたが・・・。
この3作品の僕の順位はアレン>スコセッシ>コッポラとさせていただきます。