20.2015.05/09 鑑賞。続編はさすが黒澤でも劣るのか・・。藤田進が純な姿三四郎を好演も今の時代ではもてないだろうなあ・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-10 16:18:14) |
19.原作がまだまだ続いているし、人気がでたので続編はいやいやでも作らないといけないのはわかるが・・・ねぇ、仕事を選んで下さいよ。黒澤監督・・・って言いたいです。 【min】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-12-24 20:19:00) |
18.《ネタバレ》 三四郎の活躍際立たせるためには敵を魅力的に見せる必要がある。桧垣兄弟がそれである。道場にやってきて壁板を突き破って帰って行く。ここは挨拶代わりなのでこれでよい。しかしその後がいけない。門人を次々を闇討ちするも、その姿を見せない。倒された門人の姿を見せる。観客に敵の強さをアピールしないでどうする?「想像させる」のはよいが、「想像させるだけ」では手抜きだ。格闘技を描く場合、相手がいかに強いか、どんなに凄い技をもっているか、どんなに厳しい練習をしているかを見せることで観客の気持ちは否が応でも盛り上がる。対して迎え撃つ三四郎が猛練習等を通じて、新しい技を編み出すなり、新心境に達するなどして試合に臨むのが常套。これらが一切無い。最後の決闘場面まで桧垣兄弟の空手が見れないのでは、決闘が盛り上がる筈がない。もっと言うと、勝つのは三四郎に決まっているのだ。観客の誰もがそれを知っている。故に期待させ、気分を昂揚させる演出がどうしても必要だ。◆かてて加えて、唯一技を見せた檜垣弟が決闘に参加しない。観客を馬鹿にするにも程がある。能楽の弱法師をイメージした異形の出で立ちで登場、時折奇声を発する。「あいつの残忍さには手を焼いた」「奴は本当の病気だ」と兄が語る伏線があり、どれほど凶暴な人物かを期待をさせておいて、「決闘しません」では納得がいかない。始末書ものだ。「三四郎の笑顔を見て改心しました」など噴飯ものである。あれだけ粗野、凶猛に描いておいて、笑顔がオチ。「負けた」などというが決闘していないのである。三四郎の天真爛漫さなどに何も感じないのがこの男の気質だ。◆納得いかないのは他にもある。三四郎の押し掛け弟子になった形の左文字。脇物語は彼の成長物語かと思わせておいて、後半ぷっつり出なくなる。ダメ脚本の典型だ。大きな伏線を張って置きながら、回収出来ていない。破門の件もそうだ。破門はどうなったのか?恋愛は?何もかも投げっぱなし!◆格闘技ものとしてもう一つの欠点は三四郎と敵の力量がありすぎると事。闘いは伯仲してこそ見ごたえがある。ボクサーとの格闘を前にしても三四郎に何の緊張もない。当たり前に登場し、当たり前に勝つだけ。賞金がいらないなら返せば良いものを非礼にも敗者に渡す始末。負けた相手にお金を恵んでもらってどんな気持ちになるだろうか。人間失格である。桧垣兄弟との決闘前にしてもほとんど練習しない。 【よしのぶ】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2011-10-04 22:45:19) |
17.《ネタバレ》 面白い。敵を雪の中に投げ込み、美しい跡をつける演出に脱帽。複製芸術であるはずの映画に、一回性の美学を刻み込む黒澤の心意気は、粋だ。 【アイランド・ジョー】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-07-24 09:10:44) |
16.《ネタバレ》 なんだか、こじんまりとした映画でした。空手家兄弟との闘いに決着を付けたのは三四郎のお粥でした。あの兄弟、粗食が祟りました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-06-01 21:21:11) |
15.開巻まもなく、横暴なアメリカ人水夫を三四郎が海に叩き込む場面。ああ、これってフライシャー兄弟のアニメ「ポパイ」じゃないか! そして、怪しげな日系人(だったかな)プロモーターが主催する異種格闘技の会場。リングサイドで歓声やら野次をとばす外国人観客の姿と、強烈なライトに浮かび上がるリングなど一連の描写は、ほとんどアメリカ映画そのもの! ・・・日本の敗戦の年に公開された「戦意高揚映画」だというのに、本作には驚くほど「ハリウッド映画」のテイストが満ち満ちている。しかも、まるで後の白戸三平の劇画に登場してもおかしくないほど強烈(であるとともに漫画チック)な柔術家兄弟のキャラクターをはじめ、ここには、他のクロサワ作品にはない特異さがたっぷり盛り込まれているのだ。 前作の好評を受けてしぶしぶ撮ったというこの黒澤監督の第2作は、しかし、この未来の巨匠が他の作品では決して見せなかったような、「B級娯楽映画」に徹したことによる魅力に満ちあふれている。お仕着せの企画なんだから、俺様の好きなように撮ってやる! といわんばかりに、前述のアニメやらボクシング映画やら西部劇の決闘場面やら、とにかく「アメリカ映画」のスタイルをこれでもかと踏襲することでデッチ上げたことは、何よりその画面そのものに現れているだろう。クライマックスの雪原での対決場面も、ほとんどバカバカしいくらいデタラメじゃないか。「面白けりゃいいんだろ!」という若きクロサワの声が聞こえてきそうだ。 だがしかし、これが実に面白いのだ。後年、『用心棒』といった西部劇テイストの映画を撮っても、ここまで「自由」じゃなかった。もちろんやっぱり超面白かったけれど、あの作品には(他のクロサワ作品がそうであるように)どこか「傑作」であることを義務づけられたような、そんなどこか重苦しさがあった。でも、そんなことなどお構いなし、おまけに敗戦濃厚な戦時下の空気なんぞもどこふく風といったクロサワの「B級」映画は、今見ても実に軽やかで、才気にあふれ、面白いのである。 もし黒澤明が、世界的巨匠ではなく、この『続・姿三四郎』のような映画づくりの道こそを進んでいったなら・・・。この“If”に思いを馳せられるだけでも、本作は貴重この上ない1本だと思う。 【やましんの巻】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2010-02-26 19:21:58) |
14.三四郎のその後もきちんと描いて欲しかった。 敵役にもうちょっと悪役としての凄みが欲しかったかなぁ。 それにしても三四郎の柔道は凄まじい殺傷能力ですね。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-02-08 13:40:51) |
13.へなちょこボクシングや、へんてこカラテとの、異種格闘技戦の火花を散らし、ますます妖怪映画(?)への道を突き進む三四郎シリーズ。冒頭の不良外人とのやりとりなど、細かいカットによるコミカルな演出がなかなか楽しかったりします。特に、新弟子の左文字が入門後、徐々に上達していくのを表現する場面での、見事なまでの手抜き、いや違った簡潔さ、これにはつい笑ってしまいました。クライマックスの雪山での死闘、なんでわざわざこんな場所で戦うのか、と言えば、それは「クロサワ映画だから」としか答えようがないのですが、今作の場合、敵役のカラテが、できそこないのカンフーみたいにぎこちなく、観ようによっては「あー、極寒下のロケが過酷過ぎて、体がかじかんでこんなにギクシャクしてるんだなー」とも思えてしまうのですが(笑)。三四郎シリーズ、この先もっと続編が作られてたら、どこまで“壊れて”いったことか、気になりますね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-11-24 07:28:15) (笑:1票) |
★12.《ネタバレ》 確かに前作よりかは人間味が増したように感じられるのだが、やはりストーリーが少し退屈だし、ラストの決闘なども盛り上がりに欠ける。敵役も大げさに描かれすぎに感じた。 【TOSHI】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-06-13 10:47:19) |
11.《ネタバレ》 前作同様、時代を感じる..やはり、物語として今観ると、陳腐でつまらない..クライマックスの決闘シーンは、あれで良かったのか? わざわざ雪山で、闘わんでもいいだろに..頂けない... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-05-22 13:02:09) |
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10.斬新な?表現方法がいくつか心に残っているけれど、肝心の内容はというと……。姿の心は晴れたのだろうか 【ようすけ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-05-11 22:11:30) |
9.《ネタバレ》 これまた三四郎のバカ素直な生き様を心地よく感じる佳作であり快作です。あまり黒澤を意識しないで見れば、単純に終戦間近に公開されたこの作品の映画価値を感じます。前作と違って異種格闘技になる意味での安っぽさはありますが、主要キャストの憎めない演技力で飽きさせない流れになってます。源之助と鉄心の2役を演じ分けた月形龍之介は特に素晴らしく、ギラギラしてただけの前作よりもずっと人間味が増していいです。負けを負けと認める潔さってなかなか持てないですけどね(前作の志村喬先生も良かったけど)。 最後の雪降る峠での格闘は、わざと鉄心の気迫だけを押し出すために露出を変えて顔を落としたのかな?とか考えすぎてみたり(笑)姑息にも寝込みを襲おうとした弟が、小夜との夢を観てるであろう三四郎の笑顔に、まさに人間的にも完全敗北する瞬間のあの笑顔が強烈に印象に残りました。格闘技の強い弱いではなく、人間としての度量をはかる映画だったなあと。 小夜とのロマンスのシーンも数少ないけどいいシーン多かった。お父さんのお墓参りのシーンの後姿、小夜に片想いしてた源之助が車に乗る時の微妙な寂しげな顔と三四郎・小夜の表情、そして神社で、別れを言った後も何度も何度もお辞儀をしあう姿。あれがほのかな愛ってやつなんだなーと。戦争中に「笑った相手に負けたな」なんて映画を作っちゃった黒澤監督はやっぱりタダモノではないです。甘いけど前作と同じく7点! |
8.前作の源之助に比べると、この鉄心&源三郎コンビはどうみても小物。しかも中盤からラスト手前までぷっつり姿を消すので更に影が薄い存在に。三四郎にしてもなぜ破門を覚悟の上で彼らと戦わねばならなかったのかがよく分からん。いろんな意味で無理がある続編です。 【とかげ12号】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-15 21:31:46) |
7.前作品より緊迫感はちょっと少なめで見所はあるともいえるが、心に響く言葉は前回のほうが多かった。 人の道とは寸分たがわず真っ直ぐ進むものがよいのではなく、見た目には曲がっていても遠くから見れば真っ直ぐなのだという坊主の教えは結果どうなったのか最後がとても気になる。 【Jane.Y】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-03-09 09:40:38) |
6.前作同様おもしろいです。三四郎の笑顔がいい。スパラーとの戦いってのはちょっといらないかもだけど、月形龍之介が実に素晴らしいです。コメディでもいけるんじゃってくらいのあの唐手…。それでいてギラギラした魅力もある。雪山の対決の表情がよく見えないのが残念。 【バカ王子】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-18 22:06:08) |
5.黒澤映画で唯一の正統派続編モノ。あんまり印象にないなあ・・・。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2005-07-27 17:17:54) |
4.東宝の横車で無理矢理作らされた続編なのに加え、戦時中ゆえ国威高揚色を強要されたことで、黒澤御本人もあんまり気に入っていない旨のコメントを残している本作。ま、確かに前作と比較すれば新鮮味も無く、やや見劣りする出来なのは否定しません。が、いくら気乗りしなくてもせめて観客を楽しませるモノに仕上げようという黒澤の強いプロ意識が全編に漲っており、続編としては充分に及第点をクリアしていると感じました。殊に源之助が三四郎を訪ねる場面に見られる”漢(おとこ)”同士の友情、自分自身の強さに嫌悪さえ覚え苦悩する三四郎の描写など矢張り「上手い」と唸らされます。とは言え、監督自身が「乗っていない」影響はアリアリです。例えば前作を超えるインパクトにしようと米人ボクサーとの賭け試合や鉄心&源三郎兄弟との雪山での決闘を据えたプロット。確かに派手なので一見狙いは達成されているかに思えますが、デビュー作に込めた気概は感じられず、深みに欠けていた気がします。特に源三郎は河野秋武の怪演も相俟って結構面白いキャラクターになりそうだっただけにラストは拍子抜けでした。残念。 【へちょちょ】さん 7点(2004-10-11 00:16:31) |
3.前作は柔道対柔術でしたが、今作ではより総合格闘技化しています。日本人対米国人というのは外せなかったんでしょう。武道かエンターテイメントか、現在も問われる問題ですね。柔術家がリングに上がる様は曙がリングに上がるのを思い出させる。ただラストがあまりに尻切れトンボな気がします。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2004-02-08 14:58:56) |
2.敵兄弟は48時間2の元ネタ?アメ公が前座というのは本宮系劇画の源流?色んな所に影響与えてるんだなと思いました。ラスト雪山中の決闘で画面が平べったくなってしまったのが残念。 【番茶】さん 7点(2003-12-17 21:13:20) |
1.人気スポ根ものの続きものということで、いやいや撮ったそうですが、続編としてはこんなものかなといったところです。敵の兄弟の弟の怪しさが結構つぼにはまりました。 【のほほん息子】さん 4点(2003-10-31 03:00:13) |