51.なかなか面白かったです。このようなハードボイルド映画は今後誰が演じても「松田優作の真似」と言われるほど、松田優作独自の世界感を作り出しています。ただ、千葉真一の使い方がもったいなかったですね。。。松田優作ともっと絡んでほしかったです。 【みるちゃん】さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-01-19 09:13:55) |
50.《ネタバレ》 GYAOの無料動画で視聴。鈴木清順や森田芳光の文芸映画は見ていましたが、村川透のアクション映画で松田優作を見たのはこれが初めて。予想以上に面白かった!もっと血生臭くて陰鬱な内容かと畏れていましたが、かなりスタイリッシュで軽快だし、スケール感もあって見ごたえがありました。物語はまあ荒唐無稽ですけど、大映時代劇に優るとも劣らぬアクションの美学を十分に楽しめる。 とくに優作の狂気をはらんだ意味不明な動きは不思議なくらいにカッコいい。一般には、太陽にほえろの「なんじゃこりゃあ!」が有名ですが、本作での死に際のよろめきは舞踏のように美しかったです。この点では、ジャン・ポール・ベルモンドやブルース・リーをも凌ぐような唯一無二の輝きがあると感じます。クラーク・ケントみたいな「変身前」と「変身後」の落差も魅力的だったし、飛行機の中でキューブリックのSFみたいなことを呟いて終わる不気味でシュールな感覚も洒落ていました。 ちなみに原作では、風吹ジュンのことを無慈悲に殺して逃げおおせるらしいけど、やはり優作の場合は最後に死んでこそ真骨頂なのでしょうね。むしろ風吹ジュンを殺したことのほうが腑に落ちなかったです。 【まいか】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-03-16 21:12:21) |
49.《ネタバレ》 恐らく、松田優作が亡くなった時に、追悼番組で観たのが最初だと思う。 で、今回改めてこの映画を観て解ったこと。『私は“ハードボイルド”というジャンルを、純粋に楽しめないんだな』ってこと。 生活感のない、死と隣り合わせの生き方。金、女、暴力。銃の手入れ、ウイスキーのロック、煙草の紫煙、男のロマン。ハードボイルドの雰囲気は大好きだ。だけど、観ていると“??”っとツッコミを入れたくなってしまう。 過去にこちらでレビューした“ハードボイルド”作品も同様。作品を好きな人には失礼にも思えるツッコミレビューを書いてると思う。もうこの時点で“ハードボイルド”の楽しみ方が違う、明らかに私の方が間違っているのだ。 当時も気になって仕方なかった「弾が貫通してあんたに当たる」って話。その絵面の、どうにも説得力の無さ。銃の知識なんてどうでも良くて、せっかく教えてくれたんだから、磯川が座り位置をズレるか、狙撃手が3方に分かれれば良いだけの話。どうして朝倉はあんな自信たっぷりにハッタリ咬ませてるのか?磯川たちも誰も突っ込まないのが不思議で不思議で。 取引の島(?)も、そもそもまっ昼間に手こぎボートで上陸からの不意打ちなんて無理。遮蔽物がないから確実に見つかる。ナイフで敵を仕留めた時に発砲されてるのに集まってこない磯川軍団。5人以上が銃で武装してて、機関銃まであるのに、余裕で勝つ朝倉。伏兵が全滅してるのに無線連絡とかもしないで上陸してくる迂闊な磯川。朝倉に都合よく物事が進みすぎ。映画なんだから嘘があって当然だけど、もっと上手に騙してほしかったよ。 松田優作のスタイルは格好良い。上司を恫喝するところとか迫力もある。当時リアルタイムに観ていたら印象も違ったのかな。 だけど人生の大半を過ごす“表の顔”サラリーマンの方でカツラを被るのはいかがだろう? 週5日8時間+残業もあったろう。当時だったら土曜半ドンもあったろうに、そっちでカツラ被るか?普通。 【K&K】さん [地上波(邦画)] 4点(2022-03-10 22:38:22) |
48.たぶん観る時代を間違えたんだろう。しかし、とってもキレかわいい風吹ジュンさんは観る価値あり。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-05-29 23:27:14) |
47.《ネタバレ》 大藪春彦は高校生ぐらいのときにはまって愛読しましたね。荒唐無稽なストーリーですけど、あの独特の文体には読む人を引き込む魔力があった思います。ハードボイルド畑で凝った文体という共通点があるので、この人は日本のヘミングウェイだったのかもしれません(ちょっと褒めすぎかな)。 小説の映画化はその作家が文章を通して描こうとする世界観をいかに料理するかと言うのが重要なポイントですけど、監督の村川透や角川春樹にそんな高尚なことを期待するのは無理というものです。このお話自体は『特命係長 只野仁』の元ネタみたいなもので、まさに“カネ!暴力!SEX!(by宇多丸)”の世界です。主人公のキャラは正義の味方どころかまるっきり真逆な存在ではありますけど。まあ確かに村川透作品としてはカネがかかっていますが、撮り方自体は東映セントラルとまったく変わっていないのでチープ感は健在です。悪役やわき役のキャスティングにカネを使ったのかもしれませんけど、千葉真一の使い方だけはさすがに?でした。松田優作はいつもの優作で平常運転でしたが、こういうB級アクション的な撮り方が原作の持っていたハードボイルドな雰囲気を雲散させてしまったのです。松田優作の芝居は灰汁が強すぎて続けて観るとほんとに疲れます、でも旅客機の中でこと切れる最後の表情は、やはりこの人じゃなきゃできない凄い演技でした。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-09-09 22:38:33) |
46.《ネタバレ》 ○有名なタイトルで未見だったがようやく鑑賞。○変装に、アクションに美女とのラブシーンと、まさに松田優作のための映画。○がしかし、出来は褒められたものではない。松田優作が脅せば情報を引き出すことができ、銃を持てば百発百中で相手がマシンガンぶっ放そうが一発も当たらない、などなど。○そもそもそこまでして金を手に入れようとしているのが分からない。○結局は仰々しく音楽流して感動を煽ろうとする角川映画だった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-12-04 23:23:08) |
45.見所は…風吹ジュン。 何やっても警察には捕まらないし、殺されもしない、そんなアホな?って設定はよくあるけど、それをねじ伏せる程の説得力ある展開は無い。なぜ主人公があんなにリスクを冒してまで強欲なのかが最後まで不明で、そんなアホな?のままで終わってしまいました。有名作だけど、レンタルする価値は無いかな。 ただ、風吹ジュンのお尻や乳揉みが拝めるのは知らなくてビックリした。 【団スバーン】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-11-23 16:18:36) |
44.《ネタバレ》 この時代にどっぷりつかって観てほしい作品。今では古臭いものも当時の最高傑作。どの世代の方も気を遣って観れば、二つの違う顔を持つ魅力的で野心的な主人公を松田優作が熱演していることを堪能できるはず。 【JF】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-11-11 15:24:10) |
43.いま観ると、演出や設定等の古さばかりが目について、最後まで観るのが苦痛でした。松田優作の演技もアクションに頼っているだけで、お世辞にも上手とは言えません。風吹ジュンが若くてかわいかったところだけが好印象でした。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-04-20 16:57:47) |
42.松田優作のハードボイルドアクション作品にはまってしまいました。 【SAT】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-03-05 15:52:09) |
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41.いつか観なくちゃと思ってた作品ですね。当時はこういうのが痛快娯楽映画だったんでしょうね。実際緊張感もあって楽しめました。松田優作ありきってのは最初からわかってたんでこれはこれでいいですね。千葉真一さんが高須クリニックの先生にしか見えなかったのはわたしだけでしょうか??? 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-10 21:24:37) |
40.松田優作主演のハードボイルド作品。 映画の主役を努める役者さんは他にもたくさんいるが、 邦画でハードボイルドのイメージがピタリ合うような人は、やはり松田優作以外考えられない。 少なくともこういったジャンルの作品に関しては、他の役者さんとはオーラが違うなという感じ。 この頃の彼は演技自体のうまさは感じられないのだが、役作りに対する姿勢が凄まじく、 この作品でも圧倒的な存在感を見せつけてくれる。 古い邦画ということで演出面が悪く、正直映画としての出来はあまり良くないのだが、 優作の魅力が溢れた作品には仕上がっていると思う。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-08-18 20:59:24) |
【真尋】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-04-26 00:04:06) |
38.「殺人遊戯」と「処刑遊戯」の間に作られた村川透監督、松田優作主演の角川映画。大作だけあって遊戯シリーズより金がかかっていて、全体的に派手な印象で、松田優作に加え千葉真一、岸田森、小池朝雄、そして「探偵物語」でいい味を出していた成田三樹夫とキャストも豪華。このキャスト陣を見ているだけで楽しめる映画である。中でも暗殺者を演じる岸田森が印象的だった。でも、全体的に見ると少し冗長な印象があるし、村川監督の演出も遊戯シリーズ同様にテレビドラマっぽい。ラストの空港のシーンは確かに印象に残るけど、あのシーンは別に無くてもよかったような気がしないでもない。松田優作は相変わらずカッコつけてはいるが、それがあまり鼻につくことないから不思議。(「処刑遊戯」ではカッコつけてるのが気になってしまったが、本作ではそういう事はあまり感じなかった。)でも個人的にはこの映画では共演者である成田三樹夫や岸田森、千葉真一のほうが松田優作より魅力的に思える。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-07-21 18:33:19) |
37.《ネタバレ》 松田優作、成田三樹夫、岸田森、千葉真一など濃ゆい豪華キャストが絡みまくって面白かった。優作さんの無敵っぷりと乳のもみっぷりも良かった。 ただ、ちょっと長くて後半グダグダだったな。 出世をするって大変なのね。 【すべから】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-06-07 12:10:48) |
36.松田優作かっこいい。しかしそれだけの映画だった。 【ホットチョコレート】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-09-27 10:00:30) |
★35.ひさびさにみる。まあ、おもしろい。しかし、当時からそう思ったのだが、これを代表に、一連の村川との作品観るとおもうのは、なんかほんとに、”貧乏クサイ!”風俗とか、セットとか、俳優とか。”仁義なき”とか”寅さん”とか”健さん”とか”トラック野朗”はいいのである。(あれはかっこつけてないから)しかし、先輩、原田のオッサンのサルマネ俳優”松田”は、ホントニッポンのいなかものまるだし。このあたりの常連のお仲間俳優たちも、なんか、男女ともに、みんななぜか、チンピラ風。やくざの事務所は和洋折衷。まさに、貧乏まるだし。めざせ!アメリカ!かっちょえー!悲しきニッポンの70年代。 合言葉は?”蘇る!” ”勤労感謝の日!” 【男ザンパノ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-06-18 20:48:31) |
34.《ネタバレ》 濡れ場シーンもいいし、アクションはどれもそれなりの緊迫感があってよろしい。ストーリーはかなり強引で、特に敵側の判断や動きにご都合主義を否めない。言ってみれば、全ての敵、脇役、女、登場人物が、松田優作の為にあるような、全てが彼に集約されるているような、そんな作品。優作氏の演技というのは、例えば腹を刺されてからフラフラと歩き回ったり、空港でのコケ方も芸人顔負けだったりと、オーバーで非現実的であるが、それ故に印象的で、独特な存在感がある。彼の独自の一匹狼性を鑑みていると、「松田優作はハードボイルドがうまい」というよりも、むしろハードボイルドでしか、彼のよさは発揮されないのではないか、という気がする。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-06-18 19:07:25) |
33.松田優作しか演じられないハードボイルド作品ですね。古い映画と思い適当に見出しましたが、見入ってしまいました。アクションシーンの格好良さも最高でした。 【ペスカトーレ手塚】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-09-20 05:22:08) |
32.《ネタバレ》 ケーブルで放送してたので、改めて鑑賞。 松田優作の存在感のみで最後まで見れます。 【楽人】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2007-09-03 08:49:18) |