37.これは戦争映画ではなく、戦争をモチーフにしたファンタジー映画であり反戦映画。 映像がおとぎ話のようだし、村自体もこれ以上ないほどピースフル。お腹一杯ご飯を食べられれば争い事は起こらない。。しみるなぁ。 徹底的に「戦争」と「平和」のコントラストを描いていて、最後は悲しいような、救われたような…味わい深い作品でした。 【tonao】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-05-29 18:21:32) |
36.《ネタバレ》 監督はジブリが大好きなのだろう。音楽に久石譲を呼ぶくらい、ところどころにリスペクトが散りばめられている。冒頭の不時着シーンからして掴みは完璧。そして連合国軍、韓国軍、人民軍の三者三様が如何にしてトンマッコルに集まるのか興味心身だったが、対立から和解まで過程に中弛みが生じてしまうのが惜しい。しかも、後半から徐々に強引な方向に転がり込んでいき、カン・ヘジョン演じる頭の弱い村娘が観客の憎悪を煽るためだけに殺されるのはあまりにも安易。また、ある意味中立的だった連合国軍の兵士を帰して、韓国軍・人民軍の5人で村を守るために散っていくシーンはもはや自己満足の領域で気持ち悪さすら感じてしまう。無駄死にせずとも村人を避難させるだけで十分なんじゃ・・・。90分くらいに収めて、インディ・ジョーンズみたいなアドベンチャーとして描いた方がずっと楽しめた。微笑ましく素敵なシーンはあり、完成度は決して低くないのに、余計な政治的主張が強すぎる。皮肉にも近年のジブリがしている独り善がりをこの映画でもリスペクトしてしまった。評価は、4点(内容)+1点(音楽)で。 |
35.《ネタバレ》 前半はとても良く、和解のキッカケになるイノシシ狩りのシーンはバカバカしいながらも感動的。冗長な部分もありますが、全体的に好ましいと感じる一方でどこか釈然としない。 結局、人間同士キッカケがあれば仲良くなれるが、殺し合うことも避けて通れないという現実を突きつけられるのが辛い。リアル志向ならそれでも良かったが、トンマッコルという架空の地を舞台にしてコメディタッチかつアニメっぽい演出をするのであれば、もっと違ったアプローチを観たかった。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-18 00:55:45) (良:1票) |
34.《ネタバレ》 争いとは無縁の村に、流れ着いた韓国軍、人民軍、連合国軍の5人。 呉越同舟の5人が村を戦闘から守るために我が身を犠牲にして立ち上がるのがなかなか感動的。 【飛鳥】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-01-04 00:36:44) |
33.どことなくジブリ臭がするのは久石譲の仕業でしょうか |
32.《ネタバレ》 非現実的なファンタジーですが、秀作です。ド単純・ド演歌なストーリーで、最初から悲劇的な結末は見えています。が、前半から中盤にかけて少しずつ融和していく姿と、最後に花火のように一気に散っていく姿のコントラストが見事。大袈裟な演出とも相まって、なかなか見応えがありました。ツッコミどころもいろいろありますが、それはご愛嬌ということで。やっぱり、韓国の映画文化は豊かですね。少なくとも、前宣伝に莫大なコストをかけるばかりで鳴かず飛ばずの昨今の邦画群より、ずっとレベルは高いと思います。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-01 15:18:35) |
31.あっちこっちで演出の方向性がばらばらで、その場その場で思いつきで撮っていったようにしか見えない。異なる環境の人たちが一同に会してドラマが生まれるわけなのだから、なおさらそれぞれの心理描写には慎重になる必要があるはずなのに・・・。終盤へ向けての盛り上げも、どうみても無理矢理です。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-10-17 02:40:30) |
30.《ネタバレ》 テーマは純粋・・・。その主語は村人ではなく兵隊さんたちだろう。私の旦那の行動(あるいはその他の映画レビュー)を見てからこの映画を見ればわかるが、村人さんたちはどう考えても自閉症者なのだ。つまり場の空気が読めない。壊滅的に・・・。私の予想ではたぶん自由主義にとっても社会主義にとっても邪魔な発達障害者が1948年建国直後に両者の秘密合意でここに住まわされ、忘れられた結果この村が誕生したという裏設定があると思う。冒頭で傷病兵を殺すシーンと、「子供のように純粋な」という健常者の確信犯的な偽善すら感じる村の名前が、その伏線に見える。そういう村人に対し、戦争が出来る頭の回転の速さと人間を殺すよりも実は服従させる事に使われることの多い「銃」を持っていながらも、結局何の悪さもしなかった・・・最後に彼らを守ろうとした兵隊さんにこそ「純粋」という代名詞がふさわしいと私は考える。ラストシーン・・・真っ暗な夜空からその虚ろなシルエットを現わすアメリカ軍の飛行機は、日本の内地で人々を追い回した艦載機P40と絨毯爆撃をしかけてきたB29だった。B29の絨毯爆撃のシーンは、爆弾の雨がどんどんこっちに迫ってくる、おそらく昭和20年に多くの日本人が感じたであろう絶望を一瞬だけ表現していた。監督が意図したかどうかは想像の域を出ないが、私はこのシーンと、その後ろに続く村人が「花火」と楽しむシーンにこそ、この映画のメッセージが込められていると思う。南北兵士が戦ったのは結局は愛する人が爆弾が迫ってくる絶望にさらされないためなのだというメッセージだ。つまり彼らは絨毯爆撃を花火に変えたのだ。もう一度言う、ファンタジーなのは村人ではなく兵隊さんなのだ。■■凄いいい映画だと思ったんだけど、知的障害っぽい女の子(ちなみに私も知的障害者です^^)の使い方が間違っていないかな? あそこで死んでしまうのはファンタジーとしてやってはいけないと思う。あとあのラストサムライ・・・必要なの? 【はち-ご=】さん [インターネット(字幕)] 7点(2009-02-08 05:42:34) |
29. よくできた話です。ただ色調とか編集とかといった演出の部分で気に入らない点が見受けられました。もっと良くなる可能性があるだけに残念です。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-08-08 21:48:22) |
28.前半は本当に面白い。敵対していた韓国軍、人民軍、アメリカ軍が戦争も武器も知らない子供のように純粋な村”トンマッコル”で村人達と触れ合う内に敵意がなくなり争うことをしなくなっていく。この辺は本当に心温まる映画で良かったんだけど、後半がやはり好きにはなれない。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-07-14 22:26:50) |
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27.コメディーだと思っていたので不意打ちを喰らったが内容はなかなか(終盤の流れは強引だったが)。やっぱり平和が一番ですな。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-30 21:34:51) |
【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-03-19 22:14:45) |
★25.《ネタバレ》 心温まる感動の映画と聞いていたのだが、観てみたらただの韓国コメディ。ノリが合わないのでまったく楽しめない。猪がどうだとかもお寒いだけ。演出に一貫性もなく、その場その場で風合いが変わる感じがある。最後もあれで本質的解決があるわけでもなく、寧ろ無駄死に感が強い。自己犠牲で人が死ねば感動を呼べるというものでもないでしょう。ファンタジーに徹せず、妙に現実が幅を利かせてる印象。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-03-07 19:53:34) |
24.《ネタバレ》 話のコンセプトも映像もすごく好きで、これはDVD買いだなと思ってたのに!最後の展開だけは私の好みにあわなかった。なんだかんだ言おうが大切な何かを守るには戦わないといけないんだよねヤッパリ、というのはわからなくもないけど、それを超越した美しいものを見たくてこの映画を観たのに…。こんなの嘘でいいんだ。ファンタジーでいいんだ。うそっぱちでいいからハッピーエンドが見たかった。そうじゃなけりゃトンマッコルなんてただの村だ。村の神秘さ、映画を観る前のあのわくわく感が消えてしまう。私は夢を見に来たんだ。本当にくやしい。ていうかスミスもっと頑張れよ! 【デルモゾールG軟膏】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-01-15 05:21:05) |
23.極めて韓国国内向けに作られた映画で他の国の人が観たらトンデモ映画の1つに感じると思う。でも日本で映画作っても外国人を使うとこのレベルですね。悪くはないけどちょっとあり得ない展開でした。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2008-01-06 19:39:45) |
22.ここまでほがらかで、温かくも悲しい作品を見たのは始めてかもしれない。 純朴で、淀みのない村人と、敵対しつつも距離を縮めていく軍人との交流が、家庭の団欒の様な温もりがあって観ていて気分のいいものだった。 それ故に突然、日常が壊されていく様も味が出るもの。 絵本から抜粋したような風景や登場人物なども、魅力的で、観て損はない作品だと思いました。 【ッュャ】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-01 20:05:34) |
21.《ネタバレ》 けっきょく戦争映画というのは、戦争の悲惨さを伝えるという大義名分のもとに作られた娯楽アクション映画です。本作は前半はファンタジー、後半は明らかにハリウッド映画によく見られるような戦争映画に変わっている。韓国人のツボは、北と南は、いがみあっていても、最後に仲直りするというパターンみたいですね。だけどアメリカ人だけは敵だというわけですか。なるほど笑えます。しかし私には、殺す必要のない人物を無理やり全員殺して、強引に感動させようとしているようにしか思えませんでした。まるで韓国版アルマゲドンです。自己犠牲の精神が感動するのかもしれませんが、彼ら兵士だって愛する家族や両親がいるでしょ?そういう人たちを守らずに何の因果で、数日お世話になっただけの村のために命を捨てるのかよく分からない。村人たちは「いい人」というよりも、全員ガンジーのように非暴力主義。そもそも村の象徴的な存在の不思議少女が殺されたときに、村人たちは怒らなくてはいけない。たんに悲しそうな顔をするだけでは「いい人」とは言わない。それは「お人好し」だ。争いのない社会が理想だと言いますが、平和はタダで手に入りません。愛する人を守るために戦うことも必要。トンマッコルの村人は銃の怖さも知らず、愛する人間が殺される悲しみも知らなかった。村人たちは、無垢なのではありません、無知だったのです。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-10-22 18:23:04) (良:2票) |
20.《ネタバレ》 どこかで観た事があるような感は拭えないが良かったです。村長の台詞で「メシをたくさん食わせること」が印象的でした。あと、イノシシ絡みの場面が面白かったです。相手を攻撃し全滅する事でしか村を守れなかった結末とカン・ヘジョンがアクセントになっているかと思ったら中途半端浮いてしまってるのが残念で、ひとひねり欲しかったかも? 【ないとれいん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-10-01 11:56:50) |
19.えらい宮崎作品の影響を受けてるなぁ・・・って思うのは私だけ?なんか、いろんな映画をツギハギして作ったみたい。ずっ~と楽しみにしてたのにぃ 【さら】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-07-09 11:52:00) |
18.観終わった直後は8点献上と思ってたんだけど、やや時間を置いた今、6点にダウン。といった感の映画でしたか。。。しかし同じアジアでありながら、韓国の映像世界の持つ邦画にないパワーには、嫉妬さえも。。。 【GUSUTAV03】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-06-26 00:45:57) |