歌麿をめぐる五人の女(1946)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。
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(レビュー・クチコミ)
歌麿をめぐる五人の女(1946)
[ウタマロヲメグルゴニンノオンナ]
1946年
【
日
】
上映時間:95分
平均点:
5.50
/
10
点
(Review 6人)
(点数分布表示)
(
ドラマ
・
時代劇
・
モノクロ映画
・
小説の映画化
)
新規登録(2004-06-12)【
--------
】さん
タイトル情報更新(2015-08-03)【
イニシャルK
】さん
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監督
溝口健二
(演出)
キャスト
坂東簑助(六代目)
(男優)
喜多川歌麿
坂東好太郎
(男優)
小出勢之助
田中絹代
(女優)
難波屋おきた
高松錦之助
(男優)
重三郎
中村正太郎
(男優)
庄三郎
川崎弘子
(女優)
お蘭
飯塚敏子
(女優)
多賀袖太夫
草島競子
(女優)
おまん
大原英子
(女優)
狩野雪江
富本民平
(男優)
竹麿
葉山純之輔
(男優)
山東京伝
堀正夫
(男優)
十返舎一九
南光明
(男優)
狩野法眼
尾上多見太郎
(男優)
松平周防守
松浦築枝
(女優)
鶴半の女将 おはん
原作
邦枝完二
「歌麿をめぐる女達」
脚本
依田義賢
(脚色)
音楽
大沢寿人
望月太明吉
撮影
三木滋人
製作
松竹
(京都撮影所)
企画
絲屋寿雄
(企画担当)
配給
松竹
美術
本木勇
編集
宮本信太郎
録音
加瀬寿士
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6.
《ネタバレ》
狩野絵師が浮世絵師に惚れこむという着想がいい。
その後、田中絹代などの女たちの男をめぐるバトルがあるのだが、
ラストは、壮絶な"おきた"の女の生きざまを
歌麿が絵にするところで終われば、良かったのだが・・
それを画面に映し出してくれれば、もっと良かったなぁ・・
「美しき諍い女」もそうだが、絵を題材にした作品で、完成した作品を
画面に出す作品はない。
音楽なら「蜜蜂と遠雷」があるのだが・・
【
トント
】
さん
[ビデオ(邦画)]
7点
(2021-04-03 02:52:18)
5.
道具としての女、その女が男を刺すこと。なんか大枠だけ捉えると、溝口っぽさが感じられなくはない。田中絹代のアップの凄味が変に印象に残っている。あんまりアップで捉えたことなかったんじゃないか。時代が変わって、何かやってみたってことなのか。時代と言えば手ぐさりをめぐるエピソードなんか「戦後」を思った。自由に描ける時代になったんだ、って気分が底にあったのでは。自発的なテーマと言うより、そういうことをテーマとする時代になったんだ、という手探りのような。ま原作ものなので、あまり物語から監督の狙いを探っても意味はない。溝口と言うとまず明治で、江戸時代だとそれまでは侍階級だった(『元禄忠臣蔵』とか)。やがて西鶴や近松に惹かれていく彼が、江戸時代の町人階級を扱ったのはこれあたりかららしい。
【
なんのかんの
】
さん
[DVD(邦画)]
6点
(2014-01-02 08:51:57)
4.
溝口健二監督が終戦の翌年に手がけた時代劇。タイトルから浮世絵師・喜多川歌麿の女性遍歴を描いた映画かと思っていたが、どうも違う。出てくる女たちは田中絹代以外はほとんど印象に残らず、はっきり言って誰が誰なのかもよく分からない。歌麿の浮世絵師としての生きざまを描いたものとしても物足りなさが残る。それに物語にも入り込みにくかった。溝口監督らしさは田中絹代演じるおきたの描き方や、溝口映画では定番の長回しなどに見られるが、全体として深みのない映画で、凡作の域を出ていない。この時代の溝口監督は低迷していたようだが、この映画もその一つではないだろうか。ただ、田中絹代は好演していて、晩年の溝口作品の顔としてのその後の活躍を予感させる演技を既に見せており、これから溝口監督と田中絹代は数々の名作を生み出していくことになるのだなあと感じることができる。
【
イニシャルK
】
さん
[CS・衛星(邦画)]
5点
(2012-12-27 17:33:52)
3.
まあ、溝口作品の中では間違いなくレベルの低い作品ですね。
登場人物が誰が誰だか分からない。
田中絹代しか分からない。
そういった演出的部分も、物語に入っていく観客を阻害している要因の一つだと思われます。
【
にじばぶ
】
さん
[DVD(邦画)]
4点
(2008-03-15 23:38:17)
★
2.
《ネタバレ》
タイトルから想像するようなものとはかなり違った内容。別段歌麿を巡ってないし。関係も浅い人が殆ど。5人と言いながら極めて影の薄い女性が多い。5人目にいたっては誰が五人目なのかも判然としない有様。てっきりおしんかと思ったら、解説によるとどうもおまんがそれらしい。これはさすがに影薄すぎでしょう。どうみてもおまんよりもおしんの方が5人目にまだ相応しい(解説者が間違ったのかな?)。歌麿よりも弟子入りした絵師とのかかわりの方が深い。全体に背景の描かれ具合が乏しく感じる。作品のいまひとつの説得力のなさはこの描かれ具合の低さが原因の一つなんでしょう。どうも困難なはずのことが困難に見えないことも問題。駆け落ちも楽々だし、御用絵師が身分を捨てて弟子入りするのは一大事のはずだが楽々。雪江にしても右に同じ。身軽な町人の行動レベルになってしまってるんですな。こういったことが作品の浅さに繋がっていきます。ところどころ見られるユーモアは良い味が出ているんですがね。
【
MARK25
】
さん
[CS・衛星(邦画)]
5点
(2008-01-13 18:07:29)
1.
溝口映画の女たちはけして男の添え物にはならない。(↓男が添え物なんですね。)一人の人間として女を描く。この作品ではそれを特に感じる。女をしっかりと描けばこんなにも生々しいモノが出来あがる。女の情念、女の欲、女のプライド、女の意地がぎっしりと詰まった映画。製作時からすればそれだけでも評価されるべき作品なのかもしれません。資料の少ない謎の絵師・歌麿(写楽ほど謎ではないですが)にまつわるエピソードも時代考証がきっちりとされており、そのおかげで楽しく拝見することができました。ただ、『雨月物語』の後に見たせいか、それともタイトルから勝手にもっと妖艶なものを期待してしまったせいか、いまひとつ物足りなさを感じてしまったことも事実。歌麿なのに肝心の「絵」があまり出てこないのもなぁ..いや、絵は出てこなくていいんですが絵を書いてる時のモデルを、舐めるようにじと~っとカメラが捉えてくれたら..あっ、それじゃぁ男の添え物映画になっちゃうか..。まだまだ修行が足りんようです。
【
R&A
】
さん
6点
(2005-01-06 12:36:39)
(良:1票)
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【点数情報】
Review人数
6人
平均点数
5.50点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
0
0.00%
4
1
16.67%
5
2
33.33%
6
2
33.33%
7
1
16.67%
8
0
0.00%
9
0
0.00%
10
0
0.00%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
5.00点
Review1人
2
ストーリー評価
5.00点
Review1人
3
鑑賞後の後味
5.00点
Review1人
4
音楽評価
5.00点
Review1人
5
感泣評価
5.00点
Review1人
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