105.観賞していて非常にドキドキした。なるべく多くの人に観てほしい映画だ。 【クレイバード】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-11 19:03:49) |
104.民法での放送後いっきにレビューが増えました。そのなかにやけに監督の向けた日本の裁判の問題点や現状に対しての批判が多い気がします。監督がこの作品でスポットライトに当てた日本法曹の現状はあくまで一角であり、全ての角度から日本を眺めた作品を作るならば某三部作以上の超大作にさえなりかねません。でも逆にコレだけの人たちの裁判に関する関心や興味を起こさせただけで充分な作品なんでしょうね。ただ、あくまで一角です。罪のないニート君が日本法曹の有罪率99.9%の悪循環に飲まれた一件です。この映画が捉え切れていない死角の部分が果たして僕たちを救うほど重要なものなのかは定かではありませんが 【よーじろー】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-02-09 20:00:42) |
103.《ネタバレ》 現実をテーマにした映画とは言え、映画である以上最後は無罪で終わるんだろう、と考えながら見ていたが、期待を裏切って現実でも多いであろう有罪で終わった。裁判官にしてみても、他人の心が読めるわけでもない。しかし、疑わしきは罰せずとならない理由として、無罪判決を出すと国家に楯突くことになる…とあったが、では何のための三権分立なのか、と日本の現状に危機感を覚えた。 【Ad】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-04 01:26:11) |
102.映画館で観なくてよかったよ。コレって、映画ちゃうやーん。ドキュメンタリーってやつに近いな。裁判のこと知らない方は是非1度、ちゃんと観ておいて損はないヘビーな作品。この作品が名作か?と言うと、そうとも言えない。だってほぼドキュメンタリーなんですもん。教材ですよ、コレは。 【Keicy】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-03 02:34:35) |
101.《ネタバレ》 主人公に感情移入してしまい、2時間20分という長さを全く感じませんでした。 一見、自分には全く関係のないことだと考えてしまうが、 誰にでも起こりえる問題だともの凄い恐怖を感じました。 また、99.9%が有罪。1000人に1人しか無罪を勝ち取れないという現実。 例えやっていなくても痴漢だと言われてしまえば、犯罪者として扱われてしまうのです。 そして、裁判になれば長い時間と莫大なお金が必要になります。 以前、無実を勝ち取った方のお話を聞いたことがありますが、 例え無実を勝ち取ったとしても残ったものは何もないとのことでした。 時間・お金・仕事・家族、全てを失った。 それならば迷惑防止条例で略式起訴されたほうがいいのかとも思ってしまう。 今後、裁判員制度がはじまり裁く側にまわったとき、正しい判断ができのだろうか? 無実の人を有罪に、有罪の人を無罪に・・・ものすごい不安である。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-19 18:18:07) |
100.見る前に予想した通りの後味の悪い啓蒙映画です。なんか娯楽映画としての楽しさ面白さがあるのかなと勝手に期待したしたけど、やっぱりなんにも.... 【紫電】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-01-18 22:42:18) |
99.日本の司法制度、冤罪事件について考えさせられる、いい映画。ただ、映画に引き込まれる分、実際の裁判にかかる膨大な時間に実感がわかないのが残念。元ネタ事件の本(お父さんはやってない)を読むための導入としては最適かも。 【チャップリ君】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-17 18:24:56) |
98.《ネタバレ》 この映画を、外国の大学法学部で「日本の特殊な司法の現状」というテーマの教材で使ったという話を聞いたことがあります。それほど特殊なんでしょうね、おそらく。とても丹念に描いていて、長さを感じさせない作りでした。 主人公が、女性弁護士には強気で発言しているシーンが何度か登場する。「25歳無職で痴漢容疑で捕まってるくせに、女性にはずいぶんエラそうだな」と思いながら見た。もちろん脚本なワケですが。 【ハクリキコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-04 23:40:09) |
97.現在の裁判の矛盾点が理解できた。不公平な裁判官の態度はショックだった。 【ホットチョコレート】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-03 19:18:44) |
96.《ネタバレ》 この映画を見ていろんな矛盾と憤りとやるせなさを感じた。ここまでシリアスに徹している映画とは思わなかった。痴漢・・・それはおそらくなくなることはない犯罪だろう。そもそも満員電車乗るのにミニスカート履くなよっていいたい。学校に対する文句になるけど中学校・高校の制服で男はズボン・女はスカートってもう古いんじゃないのかな。短いスカート履いてれば痴漢に遭って当然だという認識が女性にあっていいのじゃないだろうか。警察の取調べに関しては鹿児島・志布志の事件を思いだした。志布志の事件では潔白を証明するために自ら命を絶とうとした人もいたみたいだ。裁判制度に関しては知ってて損はない、いやむしろためになることを映画を通して教えてくれた。見ながら最後は無罪を期待していた自分を見事に裏切ってくれた。後味は悪し。 【やぶからスティック】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-12-26 21:19:06) |
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95.2時間越えてるので躊躇していたんですが見てみるとあっという間でした。こんなにも感情移入しちゃった映画は初めてです。後味の悪さは覚悟していたんですが、感情移入し過ぎたせいか、観終わった後はめちゃくちゃ腹立ちました。 日本の裁判制度に対して批判的な内容で、説明臭くなるんじゃないかと心配してましたが、自然なセリフと演出でした。 僕が法廷に立っていたら「お前死ねー!!!!」て絶対言っちゃいます。 【みどりいろ】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-12-21 05:13:28) |
94.若干消化不良の感もあるがさまざまなエピソードをよくここまで纏めたもんだなと思う。ハリウッドもどきのスペクタクル大作などという邦画ジャンルには合わないスペクタクソ作品を乱発するよりもこういう映画にこそ邦画の存在意義と生き残る道があるんだと思う。シドニー・ルメットを最後にハリウッドでは途絶えて久しいエンターテイメント性を排除した社会派映画。こういうものの告発という役割も映画にはあったはずだ 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-13 12:28:28) |
93.《ネタバレ》 前半、痴漢冤罪で人生を台無しにしない方法が示唆されている。それはやったと認め、罰金と示談金を支払ってその場で解決すること。現に取り調べをする警察官や接見弁護士はそれをオススメしている。みんな分かってるんだなこの理不尽さを。高圧的な取り調べに見えるが、蜘蛛の糸は垂れている。 |
【マー君】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-11-24 15:26:00) (笑:2票) |
91.《ネタバレ》 現行の司法体制に対する問題提起。警察・検察の捜査姿勢や、裁判所の在り方に対して批判を込めた内容です。でも一方的に体制を糾弾している印象はありません。出来るだけフラットに、システムの不具合のみを指摘しようとする意図が感じられます。この姿勢は支持します。バランス感覚も素晴らしい。冤罪被害者を主人公に据えつつも、客観的な視点を忘れていません。ただ、そうであるが故にパンチ力を欠くとも思う。本作では主人公のパーソナリティに踏み込んでいません。彼が口にするのは、一般的な冤罪被害者が口にするそれ。その言葉は、検察や弁護人、裁判官が感じ取るレベルと同程度にしか観客に伝わってきません。観客は公判の傍聴人と同じ。主人公には同情します。憤りもある。でも柵の外。火の粉は我が身に届きません。それではやはり物足りないと思う。本作の立ち位置は、報道特番に近い。でもその土俵で勝負するなら、実例をダイレクトに扱っているドキュメンタリーには適わない。運転免許更新の講習で見る再現ビデオのほうが、よほど胸に迫ってきます。本作はドラマ。ドラマの武器を使わないのはもったいないです。“主人公は何故頑なに妥協を拒んだのか?”“裁判を通じて彼は何を感じたのか?”“結局彼は裁判したことを後悔していないのか?”主人公の心の内面を描くことで、観客を物語に引きずり込んで欲しいと思いました。丁寧なつくり。いい映画だと思います。社会的な価値もある。でも映画で何より大切なことは、”面白いこと”だと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-11-14 18:21:05) |
90.《ネタバレ》 題名からしてこれは有罪になるんだろうな~とおもっていたが、最後の砦、目撃者の女性が現れた時はもしや、形成逆転か!とも思ったが、結局最初から、有罪が確定していたがごとく主文を読み上げる裁判官がなぜか滑稽に思えた。「あなたは間違いを犯した。」そう裁判官は主人公の人生を目茶苦茶にするような判決を言い渡しているにも関わらず彼は罰せられない。『疑わしきは罰してはならない』などとうい言葉など無に等しく、『無罪を主張するには確定的な証拠が無ければならない』のである。いくら証人がいても人の記憶など当てにならないのだ!それなら、証拠など先ず出てくる訳がない痴漢など女性はいくらでも男性をはめる事が出来るではないか! ん?待てよ、男性が女性の手を掴んで、「この人僕のお尻触りました。」と訴えたらどうなるんだろ?女性が痴漢をしないという証拠も無い訳だし。う~んいろいろ考えさせられた映画だった。←考えがズレとる。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-13 15:41:13) (笑:1票) |
89.《ネタバレ》 社会派を気取った娯楽映画。小ネタの連続が楽しく、143分は短く感じられる。 でもなあ、もう一度見たいとは思わない。 なんつーか、頭も運も悪い奴が、冤罪っていう天災に当たってしまった話にしか見えなかったから。 だって就職試験に行くのに履歴書忘れるって何よ。履歴書を確認するために電車降りて、履歴書ないのにまた同じ方面の電車乗るって何?意味無いじゃん。そりゃ怪しいわ。それにドアの目の前に乗ったんでしょ。ポールポジションだ。ドア空いたら走れよ。ものすごく急いでるんだし。女子高生に捕まることはなかったはず。 おそらく監督や脚本家は、満員電車に乗ったことがないんだろう。 この辺の設定の甘さが主人公に同情しきれない。 その割りには、捕まったあとはよく頑張るね。でも、遅いよ。 だから、最後の判決文聞いて、なるほどこれなら有罪だわと納得した。たぶん、どこの国でも有罪になってしまうだろう。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-11-12 23:16:14) (良:2票) |
★88.「裁判所ってのはこんなものなのか!」と憤りを感じさせつつも、主人公側としの主張だけでなく、「本当にやってないのか?」と考えさせられる、いい映画でした。 【きままな狐】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-12 19:34:44) |
87.実話としては出来は良いとは思いますが、映画に娯楽性を求める私には辛い時間でした。上映時間も長くて辛かった。内容も救いようがなくて辛かった。裁判シーンも、現実の裁判はこんな感じなんだろうなぁとは思いつつも、淡々としすぎて面白くなかった。もっと映画として゛魅れる゛映像を撮って欲しかった。 【はりねずみ】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-11-11 12:57:56) |
86.《ネタバレ》 ひとたびベルトコンベヤーに乗せられると、もう執行猶予付きの有罪へ向けて一直線に進む安定したシステムが出来あがっているのが怖い。みんながよってたかってそのシステムに奉仕していて、それにちょっとでも抵抗すると、ほら反省してない、という証明になってしまう。この映画が現実をリアルに反映しているのなら、日本の裁判は証拠主義とは言いながら、かなり心証の勝負で決まっているようだ。より雰囲気づくりに成功したほうの勝ち。ならば、最初は乗り気でなかった女性弁護士瀬戸朝香の心証が変化していくあたりを、もっとくっきり描いてほしかった。具体的な証拠が彼女の心証の変化を導くさまを、一つ一つ対照できるように描くことで、裁判それ自体を実証的に裁いてほしかった。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-11-09 12:13:44) |