2.《ネタバレ》 “上の句”に比べれば、少し新鮮味がなくなった気はするが、やはり青春映画の傑作。【ネタバレ注意】原作から大幅に改変されてオリジナル要素が加えられているものの、キャラクターの骨子は変わらないというのは“上の句”と同じ。新鮮味が薄く感じられたのは対戦シーンが少なめだったからかもしれない。なにしろ一番の名手であるはずの新の対戦シーンがほとんどない(このストーリーではしかたがないけれど)。余談だが、部室に貼ってあったのは“上の句”で着物の合わせが逆だったポスターじゃないか? 最後、“上の句”と“下の句”で区切りをつけているから当然といえば当然なのだが、このあたりをやっているなら、映画はもっと続けられるんじゃないかと思ったところで急展開の締めくくりになってしまった。まあ、綺麗に終わったといえばそうなんだけど。しかし、エンディングのPerfumeはやっぱりちょっと(しかも“上の句”と同じ曲だった)。と思ったところで、続編制作の報。そちらも楽しみ。