十二人の怒れる男(1957)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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十二人の怒れる男(1957)

[ジュウニニンノイカレルオトコ]
12 Angry Men
(Twelve Angry Men)
1957年上映時間:96分
平均点:8.60 / 10(Review 504人) (点数分布表示)
公開開始日(1959-08-01)
ドラマサスペンス法廷ものモノクロ映画TVの映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-10-08)【イニシャルK】さん
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監督シドニー・ルメット
キャストヘンリー・フォンダ(男優)8番陪審員
リー・J・コッブ(男優)3番陪審員
エド・ベグリー(男優)10番陪審員
ジャック・ウォーデン(男優)7番陪審員
マーティン・バルサム(男優)1番陪審員
ロバート・ウェッバー[男優](男優)12番陪審員
E・G・マーシャル(男優)4番陪審員
ジャック・クラグマン(男優)5番陪審員
ジョセフ・スウィーニー(男優)9番陪審員
ジョン・フィードラー〔男優〕(男優)2番陪審員
ジョージ・ヴォスコヴェック(男優)11番陪審員
エド・ビンス(男優)6番陪審員
ルディ・ボンド(男優)裁判長(ノンクレジット)
内田稔8番陪審員(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
峰恵研1番陪審員(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
金井大10番陪審員(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
鈴木瑞穂4番陪審員(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
矢田稔2番陪審員(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
阪脩5番陪審員(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
山内雅人6番陪審員(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
青野武7番陪審員(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
仲木隆司12番陪審員(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
宮川洋一3番陪審員(日本語吹き替え版【日本テレビ】)/6番陪審員(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤本譲裁判長(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
幹本雄之係官(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
小山田宗徳8番陪審員(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小林修1番陪審員(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
辻村真人2番陪審員(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富田耕生3番陪審員(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
穂積隆信4番陪審員(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中村正[声優]5番陪審員(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大塚周夫7番陪審員(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
金内吉男12番陪審員(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
岡部政明裁判長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作レジナルド・ローズ(原案)
脚本レジナルド・ローズ
音楽ケニヨン・ホプキンス
撮影ボリス・カウフマン
製作ヘンリー・フォンダ
レジナルド・ローズ
その他ケニヨン・ホプキンス(指揮)
あらすじ
17歳の少年が父親の殺人容疑で起訴されて、そこに集まった12名の陪審員たちがその事件の評決をする事に。 そして既に目撃証言・証拠などから誰もがその少年の有罪を信じて疑わない中で、1人の陪審員だけが"無罪"を主張する のだが。 数時間に渡った討論の結果はどんなものになるのだろうか。そして 彼らが出した結論とは いかに・・・。
ネタバレは禁止していませんので
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404.《ネタバレ》 すごい陳腐な表現で申し訳ないんだけれど、名画中の名画であり、名画の名画たる所以が解る作品。ってか、初見は多分NHK教育の字幕だったと思うが、まだ小学生で、それほど深くは背景が解ってなかったのだ。裁判終わったのに討議するの?陪審員?普通の人なの?お母さんも陪審員になるかもしれないの?なんて聞いた記憶があるし(笑)。そんな子供にはどう考えても退屈なはずの映画なのに、惹きつけられた。それぞれの陪審員が個性だっていて、展開に目が離せなかった。ちょっと主役がカッコよすぎに描かれてるのには反感を持ったのだが(笑。ひねくれた子供だったので)、結末は素直にやった、と思った。そして名乗りあって握手を交わし別れるラストのすがすがしさ。
さて大人になって観ると証拠検証のレベルの低さなんかに驚くのだが、そういう時代だからこそ、冤罪を防ぐためにこの議論が必要だったのだなあ、と更に納得したり。疑わしきは罰せず、は近代国家司法の基本中の基本だが、じゃあ逆に、泣き寝入りをなくすにはどうしたらいいんだ、なんてことも考えてしまうけどね(本作でも主人公にも少年が真犯人である可能性も言わせている)。陪審員には不真面目な無責任発言もあるのだが、こんなヤツもいそうという、リアリティがある。最後まで有罪を主張し続けた陪審員が私情をさらけ出して激昂し、「落城」するに至ってはホロリとくる。ただ論議するだけの密室劇を、飽きさせず最後まで見せるのは本当にすごい。実にしっかり作りこまれた、力のある名画。
あっかっかさん [地上波(字幕)] 10点(2009-01-29 13:11:15)
403.陪審員がどうこういうより展開が良く出来てる。
デフォルトモードさん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-01-23 18:08:53)
402.《ネタバレ》 証言に少しでも疑問を感じれば疑い真実をつきとめることの大切さが分かりました。殺人事件の審議を擬似体験できました。
獅子-平常心さん [地上波(字幕)] 8点(2009-01-19 00:29:49)
401.素晴らしい。映画とはかくあるべきだと思う作品。派手なシーンやセットも一切なしでよくここまでの作品を作れた物だと思った。90分があっという間だった。まさしく名画というにふさわしい作品。
ribot88さん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-17 11:33:36)
400.これはかなり面白かったです。少し説明口調だったり、おとなしかったのに突然怒鳴りだしたりする人がいて違和感も感じましたが、先入観にとらわれていた人たちの持論が少しずつ揺らいでいくのがよかったです。結局陪審員という立場上事件が解決することはありませんし、ヒーローがいるわけでもない。でもそれこそがこの映画の成功につながっていると思います。
色鉛筆さん [地上波(字幕)] 8点(2009-01-16 23:59:29)
399.いやー、よく出来てます。おもろいです。引き込まれます。引き込まれると同時に「みんなそない怒らんでもええやん」とか「性格ワルいヤツ多すぎやろ」とか思います。あと最後にもっと盛大なオチがあるのかと思ってました。でもまぁ、これは名画です。発想が凄いわ監督。
Fukkyさん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-12-23 07:37:18)
398. 密室劇の秀作。事件の矛盾点を解き明かしていく展開はよかったが、
機知にとんだ驚きは感じられなかった。
もうちょっと意地悪なオチが用意されていても良かったのでは。
翼ネコさん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-20 17:23:07)
397.古い映画は美化され過大評価される傾向にありますが良くできた映画だと思います。
じょーーさん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-09 11:41:31)
396.《ネタバレ》 うーん・・・疑わしきは罰せずか。見てると合う人と合わない人がいるようですが、自分は引き込まれつつも何とも言えない違和感を最後まで拭い去る事ができませんでした。彼によって無罪の少年を救えたのか、憎むべき加害者をまんまと逃がしてしまったのか。評決が結果的にああなった以上、どうしても後者であった場合が気になってしまいますね。
TAKIさん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-08 22:14:52)
395.《ネタバレ》 名画と呼ばれる古い作品は、合わないことが良くあるので微妙に避けていましたが、統計的に好みの近いレビュワーさんのお勧め作品1位なので観賞しました。期待を裏切らず良かったです、昨年観た「キサラギ」を思い出しました(制作年は逆なんだけどw)密室推理物?は脚本がよく練られていて面白いですね。【追記20130927】抜群に面白かった事は覚えているが、どんな事件を議論していたのか。。。殆ど覚えてません(汗
ないとれいんさん [DVD(字幕)] 9点(2008-11-14 01:09:46)
394.名画としてその名は知ってましたが見るのは初めてでした。
タイトルからイメージして12人が一致団結して何かに抗議する映画かと思ったら大違いで、12人が怒り狂いながら討議する映画だったので、最初はビックリというか自分の勘違いに笑ってしまいました。
90分を感じさせない密度の濃さに感動すら覚えました。
カメラワークと心理描写の連携も秀逸。
台詞にムダがほとんど無いですね。一見雑談に見える台詞も各人の個性や背景を描き、それが心理の揺れ動きを理解する助けになっています。
最後まで有罪を主張した三番陪審員がラストで折れるシーン。前半に何気なく見せた息子の写真がラストで重要な小道具になっており、秀逸な伏線だったと感じました。
最後のあっさり目の終わらせ方も良いと思いました。あそこで妙なシーンを挟んだらあの密度感は一気に崩壊したでしょう。
この密室で出された”推定無罪”の結論をひっくり返す解釈も無きにしにあらずでが、それでもこの映画の価値をおとしめるものではありません。
明晰な一人の男をきっかけとして法廷でも明らかにならなかった事実が次々と明らかになっていく爽快感がこの映画の持ち味だと思うからです。
隅々まで入念に気を配って作られた見応えのある名作だと思います。
kazu-chinさん [DVD(字幕)] 9点(2008-10-24 19:05:25)
393.名作。初見時に、たいへんな感動を覚えました。正義とは何か、真実とは何かを強く考えさせられました。
ジャッカルの目さん [地上波(吹替)] 10点(2008-09-14 17:13:06)
392.古典と言うことで今さらながらの初見。法廷物と言うよりは心理物と言う感じがしました。どんどん潮が満ちるように無罪に流れていく過程が迫力があり良かったです。裁判員制度の導入ということもあり興味深く観れました。自己主張が強いアメリカ人でさえああなのだから、和をもって貴しとなすこの国、空気を読むことを強いられるこの国、事なかれ主義の国民性。裁判員制度って大丈夫なのでしょうか。ちなみに私は最後までギルティーだったです。ひっくり返される瞬間を楽しみに待っていたのですが。
タッチッチさん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-06 16:12:07)
391.ここではかなりの高評価ですが・・・自分にはちょっと合いませんね
N.Y.L.Lさん [DVD(字幕)] 3点(2008-08-30 21:12:53)(良:1票)
390.脚本とアイディアのみの勝負でこれ程面白くできるのはすごいです。役者、監督の力量も問われる非常にレベルの高い映画だと思います。 2012/6/17に再見したのでコメント追加。この映画について「ヘンリー・フォンダに説得力がない。~という場合も有り得るから無罪はおかしい」というようなコメントを多く見ますが、正に「~だったら無罪かもしれないが、しかし~場合もあるので有罪かもしれない」という状態が「無罪」なのであるということを、いくら強調しすぎてもしすぎることはありません。「無罪ではないかもしれない」は「有罪」とは異なり、「有罪ではないかもしれない」は「無罪」である、という大前提を理解する必要があります。なぜその必要があるのかは「それでも僕はやってない」など、優れた映画が多く存在しますので、それを観ると良いでしょう。
Balrogさん [DVD(字幕)] 9点(2008-08-22 23:02:33)
389.《ネタバレ》 舞台はたった一つの小部屋のみ、登場人物は僅か一二人、それでもこの映画が非常に面白い理由は登場人物の人間模様の描き方が非常に上手い事なのでしょう。
少年の有罪無罪に関する八番陪審員の推理は、まあそこそこ面白い位ですが、その推理が展開されていく中での登場人物の人間関係の移り変わりが非常に面白いです。
ある者は勇敢で、ある者は残酷で、ある者は面倒臭がり屋で、ある者はカタ物だったり登場人物の一人一人の個性が非常に上手く自然に表現されています。あっという間に過ぎる90分でした。ただ会話が延々と続くだけの映画なのに、これだけ素晴らしい作品が出来るのかと。
民朗さん [DVD(字幕)] 9点(2008-08-09 01:28:21)
388.《ネタバレ》 手に汗握るとは正にこのこと。
モノクロ映画は苦手な部類に入るのですが、この映画はグイグイ引きこまれていきました。
題名しか知らなかった学生時代ですが、まさかこんな映画だとは。
悲喜こもごもさん [DVD(字幕)] 9点(2008-08-04 22:37:28)
387.《ネタバレ》 フリードキン版は先に見ていたし、個人的に白黒が苦手なので敬遠していたが、やはり見て正解だった。「白黒だよなあ…白黒だよなあ…」というボヤキが、いつのまにかなくなってエンディングをむかえてしまった。
脚本と演出の隙の無さに、各演者の名演で質の高い作品となっている。
今となっては、証拠の検証方法がこんないいかげんでいいのかという時代の違いは否めないので、犯罪ものや法廷ものとして見るのではなく「かの国はことほどさように言葉を重要視する文化なのであるなあ」という異文化発見ものとして見るのがいいかと。
英語で「約束するよ」「必ずするよ」という場合によくアイギブユーマイワードとかユハブマイワードとか言いますが、言葉を与えられたお前は約束のものを必ず受け取れる、と。言葉なのだ。とにかく言葉。
ところが、こういうものはアジアの文化特に日本にはもともとなかったです。今も、欧米並みにあるとはとても言えないでしょう。そして、このへんの誤解があるために外交がなかなかうまくいかないことになる。
彼らはなぜ、そんなに「言葉」を重視するのか。そのヒントがこの映画にある、と私は思う。
12人の怒れる男はそれぞれの理由で「怒って」いて、そのため「偏見のないジャッジが難しい」ということが如実に示されます。誰が、何に対して怒っているのかを一人一人見極めていくのもこの作品の楽しみといえるでしょう。少数意見を無視しないとか異なる意見の人物でも尊重するとかいういささか美化された民主主義の手順が描かれています。
ひとつ日本人が気に留めなければならないのは、カンカン帽の野球に行きたい男です。
彼の「怒り」は「充分な教育を受けられなかったために、学歴や教養が無いことで他人に軽視されがちである」ことで、本人も教養が無いことを心中で恥じています。
そういう彼が評決に当たってどういう行動に出るかというと、「右に倣え」です。根拠を述べるように求められても自分の意見を言うことができない。
実はこの態度は、原因は違っても「世間」や「不文律」や「みんなの満足」を行動の根拠にしてきた日本人と結果的に同じなのである。我々はこの男にならないように常に心がける必要があります。
個人的には、この時代にしかも白黒なのにここまでできるという点で、リメイク版よりこちらに軍配を挙げたい。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-07-30 16:35:53)
386.《ネタバレ》 こういう考えさせられる映画は大好きです。自分も社会人になって10数年経ちますが、どのような結論になったとしてもできる限りの議論、検討をした上で決めることが重要であると痛感させられています。この映画では正にこのことがテーマに上がっているのではないでしょうか。しかも人の生死に関わることであり、ヘンリー・フォンダがただ一人「議論をしよう」と主張したところでも「はたして自分も同じ立場であるなら同じことが言えるか」と深く考えさせられてしまいました。これから社会人になる人には「この映画が面白い、面白くない」という視点よりも、「何故ヘンリー・フォンダがただ一人違う意見を主張したのか」というところを考えつつ是非見て頂きたいと思います。(ちょっとエラソーか、俺??)
Endorphineさん [DVD(字幕)] 10点(2008-07-21 23:12:16)
385.「12人の優しい日本人」を先に観てしまいました・・・。どうしてもこれと被ってしまい良い映画なんでしょうが、ワクワク感に欠けてしまいました。
きままな狐さん [DVD(字幕)] 5点(2008-04-22 19:24:30)
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【点数情報】

Review人数 504人
平均点数 8.60点
000.00%
100.00%
210.20%
330.60%
420.40%
5183.57%
6163.17%
7499.72%
810320.44%
915630.95%
1015630.95%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.43点 Review39人
2 ストーリー評価 9.30点 Review56人
3 鑑賞後の後味 9.18点 Review54人
4 音楽評価 6.68点 Review22人
5 感泣評価 6.00点 Review15人
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【アカデミー賞 情報】

1957年 30回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞シドニー・ルメット候補(ノミネート) 
脚色賞レジナルド・ローズ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1957年 15回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ヘンリー・フォンダ候補(ノミネート) 
助演男優賞リー・J・コッブ候補(ノミネート) 

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