142.《ネタバレ》 奥方と千鳥が、相手方に乗り込む合図に流す椿の花を、赤にするか白にするか楽しそうに話している間、襖に書かれた「や」の文字を暇そうになぞる三十郎。その仕草が何度見ても笑えます。 【カタログ】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-02 01:42:38) |
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140.現代の役者さんで『椿三十郎』をやろうとすると、織田裕二になってしまうわけだが、「世界のミフネ」の前では到底太刀打ちできない。織田クンではとても「抜き身の刀」にも「桁外れな人物」にも見えないわけで。しかしリメイク版も面白かった(そもそも脚本が面白いから)。ラストの決闘はやはりオリジナルの圧勝。「お見事!」 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-12-13 10:09:49) |
★139.《ネタバレ》 最初の鑑賞は銀座の並木座でした。「七人の侍」との二本立てで、200円でした。封切りの前売り券が700円、当日券が800円か900円くらいの時代です。お目当ては「七人の侍」で、「椿三十郎」はまったく予備知識なしで見ました。観賞後、とんでもなく得をした気分でした。話はコンパクトで単純明快。笑いもあれば、素晴らしい殺陣もあります。颯爽と去っていく三船敏郎の背中が最高です。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-12-11 01:34:13) |
【norainu】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-12-08 18:08:03) |
137.《ネタバレ》 皆さんの評価が高いのですが、個人的には7点でごめんなさい。悪くはないけど、三十郎が「スーパー」過ぎる。知恵者過ぎる。コミカルでテンポが良く、最後にあの名場面。間が良かったです。 【プライベートTT】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-11-23 22:10:09) |
136.《ネタバレ》 非常に楽しい作品でしたね。三船敏郎の粗野な魅力と作品に散りばめられたユーモアが見事にマッチしていました。とにかく、こんなに笑える作品だとは思ってませんでしたので、良い意味で裏切られた感じですね。 また、突っ走る若侍たちと三十郎のやり取りが非常に良かったです(結構ためになります)。 ただ、ゆるーい感じで終わるのかと思いきや、ラストの決闘でビシッとしめるあたりはさすがでした。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-20 18:09:54) |
135.《ネタバレ》 これって、格好良い主人公が、悪者の悪だくみを無事に阻止しました、というごく普通の時代劇のパターンでしかないように思うのですが。敵方の中でもきちんと「分かっている」仲代とは、もう少し認め合った者同士の特別なやりとりがあると期待してましたし、脇役が全然活躍も変化もせず、ほとんど最後まで烏合の衆みたいな感じでしかなかったのも、映画としては不満です。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-10-28 21:40:11) |
【なますて】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-10-28 16:45:05) |
【05】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-09-07 06:03:04) |
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132.大変面白かった。作品の雰囲気としては、個人的に「七人の侍」より好きかも。ラストシーンの迫力もさることながら、100分足らずの尺の中でユーモアを交えて展開される物語運びは、これこそエンターテインメント!と賞賛したい。それにしても、三船敏郎の存在感はあまりにも大きい。平田昭彦、小林桂樹、田中邦衛など堂々たる名優陣がえらく小さく見えてしまうほどの偉大さは、彼自身の魅力によるものなのか?それとも黒澤監督の演出力によるものなのか? 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-09-05 14:24:24) |
131.《ネタバレ》 僅か100分足らずの尺ながら、物語は充実しています。かといって忙しない印象もありません。動を際立たせる静。緊張を和らげる粋な笑い。その脚本、演出の巧みさには舌を巻きます。登場人物も魅力的。脇役も際立っていますが、やはり主演の三船に尽きます。身分は素浪人。名は椿三十郎。偽名です。“ヒーローは名を名乗らない(名乗ってはいけない)”という大前提が、きちんと守られています。『月光仮面』と同じ。それは見返りを求めないという宣言です。「義を見てせざるは勇なきなり」よりも「君子危うきに近寄らず」が主流な昨今、やはりヒーローはこうでなくては!と思います。おまけに頭もキレます。しかし欠点もある。粗野な振る舞い、独断専行。奥方には「抜き身」と評されます。彼の人物像を見事に言い表している。そんな主人公が、奥方の人柄にほだされたのが本作の肝。奥方は世間知らずです。でも計算がない。飾り無い無垢な言葉だから、世俗にまみれた主人公の心に響いたのでしょう。「人を殺してはいけません。」「本当によい刀は鞘に納まっているものです。」しかし事態は甘くありません。殺生は避けたいが避けられない。奥方の言葉と現実との間で、主人公の心は揺れ動きます。その葛藤は言葉と態度に表れます。だから彼に深く感情移入できる。最後の決闘。もはや何の益もありません。でも武士であるが故に立ち会わざるを得ない。勝利の余韻よりも虚しさが勝ります。「お見事!」と言われて一喝する椿の姿が心に残ります。紛うことなき娯楽時代劇の傑作。思い入れの要素を差し引いても、10点は動きません。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-08-01 18:06:03) (良:3票) |
130.とにかく面白かった。三船さんみたいな役者さん、30代では滅多にいないでしょう。 リメイクの織田さんは違うんじゃないかなぁ・・・ 【声ヒツジ】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-07-26 18:53:57) |
129.《ネタバレ》 用心棒よりこっちのが面白かったです 滅法強くて頭が切れる三十朗が渋くて最高にカッコイイ 思わず自分も顎の鬚を触ってしまいたくなります。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-22 22:23:21) |
128.《ネタバレ》 96分というコンパクトさで、テンポがよく、軽めで、笑いも多い。 実のところはギャグ映画ではないか、というくらいコミカルだし、登場人物全員どこかネジが一本違っちゃってるようで何かおかしい。「金魚の糞」もそうだし、「赤でも白でも、どっちでもいいだろ」(これは伏線だが)とかもわりと面白い。ラストの決闘は確かに名シーン。長く間を置いて一瞬で決まる。だけどあの血の出かたも、本当はああいう風になるのかもしれないけど、なんかギャグな感じ。 ということで私的にはギャグ映画という認定ですが何か(笑) 【θ】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-07-13 20:27:20) |
127.評価高かったから見たんですが・・・すんません何故こんなに評価が高いのか分かりませんでした。古い映画も決して嫌いではないんですが、やはり最近の見た目派手な映像に慣れすぎたのでしょうか?もしかしたらラストシーンだけテレビで見たせいなのか? 【レッドホーク】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-05-13 01:03:17) |
【寺 梅斗】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-01-14 12:57:38) |
125.中学生のとき、ふとテレビをつけると、映像の汚いモノクロの映画が始まるところでした。暇だったので見ることにしました。それが椿三十郎という映画だったことも知らず、何の期待もしていなかったのですが、気がついたら、映画にのめり込んでいる自分がいました。完全に映画の中の世界に入り込んでしまったのか、周囲の部屋の景色が目に入ってこなかったくらい集中して見たのを記憶しています。白黒で何を言っているのか聞き取りにくいのになんておもしろい映画なんだ、こんなおもしろい映画が世の中にあったのかと思いました。明日は学校でこの映画の話題でもちきろだろうなと思いましたが、次の日学校に行ってみると見た人は自分以外に誰一人いませんでした。椿三十郎というおもしろい映画があるんだとあちこちで言いましたが、誰も取り合ってくれませんでした。あれから数十年後、インターネットが普及した世の中で、このようなレビューサイトを見ると、どこでもかなりの高評価であり、やっぱり自分の目は間違ってなかったんだとうれしくなります。あのころの中学校の友達、シネマレビューでこの映画のことを知って、観てくれていたらいいなと思います。あいつの言ってたことはほんとだったんだと、きっと思ってくれることでしょう。 【だいちゃん】さん [地上波(吹替)] 10点(2007-01-01 21:40:32) (良:5票) |
124.《ネタバレ》 武士とか侍とか好きな俺にはたまらない1本。 もう三船敏郎演じる椿三十郎がかっこよすぎるんだ、これが。ただかっこいいだけじゃないところが魅力的。 見ず知らずの若侍達に協力してやったり、最初は何も考えてなかったけどあの奥さんにあのセリフ言われてからは無駄な殺生を控えたり、とそんな一面もあって良い・・・非常に良い。 「や」の文字をなぞる動作が印象的。つい一緒に俺もなぞったよ。 そしてラストの決闘。あの間が良いよ、あの間が。目が離せない、息を飲むシーンとはこれだ! 今まで全然血なんか出てなかったのにいきなり飛び出しすぎじゃない?なんて些細な事は全然気にならないのだ。 テンポも良いし笑いもあるから飽きない。俺は黒澤作品は七人の侍から入ったけど、こういう短めのやつから入ると良いのかも。 【ケ66軍曹】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-12-28 02:25:56) (良:1票) |
123.三十郎以外の活躍がないのがちと寂しいが、充分に見応えある作品。蜘蛛の巣城やはくちは重苦しいけど、こちらは割と気楽に見られます。 【トナカイ】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2006-10-27 23:14:33) |