385.《ネタバレ》 この映画を観ると、あのやりすぎ感のあるプライベートライアンの冒頭部が、実に映画的に演出されたシーンだったことがわかります。基本的には誰が誰だかよくわからない人たちが延々と同じような戦闘を繰り返すだけの映画で、正直ただただ疲れるだけの映画です。ただ、たとえば途中2人だけでヘリから降りて戦闘するデルタの2人も(映画の演出に見えて)実話なわけで、基本手的に実話に沿って撮ったからこそ、この混沌と疲労があると考えるとある意味これも正しいのかな、と思わないではないですが… 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-23 11:33:58) (良:1票) |
384.多くのレビューの中に政治の色合いを感じているコメントが結構あるのが意外でした。臨場感あふれるシーンに兵士たちの恐怖や切迫感がひしひしと伝わってきますが、それ以上に、極限状態での人間に潜んでいる本性、というか動物的な本能というものを改めて思い起こさせる映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-09-12 18:17:09) |
383.リアリティな生身感の戦闘シーンが多くあり、見応え充分。 しかしながら戦闘描写中心の割には登場人物が多く、またキャラクターにストーリー的な背景も薄かったため人が死んでも情が湧かなかった。主人公というか主演ジョシュも際立たない。登場人物の整理ができたとき映画の終盤だったのが本音。 |
382.中盤くらいまでやたら臨場感があって面白いのですが、一度基地に帰った後(太もも撃たれて亡くなっちゃうあたり)から一気にダレてきます。長すぎたせいもありますが後半やたら哲学的になってきて観客にはセリフが言い訳がましく、終いには鬱陶しくなってくる始末です。 隊員の髪型や顔つきが似た人ばかりで、誰が脱落したのかもよくわからない状況で足早に話が進んでいくのも集中力が途切れる原因になっていると思われます。現場の混乱が上手く描かれているという見方もできますが、もっとブラックホーク墜落に焦点を絞るなり、追うのを一部隊のみに限定するなりしたら、もう少し分かり易くなったような気もします。 まあ前半部分だけでも見る価値大だとは思いますし、アフリカ系民兵の怖さを体験するという意味でも非常に意義のある映画だったと思います。出撃時のブードゥーチャイルがジミヘン版じゃなくてSRV版だったところはいかにも現代風(ベトナムより後)といった雰囲気で監督のセンスが光っていました。 PS、エンドロールのソマリア1000人、米兵19名うんぬんというナレーション必要でしたか?19と1000という数字を出しちゃうあたり、やっぱりアメリカのあざとさを感じてしまいました。この映画の流れであの数字を出しちゃうと、なんだか1000人が軽く見えます。民兵にだって1000通りのドラマがありますよね。 【アラジン2014】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-07-22 18:27:54) |
【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-15 18:49:36) |
380.映画としては、しごくまっとうな作りで、応援したくなります。戦争映画の中では公平な視点の良作だと思います。フルメタルジャケットとかが好きな人にはおすすめします。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-07 21:49:32) |
379.《ネタバレ》 ヘリが墜落してからの息詰まる、行き詰る作戦。画面からの緊迫感が半端無い。やっぱり戦争には正義なんてない。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 6点(2013-11-24 18:20:21) |
378.《ネタバレ》 「アイディード将軍が死ねば俺たちが武器を置くと思ったか?この戦闘は終わらない。それがこの国の流儀だ」。パイロットと交渉しようとする男のこの台詞は印象的だ。しかしソマリア内戦に於けるアメリカの軍事介入の是非については一旦置いておく必要がある。この映画はアメリカが政治的に正しかったかどうかを問い質す作品ではないからだ。では何に関しての映画かというとそれは明らかで、「戦友を助ける」ことの尊さだ。だからこの映画で高揚的なマーチや感傷的な音楽は戦友を助けに行く男たちのシーンでのみ流れる。 話題となった緊迫感の持続する戦闘シーンの完成度の高さは言うまでもないですが、特筆したいのが「緊迫感のある映像→ドキュメンタリックなハンディカムでのブレのある撮影」と安易にしていないこと。映像美に拘るリドリー・スコットらしいと言いますか、基本的に画面が安定しているからとても見やすかった。かと言って安定しすぎている訳ではなく、弾着の数は半端ないわ、グレネードは彼方此方で炸裂するわ、RPGはバンバン飛んでくるわ、戦場の地獄の様な臨場感は保っている。このギリギリのバランスが素晴らしい。しかし麻酔なしの動脈縫合手術のシーンには参ってしまった。これまでの映画歴でも一二を争う位の痛そうな演出で、観ている間に無意識に「ヒエ~」と情けない声を上げていた。 ドラマパートの配分も良く、特に部下を一人も見捨てられない為に次々に犠牲を増やしてしまうことに苦悩するガリソン将軍には居た堪れない気持ちに。最後に処置室の床に流れ広がる血を必死に拭くも余計に血が広がってしまう姿が、この作戦に於ける彼を象徴している様で哀しい。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-04 23:31:52) (良:1票) |
377.リアリティがあって怖い映画だった。テレビニュースでみると遠い国の人の戦闘が他人事のようにおもえてしまう。しかし映画でみるとそうはおもえなくなる。 にかいめの鑑賞。ソマリアサイドからの場面をもっとあれば映画に深みが出て面白いと思うんだけどね 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-10-13 07:55:36) |
376.悪くはないんだけど、どうしても戦争映画はプライベート・ライアンと比べてしまうのです。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-08-24 23:40:54) |
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375.「ブラックホークダウン!ブラックホークダウン!」「RPG!RPG!」等の叫びが頭にこびりつく悪夢のソマリア市街戦。たくさんスター俳優が出てるのだけど、個々人のドラマに焦点を当てるということが無いので、誰が誰だか分からない。皆一兵士となって戦火のなかで阿鼻叫喚である。酷い。映像はドキュメンタリーの如く極めて冷静でクリア。140分の長きにわたって生き延びるのに必死な様子を見せられていると本当に疲労困憊。この映画を観て素直に反戦を叫ぶべきなのかアメリカも大変ねえ、と思うのが正解なのか、もおよくわからない。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-04-27 00:27:31) |
374.●同じ恰好で顔の見分けがつきにくい登場人物が2時間ほぼ同じテンションの戦闘を続ける。これを追うのはつらい。●弾が当たる場所にわざわざ飛び出しては次々と打たれる民兵にセリフはほぼ皆無。他の戦争映画でも時々見られる手法だが、彼らは我々とは違う別個の生き物なんだ、だからどんどん殺してもいいのだという制作者のメッセージを感じてしまう。かたやアメリカ兵はスローモーションでの死の演出、そして友を救う発言。ハッキリ言って不快である。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 2点(2013-02-22 11:14:36) |
★373.《ネタバレ》 リアルな戦闘シーンに目が釘付けでした。前線に出れば、「味方のために戦う」。まったくそのとおりです。戦い抜いて、生きて帰らなければなりません。1機目の墜落シーンでが素晴らしかったのですが、2機目の墜落シーンがちょっと残念でした。 【ジャッカルの目】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-02 18:55:57) |
372.《ネタバレ》 ドンパチだけを楽しむ映画かと思ったらそうじゃあなかった。臨場感が半端ない。リアル過ぎて怖いぐらいです。メッセージ性とかそんな高尚なく、ただただ戦闘シーンを続けその場にいた兵士の疲れ、恐れ、痛み、怒り、悲しみをリアルに伝えてきます。後半の脚の治療シーンとかエグくて目を背けたくなるほどでした。これを観て何を思うかはその人次第。キャッチコピーは「あなたは この戦争に言葉を失う。しかし、知るべき時が来た。」漠然としたなにかはあったんでしょうが、多分この映画を見て何かを伝えたい、なんてことは考えて作られてないんじゃあないかと思います。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-20 06:59:17) |
371.全編プライベートライアンの最初の20分といった感じ。それが二時間以上。常に緊迫感。でも実際に戦場にいた兵士はさらに疲れたんだろうなぁ。 【とま】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2012-02-05 16:58:55) |
370.こんな映画を10年も眠らせておいた自分なんなの?馬鹿なの?足の裏からジワジワと、脳天までモゾモゾと、不安と恐怖が体を這い上がってくるこの感じ。よくできたお化け屋敷の中にいるときのあの感じ。私に最大のトラウマを与えた映画、ジョーズに勝るとも劣らない恐怖感。物語性云々思想云々、そういうのは脇によけておこう。怖かったんだ私は。戦場いったことねーよ、市街戦とか想像もつかねーよ、でも「臨場感」とか「リアル」とか思っちゃったよ。戦争映画は難しいよね、必ず敵と見方とそして中立が現実世界にいるんだからさ。でも見てる側になんらかの感情の高揚を与えた時点で映画としては成功してるんだろう。つまらなすぎるという憤慨の感情を除いて。近代兵器使用の市街戦がこんな風に描かれた映画、ほかにあるのか。大嫌いなブラッカイマーが絡んでるところが非常に悔しいが9点。ちきしょう。でもレビュー見ていてみんなの憎・ブラッカイマーっぷりにちょっと安心だ。 【らいぜん】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-11-08 17:45:16) (良:2票) |
369.面白かった。飽きずに見た。 周りじゅうが敵。民兵と一般市民の区別がつかない。そもそもそんな線引きが成り立つのかもわからない。アメリカ兵側から見た恐怖感が伝わってくる。 だが、それでもアメリカ側の死者は19名。ソマリア側は1000名以上。 『エイリアン2』と基本的な構図は変わらない。やっぱり原爆を落とす国の発想なんだなあとあらためて思う。 【フラミンゴ】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-06-23 19:23:36) (良:1票) |
368.戦闘シーンも素晴らしいの一言。現代戦争映画のなかでは、上位を争うかと思います。 【doncdonk】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-14 12:34:12) |
367.《ネタバレ》 現代戦争モノの中では『ジャーヘッド』と並び群を抜いて素晴らしかった。 良く戦争映画で描かれる『人の尊厳』やら『人を殺すことへの葛藤』『敵兵士を悪者に仕立て上げるための過激演出』等が前に出る事は無い。 とにかく『民兵とアメリカ軍兵士による市街地戦』と言う『状況』をただただ描くのみ。そしてその演出がとにかく素晴らしい。 最新装備と一流の訓練等、個体戦闘能力では圧倒的有利なアメリカ軍が、訓練も装備も劣りただただ『物量』で押し寄せてくる民兵に苦戦を強いられる様はヒッチコックの『鳥』の様な恐怖感があった。 各登場人物の描写もされているがあくまでメインとなる戦闘シーンの合間に挿入される程度で、メインはとにかく戦争戦争戦争。大げさかもしれないが、本当透明人間にでもなってその場にいると感じてしまう程凄い臨場感だった。おかげで中盤の『止血』シーンは本気で気分が悪くなった。 メッセージ性も無くは無いが、ベタな戦争映画の様に『見せつける』のではなく、戦闘中の兵士の仕草や会話から『感じ取る』様に描いているのも面白く、ラストの帰還シーンはジェットコースターから降りた後の様な清々しさがありました。 後になってリドリー・スコットが監督だと言うの知り、本当彼の多才さに驚愕。 【ムラン】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-05-14 18:43:42) (良:1票) |
366.《ネタバレ》 表情も定かではないソマリアの民兵&暴徒と化した民衆が、圧倒的物量で身動き取れない米兵たちに襲い掛かる!ヘタなホラー映画よりよっぽど恐怖を感じました。失礼な見方かもしれないけど、これは戦争映画というよりもパニック映画に分類されるべき映画なんじゃないかと思います。ソマリア出兵の是非が云々~ってところに焦点が当てられてるとは思えなかったし、延々民兵と米兵がドンパチやってる…で説明できてしまうストーリーだったし。アイドル映画だ、という感想を書かれてる方がいますが、もしかしたらその捉え方が一番正しいのかもしれません。映像は美しいし、戦闘シーンは迫力あるしで面白い映画でした。 唯一気に入らなかったのは民兵と米兵の間で「死」の描かれ方が違いすぎたことでした。米兵が撃たれると体がバラバラに吹き飛んだり、血飛沫で仲間が血まみれになったり、死ににくい場所に弾をもらって一晩苦しみ抜いた末に死んだり、死んだ後も踏みつけられ、石を投げられ、身包みをはがれ、挙句民衆の上を遺体がモッシュダイブ…と思いつく限りの惨状が映されるのに対して、民兵が撃たれればほぼ即死で苦しむ姿は全く描かれません。四方からじわじわと追い詰められて嬲り殺しにするよりは、ヘリからの機銃掃射で一網打尽の方が慈悲のある殺し方だなぁ…などと勘違いしそうになって危険だと思います。 【池田屋DIY】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 21:53:35) (良:1票) |