影武者のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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影武者

[カゲムシャ]
Kagemusha Shadow Warrior
1980年上映時間:180分
平均点:6.12 / 10(Review 92人) (点数分布表示)
公開開始日(1980-04-26)
アクションドラマ時代劇歴史もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-08)【イニシャルK】さん
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監督黒澤明
助監督本多猪四郎(監督部チーフ)
大河原孝夫
米田興弘
小泉堯史
演出久世竜(武家作法)
キャスト仲代達矢(男優)武田信玄/影武者
山崎努(男優)武田信廉
萩原健一(男優)武田勝頼
室田日出男(男優)馬場信春
根津甚八(男優)土屋宗八郎(近習)
大滝秀治(男優)山県昌景(侍大将)
隆大介(男優)織田信長
油井昌由樹(男優)徳川家康
矢吹二朗(男優)伝騎
志村喬(男優)田口刑部
藤原釜足(男優)医師
阿藤海(男優)雨宮善二郎(近習)
桃井かおり(女優)お津弥の方(側室)
倍賞美津子(女優)於ゆうの方(側室)
音羽久米子(女優)竹丸付き老女
大村千吉(男優)鏑馬武田流司家
常田富士男(男優)百姓
清水紘治(男優)跡部大炊助(侍大将)
南部虎弾(男優)(クレジット「南部虎太」)
島香裕(男優)原甚五郎(近習)
江幡高志(男優)托鉢僧(乱波)
山本亘(男優)小山田信茂(侍大将)
柳葉敏郎(男優)合戦場の死体(ノンクレジット)
小林朝夫(男優)合戦場の死体(ノンクレジット)
益岡徹(男優)足軽(ノンクレジット)
藤原稔三(男優)
脚本黒澤明
井手雅人
音楽池辺晋一郎
新日本フィルハーモニー交響楽団(演奏)
撮影斎藤孝雄
上田正治
中井朝一(撮影協力者)
宮川一夫(撮影協力者)
製作富山省吾(製作宣伝)
東宝
プロデューサー黒澤明
田中友幸
野上照代(アシスタント・プロデューサー)
フランシス・フォード・コッポラ(外国版プロデューサー)
ジョージ・ルーカス(外国版プロデューサー)
配給東宝
作画黒澤明(絵コンテ【ノンクレジット】)
美術村木与四郎
衣装三松(衣裳提供)
編集黒澤明
南とめ(ネガ編集)
録音東宝録音センター(効果)
矢野口文雄
照明佐野武治
粟木原毅(照明チーフ)
その他橋本忍(アドバイザー)
野上照代(記録)
IMAGICA(現像)
あらすじ
甲斐の国の国主武田信玄は自分の死後、三年の間自分の死を隠し、国富に勤めるよう家臣に命じ、信玄の弟信廉は信玄に瓜二つの泥棒を影武者に仕立てるべく訓練していた。ある夜、信玄は落城間近の城の周囲で流れ弾に当たって負傷し、泥棒上がりの影武者の出番がやってくる。当初は敵の隠密の眼を欺く置物に過ぎなかった影武者は信玄の死後、信玄の孫の心を捉え、次第に貫禄を身につけていくが、それは父の影に従って生きることを嫌う信玄の息子勝頼との確執に繋がる。カンヌ映画祭グランプリ受賞作。
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72.長かった…そして重厚。正直退屈。
映像美も「デルス・ウザーラ」や「乱」程のラインには達しておらず、物語にもそこまで面白みが感じられなかった。
他の監督が撮っていたら評価したいところですが、黒澤映画として見ると他の作品が素晴らしいだけにこの点数。

勝新に負けず劣らず(?)鬼気迫る名演を披露してくれた仲代達矢に+1点
せかいのこどもさん [DVD(邦画)] 6点(2010-12-11 19:38:33)
71.《ネタバレ》 初見は期待が高すぎたせいか、とてもがっかりした覚えがあります。最後の合戦はいささか緊張感に欠けた描き方と思います。二度目にニセ信玄に感情移入してみたところ、評価がかなりアップしました。仲代達矢の力に負うところ大きいですね。良い映画と思います。
ジャッカルの目さん [映画館(邦画)] 8点(2010-11-06 21:45:20)
70.ああ長いですね、本当に長すぎ。どうしてこんなに長々と起伏のないストーリーを撮ってしまったのでしょう。

現代において「重厚長大」とは、裏返せば「鈍重」「冗長」「もったいつけ」と同義でほとんど褒め言葉にはなっていないのに、この巨匠はかくも「重厚長大」な大作を撮ってしまったのですね。
黒澤監督という人は、そういう機微をよく知っていて、こういう面白みの無い超大作を撮ることを一番嫌がる人のような気がしていたのですが……残念です。
ぞふぃさん [DVD(邦画)] 5点(2010-10-04 17:51:18)
69.《ネタバレ》 黒澤監督が「編集でもっと切りたかった」と言っている通り、無駄と思えるシーンが多く、長さを感じる。その点は外国版でいくらか改善されているらしいが、逆に影武者と竹丸のエピソードなどはもっと時間を割いても良かったかもしれない。それにより別れが一層悲しいものになったと想像できる。
リーム555さん [DVD(邦画)] 5点(2010-08-17 18:08:43)
68.《ネタバレ》 世界の黒澤が誇る長編歴史大作。濃厚な男の映画。大迫力の長篠の合戦。30年も前に日本であれほどの戦闘シーンを作り上げたのはさすがです。おぞましい戦後の死体の山。
獅子-平常心さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-04-22 13:18:49)
67.一度目の鑑賞時には登場人物の把握に四苦八苦した。DVDで改めて鑑賞、字幕をONにしてみると登場人物の把握もたやすく出来た。乱の前哨戦とも言うべきか、若干の物足りなさは感じたがおもしろい作品である。合戦のシーンもなかなかの迫力である。次回作、乱に繋がるステップとしては申し分ない。
円軌道の幅さん [DVD(字幕)] 6点(2010-04-21 20:32:21)
66.《ネタバレ》 カラーになり合戦シーンも迫力があったが七人の侍では感じなかった長さを感じてしまった。
osamuraiさん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-18 22:00:45)
65.まずオープニング、闇に浮かぶ3人のシーンでいきなり引き込まれる。
他にも画的に素晴らしい、さすが黒澤明と思わされるシーンはたくさんあった。

ここでは評判が悪いが仲代達也の2者を演じ分ける演技は素晴らしかったし、山崎努も良かった。

ただ肝心なのはストーリー。
厳粛な雰囲気はいいのだが、起伏が無く、ただ冗長に感じてしまった。

それと、電撃ネットワークの人はどこに出ていたのだろう????
おーるさん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-06 14:56:46)
64.黒澤の完璧主義が悪い方向に行ってしまったような作品。
「赤ひげ」「どん底」などと同じく各シーンを完璧にしようとする意思は感じるが、
映画全体としては躍動感がなく、このレビューでも指摘されているように「退屈」な映画となってしまっている。
(私の好きな黒澤映画「酔いどれ天使」「蜘蛛巣城」「天国と地獄」など。)
黒澤が物凄い意気込みで作っているのは感じるが、かえって息苦しく
その為、映画にリズムが出てこないし、見ているこちらも集中力が落ちていく。
1つのシーン毎に前置きが長くてまどろっこしいのである。
映画序盤からエキストラを含めてやたら人・金がかかった映画だなーと思ったが、
大振りしすぎで、ちっともボールにあたらないバッターのような映画だった。
素晴らしい芸術映画を娯楽映画のように楽しく見せる黒澤マジックがこの映画にはない。
また見る前に出演している役者のチェックをしていなかったので、
仲代達矢以外の俳優に全く気づいていない事にも愕然とした。
アップが少なく、メイクも濃く、見ているこっちも流し気味になってたとはいえ、
山崎努・萩原健一・根津甚八・桃井かおり・倍賞美津子・・・みんな気づきませんでした。
あと織田信長はいいとして、徳川家康をやっていた役者さんは誰でしょう?
徳川家康とは思えない存在感のなさ、セリフの棒読み。
今まで黒澤映画でこんな役者使っていただろうか?と思って調べたら晩年の
黒澤映画の常連さんだったんですね・・・
仏向さん [DVD(邦画)] 5点(2010-01-18 14:38:39)
63.《ネタバレ》 長篠の合戦シーンで、討ち死にしていく様を一切映さずに省略するのは良いのですが、他ではあまりお目にかからない、非常に印象的な馬がのた打ち回っている悲惨な光景が、くどいくらいで冗長に感じられます。もちろん無敵の騎馬隊が敗れ、武田家の滅亡を意味し、影武者が単騎突入をかける重要なシーンであるとは思うのですが、あのシーンを長々と見せるのはどうかと思ってしまいます。
 それから、細かいところで目に付くところもあります。例えば戦場で砂埃が舞い旗がこれでもかとパタパタとひらめく風の演出はとても良いのですが、そのバックの木々がぜんぜん動いていなかったり、はたまた冒頭のシーンでの燭台の影は本来なら消すべきなんじゃないかとか…なんか揚げ足取りのようですが、このスケール壮大な黒澤映画だからこそ細部が余計に気になってしまいます。
 それと、やっぱりどうして役者さんだと思います。仲代さんも凄いのですがこの役には不向きに見えますし、予定では勝新だったらしいですが、それが実現していてもこの3時間にも及ぶ超大作の風向きまでは変えられなかったような気がします。それが可能だったのは三船敏郎だけだったろうと。黒澤監督作品を立て続けに見ることができる今、ミフネ不在の黒澤映画を見る度に黒澤には三船が必須だったのだとすら思えるのです(また三船も最高なのは黒澤映画においてである)。
ミスター・グレイさん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-08-03 18:27:08)
62.黒沢映画と期待してみると、絵の撮り方は期待通りですが、話のつまらなさが期待を裏切られます。黒沢映画にしては見ている時間が長く感じられますし、盛り上がりもありません。評価は多くの人がしているのと同じ感想ですね。
東京ロッキーさん [DVD(邦画)] 5点(2009-08-03 14:24:33)
61.たまたまテレビをつけたら信玄の骸を入れた瓶を湖に捨てるシーンだったんだけど、ただ朝靄のかかった湖が映されているだけのその画を見てすぐ黒澤明の映画だなと思った。前に観てるからとかではなく、そのだだっ広い湖一面を覆い尽くす朝靄の人工的でありながら嘘っぽくない、美とリアルを同居させた画づらと、このなんでもないシーンをたっぷりじっくり堂々と映し続けるその迷いの無い画面の厳かさに黒澤明を感じたのだ。そうして見ると全てのシーンにものすごく時間とお金をかけていることが伺えてシーンごとにため息が出てしまう。撮影時を想像して感動するなんて映画の見方としては適当ではないだろうけど、間違いなく画の中にそれらは現れている。カラーになってからの黒澤時代劇は絵画的な芸術色を濃くしているように思うが、それらが顕著に表れる合戦シーンなんかはさすがに圧巻の画の連続。一方、その反動か、人が会話をするシーンがどうにも浮いて感じてしまう。外国人のためなのかもしれないけど 説明セリフも多い。
R&Aさん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-14 12:08:43)
60.《ネタバレ》 長篠の戦いの迫力は伝わりました。影武者のラストの悲壮感も伝わりました。その割にはインパクトが無いですねえ。中だるみしすぎているのでしょうか。
デッカードさん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-03-27 02:59:11)
59.私の周りでも「勝新主演で観たかった」「仲代ぜんぜんダメ」との声をよく聞く、この映画。わたしゃ、好きですけどねえ。確かにイビツなこの映画、しかし、そのイビツさゆえに、決して忘れられませぬ。大量の物量・人員投入、そして、矮小な人間の運命を冷たく見通す天の視点。戦闘がただ「死体の山」として描かれる本作のラストは、『乱』における、あの酸鼻を極める三の丸の悲劇につながるもの。『影武者』『乱』の2作は、確かに批判も多い作品ですが、私にとっては大事な作品、黒澤監督にとってもきっと「どうしても撮らなければならなかった作品」だと思いたい。ところで、音楽界のダジャレ帝王こと池辺先生の音楽ですが、“スッペの軽騎兵序曲をイメージした曲”との指示があったので、こういう曲を作ったらしい(『羅生門』の“ボレロ?”など、黒澤映画でクラシック曲にそっくりな音楽が出てくるのはこれが原因)。さすが池辺先生、実に見事に無理難題(笑)にこたえているではありませんか!
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2008-03-01 09:00:52)
58. 白黒映画であれほど人間をいきいきと描いた黒沢監督がどうしてこういう駄作を撮ることになってしまうのでしょう。わからないものです。テンポが悪い、音楽の使い方がなってない、セリフが不明瞭……アラ探しをすればたくさん出てきます。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-02-03 15:05:18)
57.《ネタバレ》 長すぎるシーンが多数あり、つまらない映画とジャッジされても仕方のない映画ではあるが、見事な作品でもある。
死んでいるはずの“武田信玄”という男をきちんと描き込めていると思う。
“武田信玄”という男は死んでおり、実際には描かれていないのに関わらず、本作によって“武田信玄”という男がどういう人間かを知ることができる。
描いていないのに描き込まれている、これを凄いと言わず、なんと言おうか。
「死せる孔明 生ける仲達を走らす」という三国志の有名な言葉があるが、まさにそれを描いている。

また、“影武者”の悲哀も見事に描きこまれている点も素晴らしい。
光を失った影の生き様、決して光にはなれない影の生き様が見事に光を放っている。
実際の息子勝頼よりも、赤の他人の影武者がより“武田信玄”という男を分かっていたのではないか。
勝頼自身はある意味で父“武田信玄”を理解しており、あえて父親という亡霊から逃れるために、父親とは真逆の戦法・生き方を選んだのかもしれないが…。

影武者が偽者だと分かるシークエンスがやや物足りないという欠点や、金と労力の無駄遣いとしか思えない長篠の戦い(迫力はさすがにもの凄いけど)が蛇足といえば蛇足であり、また史実と異なるらしいものではあるが、そういった欠点を補って余りある作品だ。
六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-05 16:43:29)
56.画面引きすぎ。
言語不明瞭。
暗い。
つまらなくて途中で寝た。
JKさん [映画館(吹替)] 2点(2007-11-15 00:28:17)
55.勝新で見たかった。
Junkerさん [DVD(字幕)] 4点(2007-01-20 17:19:14)(良:1票)
54.私が、この『影武者』を鑑賞する前に見た黒澤の作品は『生きる』『羅生門』『用心棒』『椿三十朗』。どれも私にとって特別面白い作品ではなかったが、この作品は素直に楽しめた。影武者の心情がうまく描けているからではないだろうか。7点に近い6点です。機会があればもう一度見てみたいです。
はりねずみさん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-15 00:42:39)
53.面白かった。ところどころに出る影武者の無邪気さがかわいらしくもあった。
あしたかこさん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-28 20:37:21)
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【点数情報】

Review人数 92人
平均点数 6.12点
000.00%
100.00%
222.17%
322.17%
41010.87%
51920.65%
62830.43%
71314.13%
877.61%
977.61%
1044.35%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.28点 Review7人
2 ストーリー評価 5.66点 Review9人
3 鑑賞後の後味 5.62点 Review8人
4 音楽評価 4.85点 Review7人
5 感泣評価 5.20点 Review5人
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【アカデミー賞 情報】

1980年 53回
美術賞村木与四郎候補(ノミネート) 
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1980年 38回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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