244.《ネタバレ》 妻が唐突にココアの宣伝をするシーン。リアリティを追求しているはずなのにあんな不自然を許すプロデューサーって???それに、トゥルーマンを実の子供のように思っている描写があったのに、嵐で死ぬような目にあわせるなんて理解できない。金のためならなんでもやるメディアを風刺しているにしたってやりすぎな気がした。でも面白かったけど。 【無駄】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-02 02:59:17) |
★243.《ネタバレ》 面白かった!トゥルーマンにもクリストフにもそこにあるのは同じ空間を、「人生」を生きているといった事実。生きる意味とか踏み出す勇気とか様々なエネルギーをこの映画から得ることが出来ました。父親との再会シーンでは制作者の思惑通り何だか私も涙が出そうになりましたしそれでも懲りずテレビを見続け、終いには番組表を探してチャンネルを回そうとする人々には恐怖心さえ抱かせます。メディア文化の痛烈な風刺、考えさせられます。 【Kの紅茶】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-01-23 00:41:46) |
242.《ネタバレ》 現実のリアリティの喪失という社会的な気分から、世界は実在するかってな大きな哲学的なテーマまでカバーできる設定で、こういう豊かな寓話を生み出せるのはハリウッドの強みだ。そしてハリウッドの伝統である自由への脱出ものにもなっている。実際現代社会のあれこれって何かセットみたいに薄っぺらになってるし。途中に入るCMがおかしい。待機しているエキストラたち。急に作られ解消される渋滞。群衆シーンのおかしさ。かなり笑えた。エレベーターのセットぐらいちゃんと作っておいてもらいたい。月が大きかったのはイメージじゃなかったのね。妻のローラ・リニーに変に不気味な味が出ていた、追い詰められつつココアのCMをしたり。この設定が怖いのは、有名になりたい、という我々の潜在願望も突つかれてるところがあるからで、あるいは、自分が主役であることを知り晴れがましさを感じて島にとどまり続ける、というさらにグロテスクなエンディングも有り得たな。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-18 12:13:28) |
241.《ネタバレ》 見終わった瞬間ふと自分の周りを見渡してしまいますね・・・。普通に恐ろしいと思った映画でした。何が恐ろしいって、テレビのために人ひとりの人生を番組化してしまう人間の貪欲さ。ちょっと古いめの映画ですが、そうは思えないリアリティを感じました。「番組のためなら」、「視聴率のためなら」何でもしてしまうその非人間さは、現在のテレビ業界にとっても決して蚊帳の外の出来事ではないように思います。映画の設定に世界観の歪みなんて批判しても仕方ないと思いますが、あんなことが世界的に容認されていて、しかもみんなで楽しんでいるなんて世界がとても気持ち悪く思いました。しっかりそれを楽しんでる国の一つに日本も入ってたし・・・。 それくらい憤りを覚えさせられたあたり、まあ製作者の思う壺なんでしょうが、そこまでの仕打ちを30年近く受けていたトゥルーマン(=ジム・キャリー)が最後に誰のことも糾弾も批判もすることなく、颯爽とその世界を去るその姿はそういう事情を知ってる者なら誰でも感動するでしょう。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-05-14 00:16:02) |
240.発想としては良かったが、 いまいち主人公に感情移入ができず、途中でだれてしまい、 当時、高校1年生だった私にとっては少々物足りなかった。。。 【ナラタージュ】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-04-30 17:54:48) |
【TVC15】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2008-02-25 11:23:19) |
238.《ネタバレ》 自分の周りが皆、演技者であるというのは、誰もが一度くらい考えることだと思うのですが、「実際にそうである」という設定をうまく映画に取り込んでいます。何十年も騙しとおすための壮大な舞台を用意しているにしてはボロ(舞台裏)が目立ちやすいとか、1か月先まで予約がいっぱいなら、1か月先に予約しておけばいいじゃないかとか、初恋の人が「話をするな」と言われているくらいなら近くに座らせたりしないだろうとか思ったりはするのですが、(おそらく)子役に休暇を与えるために病気にさせたりといった話で、(説明はしなくても)それぞれの役者に理由をつけて休ませているのだろうなと現実味を感じさせてくれる、さりげない演出がうまいところです。点数は、ちょっと甘めかもしれません。 【mohno】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-07 00:04:44) |
237.純粋にファンタジーとして面白いですね。現実と比較して、あんな世界も悪くないかもって思ってしまいました。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-11-26 17:58:59) |
236. 基本的な設定として、あんだけ巨大な規模の企画ですから巨額の制作費が投じられているはずなのに、所々の細部の拙さは不自然でしょう?しかしそれが無ければこの話は成立しないので必要不可欠なんですが…。 最初のスタッフロールからすでに演出が始まって、上手く入れ子型の形を作っています。いつの間にか映画「トゥルーマン・ショー」を見ている人もテレビ番組「トゥルーマンショー」の視聴者側になるんですね。嵌められていながら、だんだんと二つの世界が繋がり始めて奇妙に感じました。 見ながらリアルタイムに思ったのは、トゥルーマンのリアリティーの追求の為に彼の周囲を嘘で固めていますが、友人・家族との関係、そしてその間の感情までも作られたものだったとしたら、もはや彼自身も偽者なのではないのかという事です。彼は本当にリアルなのか、という事です。しかし彼は真実の存在だった!彼の心は真実だった!メディアへの警鐘という部分もある作品ですが、番組に没頭していたためにただただ感動です! 【よーこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-11-24 02:01:17) |
235.いやーおもしろかった。斬新なストーリーが素晴らしかった。ラストは素直に感動した。 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-10-31 20:11:54) |
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【ジダン】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-10-28 12:01:15) |
233.親父が連れ去られるシーン、おもろいやん? これだけのフィクションを30年維持するには、 いったいどんな組織と金が必要なんだろう? と経営の勉強の題材にはいいですね。 |
232.国際線で機内鑑賞しました。メッセージ性に富むし、しっかりと作りこまれていると思います。役者陣もがんばっています。しかし、残念ながら、肝心のお話がそんなに面白くありません。見る価値はあると思いますし、考えさせられるところも多々あるのですが。ピーター・ウィアーもエド・ハリスも、実力がありながらなかなかアカデミー賞に手が届かないですね。 【ジャッカルの目】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2007-09-08 22:39:55) |
231.何よりも、アイディア勝ちです。このストーリーを思いついた人は天才的だと思います。それに、俳優の演技もすごい。J・キャリーとE・ハリスだけじゃない。他の出演者も良かった。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-08-03 22:12:06) |
230.「生きることは欲すること」 こんなにもわかり易くシチュエーションものだと提示している作品なのに、設定に対して変にリアリズムを求める人が多いんですね。 何故なのでしょうか? 【カラバ侯爵】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-03-31 19:11:20) (良:3票) |
229.試しに僕をカメラで映して放送してみ。絶対おもろないわ。 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-03-13 14:12:52) |
228.《ネタバレ》 これは数字至上主義のテレビ番組制作側とそれに応える視聴者側を風刺し皮肉ってるってことなんですかね? まあ、そういう意味では共感するところもあるけど。(勿論自分も視聴者の一人ですが)その、風刺の部分とこの作られた世界から自分の力で脱出するまでの物語…どちらを取っても中途半端な感じがしました。これだけ非現実的な世界ながら、それほどこの世界に驚愕させられた訳でもなく、本当の世界に旅立つ主人公に感情を揺さぶられた訳でもなく、肩透かし感が凄く残りました。(終始イライラしてたような・・・) 1つの理由として、別にリアリティがないのは当たり前なんですが、唯一リアリティが必要な はずの主人公を演じるジムキャリーが一番嘘臭い!!その嘘臭さがなにか邪魔している感が…(個人的にジムキャリーが合わないだけかもしれませんが)作られた世界で育てばこうなるってこと? まあ、とにかく好き嫌いで言えば嫌いな方に分けられる作品。私が受け取ったメッセージには共感しますが。これだけ斬新な設定をあえてやるのであれば、もっとそのメッセージを強烈に伝えられたんじゃないかな?やりきったとはとても思えない。 あと、作られた世界という点でいえば映画「ゲーム」の方が心に残る。また見たいとは思えない映画でした。 アイデアに4点。 【アップルマーク】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-02-25 06:26:22) |
227.この作品を通じて監督が言わんとしていることが何なのかはよく分かりませんが、斬新なアイデアであることは認めます。それにしても、彼は30年分の出演料を請求すべき。時給が最低賃金の600円とすれば、600円×24時間×365日×30年=1億5768万円也。意外と安い…。ジム・キャリーのこの映画の出演料より安いんじゃないか…。 【(^o^)y-~~~】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-19 22:57:09) (笑:1票) |
226.《ネタバレ》 この映画を観た後に、帰り道の街ですれ違う人々や帰った先の家族の姿がどこか疑わしく見えてしまったのは私だけではないのでしょうか。この映画は公開してすぐ見に行きましたが、未だにこの映画の着眼点や発想というものが私に大きな影響力を及ぼしているのを感じます。メディアの執拗な取材が問題として時たまパパラッチという名で揶揄され取り沙汰されたりしますが、大衆の知りたがっているというかこつけでメディアがどこまで人のプライバシーに踏み込んでいいものなのか。他人のプライベートを食のタネにするために傲慢な取材をするような下劣な人種に観て、そして考えてほしい映画です。しかし映画中でこういった番組に対して人権問題の議論がされていなかったのは疑問に感じました。 【Thankyou】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-02-04 21:30:31) |
225.《ネタバレ》 朝起きて、食事中に、移動中にも、お風呂の中でも、テレビは私達と共にあります。昨今話題の番組内容捏造を引き合いに出すまでもなく、私達のテレビメディアに対する依存体質は明らかです。それに刺激に対する欲求も強い。くだらない話題でも、テレビ各局右へならえ。そこに良識が存在するのか疑わしい。ゆえに荒唐無稽の設定ながら、本作は驚くほどのリアリティをもって自分の心を捉えました。人権を踏みにじる姿勢に嫌悪しつつも、テレビの前に釘付けになる自分を想像して震えました。自分を主人公に置き換えてみると、更に怖い。彼が絶望したであろうことは想像に難くありません。プライバシーが無かったのも大きい。でも本質的な問題は、“作られた人生を歩んでいたこと”にあると思います。しかしどうでしょう。主人公がトゥルーマンを演じさせられていたように、サラリーマンは“勤勉な”会社員を、母親は“優しい”お母さんを演じているとは言えないか。それに他者に影響されまくって人格を形成するのが人間。そこに他者の恣意的な要素は無かったか。考えれば考えるほど、トゥルーマンも自分も変わらないと思えてくるのです。だからこそ彼に同情し、絶望する。お前は自分の人生を歩いているのか、と問われているようで。トゥルーマンは視聴者に別れを告げ、スタジオを去ります。その一歩は、紛れも無く彼の一歩。ハッキリしているのは、自分の人生に責任を持つのは、自分しかいないということ。彼の後姿が眩しい。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-02-02 18:24:16) (良:2票) |