★4. アイルランドが舞台の映画はなぜか好きになってしまう。騒々しい家庭、騒々しいパブ。こういう「長屋の暮らし」的なホームドラマは、昔の邦画が得意にした世界だよな。しゃべるしゃべる。しゃべらない母が押さえ。カット数も多い。まあ下卑た顔をよくも四つ集めた、というような娘たち、それがしだいに懐かしく見えてきてしまうから不思議だ。それに対し男たちはひたすら純情。そういう世界。俗に俗に徹していって、出産の聖性を際立たせている、さらに「家族」というものの聖性も。赤ん坊のオッパイのゲップと、トーサンの黒ビールのゲップがダブる仕掛け。サラリと撫でただけの現状肯定より深く、どうしろこうしろ、こうして子孫が続いていくってのは悪いことじゃない、と思わされる。人間に関して新たな発見を誘う映画ではないけど、終わって実にいい気分になっている。他家のテンヤワンヤって、どうしてこうホノボノ面白いんだろう。原作・脚色は『コミットメンツ』の人。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-10-31 10:47:53) |
3.俳優さん達はみな芸達者ですが容姿があまりに一般人、そこにリアリティが出てくるのでしょうか。主人公の女の子確か20歳そこそこの設定ですよね。ちょっと無理だよね。女優なら前歯の矯正して下さい(確かすきっ歯だったような)・ネタバレになりますが主人公が妊娠してしまい誰が父親か、それが近所のおやじだとわかり両親の驚き、落胆でもでもさすがカトリックの国アイルランド、中絶なんてことは全く考えず子供は生まれてくるものと常に前向きな姿勢がとても良かった。赤ちゃんにはホントなんの罪もないのですから。生まれればホラ可愛いものなんです。 【Jade】さん 8点(2003-01-15 23:20:34) |
2.アイリッシュ。コーム(コルム?)・ミーニーっていいよね。 【愚物】さん 8点(2002-11-06 05:05:55) |
1.アイルランドを舞台にした映画って、ほのぼのした作品が多い。本作もその一つ。地味だけど一見の価値あり。 【あまぬま】さん 7点(2000-09-20 19:07:04) |