★141.《ネタバレ》 なかなか面白かったっす。でも、不満な点が二つ。まずは配役。相棒にモーガンはないだろ。当時黒人は人間以下の扱いだったはず。拳銃ぶら下げてまともなかっこしてた時点でリンチされちゃうだろ。黒人に西部劇は似合わない。この配役は、クリントイーストウッドなりの人種差別に対する抗議かもしれないけどさ。あと、顔面切られたからと言って殺すのもなんだかな。過剰防衛じゃないかな。一応謝罪と弁償はしてるわけだし。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-05 03:22:22) |
140.イーストウッドって歳とってもかっこいい人ですね。「ぬ~」っと酒場に現れたときは鳥肌もんの渋さでしたよ。主役を堂々と張れる役者なんだな~。 【マリモ125cc】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-27 08:09:40) |
139.ヨボヨボでブタの糞にまみれてるクリント・イーストウッドが面白い。人を殺すことへのためらいがよく描かれていて共感できる。仲間を殺されてブチ切れたイーストウッドはカッコ良い。乾物屋になってそれなりに成功したとかいうエピローグが興ざめ。 【おまいつ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-29 17:55:20) (良:1票) |
138.《ネタバレ》 ただの勧善懲悪ではない、なかなか深みのある西部劇です。当然の報いってのはなんなんでしょう。後半のクリントさんはまるでケンシロウのようです。ジーン・ハックマンのいきすぎた狂った正義漢は快演ですな。よぼよぼイーストウッドな前半のテンポは悪いです。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-20 17:38:06) |
137.とても味わい深い、心に染み入るような作品。描かれている世界はけして大きくはないが、これぞヒューマンドラマという良作。淡々としながらも重厚感のあるストーリーで、中盤からドンドン引き込まれてしまう。ただ、町を去るクリントイーストウッドがカッコ良すぎた。それでいいのかもしれないが"許されざる者"の去り方ではない。無論、ラストの字幕がそれをフォローしているかのようにも思えるが、やはりそれでもまだまだ、いやそれだからこそ尚、カッコ良すぎてしまうのである。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-10-19 06:18:13) |
136.許されざる者(Unforgiven)ってタイトルが秀逸ですね。殺しは殺し。どんな理由があろうと決して正当化される行為ではないということを非常に淡々と描いています。美しい映像と役者の演技で徐々に話に引き込まれてゆきました。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-05 19:00:09) |
135.《ネタバレ》 すばらしすぎます。 タイムスリップしたかのような風景。数々のイーストウッド主演の西部劇の主人公のその後のような主人公。 西部劇の時代が終わり行く寂しさ。 時代背景や、風景、ドキュメンタリーと西部劇をいったり来たりする演出。 完璧すぎます。 ストーリーはゆったりと進み、登場人物全てが罪に塗れているという世界がまるで世紀末のようでもあるけれど、実は終わり行く世界よりも、それからの世界の方が遙かに明るいという矛盾も旨すぎてぐうの音も出ません。 キャラクタも全てが秀逸で、許されるわけがない主演映画の主人公達を象徴するような半生を送ったイーストウッド。その仲間。 もう足を洗ったからといって、決して許されるわけがなく・・・ 街を守るという理由があるからといって、権力行使の対象者や被害者にゆがんだ正義を強要する保安官。 悪を演出して依頼者を守り通さなければならなくなった主人公と、善の象徴を演じ続けることに酔ってる保安官の対比が見ていて怒りが沸いてきます。 なんでこの人達こうなるかなぁと。 見終わったあと、誰か救われたのかと考えると、被害者の復讐に後悔が残り、暴力でしか生きられない西部劇的な人間が死ぬべきものは死に、罪を償わなければならず許されないものは姿を消すわけで、無秩序が終わったことは全て悲しみだけではなかったということ気づくととてつもない感動に呑み込まれます。 こんなに凄い流れの映画、そうはありません。老人が金のために復讐を助けるだけ。それだけのストーリーがこんなにもとてつもないドラマをうむなんて信じられません。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2008-09-23 02:01:42) (良:1票) |
134.単なる西部劇で終わらないとこがさすが。イーストウッドは傑作を生み出したと思います。 |
133.《ネタバレ》 主人公と敵対する役ではあるが保安官は決して悪ではない。いや、あの時代からすればものすごく真っ当な正義を執行するものなのだ。保安官自身が「法」であったのだ。現代の価値基準から見れば行き過ぎの感はあるが、あの時代はあそこまでせねば治安の維持は出来なかった・・・。しかしその「行き過ぎ」がキーとなり物語が動く。恨みから殺人の依頼をする娼婦たち、恨みから保安官を殺す主人公。…それぞれに和解する機会はあった。互いに歩み寄り、話し合ってさえいれば悲劇は避けられたのに。しかし、些細な行き違いから憎しみは連鎖する。憎しみの連鎖が生み出した結果に娼婦も若きガンマンも唖然とする。行為が行われるまでは、それが行われれば恨みが晴れてすっきりすると思っていたであろうが、結局は後味が悪いだけだ。殺し合いというものの現実をしっかり考えるべきなのだ。。。。保安官との決闘シーンで爽快感を期待していた”観客”もまた「許されざる者」なのかも知れない。 【まめ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-05-04 21:27:25) (良:1票) |
132.憎しみは憎しみを呼び、暴力は暴力で贖われる。クリント・イーストウッド渾身の一作。ジーン・ハックマンが懐の深い演技を見せ、納得のオスカー受賞。傑作西部劇。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-02-29 01:08:07) |
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131.クリント・イーストウッド相変わらず渋いです。 【ジダン】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-26 18:51:00) |
130.《ネタバレ》 ここに出てくる保安官役のジーン・ハックマン、大好きです。ホントこの人、憎々しい悪役やりますよね。凄腕で傲慢で冷酷でそして誰も信じていない、信じる必要なんかないと思っている・・・ただひたすら「街の治安維持」という「自分の正義」を信じ、最後の最後までその「正義」に微塵の疑いも抱かない。そんな彼の存在こそが、この映画の「誰もが『許されざる者』である」というテーマを際立たせてくれるのではないでしょうか。・・・ああ、いいなぁ・・・まさに「上質の悪役こそがいい映画を生む」という典型的映画ですな。 【ぞふぃ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-05-23 17:03:33) (良:1票) |
129.主役の脇にいる人。ルパン三世でいう次元大介の役どころ。個性的な主人公の行動をうまい事コントロールし、大抵危ない目にあう主役を助けるのもこのポジションの人。一番苦労しているのにいいところはみんな主役が持って行ってしまうのだ・・ほんと許されざる者ですよ。。 【junneisan】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-07 10:48:04) |
128.《ネタバレ》 この映画は、「人を殺してはいけない、人を殺すという事はその人の過去も未来も全てを奪う事だ」ということを、人を殺す側から教えている映画だと思う。結局人を殺して生き残ったとしても、罪悪感に苛まれ、人からも憎まれ、ロクな人生を歩めないのだろう。主人公は「殺されても自業自得」な人物を殺したのかもしれないが、それは逆の立場から見ると、主人公も殺されても自業自得な人間なのだ。復讐は復讐しか生まない、負の連鎖なのである。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-03-14 14:52:50) |
127.《ネタバレ》 ○久しぶりに鑑賞してみると、改めて骨格のしっかりとしたきわめて単純なストーリーだと感じさせられる。○シーンごとでの映像の対比が素晴らしく、是非映画館で堪能したかったと思わせる。室内はアップで暗いショットが多く、野外は引きのカメラで比較的明るく見せる。○その暗闇の中でライフルを構えるイーストウッドのかっこよさには痺れた。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-02-25 23:17:25) |
126.展開全体は、西部劇の王道なんですが、各キャラの立場や感情を、単純な善悪でない、一見すると矛盾するような複雑な描き方をしているところが出色だと思いました。特にハックマンの保安官が魅力的。自分の町を守るという正義漢の面、暴力的な面、一人ぐらしの自分の家を建てちゃうような静かな面が、ころころと入れ替わって、人間ドラマを盛り上げてくれます。打ち合いのシーンも、単に悪人がバッタバッタと倒されるようなシーンにせず、殺す側殺される側の感情がグイグイ伝わってくるような上手な間があって、すごい緊張感の連続でした。 【かねたたき】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-01-05 18:48:35) |
125.山田康雄、石田太郎、田中信夫、中村正。吹き替え映画ファンにはたまらんですな!(ただ極私的イーストウッドのベストは「センチメンタル・アドベンチャー」なのでこの点数。) 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-09 20:32:34) |
124.よくこれまでのヒロイズムに頼らないイーストウッドによる西部劇の総括と評される作品だが、これまでの西部劇と大して変わる物でもない。そう捉えられるのはやっていることが全く変わらないからこそ。変わったのは世間のヒロイズムである。イーストウッドはそれをわかっていながら敢えてこれまでと同じ映画にしたのだ。そして世間はこれまでのように迎合するのではなく考える。答えは出ない。そしてそこで幕を引いた。そしてかつての偉人にそれを捧げた。実に巧みな総括である。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-13 08:33:45) |
123.《ネタバレ》 初見時は困惑したことをよく覚えている。勧善懲悪が完全に崩れ去った西部劇に満足していたら、まるで正義のヒーローのように容赦なく、そしてかっこよく主人公にとっての敵を殺しまくって終わる、、、、「え?」、、、「え?」。なんでラストだけありきたりな西部劇になっちゃうの?と思ってイーストウッドはダメだ、とも思った。でも数ヵ月後か数年後かに再見したときにはこのオチは深いと思うようになった。敵を殺すイーストウッドはたしかに他の西部劇のヒーローのようにかっこよかったけどそれ以上に怖かった。相棒の復讐に燃えるイーストウッドはかっこいいが、拳銃を撃つシーンはただの人殺しの顔をしていた。元賞金稼ぎが復活する様、そして娼婦の依頼によって賞金首である二人のカウボーイを殺すだけにとどまらない展開が暴力の連鎖を象徴する。さらに娼婦が殺されたのではなく顔に傷を入れられただけだとわかってもけっきょく賞金首を狙いにゆく、すなわち殺すための大儀が喪失しても殺しにゆく様、そしてイーストウッドとハックマン、それぞれが自らの正義のもとに殺しあう様は、まるで暴力の最たるもの「戦争」を彷彿させる。となると力と抑圧で町を守るハックマンはイラクで正義のヒーローに見える強すぎるイーストウッドはアメリカ、、。と、またまたうがった見解をしてしまいましたが、なにはともあれもうすぐイーストウッドの戦争ものが登場しますね。非常に楽しみです。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-04-17 19:29:47) (良:2票) |
122.おもしろかったですが、銃が肯定的に描かれているような気もするので、評価が分かれるかも。娯楽作と割り切って観るのが良さそうですね。 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-13 02:26:47) |