★10.《ネタバレ》 不倫により家庭の外に子どもができる。 良いことであるはずはないけど、現実的には多々、存在する話だろう。 大前提として夫が悪いことになるから、話のまとめ方として難しいテーマかと思う。
結果として、何となくうまくまとまった様に見せてはいるけれど、どうあがいても、この子どもにとって良いはずはない。 不倫はやはり不幸を生みだす行為であろうことは間違いないと確信したわけで、なんとも救いようのない話である。
芦川いづみを目当てで見たけど、やはり芦川いづみは可憐で可愛かった。 引き締まった細い二の腕は芸術品だ。 芦川いづみ目当てという観点では、満足できた。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-03-29 08:34:33) |
9.「大人にどんな諸事情があろうとも赤ん坊には責任にはない」という教訓を地で行ったような映画だ。しかも映画の作りは悪くないし良い映画だと思うのだが、どうも好きになれない。特に中盤から後半にかけての思い空気は、見るのが辛いしいたたまれない。芦川いづみは好演だとは思うが・・・。 【ESPERANZA】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-17 20:02:39) |
8.《ネタバレ》 2012.04/03 2回目鑑賞。中学生時代に鑑賞も、芦川いづみが大好きで顔ばっかり見てたのだろう、良かったと言う記憶のみ。今回はさすがゆっくりと観れた。結構重い題材を明るさも交え展開。でも後半は理屈が多すぎる、最後は赤ちゃん大会で明るい未来を期待させ締める。裕次郎が新鮮で好感が持てた。裕次郎の新作が公開されるたびに映画館に行った記憶が懐かしい、でも“風速40米(1958年・蔵原惟繕)”までだった。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-04-03 13:03:07) |
7.《ネタバレ》 50年以上前の映画ですが、子供が置かれた状況に対して誰も逃げ出さず関わるもの全員で話し合いをし、その状況をポジティブに捉えていくなんて今でも新しいんじゃないかと思いました。石原裕次郎の飾らないところに魅力がありますね。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-25 12:53:12) |
6.《ネタバレ》 この時代に「男から自立した女性」を描こうとしたのは天晴れですが、その男がどうにも情けないというのは、あまりいただけない。どうせなら、立派な男性から自立した話が見たかったものです。まあこの当時から、草食系男子とか肉食系女子とかいたのかもしれません。あと、なにかというと子供第一で、すぐに子供のことを持ち出すのもいい感じしません。子供のためなら何もかも正当化されるというのは、フェアではない。これまた、子供なしで話を進めてもらいたかったです。本作でポイントが高いのは、なんといっても終盤「お母さん」に変装する芦川いづみ。あの眼鏡は反則です。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-08-02 18:36:33) |
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5.《ネタバレ》 日活映画「文藝路線」の輝きはこういった小品を堅実に撮り続ける事で成り立っていたのだなぁ、とこの作品を観るといつも思う。またこの映画の裕次郎は無理な「背伸び感」が無く物凄く好感をもてる。子供の存在感、笑顔が大人のしがらみを解きほぐすラストも大好き。しか~しこの映画の最大の魅力は下の方皆様が書かれている様に芦川いづみにつきる!彼女の魅力は「笑顔よりも憂い顔」と思っている自分だけどこの笑顔、メチャクチャ可愛いではないか。ラスト赤ちゃんコンテストに参加するために主婦らしさを見せるべく、「いい考えがあるわ」ってあの服と眼鏡は反則でしょう。しかも出産の様子を説明する時のアタフタっぷりで撃沈。極私的芦川いづみ出演作のベスト5には入るものと、勝手に解釈しています。 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-07-19 21:18:29) (良:1票) |
4.学生時代のほんの一時期、石坂洋次郎の小説にかなりハマッてた時期があり、長編短編問わず有名どころはほとんど制覇しました。石坂文学に登場するヒロイン像にはある一定の傾向があり、基本的に「たおやかで優しいけれど強い自我を持った女性」。昨今、こんな女性を演じられる女優なんて、なかなかいないだろうなって思ってた矢先、たまたまテレビ放映されていたこの作品をぼんやり見ていたら、イメージ通りの女優さんが生き生きとヒロインを演じているではないですか。誰だ、誰だ、この女優さんは?・・・・芦川いづみ!!!ビジュアルといい声といい、正に自分がずっと思い描いていた石坂文学のヒロインそのもの。相手役の、颯爽とした若き日の裕次郎氏も、かなりイイ線いっているとはいえ、やはり芦川いづみには敵わない。原作はホントに短いオハナシですが、イメージをうまく膨らませ文芸映画としても裕次郎ファン御用達スター映画としても、モノクロで地味ながら手堅い作品に仕上げているのは、戦前からの名匠田坂監督の節度ある演出によるもの。日活製作の石坂原作ものは、中期から吉永小百合&浜田光夫純愛コンビの専売特許になってしまった感があるけれど、本当はリメイク「若い人」も「光る海」も芦川主演で観たかった。特に「若い人」江波恵子役は当時の健康優良児的な吉永サンではなんだか座りが悪く、芦川いづみにこそぴったりくる役どころだっただけに残念です。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(邦画)] 7点(2007-09-01 15:19:14) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 設定的にもキャスティング的にも(これに北原三枝が加われば)スタッフ的にも(原作&監督)、この後に来る大作『陽の当たる坂道』を予見しているのにびっくり。ていうか、ほとんどリメイクでな?と思わせるかぶり方だよ。キャラクターの魅力っていう意味では『陽の当たる』に負けますが、こちらもなかなか。この映画で宇野重吉の役どころは、あちらでは千田是也。ともに新劇の重鎮なのは、何かの偶然? どちらの映画でも変わらず魅力的なのは芦川いづみ。どちらの映画でも、不幸な役どころが不幸に見えない、稀有な魅力を存分発揮してます! 【いのうえ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-08-31 22:02:27) (良:1票) |
2.本来ならドロドロした内容なのにそれを感じさせないのはイチにもニにも、芦川いづみの可愛さと新珠三千代の美しさ、この二人の嫌味というものがまるでない女性像があればこその清潔感のある作品になっている。冒頭のいきなり白い水着で現れる芦川いづみの笑顔に石原裕次郎もどっかへ消えてしまいそうなほどの芦川いづみが可愛くて可愛くて、何かもう芦川いづみを見ているだけで癒される。話そのものは本当にどうしようもない暗い話なのに、あっ!男優陣ではなんてたって、宇野重吉が良い。駄目な父親を演じていてもその駄目さが嫌味に思えないのが良い。 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-04-28 17:19:58) (良:2票) |
1.裕次郎初期の文芸もの。それまで映画スターだった頃の裕次郎に対しては不良っぽい印象が強くてあんまりいいとは思ってなかったが、この映画で初めて良い俳優だと思った。芦川いづみも顔を覚えたのがこの映画で、非常に可愛らしかった。新珠三千代や宇野重吉もさすがにうまく、手堅くまとまったこの時代らしい邦画で安心して見られる映画だと思う。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-04-27 20:47:53) (良:1票) |