1.《ネタバレ》 大抵の批評で指摘されるキーワードは、他作品での荒野や雪原と共に、いわゆる屋上という密室・閉鎖空間というもの。 階下に降りるシーンもあるものの、実際舞台はほぼビル屋上に限定される。
空間と動作が制限される分、距離を詰めたアクションの身体性がクロースアップされ、 その中で貯水タンクや雨や血しぶきによる水のイメージが豊かに展開する。
パートカラーによるサプライズの演出も『犯された白衣』よりも効果的に決まっている。
主演2人の生硬な感じも初々しく、特に少年の非心理的な目がいい。 【ユーカラ】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-06-20 16:45:53) |