7.《ネタバレ》 「無防備都市」の監督である。
実在の人物、聖フランチェスコと十数名の兄弟たちのエピソードが綴られる。
特にジネプロのエピソードがいずれも秀逸である。
自分的には、暗殺容疑で死刑寸前まで行き、謙虚さが指導者の胸をうち、放免された話が面白い。
1200年代のイタリアが舞台だ。日本の鎌倉時代に当たる。
着ている服が、その頃日本では麻の単衣だったが、西洋でも同じような素材のシャツを着ている。
ジネプロのエピソード中の指導者の鎧が興味深い。
マンガ「鋼の錬金術師」の弟みたいな、ごっつい鎧だ。
動き回れず、何のための鎧か、笑ってしまった。
どつかれてもどつかれても、飄々としている修道士の彼ら。
のどか、の一言に尽きる。