46.《ネタバレ》 これはハマります。 でんでんを他の映画で見ても、嘘つけ~って思ってしまうほど強烈なキャラ。 ただ、どこか憎めないのは湿気があまり感じられないところ。 この夫婦は凶悪で極悪なんだか、なんかさらっとしてる。 「お前が全部一人でやんなきゃいけないんだぞ」には大いに笑った! この映画は生涯何回見るんだろう、という中毒性のある映画だった。 【kosuke】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-05-01 23:33:23) |
45.いやー、怖かった。 結構笑えるシーンもあるのに、見終わった後は、怖くてヨロヨロしてた。 普通は見た直後にレビュー書くことにしてるんだけど、これはなかなか頭の中が整理つかなくて、いろいろ他の方のレビュー見たり、検索したりした。 それで実際にあった埼玉愛犬家殺人事件から話を取っているとわかり、話に迫力がある訳がわかった。 それにしても、他の方も書いているけど、でんでんの怖さが圧倒的! エロシーンなど、もはや休憩時間にしか見えないくらい。 「猛毒エンタテイメント」っていう宣伝文句に掛け値なし。R18も当然。 しかしこの映画、ちょっとした知人くらいじゃ、他人に薦められないなあ。 だって、自分なら、知人から「好きな映画は、冷たい熱帯魚」って言われたら、かなり引くと思うし。 それが女性だったら、ちょっと距離置いてしまうかも。 それから、自分は、この映画をもう一度見ることはたぶんないと思う。 テーマがやはり好きになれないから。 でも、凄いよ。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-15 13:02:36) (良:1票) |
44.《ネタバレ》 でんでんさん、日本アカデミー最優秀助演男優賞受賞おめでとうございます! ってことでこの映画、怖いもの見たさでのぞきに行ったら、ノレンの向こうでニヤニヤ笑ったでんでんさんが牛刀振りかぶってました。。。 あぁ、いやなモン観ちゃったなぁ。。。画力あるんだけど、それも小動物のように脚がすくんで頭が真っ白のわたしにとっては、これが映画として良いんだか悪いんだか、皆目見当がつきません。とにもかくにも恐怖におののいて共犯者に仕立て上げられたわたしは8点献上致します(満点献上はあまりにも悔しいじゃありませんか)。 『ボディを透明にしちゃおう!!』は実際の事件でも使われたセリフのようですね。 マンガ原作の映画が多い中、やはりこの作品は破壊力満点! ちょっと血をいっぱい見過ぎちゃったんで、プラネタリウムいってきます。 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-01 21:02:01) |
43.不謹慎を承知で言わせて貰う。 面白い、最高!! 【まんせる】さん [DVD(邦画)] 10点(2012-01-24 19:55:10) |
42.《ネタバレ》 『自殺サークル』『エクステ』『気球クラブ、その後』で、自分は園監督から脱落しました。今回久々の鑑賞に至ったのは『愛のむき出し』(開始から1時間程度しか観ていませんが)を思いのほか楽しめたから。これなら、今の自分なら、園映画を理解できるかなと。信頼できるレビュワー様が軒並み高評価であった事も鑑賞を後押ししました。確かに傑作と呼ばれるのも頷ける出来ばえ。画作り、脚本、演出。全てにおいて躊躇なく振り切れていました。でんでんの顔は当分忘れられそうもないですし、「透明にしちゃおう」はホラー映画史に残る名台詞でしょう。観客を惹き付ける力は抜群です。映画監督としてのセンスが傑出している事は、映画オンチの自分でも理解できました。凄かった。凄過ぎました。そう、自分には“過ぎた”のです。過ぎたるは及ばざるが如し。極上の料理も食べ過ぎれば苦痛であるように、本作の毒を自分は処理仕切れませんでした。美味しいが故に、毒と知りつつも取り込み続けてしまうのが恐ろしい。ついに自分の心は、動きを止めてしまいました。茫然自失のエンドロール。それは、村田の毒に犯された主人公の姿に重なります。この影響力をもってして賞賛の評価を与えることは可能です。むしろその方が妥当でしょう。しかし、主人公が村田に感謝などしていないように、自分も監督を褒め称える気になれないのです。もしこの映画を受け入れてしまったら、自分が監督の奴隷になってしまうような気がするのです。『冷たい熱帯魚』は完璧なる観客調教映画であったと考えます。以下余談。某入浴剤のCMにでんでんが出演しているのですが、もう怖くて仕方が無いです。生田斗真、透明にされちゃわなきゃいいけど…。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-01-22 19:26:46) (良:2票) |
41.《ネタバレ》 胸糞悪い映画。であると同時に心に響くものがあった。 この映画の登場人物達は皆、其々に設定されたキャラクターの演者である。僕は劇中でんでん演じる村田の姿を観て、昔のお笑いスター誕生当時の彼のひとり芝居を思い出した。彼は村田という登場人物が「村田」というキャラクターを演じるように芝居をしてみせる。だから彼の演技は不自然な程に芝居がかっている。それは、前作『愛のむきだし』の安藤サクラに匹敵する怪演、黒沢あすか演じる愛子も同じである。そして主人公も。まるで自己暗示のように誰もが自らをキャラクターで縛り、演じてみせる。そして、彼らは死ぬ間際になってようやく本当の自分を晒そうとするのだが、そこで今度は、「内面の自分」というキャラクターを、弱さ<強さ>として自ら認識した「自分」というキャラクターをまたしても否応なく演じてしまう。いろんな意味でエグい映像であったが、本当にグロテスクだったのは、そういった人間の本質であり、村田が「内面のないやつはダメなんだ」と言って強がる、その自分の内面がマトリョーシカのようにどこまで行ってもキャラクターでしかない地獄のような空っぽさを曝け出したことであった。 そういう意味で胸糞悪く、心に残る映画であった。 【onomichi】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-01-18 01:16:29) |
40.《ネタバレ》 子供の頃、宇宙や時間や死のことを考えると不安で不安で怖くなった。大人になれば少しは怖くなくなると思ったがその気持ちはますます高まった。それは地球が不条理で狂気の世界に満ちているからと、この映画を観て思った。 久しぶりに凄い映画を観てしまった。 最後主人公が逆切れして急に男前になるが、よくいじめられっこが切れると怖いと言うが本当は怖くならない。学生のときいじめられっ子が切れ、真っ赤な顔をして机を頭の上まで持ち上げ投げようとしたが、全く怖くなくやっぱり滑稽で笑いものにされた。だからもう少し笑を加えた方がリアルだ。 【こねこねこ】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-01-01 10:15:20) |
39.不真面目な映画を真面目に作っている良作です。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-12-26 21:01:59) |
38.《ネタバレ》 表現は非常にグロテスクですが、内容は非常に骨太で見応えのある作品です。特にでんでんが、軽妙な明るさの陰にどす黒い闇を抱える男を見事に演じています。コワモテの男よりもこういうオッサンの方が本当に怖いですからね。 そして、前代未聞の異常な事件をモチーフにしてはいますが、この作品で描かれているのは家族関係の問題、そしてでんでん演じる村田が決して突然変異で殺人鬼となったわけではなく、誰しもがそうなる可能性を持っているということですね。 現に、最初に人体の解体シーンを見たときの感じ方と、2回目、3回目のシーンを見たときの感じ方は全く違っているはずですから・・・・・。 しかし、元ネタの事件は酷い話ですね。背筋がゾッとしました。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-12-11 23:25:27) (良:1票) |
37.《ネタバレ》 凄惨なストーリーにもかかわらず、笑いどころが多いのは園監督らしい。「愛のむきだし」レベルで全編がパワフルな作風で圧倒され、後半の社本爆発以降はニヤニヤが止まらなかった。 そしてなんといってもでんでん演じる村田の強烈かつコミカルなキャラクターがたまらない。彼の話術による心理操作が見事で、ヘタレ社本に投げかける言葉は自分に言っているようでグサグサ来た。 吹越満、でんでん、梶原ひかりはこの作品以降出演オファーが増えるだろうなぁ…。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-12-11 15:18:36) |
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36.《ネタバレ》 園子温さんの作品を観るのは、これが初めて。 やたらグロ描写ばかりが上げられている作品ですが、スプラッタ好きな私には全くもって物足りない! だけど、最後までその世界観にどっぷり浸かって楽しむことが出来たのは、グロ描写だけの作品では無いからだと思う。 村田の善人面と悪人面のギャップもさることながら、脇を固める女性陣の生々しいエロさ具合。 万人受けする作品では無いと思うけど、ハマってしまうと中毒にも似た心地良さを感じてしまう。 ラストシーン、社本の娘は村田の闇に蝕まれていたのでは・・・と解釈しました。 全てを終わらせる、と言った社本だったけど、最後の最後で、村田の闇に喰われた・・・と思うのは、私も村田の闇に染まってしまったからなのかな。 【ななのじ】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2011-11-30 22:44:42) |
35.でんでんは何をしてもコミカルに感じる。ラストはよくわからなかったが退屈なく引き込まれました。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-11-30 17:14:14) (良:1票) |
34.《ネタバレ》 僕は前に人を殺して砕く夢をみたことがある バスタブで もしその前にこの映画を観てたなら僕は強がりで または逃げで笑ってたかもしれない でも僕はこの映画に点を付けるなら高得点にしたい 映画通を気取りたいし 映画自体すごい完成度だと思うから 10点か0点か迷ったけど 僕はこの映画で頭痛を手に入れた だから0点にする 生きる上で大切にすべきことは考えることよりも感じることだ 僕は前に観た夢やこの映画でそれを学んだつもりだ 焼くときに醤油をかけていたのは悪ふざけか・・化学的に考えてみたが やはりただの悪ふざけだな・・・ とおもってさっき調べたら実際の事件でもかけていたからだと。。。 悪ふざけがすぎるぞ・・・・・ ぅーーーーーーーー・・・・・・ はぁぁぁぁ。。。 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 0点(2011-11-06 20:11:23) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 物語冒頭のスーパーでの買い物場面から始まる違和感と収まりどころのない気持ち悪さの連続。 進むにつれて傍観者である社本に、画面越しの傍観者である自分の感情が近づき、社本と同じようにフラストレーションを感じていることに気が付いた。 そして妻を犯したという村田の打ち明けで、一気に開放されるカタルシスにも似た感情。社本を応援している自分がいることに気付いたとき、自分も決して傍観者で居続けられる存在なのではないのだという事を知った。 【ちゃじじ】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-10-29 19:03:52) (良:1票) |
【akila】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-09-20 20:25:02) |
31.《ネタバレ》 ブラックコメディとして観れば良いんでしょうね。でも別に笑えなかった。実在の事件を元にしているというのもタチが悪い。そういうのも全部冗談として受け止めることができる、心の広い人向けの映画。後半はちょっと『わらの犬』っぽい。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-09-15 19:02:55) |
30.《ネタバレ》 見だすといつの間にか時間が経っていた。そういう意味ではパワーは感じた。 しかし、中盤から後半は要らないシーンが多い気がする。 前半はあっと言う間だったのに今度は無駄に長いと感じてしまった。 グロやエロいシーンがダラダラ長すぎ。 主人公のヘタレ具合には非常にイライラしますね。それは狙い通りなのでしょう。 村田のおっさんはもはや演技に見えないレベル。 これまで見たどの悪役よりもキチガイです。 この人の演技を入れるなら7点か8点はあげたい。 しかし映画として全体をみると、きつい。 全くオススメできないし、ぜんぜん見なくていい。 褒めてるのか、けなしてるのかわからないですよね。 なんか不思議な映画です。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-09-12 10:27:43) (良:1票) |
★29.《ネタバレ》 一度見始めたら、やめられない。自分もいつ、何をしでかすか分からないと、自戒しているワタシですが、村田にはなれないと断言できる。すべての自分のトラブルを自分で解決してきたと言える村田。「善人面」のワタシはグウの音もでない。ラスト間近の展開は、社本が村田のスパルタ教育に過剰適応してしまった結果。「善人面」って、そういうことをやらかしちゃうもんなんですよ。村田の誤算。「お父さん、ごめんなさい。もうしません」と繰り言をいう村田をその妻に、「ボディを透明にしろ」と命じた後、社本には、警察に行って欲しかった。壊れて自ら命を絶つよりも、正気を取り戻し、この忌まわしい体験に身を焼きながら、生きて過ごす残りの日々の方が、「善人面」の社本には、絶望的なはず。それでも、そうして欲しかった。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-09-10 10:18:04) (良:1票) |
28.《ネタバレ》 ヤクザさんの団体が来るシーンが全部要らない 絶対切れないなら仕方ないけど短くできるなら短くするべき ラスト梶原ひかりちゃんが一番美味しいところだったと思うけど、彼女ならもっともっと凄く出来たと思う 悪くは無かったけど 【マーガレット81】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-04 19:46:48) |
27.《ネタバレ》 「自殺サークル」とか「紀子の食卓」には、監督のメッセージを観客に押し付けない懐の深さがあった。だから園監督と、見ている自分のとの共存が、映画の中に可能だった。 ところが本作での園監督は「オレは正しい。俺に従え」と一方的に主張してくる。その姿は村田そのもの。 そう。死ぬ間際になって「お父さんごめんなさい。もう悪いことはしません」と、急に弱々しい姿を見せるあの男だ。トラウマが彼を悪人にしたっていうのか?そんな設定にはうんざりだよ。 社本の反撃にはスカッとしたが、ラストはいただけない。何が「生きることは痛い」だよ。お前死んじゃったじゃないか。 したたかに生きろよ。すべて村田夫妻のしわざに見せかけて警察も世間もあざむいて「のうのうと」生き伸びろよ。生きるって、そういうことじゃないのか? 村田の妻が、次々に勝ち馬に乗っていく姿は、美しかった。女らしいってこういうことだもんね。 でも「痛みをともなって生きろ」とかいう監督の安っぽいメッセージの押し付けが全編を支配しているので、イヤーな気持ちになるんだよなあ。 あと「愛のむきだし」の満島ひかりみたいな「うまい」女優が、一人もいなかったのもしらける要因。 ただ、なんだかんだ言っても、内蔵グチャグチャの描写が単なるスプラッタになっていない、こういうリアルな映画は大好きなので、7点。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-29 00:44:28) (良:2票) |