エリジウムのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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エリジウム

[エリジウム]
Elysium
2013年上映時間:109分
平均点:5.71 / 10(Review 80人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-09-20)
アクションSF
新規登録(2013-08-17)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2014-11-10)【イニシャルK】さん
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監督ニール・ブロムカンプ
キャストマット・デイモン(男優)マックス・ダ・コスタ
ジョディ・フォスター(女優)デラコート高官
シャールト・コプリー(男優)クルーガー
アリシー・ブラガ(女優)フレイ
ファラン・タヒール(男優)パテル大臣
ディエゴ・ルナ(男優)フリオ
ウィリアム・フィクトナー(男優)ジョン・カーライル
ホセ・パブロ・カンティージョ(男優)サンドロ
ワグネル・モウラ(男優)スパイダー
土田大マックス・ダ・コスタ(日本語吹き替え版)
戸田恵子デラコート高官(日本語吹き替え版)
斎藤志郎クルーガー(日本語吹き替え版)
宮島依里フレイ(日本語吹き替え版)
脚本ニール・ブロムカンプ
撮影トレント・オパロック
製作サイモン・キンバーグ
ニール・ブロムカンプ
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
衣装エイプリル・フェリー
編集ジュリアン・クラーク
リー・スミス〔編集〕
あらすじ
人口爆発と環境破壊で荒廃した2154年の地球。少数の超富裕層は、宇宙に浮かぶ楽園衛星「エリジウム」へと移住。あらゆる病気・怪我を完治できる万能医療ポッドを所有し、悠々自適に人生を謳歌していた。地上に残された貧困層の人々は、犯罪の蔓延る社会で劣悪な労働環境の元で働き、辛うじて生活していた。地上で暮らすマックスは、職場の工場での被曝事故によって余命5日と宣告される。絶望の中、彼は一縷の望みに掛け、エリジウムの万能医療ポッドの利用を目指し、ある組織に近づく...。
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40.《ネタバレ》 映像は美しかった。エリジウムの政府の本拠地や、ラストの戦闘の背景にあった整理された機械群の美しさ、白を基調とした無機質な色使いだとかフォントのかっこよさ、質感は本当に美しかった。内容には正直がっかり。第9地区が素晴らしかっただけに期待して観た本作の内容はあまりに凡庸。ジョディ・フォスターが美しくすっきりとしたショートカットで凛とした立ち姿を見せ、ぶれない意志を持っていたのに結局ハリウッドのSFは世界を救うために戦闘狂とパワードスーツで殴り合って、落下と爆発がなきゃアクションの体裁を整えられないのか、としか思えない安易さ、これって取り入れないとダメな伝統芸能なのか。日本の映画がまた漫画原作?ドラマの延長?とか日本のアニメがまたラノベ原作で日常萌えでハーレム?っていう批判を何度も目にするけどハリウッドの映画ですら何十億かけても落下と爆発とパワードスーツなんだからなんてことないやと励まされました。この映画を見て「富裕層と貧困層がまるで現代の社会と同じだ!なんて痛烈な社会批判!」なんて思えませんでした。第9地区にはそれが痛いほどあったのに。
05さん [DVD(字幕)] 4点(2014-04-24 05:13:53)
39.《ネタバレ》 『第9地区』の監督が再び近未来の世界を舞台に“二極化社会"を描いた本作。『第9地区』と同じく他のSF映画にはないリアリティのある世界観が個人的にツボでした。瀕死の重傷でも一瞬で治るあのカプセルはぜひ一家に一台欲しい…
nyarameroさん [DVD(字幕)] 6点(2014-04-16 13:51:11)
38.《ネタバレ》 第九地区も見てないしその監督だとは知らずに見たのでその点は意識してなかった。貧富の差の二極化の話は割とTIMEと同じで、世界観も似てるなぁと思ってみていた。そうしてみると、TIMEの方が「富裕層のぜいたくな暮らし」がきちっと描かれてて、より貧富の差がはっきり見て取れる。こちらは貧困層しか描けてないのが残念だったなと。まあ主人公は「医療面」でしかエリジウムを目指してなかったので、その描写は不要といえば不要だが。
そして格闘技オタクのこの俺が注目する点は、強化された主人公らの戦い方だ。基本的にパワーが増しただけなので、動きが素早くなるわけではないのでそのパワーをどう表現するかに注目したが・・・一番印象的だったのは「のびきってきっちり決まった腕十字をパワーで返すシーン」。通常は十字は体を回転させて抜けるので、腕が伸びきるとほぼアウトだが、それをパワーで返す様が、「らしい」アクションだなと感心。格オタとしてはこの数秒が最大の見どころか。あとはまあ普通かな・・・
みーちゃんさん [DVD(字幕)] 6点(2014-04-16 11:23:19)
37.《ネタバレ》 設定は定番中の定番、ベタベタと言っていいと思います。
そのため、あまり期待はしておりませんでしたが、悲壮感漂う前半は単に自分好みという理由ですが思いのほか良かったです。
ちょっとマニアックですが原哲夫の北斗の拳ではなくサイバーブルーを思い出しました。
ただ、話が進むにつれて悲壮感が薄れ普通のアクション映画になってしまい残念です。
登場人物もごちゃごちゃ出てくる割に、結局どれも浅くてドラマがなく存在感がありませんでした。
映像は素晴らしかったものの、「エリジウム」自体がかなり雑な設定になっているだけに、登場人物はもう少しインパクトが欲しかったです。
特に主人公をもっと目立たせて華々しく散らせてあげてほしかったです。
そういえば前述のサイバーブルーにしても最初のインパクトはあったのですがその後どうなったか記憶がありません。本作もそんな印象です。
午の若丸さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-03-29 08:57:08)
36.「第9地区」が大好きなので期待しすぎました。あとマットじゃないほうがよかったような気がするが、でもみとかないといけない1本ですね。
HRM36さん [DVD(字幕)] 6点(2014-03-24 16:03:15)
35.《ネタバレ》 前作『第9地区』と比べると作品の質そのものがダウンしてる感はあらがえないが、SF的世界観や武器、宇宙船などのガジェットは前作をはるかに超える 前作秀逸だったパワードスーツは警官ロボットや、強化外骨格等に応用されている 主人公がタフすぎるとか都合良くヒロインの娘をエリジウム行きの船に乗せるとか、医療装置の性能が神過ぎるとか、突っ込みたい所は数々あるけども衛星を使った超近代戦とか、リアルなVFX満載の映像に圧倒されて最後まで楽しく見れた とにかく、この監督はスラムをうまく描くな 前作の社会派の骨太な感じを期待したら裏切られるが、先入観なくSFとしてみれば大作感もあるし充分面白いんじゃなかろうか それにしてもジョディ・フォスターのケツでかすぎ(笑)
にょろぞうさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-03-05 02:58:21)(良:1票)
34.《ネタバレ》 二作続けてSF設定で実社会の風刺。ビジュアルもしっかりしてて、この監督さんは次どんなもの作ってくれるか楽しみだなと思うようになりました。『コンタクト』で健気な人物を演じたフォスターとフィクトナーが、この映画では悪い奴同士で絡みましたね。フィクトナーのワルはけっこう観てきた感があるので、ジョディーがどんだけ憎たらしいイヤな女を演じるか楽しみにしていたのですが、思ったほどパワフルでなくて、ちょっと残念。あの世界をフォスターとフィクトナーたった2人の悪企みだけで思い通りに変えられちゃう社会システムの仕組みがイマイチ理解出来ませんでした。脆すぎでしょう。でもこの監督さんの映画のメカとかシールドとかの描写は好きです。
だみおさん [DVD(吹替)] 6点(2014-02-26 01:26:50)
33.若いし才能のある監督だと思うけど、二作続けて「ゲロシーン」あるのは、嘔吐嫌悪症の私には減点対象となります。
毒林檎さん [DVD(字幕)] 6点(2014-02-23 11:41:59)
32.第9地区と同様に良作。
黒ネコさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2014-02-23 11:01:07)
31.《ネタバレ》 皆さんおっしゃる通り、SFとしての世界観の構築という面で評価すべき作品。21世紀末、裕福な人々は環境が汚染された地球を離れ、エリジウムなる人工衛星都市の市民となってハイクラスな生活を謳歌している、経済力のないその他大勢は汚い地球に住み続けなければならない、こうした差別設定には十分な歴史的リアリティがあるから、どういった世界観が観客に提示されるのか、大いに見てみたい衝動にかられた。結果はまあまあ期待を裏切らないレベルだったと思う。地球では警察ロボットが治安を維持し、ブリキのおもちゃみたいな保護観察官ロボットが窓口で対応、その他薄汚い街と同居しているハイテクノロジーなどなど、機械による管理社会の一つの未来図が視覚化されており、それなりに楽しめた。だが、ストーリーはダメダメ。幼なじみをエリジウムに連れて行く、という前フリはよいが、結果的には、アクシデントのためどうしてもエリジウムに行く必要ができた主人公が、偶然アーマード装置を取り付けられ、これまた偶然トンデモないデータを脳に転送され、これまた適役が偶然幼なじみを拉致したおかげで、エリジウムで再会、奇跡的な防御態勢の甘さのおかげでスパイダーもエリジウムに到着、同じく奇跡的なイージーさで、メインシステムにアクセス、見事クーデターに成功??主人公の意思とかはあまり感じられないその場しのぎのストーリー展開には全くカタルシスを感じることができなかった。
田吾作さん [DVD(字幕)] 5点(2014-02-09 15:49:34)
30.《ネタバレ》 フレイの娘を含めた地球の残った人類の運命のカギを握りつつも、躊躇なくエリジウムでの治療を目指すというアクション映画の主人公らしからぬ命根性のいさぎわるさ。それも最後の展開のためのしかけだったと思いたい。とにかく弱いんだか強いんだか、かっこいいんだか悪いんだか分からない主人公ですが、釈然としないラインを迷走しつづけるこの物語にあっていたとも思う。あ、いや、この映画は好きなんだ。豚売りのおばちゃんの物言わぬ親切とか、田舎に立ってる警官人形のような保護観察官のくだりとか。監督が築き上げた世界観の奥行きを深めていたと思います。
なたねさん [DVD(字幕)] 7点(2014-02-08 19:28:31)
29.期待して観たがちょっとガッカリ。単純なストリーを2時間に引き延ばしている感があり、そのためテンポも悪いし盛り上がりに欠ける。
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-02-07 22:52:14)
28.《ネタバレ》 数十年前の宇宙開発計画においては、スペースコロニーも真剣に語られていましたよね。このエリジウムってのはまさにスペースコロニーそのものなんですが、漆黒の宇宙に緑の大地が円形に広がるその風景、スーパーハイテクとネイチャーの融合、そして地球をバックにした宇宙に浮かぶコロニーの画など、SF好きにとってはそういうヴィジュアルを最新のCGで見せてくれるだけでも凄く満足しちゃうものがあるわけです。ただ、設定に無理矢理感を感じるのもまた事実で、要はもの凄い格差社会の比喩なわけだけど、この思いついた設定をリアルに考えるとどうしても粗を感じざるを得ない、という。エリジウムに船が近づいたら、地球上から手持ちミサイルみたいなのを撃って狙撃しようとするとか、それでいて不審船もまたやすやすとコロニー内に着陸出来ちゃうし、エリジウムの防衛システムってちゃんと機能してるの?て凄く疑問に思うわけです。どんな病気も一瞬で治すあのカプセルも地上に一台置いとけば、ああやって非居住者が次々やってきてエリジウムが脅かされることもないのでは?それから社長のおっさんの脳内から盗んだデータで全ての人をエリジウム市民に出来るとか、凄く大味な設定だなぁなんて思いながら見てたのですが、まぁとにかく埃っぽい地球の映像は前作の「第9地区」によく似ているのですが、内容的に大味薄味な感じがして、前作ほどの面白さはなかったかなと。作り込まれたヴィジュアルに6点献上。
あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-07 01:05:26)
27.《ネタバレ》 世界観はよかったです.映像も綺麗でした.しかし,特に後半の展開に納得がいかない箇所がいくつも.医療カプセル最強というラストも何だかなぁという感じでした. いくつか残った疑問:(1)何故医療カプセルの使用を制限していたのか? (2)地下のマザーコンピュータの立場がよくわかりませんでした.. TV放映されたときに確認したいと思います.
urslaさん [映画館(字幕)] 6点(2013-10-28 23:30:58)
26.映像のすごさは言葉では表現できません。どこまでが実写で、どこからがCGなのか、見分けがつきません。物語はやや説明不足であるため、可笑しいくらい展開が早く感じられました。幼馴染の2人の物語が、もっと書き込まれていれば、とても良い映画になったと思います。
shoukanさん [映画館(字幕)] 6点(2013-10-20 23:48:30)
25.《ネタバレ》 全く見事なまでに良いところと悪いところが半々の作品でした。空に浮かぶ美しいエリジウムと対照的な、打ち捨てられた地上のスラムに未来のテクノロジーがプラスされた世界観は、現代のブレードランナーと言ってもよいものでした。が、スラムをリアルに描きすぎて、さらに登場人物の汚さやグロ描写の多さのために不快さを感じてしまいました。ストーリーも、前半は階級闘争や富裕層内での権力闘争が絡んで、なかなか面白そうな展開だったのに、後半は小汚い敵の工作員との単なる私闘になってしまいました。それならいっそ、アクションを楽しんじゃえ!となると、時折出てくる未来の武器などのアクセントも良く効いていて、“ちょっとだけ”アイアンマンの活躍シーンは及第点だと思います。ただ、今時はやりのカメラブレブレ演出のため、何が何やらわからないシーンが多数でした。
そして、この半々映画の最も象徴的なのはこれでしょう。「マット・デイモンとジョディ・フォスター二大スター出演!!でも共演は無しよ。」
Northwoodさん [映画館(字幕)] 5点(2013-10-19 06:59:56)
24.《ネタバレ》 見応えの8割以上が世界観の構築という印象。それは監督のデビュー作「第9地区」と同様ですが、その世界観を物語に昇華しきれず、デビュー作には及ばなかったという評価です。
エリジウムの迎撃システムの非装備や警察警備的システムの手薄は好意的な解釈で納得できても、医療ポッドが地上に「ひとつも無い」ことには解消できない不可解が残ります。格差社会を描くうえで最も大切な部分の考証を映像で見せることを怠り、大味なアクションでお茶を濁しました。
エリジウムの設計や外骨格サイボーグの創意にワクワクしただけに、残念な印象が尾を引きました。
ハードSF的風味を期待できる監督だと思っています。次作に期待します。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 6点(2013-10-16 23:59:12)
23.ニール・プロカンプ監督の前作「第9地区」は、彼の出身国である南アフリカ共和国でかつて行われた人種隔離政策(アパルトヘイト)が社会にもたらした影響を如実に反映した特異なSF映画だった。
個人的に、映画としての面白味は認めつつも、その年のアカデミー作品賞にノミネートされるなど、過剰な評価の高さに違和感を覚えた。
作品の性質上、もっとカルト的な人気を得るべきタイプの映画であると思えたし、この監督自身も限定的な製作環境の中で無限の可能性を示すタイプのクリエイターに思えた。

そういう思いがあったので、前作の思いもよらない大成功を経て、ハリウッドの潤沢な製作資金を与えられた作り手が、果たして“持ち味”を維持出来るものかどうかという危惧が期待を大きく上回っていたことは確かだ。

そうして、映し出された映画世界は、はっきり言って「凡庸」の一言に尽きる。
それほど悪くもないが、特筆すべきハイライトや目新しさも殆ど無かった。
SF大作として、映画全体のクオリティーはぎりぎり及第点に達しているとは思えるけれど、主人公にマット・デイモン、敵役にジョディ・フォスターを引っ張り出しておいて、「この程度」ではやはり低評価は免れないと思う。

莫大な資金を使って、近未来のロサンゼルスを自分のホームグラウンドである“ヨハネスブルグ化”して描き出した映像世界は見事なクオリティーだったとは思う。
しかし、理想郷である“エリジウム”との対比により、世界各地で見られる富裕層と貧困層との各社社会を反映する意図は充分に理解出来るが、描き出された世界観は明らかに前作やその多くのディストピア映画の二番煎じと言わざるを得ず、新しい映画としての高揚感がまるで無かった。

製作環境が一変しようとも、己の趣向を貫き通すだけの“エゴイズム”が、この新鋭監督に備わっていなかったことがもっとも残念に思えることだろう。
次回作は「第9地区」の続編かな?成功によるしがらみをかなぐり捨てて、原点に回帰出来るかどうか。この映画監督にとって、結構大きな分岐点になるような気がする。


監督の“お友達”のシャールト・コプリーは、良い味を出している。「第9地区」、「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」に続いて、演じるキャラクターの“イカレ具合”が安定している。勿論褒めている。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 5点(2013-10-14 23:27:52)(良:1票)
22.長編デビュー作がいきなり興行成績1億ドル突破&アカデミー作品賞ノミネートという、輝かしくも重い経歴を背負ってしまったニール・ブロムカンプの長編第2作。特大ホームランの後に何を撮るのかということは何とも悩ましい問題ですが、ブロムカンプは「前作と似たような映画を撮る」という王道を選択しました。果たしてその出来は?と言うと、得意分野で勝負したおかげで大きな失敗を犯すことはなく、また製作費が大幅に増加したことによる効果を画面にきっちり反映できており、期待される水準には十分に達していると言えます。。。
「死にたければヨハネスブルグを歩けばいい」とまで言われる犯罪タウンで育った監督は、未来のLAをヨハネスブルグ化。ボロボロになった高層ビル群に、地平線まで続く無数のバラック小屋の映像的インパクトは絶大だし、そこに生きる人々の絶望までをきっちりと画面に刻みつけてみせた手腕には目を見張るものがありました。ディストピアSFを扱った作品は他にも多くありますが、本作ほどの表現レベルに達したものは非常に稀だと言えます。また、主人公がエリジウムへカチ込むに至るまでの感情の流れも非常によく計算されており、荒唐無稽な物語でありながらも、観客は主人公への同情心を持ち続けることができます。昨年製作された『トータル・リコール』と比較すれば、本作がいかによくできているかが分かります。やっぱり、この監督さんは映画作りがうまいのです。。。
対する敵も良く作られています。最新鋭の兵器を意のままに操りながらも、ここぞという場面では日本刀をブンブン振り回すキ○ガイなのですが、彼を「ただただ狂っていて、傭兵でもやらなければ他に生きる道がない男」という純粋悪としたおかげで、アクション映画に不可欠な恐怖の対象となりえています。次に何をしでかすか分からないというその異常者ぶりが、映画を引き締めているのです。彼に負けず劣らず狂った部下2人のインパクトも上々であり、クズのサンバルカンは見ていて飽きがきません。。。
ただし、問題もあります。監督の得意分野であるスラムの描写と比較すると、エリジウムの描写は驚くほど薄っぺら。既視感溢れる理想郷ぶりで、あまりに魅力に欠けるのです。また、敵・味方合わせて10名程度が暴れただけで破壊されてしまうエリジウムの社会システムにも疑問符が付きます。クーデターの間、ロボコップたちは何をしてたんでしょうか?
ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 7点(2013-10-12 02:26:42)
21.《ネタバレ》 PG12のSFおとぎ話 と言うことで割り切るとそこそこ面白い映画です。
超富裕層に徹底的に搾取されている庶民が立ち上がるという健全さがいいです。いや、一般民衆の力と言うよりヒーローの活躍と言うことなので、あまり健全ではないかも知れませんが^^ おとぎ話であることを置いて一言だけ言わせて頂けば、ジェシカ長官は医療カプセルで若さと美貌を保っているべきだ!
karikさん [映画館(字幕)] 7点(2013-10-09 23:04:42)
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【点数情報】

Review人数 80人
平均点数 5.71点
000.00%
100.00%
222.50%
311.25%
478.75%
52430.00%
63037.50%
71012.50%
845.00%
900.00%
1022.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review4人
2 ストーリー評価 5.00点 Review9人
3 鑑賞後の後味 5.12点 Review8人
4 音楽評価 5.00点 Review4人
5 感泣評価 4.25点 Review4人
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