36.《ネタバレ》 他の方もご指摘のように、きっかけが「見た目が好みだったから」というのがバレバレでシラケます。出来れば外見が普通の見栄えの女性と中身だけで勝負していただきたかったところですが、それだと映画的に絵がもたないのも理解はできますので、、何ともまあ、もどかしいところではあります。 調べてみるとサラ(マーリー・マトリン)はガチのろうあ者だったのですね。先天性ではないにせよ、障害者であの美貌は驚きです。ジェームズ(ウィリアム・ハート)は主演男優賞ノミネートのみですが、彼もかなり良い演技だったと思います。彼は心底良い人が表現できていたと思うし、先生としての努力や健常者の立場から見た愛する人への苦悩もきちんと描けていたと思います。「君が聴くことができないレコードを聴いてももう楽しめない」は結構深くて、本当に彼女を愛していることを端的に言い現わしていた素晴らしいシーンだったと思います。また、言い争った後、責められた彼女が初めて思いきり大声を出すところもかなり泣けるシーンでした。 全体的にそつなく綺麗な脚本ですが、裏を返せばろうあ者であるということを抜きにすると何だかただの真面目で普通の恋愛映画。ここは思い切ってプールで二人で戯れる美しいシーンをラストに持ってきたほうが良かったかもしれません。また、ろうあ者の世界を表現するためにエンドロールは無音にしていただきたかったと、個人的には思いました。(辛口評価ですが、最近見たような障害者を題材にした映画よりは百万倍良かったので甘めの点数にしてあります) 【アラジン2014】さん [地上波(字幕)] 8点(2023-11-02 16:31:33) |
35.《ネタバレ》 ヒロインのマーリー・マトリンは、イザベル・アジャーニみたいに美人だけど、ただ美人だけというきっかけで恋に落ちる主人公に感情移入はできない。二人の心が近づいていく過程も無理やり。ヒロインは女子高生じゃないけど、こういう安っぽい映画で勘違いして、ストーカーや猥褻行為をする教師も出てくるのではないか。全てがハリウッドらしい、表面的で、無性に苛立った映画だった。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-09-09 22:40:19) |
34.昔ながらのよくある正統派のラブストーリーだが、聾学校という舞台背景が設定の妙味に。 ヒロインもろうあ者だということで、彼女ありきで作られた脚本かと思ったら、もともとが原作のある舞台劇だと知ってちょっとびっくりした。 映像演出音楽等はいかにも80年代。ヒロインのセリフがひと言もないので、さすがに後半からは重苦しさを感じてしまったけど、プールのシーンは印象に残っている。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2012-11-28 01:32:53) |
33.耳が聞こえる男と耳が聞こえない女は、どうすれば一つの同じ世界に生きることができるだろうか。これは純愛ドラマだけどひとつの社会ドラマでもある。作品賞を初め主演男優、主演女優、助演女優などアカデミー賞にノミネートされた結果、マーリー・マトリンだけがその栄冠を射止めた。なるほどと思わせる映画だ。彼女は美しいだけでなく聾唖者、しかし聾唖者に関係なくその演技が認められたのだと思う。 出会って最初の会話「僕が話し方を教えるよ」「私はあなたに掃除の仕方を教える」から参った。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-18 22:46:03) |
32.生徒や恋人、聾唖者との関わりを重視したドラマだと思っていたが、よくある一組のカップルの恋愛ドラマだと感じた。 【akila】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-27 14:21:57) |
31.《ネタバレ》 二人の恋のゆくえより、生徒とのやりとりのほうが面白かった。生徒達はかわいすぎでしょう。「石頭」と女の子が悪気なく言ってしまうところなんかとても面白かったです。個人的には、いっそ学園もののドラマにしてくれたほうが楽しかったかもしれません。ちょっと期待しすぎてしまいました。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-07-05 23:11:56) |
30.《ネタバレ》 マーリー・マトリン美しい… 賞受賞も納得の内容で演出面も素晴らしい! 作中の音楽はちと古くさい感はあったが、まぁ趣(おもむき)があっていいですね 静かで地味目な雰囲気ではありますが「本当の愛とはなにか」改めて考えさせられるいい映画でアリマシタ 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-09-29 17:26:36) |
29.教師役として抑えた演技が光るウィリアム・ハートと、この作品でオスカーを獲得した女優マーリー・マトリンの迫真の聾唖演技が素晴らしい。 ただ単にハンディキャップを側面から捉えただけの恋愛映画ではなく、障害とは?人生とは?家族とは?人を愛するとは?とさまざまな疑問を投げかけてくる。 邦題もなかなか捨てがたいが、原題「Children of a Lesser God」はもっと良い。 (2023.9再鑑賞) これは良作。 ヒロインが複雑でつらい過去があって安定しないけど、ウィリアムハートの抑えた演技によって感傷的にならずに見ることができる。 会話のなかにユーモアがあるところもいいし、校長?がダメ人間なところもリアルで良い。 印象に残るプールでの抱擁のシーン、水の中で言葉が通じない世界をうまく表現している。 癒しや希望を与える映画ではないが、演出や音楽もいいのでおすすめしたい。 【死ぬまでに観たい映画1001】に収録されている。 【mhiro】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-06-05 22:49:39) |
★28.自分が好きだった人と、ヒロインが同じ髪型(「フラッシュダンス」のジェニファービールスと同じでね)だったので、特殊な気持ちが湧き出てきた。もう離さない!!離れたくない!というラストは映画の中の出来事とは思えず嬉しかった。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-07 20:43:22) |
27.こんな純愛ドラマがあったなぁとか思いながら鑑賞しました。ストーリーには凝ったところもなくド直球ですが、主演の二人の演技は見ものです。クラスの子達がけっこう可愛かったです。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-03-21 23:18:45) |
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26.ウィリアム・ハートとマーリー・マトリン、この二人の演技がすごい。特にマーリー・マトリンの演技は聾唖者が抱くであろう感情を観ている者に鋭く伝えている。20年も前の映画だけど本当に名作だ。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-14 20:33:59) |
25.この映画のことは全然知らずに始めてDVDで観ました。30分過ぎから涙ウルウルで、最後までウルウル状態のまま見終えました。健常者の視点、聾唖者の視点、両方の視点から描いている作品で素晴らしかったです。水の中のセックスにはどういう意味があるんだろうと気になってました。水の中の音の聞こえない世界は、健常者にも聾唖者にも平等な世界だったんですね。「愛は静けさの中に」日本語題名もピッタリです。良い映画だったなあと思って鑑賞後調べたら、主演女優は本当に聾唖者で、しかも初めての映画出演でアカデミー主演女優賞。なるほど、感激するはずだ。良い映画に出会えて良かったなあ。 【ひよりん】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-21 17:17:54) |
24.もう少し甘めのロマンスを予想していたのだが、意外に最後まで地味で暗めの内容だった(すぐ喧嘩ばかりしてるし)。しかし、そうであるからこそ、見終わった後には2人の真剣さが心に残るものとなっている。ハートがマトリンの手話を説明的に台詞で「通訳」するのが邪魔だったり(このあたりは、脚本の工夫で解決できるはず。現に、母親との会話ではそうなっていて、相手の応答からその前の手話の内容が想像できるように工夫してある)、最後がちょっと安直だったりとか、つっこみどころはあるけど。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-29 03:40:45) |
23.マーリーマトリン とても綺麗でした。ああいう怒りと芯の強さと美しさを持った人が周りにいたら、自分もきっと惹かれるだろうな、ウイリアム・ハートと同じく追ってしまうだろうな・・・(あぶない?)と思いながら見ていました。そのくらい魅力的でした。話自体も、二人が互いに媚びずにまっすぐにぶつかっている様子がいいと思います |
22.女性監督ではあるし、途中までは、フェミニズムの良い映画だと思って見ていましたが、監督にはそういう意図はなかったようでした。なかなかの恋愛映画だとは思いますが、80年代っぽいコンテキストとファッションが、どうも…。 【みんな嫌い】さん 6点(2004-12-28 15:22:18) |
21.聾唖者を題材にした話って、最近のドラマにもありましたが… この物語は、二人が惹かれ合った部分というか、サラがいつからどんな感情で彼を愛し始めたのかが、私にはわからなかった。恋人同士になってからの話はなかなかよかったです。サラは本当に綺麗な人でしたね。 |
20.おーー、書き忘れていた作品がここにもあったっけ、とたどり着いたら、直前のレビュワーさま【伊達邦彦】さんも、加藤健一事務所の『小さき神の作りし子ら』をご覧になった方だったのですね。私もあなたの感想とほぼ同様です。加藤事務所の舞台を15年ほど前に見ています。映画のほうを後から見たという経緯だった記憶があります。戯曲の映画化は難しいものだと思いますが、かなりうまくいっているとは思いました。但し舞台が醸し出している「奥行き」のようなものが映画からは感じられない。これも伊達さまの感想とほぼ同じ。舞台という「場」そのものが持っている「奥行き」のせいかもあるかもしれませんが(けっこうマジでそう思う)、「距離感」が感じられないところが、残念なところですね。このテーマには欠かせない要素だったのではないか、と改めて思います。私が見たのは熊谷真実さんがヒロインを演じたものでしたが、伊達さんもそうでしたでしょうか。そもそもほかの方がヒロインを演じた、という話を聞いたことがないので、おそらく同じキャストのものをご覧になったのではないかと思いますが・・。はっきり言って本作より、「加藤・熊谷」組の演技のほうが私の胸は打ちました。熊谷さんがあそこまで名女優であること、多くの方はご存じないのではないか、と思うと、ぜひ再演していただけないか、という思いをずーっと持っています。多くの方に、映画もぜひ見て頂きたいし、加藤事務所の再演もぜひ期待したいところです。 【おばちゃん】さん 8点(2004-05-13 23:56:59) |
19.マーク・メドフ作の戯曲『小さき神の作りし子ら』の映画化。戯曲の映画化としては、良いバランスに仕上がっています。ただ、舞台と映画の一番大きな差である距離感が辛い‥‥ 戯曲が劇書房から出ていますので、もし、気に入ったなら舞台もご覧ください。(注:現在、劇書房では版元品切れ、舞台は加藤健一事務所ぐらいしかやらない‥‥というか、できません。こんなに面倒な作品。いつ観られるかは全くわかりませんね) 【伊達邦彦】さん 8点(2004-02-23 16:34:21) |
【zero828】さん 7点(2004-02-23 01:37:05) |
17.耳の不自由な方の話と聞いて、随分昔に観ました。2人が手話で激しく語り合うシーンがとても印象的で、DVD化されてすぐ買ったのですが、こちらはまだ観てないんです。年に何度かとてもきれいな話しを観たくなるその時までとっておくつもりです。 【hyam】さん 9点(2004-01-14 15:07:45) |