★10.《ネタバレ》 日本映画の戦国合戦場面で、一番愛されてるのが川中島。 衣笠の「川中島合戦」(未見)、「戦国自衛隊」そして、この後の長篠では「影武者」。 映画に愛されてる信玄と上杉。
しかし、稲垣監督は主人公を山本勘助にした! この人物、講談の作り上げた人物かと思いきや、 実在してる信玄の書状に「山本菅助」なる名前が・・! 実際に信玄の身近に仕えて、使番(つかいばん)を務める人物であったことが分かってる。
もうね第四次川中島と言えば、山本勘助がやられる合戦。 その前の勝頼とのエピソード、板垣の父と思ってましたの言葉。 もう涙なしでは見られない。 案の定、戦況は不利に・・(涙)
この作品を観て、黒澤さん負けず嫌いに火がついたんじゃないかなぁ・・ 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2024-10-06 23:50:12) |
9.裕次郎と除いては大河に負けず劣らず、配役・演技はよかったなあ。合戦もCG無しの迫力で見応えあり。でも20年間を3時間で描くのはやはり無理があり、各々のエピソードが省略されてしまう。その点ではどうしても大河に負けている。特に「砥石崩れ」の描き方は甘く、総じて武田勢をよく描きすぎで登場人物に苦悩が感じられずドラマとしての深みがない。そもそも比較する事に無理があるのかもしれないが、ああいうのを作られちゃうと映画では太刀打ちできないのは仕方ないけど。 |
8.《ネタバレ》 三船さんと錦之助さんをひたすら格好良く撮ろうという一貫した執念が、長尺であるにもかかわらず作品に安定感を与えている。そうです、せっかくこの二人がいるんだから、無理せず自然に撮った方がよいのですよ。佐久間良子の光り輝くスター性、緒形拳のアホ役の新鮮さ、上杉謙信の登場を最後まで引っ張るこだわりといったあたりもまた趣深し。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-01-09 03:39:33) |
7.何に驚いたって、中村勘九郎が少年だったこと。まぁ、40年も前の作品だから当たり前なんだけど(笑)。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-07-22 17:53:15) |
6.《ネタバレ》 勘助の知略の数々が観られるかと思ったら、意外と佐久間良子とのロマンスがメインに据えられているような。その後は彼女が遺児でもある勝頼との擬似的親子愛も見られたり、戦乱における知略どうこうよりも人情的な話がメインなんですな。これがどうもたるい。TVドラマならすんなり見ていられるのかもしれないが、一度に見せる映画としてはこんな話で3時間引っ張るのは辛いようだ。勘助の智謀を際立たせたいがためなのか、信玄が凡庸にしか見えないというのもかなりマイナス。もっと信玄と勘助の考えが一緒という描写があっても良かったような気がする。台詞ではそんなことも言っているんだし。出演陣は豪華だけど、イメージに合う人があまり居ない。戦闘シーンもエキストラの数は多く使って豪華だが、イマイチまとまりというものにかけていて、訓練された軍勢という感じがまったくなくて萎える。場面転換も上手くはないし、散漫な印象が強い映画。 【MARK25】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-01-14 16:36:38) |
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5.2回目鑑賞。超豪華俳優総出演というところか。裕次郎が謙信として台詞もなく、ニヤリとする場面、チラッとの出演が印象に残る。 現在のテレビの大河ドラマのダイジェスト版。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-12-15 11:49:36) |
4. それなりに楽しめましたが、映画としては内容盛り込みすぎなんでしょうね。一つ一つのエピソードが薄い感じがしました。やっぱり大河ドラマのほうがいいのかもしれません。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-01-20 17:22:15) |
3.《ネタバレ》 三船・錦之助・裕次郎...こういう作品は大抵あれだから期待してなかったし実際面白くはなかったけどやっぱり凄い時代劇。合戦シーンなんか凄いエキストラ数だし、セットも大掛かりでこんなお金の掛かった時代劇いまの邦画じゃ撮れないなぁ…と思う。馬は転がってないけどラストサムライにも負けてないと思う。史実として見るにはちょっと...だけど娯楽として見るにはそこそこ見れると思うし。ただこのストーリーで淡々と160分は流石に長すぎる…。特に三船・佐久間のロマンスは退屈だった。意外な所では子役時代の中村勘九郎(ちょっと肥満児w)、寡黙で無骨な中村賀津雄あたりが印象的。田村正和は見事に存在感なかった。 【バカ王子】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2006-05-27 23:30:39) |
2.鎧、甲冑姿の武者、騎馬隊が実にカッコ良いです。村上勢の騎馬弓隊が特によく、川中島より良かったです。川中島の有名な信玄・謙信のシーンは錦ノ介信玄VS裕次郎謙信のアップばかり、引きの映像が一つも無いから迫力も伝わらず大減点です。でも一太刀交えた後の裕ちゃんのニヤリ微笑む顔がニクイです。山本勘助が天下平定のような野望を持っていたとはにわかに考えがたいが、どんな人も年と共に思考は鈍るんですねえ。子供時代の勘九郎君もなんか微笑ましかったなあ、将来息子に泣かされるとはねえ。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2005-02-08 23:59:11) |
1.歴史上に名高い「川中島の戦い」をクライマックスに据えているが、完全に武田軍サイドから語られているので展開に名将同士の虚々実々の駆け引きやスリル感が薄い。甲斐と越後、双方の描写を7:3くらいの割合で描いていればグンと面白くなっていたのでは??石原裕次郎の謙信も何か(個人的に)イメージに合っておらず今イチ。錦之助の信玄も若過ぎて貫禄が不足している。そもそも詩吟や講談でも有名な話だけに見せ方をもっと工夫してくれていれば…。三船の山本勘助役は伝承のイメージには程遠いが、武骨な中にも信玄や勝頼への父性愛みたいな純情さが伝わってそう悪くなかった。こういう大作には矢張り大画面に映える役者が不可欠、という極々当たり前の事が昨今のハリウッド大作やNHK大河ドラマでは等閑(なおざり)にされている点を思い合わせると、大味ではあるが本作の持つ歴史的価値も強ち軽視できまい。とは言え、稲垣浩の本領はコノ手の大掛かりな時代劇よりも「手をつなぐ子等」や「無法松の一生」の方にあると思っているので悪いが6点。 【へちょちょ】さん 6点(2004-05-30 04:05:26) |