24.《ネタバレ》 淡々と進んでいくドラマ。 あまり退屈に感じさせないのは、ケンティー演じる八軒くんに、なんだか期待しちゃうから。 八軒君はどう成長していくのだろう。進学校出身の頭の良さというアドバンテージは、どう活かされていくのだろう。 なんかね、サクセスストーリー的なものを想像しちゃって、勝手にワクワクした自分が悪いのです。 結局、期待した以上のものなんて出てきません。なぜならそーゆードラマじゃないから。 ただ前半から中盤にかけては、そんな期待感と御影アキ役の広瀬アリスのかわいさで、なんか楽しく見られました。 要は、文化祭の準備にはいってから、なんか自分が期待したのとは違うベクトルに話が進んでんなぁと、だんだん興味が薄れてきたのでした。 豚丼のベーコンエピソードは最高に良かったんですけどねぇ。バーベキューのシーン、かなり好き。ただ一番の盛りあがりがそこっていうのが残念。 せっかく打ち解けて仲良くなった駒場の実家が離農。駒場は高校を辞めてしまう。 駒場家がそんな大変な状況なのにさ、文化祭の様子を見せられても集中できないっす。 駒場家は中島先生の紹介で、別の農場で住み込みで働かせてもらえることになりました。 ・・・だからなに?根本的な解決にはなってないでしょ? それが現実だと言われればそれまでだけどさ。映画の世界でまで厳しい現実ばかり見せられると嫌になっちゃうのよ。 進学校から来た主人公が、その頭の良さで何か画期的な解決策を見つけてくれるのを、心のどこかで期待しちゃいました。 原作読んでないから何とも言えませんが、映画向きの題材じゃなかった気がします。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-05-15 02:17:33) |
23.《ネタバレ》 酪農にかける青春。農業高校へ何しに来たかよくわからねえ秀才のボクだけど、あのコの影響でいつの間にかそれなりに染まっちまったな。勇ましい吹石一恵と黒木華はキャラが違いすぎ。終盤は酪農というより、女子ばんえい競馬スポコンじゃんか。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 6点(2019-05-18 05:56:51) |
22.《ネタバレ》 進路を決めるなら早い方が望ましいと思いますが、かといって将来の展望なく進学する事が悪いとも思いません。学ぶうちに出てくる選択肢もあります。ただし、酪農を専攻するのであれば何かしらビジョンが欲しいですし、せめて動物好きであって欲しいと思います。主人公の場合はどうでしょう。父親が指摘したように、実際のところ逃避ですよね。父が息子に幻滅した気持ちも理解できます。父はきっと“出来る人”なんでしょう。自分に置き換えて考えるのは一般的な思考法ですから。ただし、獅童先生が言うように“生きるための逃げならアリ”には賛同します。逃げることすら選べず腐ったり死んだりするくらいなら、とりあえず現状を変えるのは有効な手法です。大切なのは自分で決めること。そして自身の生き方を否定しないことと考えます。最初から正解がわかる人生なんてありゃしませんし。人生万事塞翁が馬。ばんえい競馬のように、坂道の前では一旦止まって力を貯めましょう。さて、現実問題。主人公の行く末は?アリスちゃんの婿コースが濃厚ですが、地頭が良いので畜産関係の研究者なんて道もあるかもしれません。いずれにしても彼の将来は決して暗くありません。ちゃんと自分の頭で考え選択する、人生の基本が出来ています。それにイケメンは超有利ッスよ!!って映画批評はおろか、映画の感想ですらなく申し訳ありません。いつもの事ですって。あいすみません。淡々とした物語展開が妙にクセになる“ザ・日常”青春映画。真摯に酪農と向き合う姿勢は好感ですし、アリスちゃんが悪魔的に可愛いところもポイント高し。結構好みの映画です。ただ、この風味が吉田恵輔監督らしいと言っていいのかどうか微妙ですけれども。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 7点(2019-03-20 19:50:32) |
★21.酪農の人達の芯の強さを感じる良い映画。特に、駒場一郎は好感が持てるキャラだなあ。 【もんでんどん】さん [地上波(邦画)] 5点(2017-01-25 14:38:11) |
20.食べ物を粗末にしてはいけないという事を改めて再認識させてくれました。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2017-01-22 22:36:11) |
19.《ネタバレ》 設定にヒネリはあるものの、ストレートな青春映画で爽快感はある。逆に言えば、登場人物が皆善人ばかりで、少々退屈な所もある。主人公にもう少し影や屈折した思いがあってもよかったし、酪農やりたくないのに無理に学校に来てる子とか居てもよかったかな。あと映画の締めとして、父子の和解はしっかりと描いて欲しかった。ちょっとサラリとしすぎ(原作にはもうちょっといろいろあるのかもしれないが)。何度か出てくる「経済動物」という業界用語?については考えさせられた。別に食用だけでなく、ペットや動物園も経済動物だし、従業員を家畜扱いする経営者によって過酷な労働を強いられ心身を病んでる人間だって経済動物だと言えるのかなと。 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(邦画)] 6点(2016-02-26 10:37:08) (良:1票) |
18.《ネタバレ》 青春映画・異文化体験映画としてとても良い出来だと思います。内容は原作をほぼ踏襲しています。ただ、原作では最初のヤマ場だったピザ釜のエピソードを入れてほしかったです。でも、それを入れると冗長になっちゃうから難しいところではありますが・・・。 【MASS】さん [地上波(邦画)] 7点(2016-02-19 14:00:13) |
17.父親から見放された主人公が、全寮制の農業高校で自分の居場所を得ながら成長していく物語で、カルチャーショックの過程がコミカルに描かれていてとてもいい感じでした。しかしながら、原作もTVも見ていませんが、中盤から結末に至る感動物語は、登場人物のキャラクター描写が表面的なのかイマイチ入り込めません。一見ダメ男にしか見えない主人公に潜んでいるはずの人を引き付けるような魅力は伝わってこないし、後半の取ってつけたようないい話にも違和感しか残りません。後半がちょっと残念でした。 【ProPace】さん [地上波(邦画)] 6点(2016-02-18 23:01:25) |
16.原作未読だけど、きっと原作は相当面白いんだろうなと思わせてくれた。ただ、映画はおそらく原作のダイジェストのようになっているのではないだろうか。個性的なキャラなんだろうなと思わせる登場人物がたくさん現れたけどすべてが中途半端に描かれている気がした。役者の技量も低いし、特に感動するドラマもない。農業の厳しさだけは伝わったかな。今度、原作読んでみます。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-06-22 19:46:58) |
15.原作未読。いい映画だった。農業の厳しさや現状がよくわかるし、食への有難味も感じさせられる内容でもあった。今どきの小中学生に見せたい映画だと思った。普通科高校へ行っていた自分からすると、大変だろうけど、こう言う学校に行って学べるのも良いだろうな~と思わされた。自然や動物と接し身体を動かすことはいいことだ。主人公はみんなが無理だと言うことを否定し、やれば出来るということを証明しようとする。自分はすぐに無理だと思ってしまうことが多いたちなので、頭が痛くなったし、変えていかないと駄目だな~と思わされた。やっても出来ないこともあるけど、やってみないと何も始まらないしね。リアリティのある厳しい現状を描いている部分もあるのだが、何か所もクスッと笑わせてくれる部分もあったし、涙が出てしまうようなシーンもあって良かった。あと、広瀬アリスの谷間に自分もドキッとした(笑) 【スワローマン】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-04-12 12:46:17) |
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14.《ネタバレ》 原作漫画はひと通り読んだことがあります。元々が基本的に農業高校生の日常を描いている作品なので、ドラマチックなストーリー展開や派手な画が出てくるわけではありませんが、それでもやはりわざわざ実写化してまで見ても・・わざわざ映画で見ても・・という気持ちになりました。キャストも、原作と大きく離れてはいないけどそんなに似てるわけでもない・・という感じでした。話は原作のエピソードと映画オリジナルの展開がうまく構築されていて良かったです。全体的に悪くはないんですよ。決して悪くはないんですが、これといって光るものがなかったような印象で、だったら原作の漫画読んでれば十分かなと思ってしまいました。 【Nerruc】さん [DVD(邦画)] 4点(2015-01-26 11:11:47) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 何の目的もなく、惰性で農業高校に入ったということだけど、でも最初からいい奴なんですよね。性格的にひねくれてたわけでもない。だからあんまり成長というものを感じない。両親との描写も少なすぎる。時間的制約があるのはわかるんだけど、、、。酪農の厳しさ。大変さ辛さ。そういうものが端的に描かれていたのは良かったです。特に、家畜に名前つけちゃダメだ、ペットのように思っちゃダメだって最初は建前的に言ってたけど、連れて行かれる馬を見てやはり辛い思いを抱くのは、人間だものね。そのへんの割り切れなさはよくわかる。しかし牛乳にしろ豚肉にしろ、卸値安いんだな~と驚き。経営が苦しいとこばかり描かれるし。本作を見て、ああやっぱり酪農は大変なんだな、志すのはやめようって、若者が思っちゃうんじゃないかってそれだけ心配。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2014-12-28 17:47:20) (良:1票) |
12.展開が早く、観てて劇中の主人公達と温度差を感じました。爽やかな作品で観てて退屈する事はないですが、映画化向きの作品じゃないですね。こういう日常系はテレビドラマでじっくりやった方が良かったと思います。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-11-18 00:50:34) |
11.爽やかな青春映画ですね。特に変わった展開はありませんが、農業高校のみんな素敵ですね。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-11-13 19:08:47) |
10.《ネタバレ》 なんとなく自分が行けるレベルの学校へ進み、なんとなく就職して なんとなく今に至っている自分からしたら、この子たちの情熱ってホントすごいと思う。経営難の牧場を継ぐ予定の少年少女の夢や苦悩には心苦しくなってしまう面もありますが、そこはグッとこらえて 楽しい農業学園コメディとして気軽に 時に真剣に 結果、楽しく見れた。そこへきて八軒君の間が良かった 間が。ただ最後、話が酪農のほうからばんえい競馬のほうに盛り上がりが行ってしまったところに少し残念に思ってしまったのは私だけでしょうか どうなのか。その他、御影アキ役は広瀬アリスさんですか(二十歳。) かわいらしいお姉さんですね 今後益々のご活躍を願います。ところで、主演の八軒君って一体誰なの? 誰なのさ? 実年齢も名前さえもさっぱり知らないんですがさ あのね、誰か人物登録してあげて(^^; 【3737】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-11-11 22:11:06) (笑:1票) |
9.《ネタバレ》 原作未読でのレビュー。青春ドラマの割には、ベタな友情や恋愛表現に走らず、コメディー要素すらも控えめで、全編通して淡々と進んでいくストーリーは、いかにも現代風な印象。受験競争や家族から「逃げてきた」八軒が、「逃げられない家畜」に向き合い、先生やクラスメイトとの交流を通して「逃げた先にある何か」を模索しながら、最後には「現実から逃げない」勇気をもつに至る心の動きには、世代を超えて普遍的なメッセージが込められている。ありがちな成長ストーリーに「農業」という都市生活者から見えない世界がもつ厳しさと普遍性を織り込んだ良作。ちりばめられた伏線もきっちり回収されており、また後半には「ばん馬レース」という見せ場もあり、淡々とした中にも気持ちよく鑑賞できた。帯広在住であることと、御影のチャーミングさに少し甘い点数を献上したい。 【田吾作】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-11-10 10:48:54) |
8.原作を読んだことがある僕にとっては、ストーリーの上っ面をなぞっているだけのような気がしてならない。 原作の登場人物はもうちょっと濃いキャラだった気がするけど、キャラが薄まっているのが玉に瑕だ。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-11-04 21:27:00) |
7.《ネタバレ》 「銀の匙」のキモは、異社会から農業の世界へ飛び込んで(逃げ込んで)きた主人公・八軒の迷走であると同時に、農業の魅力と現実でもあると思う。ゆえにこの劇場版は、時間的な制約を鑑みても、ちょっと片手落ちのような気がしてならない。 しかし、原作者も感嘆していたばんえい馬のデカさや、再現度が尋常じゃない吹石一恵の富士先生っぷりが面白く、特に豚の屠殺シーンを加えたあたりは、実写版ならではの成功だとも、思う。 面白かったといえば…ラストシーンのレースで、シルバースプーン号を追っていた馬の名前がチャリデキタ号。ちょっと馬名が出オチ過ぎだと思う私な訳だが。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-10-29 09:36:50) |
6.《ネタバレ》 原作コミックのファンであるが故にダメな所が目に付いてしまうわけで。 八軒君が原作ではもっと明るいキャラで周りの皆を引き寄せてしまう魅力があったと思うんですよ。そりゃ時に悩んだり暗くなったりするけども、芯の部分はもっと熱い男だったと思うのね。それに対して映画版の彼は終始深刻な感じで、明るさが足りないと思った。もっと、初めて触れ合うものに感動したり、笑ったり、飯食って「うめえええ!」とか叫んで欲しかった。 色々なエピソードを詰め込み過ぎたのか、やや中途半端な印象を受ける。たまこなんて殆ど空気だし、チーズ作りの先生とか居ないし、竹内力とか出オチだし、キャラクターも一部しか活かしきれていない印象。最終的に両親に認められて、そこでまた感動があるはずなのに、ただ最後に登場するだけというのも取ってつけたような感じは否めない。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-10-24 17:50:37) |
5.可愛らしいだけのヒロインかと思いきや、無様でカッコ悪い側面をもさらけ出す。 それでも、その醜態を超えたところで最終的により一層の輝きを増すヒロイン。 それが吉田作品のヒロイン像だが、 ここでの広瀬アリスは単に可愛らしいだけのキャラクターで少々もの足りない。 初の原作ものの制約でやむを得ないところか。 親と向き合う、との台詞も言葉だけでは消化不良だ。 が、屋外バーベキューやばん馬コース作り、レースに集まるギャラリーなど、 後半は北海道ロケを活かしたモブシーンが充実して映画をよく活気づけている。 クライマックスとなるばん馬レースの盛り上がりと、離農する市川知宏一家の引越し シーンの対照的なカットバック。その悲喜交々の情感醸成が素晴らしい。 市川と西田尚美の母子、小さな姉妹らが泣かせる。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-05-02 23:01:16) |