12.《ネタバレ》 オリジナル「MADMAX」を1作目から劇場で観に行っているオジさんとしては今回の作品が3作目の続きではなく2作目のリメイク、いやリブートであることが嬉しい。 あのインターセプターが出てくるからだ。 「ヒュイーン」という音と共にスーパーチャージャーが加速する姿を見れるだけで俺の中に眠っていたMADが目を覚ます。 と思ったら序盤でドカーン!あぁ、あっさりやられちゃうのも2作目のオリジナルと一緒なのね、、 しかし悪人の手に渡り再びインターセクターが疾走! いいね!インターセプターはまだ生きている!最終的にはマックスの元にもどってインターセプターと共にシリーズ復活!(と確信) もう味方の女がやられようが敵がやられようが私の一番気がかりはインターセプターが無事かどうか しかし、、、あえなく木端微塵、、あぁ終わった。 夜空を見上げるたびに思い出せ、、、 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-06-22 10:08:58) (良:1票)(笑:1票) |
11.《ネタバレ》 「マッドマックス」シリーズは自分より少し前の世代がピンポイントでその世界観に影響を受けた(というよりモロパクリした)「北斗の拳」の方が触れるのが早かった。だから一応シリーズは観ているのだがそこまで入り込むこともなく、そして今回の新作の話も随分前から噂されては消えをくり返していてほとんど期待していなかった。が、まさかここまでの傑作アクションになるとは。 ストーリーはシンプル。行ってそして戻ってくるだけ。その中に息をつく暇もないカーチェイス、アクション。砂、煙、炎、水、血…。そして狂気と生と死。草木も生えない世界。どこへ行っても地獄なのだ。そこで生きようともがく登場人物は後がない連中ばかり。だからこそ彼らの極限状態での行動が胸を打つ。世界観は狂っていて馬鹿だが作りこみは本気だ。止まらないチェイスやアクションはCGに慣れた目に新鮮だし、よく計算されていて飽きさせない。昨今の映画では並ぶものが思い浮かばないくらい迫力があり壮絶だ。 この映画の芯は間違いなくシャーリーズ・セロン。物語的にも主役と言ってよく彼女の演技が要所でこの作品をうまく締めている。ボロボロになっていく彼女はカッコ良く美しい。その割りを食う形になったのは主役のマックスを演じるトム・ハーディだろうか。個人的にはがんばっていたと思うし低音ボイスもいいが存在感はメル・ギブソンと比較されてしまいそうだ。もう少し背があると良かったのかなあ。 まあそんな細かいこともこの映画が持つ熱量で吹き飛ばしてくれる。もう一度観に行きたいと思わせる娯楽作品は久々!絶対劇場で観た方が良い類の作品だ。 【⑨】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-06-22 01:35:16) |
10.息を抜く場面がほとんどなく正直疲れた。でもマッドマックスの世界観がさらにブーストされていて良かった。シャーリーズ・セロンは坊主頭でも綺麗。マックスは存在感があまりなかったかな。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-06-21 19:44:54) |
9.《ネタバレ》 まずはじめに。どうしても旧作と比べてしまう。そうしちゃいけない。コレはコレ、アレはアレ。分かってはいても比べてしまう。たしかに技術の向上で映像は段違いになった!ただね、なんかキレイなんですよ。美しいんですよ。クオリティが良すぎて泥臭さがあまり感じられないんですよ。血も汗も傷も汚れも砂も母乳も、みんなキレイに映っちゃうんです。何ていうか、画面を通して臭いがしてこないんですよね。あとグロテスクさ。気持ち悪い~ってあまりしないんです。オープニングでマックスが2つ頭のトカゲを食うシーン。そんなにオエッ!てならなかった。ブニョブニョの身体もブツブツの身体も、みんなCG!?て思うほどキレイな画になっちゃってるんです。これは致命傷ですね。主役のマックスもパッとしない。悪の親玉もパッとしない。キャラが引き立たなきゃ、ただの凄い映像!凄いアクション!それだけの凄い映画止まり。まあ要は割り切って楽しめるかどうか。そこですね。でもね、散々ダメだしをしといてアレですが私、まあ楽しめましたw 映画館で観てよかったて思いました。確かにツッコミどころは満載です。そこの許容範囲の個人差で、この映画に何点付けるかが決まってくるんじゃないでしょうか。私は7点付けました。 |
8.IMAX-3Dにて鑑賞。昨年末に解禁された予告編のイカれっぷりに狂喜乱舞したものの、全世界ほぼ同時公開から日本公開まで1ヶ月もお預けを喰らうという拷問を経て、ようやく鑑賞まで漕ぎ着けたマッドマックス最新作。ファーストカットから殺伐とした空気が画面を支配し、ポストアポカリプス映画の総本家としての堂々たる風格を漂わせています。『MAD MAX』というタイトルが出るタイミングまでがかっこよすぎで、この感じで突っ走ってくれるなら、これからの2時間は最高に違いないという確信を得ることができました。 その確信の通り、本編に入るとイカれた世界をひたすら爆走。カーアクションの壮絶さは映画史上最高クラスであり、映画館の座席から立ち上がりそうになるくらい興奮しました。「お話なんてどうでもいいんだ」と開き直り、ひたすらに視覚的刺激の追求に走った監督の割り切り加減も気持ち良く、頭から尻尾まで男の映画となっています。 『マッドマックス2』の影響から『北斗の拳』ができたことは有名な話ですが、本最新作においては、その『北斗の拳』にマッドマックスが似てくるという逆転現象が見られた点が興味深かったです。敵集団の途方もないスケール感や、過剰なまでのハッタリ、子供を労働力としてこき使うという点など、聖帝サウザーを思わせる描写の連続には、これまた興奮させられました。また、ハート様を思わせるデブが登場するのですが、こいつの名前が「人喰い男爵」笑。スーツを着ているものの乳首の部分だけ穴が空いていて、そこから出た乳首をしょっちゅう自分でいじっているという、いろいろと気の毒なキャラクターなのでした。他に武器将軍なる大幹部も登場し、そのチャイルディッシュなキャラ造形にはひたすら感動でした。 問題点を挙げるとすれば、マックスが大してマッドではなかったことでしょうか。「善vs悪」という構図ではなく、毒を盛って毒を制すという物語にした方が、マッドマックスらしかったのではないかと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-06-21 02:57:46) (良:1票) |
7.先程映画館にて鑑賞、興奮も収まらぬまま、素晴らしい余韻に浸りながらレビューを投稿。 最初から最後の最後まで一切の失速を許さない。 モラルという概念を全て飛び越える とんでもなく破壊的で爆発的な映画。 一体全体この監督の頭のなかはどうなってるのか と問いたくなるような天才的な世界観が惜しみもなく披露される。 寡黙なトム・ハーディと髪の毛をバッサリ切ったシャーリーズ・セロンの演技も素晴らしかった。 少しでも興味がある方は絶対に映画館で見るのをお勧めしたい。(映画自体3D仕様に制作されているようなので、出来るならば3Dの環境で見ることもお勧めしたいです。) 【鈴木】さん [映画館(字幕)] 10点(2015-06-21 00:28:27) |
|
6.凄い! 砂漠を爆走する改造車に大爆発!女戦士に美女たち!愛を知ってしまったウォー•ボーイ!寡黙なマックス!…。 期待に違わぬマッドな世界をこれでもかと堪能しました。もうお腹いっぱいですよ。 マックス達を捕らえようと奇想天外な策に出る敵兵達も個性があって大変素晴らしかった。 気が付いたら歯を食いしばって見入っていました。ミラー監督恐るべし! 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-06-20 23:48:09) |
5.《ネタバレ》 物語の背景説明はそこそこに、冒頭からマッドな世界観に入ってしまうとあとは一直線。映画のほとんどはカーアクションだが、狂気と化した改造車とキャラクターの応酬に飽きることなく楽しめました。J・ミラーが作り上げた世界観をとことん貫き通していただけただけで満足です。逃げた女性たちはこれでもかと美しく、男たちはみんな野生的、というか野獣です。そんな中、本来はヒロインとして美しさを前面に出してもいいはずのC・セロンが丸刈りで戦う。そう、この映画の主役は間違いなくC・セロン。マックスは引き立て役となってしまいましたが、ヒーローとして輝く彼女を是非映画館で。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-06-20 22:31:22) |
4.《ネタバレ》 本作の売りであるCGを駆使しないカーアクションは充分過ぎるくらい見れます。これが目的なら満足できること間違いなしです。でもそれ以外は、お世辞にもいい出来ではないです。どのキャラも立ってない。シャーリーズ・セロンだけはさすがの演技でこの人は何をやらせても完璧だなと思うが、その他のキャラはマックスのトム・ハーディもイモータン・ジョーもとにかくパッとしない。「希望は持つな。心が壊れると狂気に落ちる」と言う言葉だけが安易な終末願望に冷水を浴びせる意味で良かったですね。こんな世界誰も望んじゃいないだろう。狂気の世界の演出だけは良かった。あのタイコどんどこ打ち鳴らして火を噴くエレキギターをかき鳴らしつつ走る「士気鼓舞車」とでも言うんだろうか、あの車は良かったね。にしてもハイオクの血液っていったい何だ? 見終わって1週間。なぜか自分の中で本作が忘れられない。ふつう、この手のおバカ映画は時間が経つにつれて評価は下がってくるものなのになぜだろう、とずっと考えていたが、本作の主役は実はフュリオサことシャーリーズ・セロンなのでは?と思った瞬間全てが腑に落ちた。そうなのだ、マックスもイモータン・ジョーも彼女の引き立て役に過ぎなかったのだ。と言う事で本作の評価を変更します。傑作だと思います。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-06-20 18:15:07) |
3.《ネタバレ》 マックスを演じたトム・ハーディって俳優さん。超ブサイクなオッサンでちっとも格好よくない。 「マッドマックス2」のメル・ギブソンのような俳優はいなかったのだろうか。 冒頭から捕まって、主役なのにいいとこないし、完全にシャーリーズ・セロンに美味しいところを持っていかれてる。 この映画の主役は誰?って感じで見ていた。 せめて、悪役のボスくらいはマックスにやっつけてもらいたかったのに、それもないのは残念。 CGなしって宣伝は、カーアクションだけだったのだろうか。 砂嵐や早送りなど、誤魔化しが多く見られる。 血液型関係なしの輸血とか、つっこみどころ満載だったけど、カーアクションだけ楽しむなら十分満足できるとは思う。 ストーリーなんて無いようなもので、ずっと走っているだけだから、逆に、見ているこっち(観客)は時間が進むにつれて、さらに刺激が欲しくなると思うのだが……。 因みに、私の過去作の点数は、パート1が9点。パート2が9(10)点。パート3が5点。関係ないけど「北斗の拳」が10点。 【クロエ】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-06-20 17:43:57) |
2.《ネタバレ》 映像と音響の大洪水。「日本の観客に字幕無しでも分かるようにしたかった。」と語った監督の言う通り、MADでクレイジーな爆音を響かせた、イカれた下品な(誉め言葉!)改造車数十台が広大な砂漠地帯をとにかく爆走!双頭のトカゲを踏み潰し喰らう、2代目マックス・ロカタンスキー:トム・ハーディの後ろ姿から幕を開けるオープニングからタイトル、何の説明も無く、目的もただモンスター級のタンカートレーラーを走らせる為だけと言える、シンプル極まりない生身カーアクション映画の極致とも言える仕上がりを見せる。日本のアニメに影響を受けたという終末世界のビジュアル、細部にまでこだわりを見せるセットや美術、無法地帯でそれぞれシマを持つ組織のインパクト重視のメンバー、ニトロに火を吹かせるだけじゃ物足りないらしく、ギターにまで火を吹かせる始末!踊るペンギンアニメを撮ってた人の頭ん中とは思えないハジケっぷりについて出る言葉は「凄ぇ…。」しかなく、只々凄ぇ…。ビジュアルセンスも相当に良く、ありとあらゆる構図、アングルを駆使し、観客を疲労させる程の情報量を伝えてくる。オーディオで言えばコスト度外視で物量投入した超重量級アナログアンプの様な映像世界。美しい金髪をバッサリ刈って『エイリアン3』のリプリー状態のシャーリーズ・セロンの、これっぽっちも色気の無い役作りに、「彼女の意味があるのか?」とも思えたんですが、世界観統一の為だったんでしょうかね。その代わりと言っていいのか、砂漠に咲く5輪の花の美しさを際立たせる5人の女優の清涼感は良かったです。(ロージーさんはトランスフォーマーの人ですね。こちらの方が断然イイ!)無骨・不器用・無愛想と3拍子揃ったハーディは台詞こそ少なく(映画全体で凄い少ないと思う)表現が非常に限られた中で相当困難だったのではないかと思うのですが、煮えたぎる寸前の冷静さを伺わせる表情が印象的で、さらにコミカルでは無いのにそれを感じさせる雰囲気とか、良い役者さんだなぁ、と感じました。無法地帯で強いものが権力を握り、若者が洗脳に近い感じでそれらを崇拝し、正しいものが見えなくなる。(そもそも何が正しいのか?)そんな問い掛けるメッセージがあるのかないのか?分かりませんけど 、ニュークスの「何て素敵な1日なんだ!!」って台詞を聞いてワクワク出来る人は画だけ見て興奮して下さい。ちなみに吹き替えのEXILE、AKIRAと竹内力はどこぞのタレント声優よりも随分マシでした。3Dで見るなら吹き替えもお勧めかも。でも字幕読まなくてもこの映画なら全然イケると思いますけど(笑)。 【miki】さん [試写会(吹替)] 8点(2015-06-17 11:44:47) |
★1.《ネタバレ》 でかい太鼓を搭載した車がドンドコドンドコと猛チャージをかけ、ギターをかき鳴らせば炎が飛び出る。砂漠を疾走するトレーラーには、奪われた女たちを奪還せんと、棒にしがみついた白塗りの戦士たちがびょーんびょーんと迫りくる。 どひゃぁ、狂ってる!これはMAD過ぎるだろうよ!!しかしこれがべらぼうに面白い。しっかり座ってないと興奮して椅子から転げ落ちちまう。
キャストは一新されたものの監督は変わらずジョージ・ミラー。「ベイブ」等のファミリー映画を手掛ける一方、監督も相当溜まっていたようで、30年ぶりの続編でもその狂人っぷりをいかんなく発揮している。
その内容たるや、現在のボックスオフィスを賑わせている他のハリウッドアクション大作の中では明らかに異質。 クーデターに巻き込まれたマックスの活劇のみを映し出す、シンプルかつパワフルな構成だ。しかし狂気とはシンプルな感情や衝動がもたらすもの。作品のテーマに合致したプロットだと言える。
そして一貫した映像世界もまた狂っている。 オレンジ色の砂漠に真っ青な空。人物のクローズアップではオレンジの肌に青い目が映え、夜のブルーの中ではオレンジ色の爆発が画面を彩る。いつの頃からかハリウッド映画に蔓延する「ブルー&オレンジ(大作映画のポスターや本編は、この2色で表現されていることが多い)」をやりすぎなくらい対比させ、無二の世界を作り出す。極端であることも狂気の一面である。
これほどシンプルだからこそ、その狂気を助長し、これほど極端だからこそ、生と死のコントラストがサバイブという本能を爆発させる。
CGが氾濫し、映像を展開させる装置とかした脚本が量産されるハリウッド。この潮流に対して、ジョージ・ミラーは見せつけるかのように、再び傑作アクションを生み出した。 荒野の向こうから絶望と狂気が迫ってきたら、こちらもありったけの狂気で真っ向からぶつかり叩き潰すのみ。躊躇えば死、戦い続けることこそ希望。 狂ってる、狂ってるぅ!でもこんなアクション映画を観たかったんだ。やったぜ、マックス!最高にカッコよかったぜ。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2015-06-16 13:44:26) (良:3票) |