67.まずびっくりしたのがダスティン・ホフマンが登場したということです。神出鬼没とはこのことです。 濃厚な動物性の香りのする香水を好む欧米人、あの香水がどんな匂いなのかわからないけどたぶん日本人の私が嗅いだらオエー、げーっとなると思われました。 ひねりも面白みもないブラックなファンタジーでしょうか。あれだけ一心不乱に女の体臭を集めまくったわりにはかなり期待はずれなオチ、ラストでした。 犯人像を語るアラン・リックマンには期待できそうだったのにそれも裏切られたし。 結局何のために鋭すぎる嗅覚を持って生まれてきたのか、そこんとこがあやふやなままだったように感じます。 毎日お風呂に入る習慣がなく、その体臭を香水で誤魔化すという文化を持つフランス人への皮肉みたいな話でした。 夜中にコソっと観るタイプの映画だと思うし、実際その環境で観ましたが夜更かししないで寝たほうがよかったです。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-02-27 13:16:40) |
66.《ネタバレ》 面白いんだけど、人死に過ぎ。死ななくていいような人も無駄にどんどん死んでいく。裸になったお姉ちゃんはことごとく死んでいき、気の毒極まりない。主人公、まともな人間ならさぞかし素晴らしい香水作りの名人になっただろうに、そこも残念。彼の作った香水が人々のためになっていく未来が見たかった。かなりアッサリと最期を迎えてしまって拍子抜け。 【にしきの】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-09-24 13:06:04) |
65.《ネタバレ》 変質者にしか見えない彼に感情移入できる訳もなく、最悪な映画でした。好きな女性の匂いは落ち着くというのは解る。ただ、この作品は遥かにいき過ぎていて、女性の良い香りというよりも獣の生々しい悪臭にしか感じられません。美しく清潔で生きている女性の香りは好きだが、死体で油を塗ったかして作られた匂いなど、マジで勘弁。遥か遠い匂いを嗅ぎ分けてローラの居場所を見つける映像なんかはアメコミの世界。そして、ラストの意味不明なゾンビ映像には呆れました。なぜ、食べる必要があったのでしょうか?そもそも、広場での肉々しい裸の映像は「マグノリア」のカエルのようにただ映像として見せたかっただけではないか。他には洞窟での生活など、突っ込みどころ満載。前半と後半の違いは凄まじく、とても評価の出来るものではない。あの香水が実際にあるとすれば、少子化は革命的に解決に向かうかも知れないが、世界が混乱するでしょうね。余談ですが処刑場に昇ってく刃を向けるリシはハリーをいびるスネイプ先生にしか見えなかった(笑) 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 0点(2009-07-06 13:32:56) |
64.《ネタバレ》 おとなのブラックファンタジー、ってとこでしょうか。まあ、猫にとってのマタタビみたいなもんを作っちゃったんですね。あの香水を、今のイスラエル・パレスチナに散布したらどーなるんでしょーか? ・・・などということを考えつつ、かなり呆れつつ、エンドロールを虚しく眺めていたところ、はじめてダスティン・ホフマンが出ていたことを知りびっくりしました。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-03-16 10:45:44) |
63.《ネタバレ》 いやーびっくりする映画でした。匂いの表現がとても面白いです。そして彼の匂いに対する純粋な執着に味方してしまうようになってきました。しかし見ているうちに、部屋の匂いが気になってきて、お香をたいてみたけどあぁ安っぽいにおいだなぁと思ったり。 天才というかもはや何者でしょうかこの人。長いですが、ぐいぐい引き込まれます。そして処刑シーンで、えぇぇーとびっくり。ミラクルとはあれほどのことを言うのでしょうか。あのへんから置いてけぼりを食らい、最後はふーん、まぁそういう終わり方もありねー、とちょっと引き気味になりました。ほかの終わり方もいろいろありそうですが、んー、まぁいいか。 【しゃっくり】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-11 01:36:45) |
62.《ネタバレ》 題名からは、きっとお洒落でミステリアスな作風なんだろうなぁと思ってましたが、冒頭から結構グロイ描写が多くてびっくり。一人の青年が香に執りつかれ、天性を発揮し始めるまでの過程も面白い。話題になった「その香に世界は平伏す」シーンですが、ホント驚き。いったいどんな香なわけ!?どんだけ広範囲なの!?って実際、その香をかいでみたくなりましたよ。視覚・聴覚以外に及ぶ演出の巧さは体感できましたね。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-03 13:20:44) |
61.《ネタバレ》 えっっ!?ゾンビ?食べちゃうの?あまりにあっけない最後でガッカリだわ。グルヌイユを捨てたり売ったりした瞬間から不幸(死)になるくだりは彼の崇高さがよく表れていて好きなところ。でも猫ちゃんの実験だけは許さない・・・ 【にう】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-22 03:33:32) |
60.《ネタバレ》 約700名?の大乱交シーンだけが見たくて見てみたけど、中身もそこまで悪いもんじゃなかった。てか仏・独・スペインの制作なのに、何で英語なんだ!!舞台はフランス!!そしてグロいシーンが多いのは不快。まあド汚くて臭い様は伝わってきたけど。で、お目当てのシーンだが、予想以上にそこに至るまでのストーリーに引き込まれていたので、突然現実離れする展開に鼻で笑ってしまいました。それはないでしょーって。あと、途中グラースへ向かう時、岩の中で眠ってたけど、あんだけ髪伸びるってことは3ヶ月くらい経ってるはずだが、飯はどうしてたんだ!! |
59.クライマックスのあのシーンに説得力を感じるかどうかが評価の分かれ目となるんでしょうね。 あのシーンは表現自体はとても面白かったのだが、一方で、ああしてこうして作った香水がどうして人々をこういうふうにしてしまうんだ?という疑問を冷めた頭の中から消すことが出来ず、結局そのまま終わってしまった。そこに至るまでの語り口がぞくぞくするほどよかっただけに、あんなふうにファンタジーにして終わらしてしまったのは非常に残念。 【とと】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-08-21 15:39:45) |
58.《ネタバレ》 これを観てしまった自分が、何か悪い事をしてしまったかの様な感覚になる映画。きっとあの香りを嗅ぎたいと思ってしまうからだろう。観る者はしょっぱなから香りに魅せられ、中盤までほぼ完璧な内容。そして徐々にイカれ出し、最後は違う世界に飛んでいってしまう。終盤は褒められるものではないが、香りを題材にし、ここまでうまく映像化したのは素晴らしいと思うが、最初に書いた通り、鑑賞後に犯罪者感覚になるため人に薦める事が出来ない。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-02 21:22:15) |
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57.《ネタバレ》 まあ確かにグロい表現が多いので万人には勧められないが、予想外に面白い話だった。臭い・匂いを映像で表現する演出が秀逸。人生の目的が自分の天分を全うすることだとしたら、主人公はその僥倖を得た勝者とも言える。罪悪感なんて全く感じることなく、動物が本能のまま獲物を狩るように、目的のために淡々と人を殺していくグルヌイユ。ナレーションがまた妙に淡々としているのが主人公に欠けた人間性を象徴しているようで面白かった。たぶん、罪悪感や倫理観以前に、突き抜けた天才には本人にしか分からない至上命題のようなものがあって、それに気が付いた瞬間からもうその宿命から逃れようがないのかも知れない。つまり、いい年こいて自分探しだの生きがいだのウダウダと優柔不断なことを言っていられるのは凡人の証拠(笑) 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-25 22:13:28) (良:1票) |
56.《ネタバレ》 題材を知らず鑑賞のため、ある人殺しが調香師とは・・・。興味深い題材で引き込まれた。 最後のシーンは私には期待はずれ。神がかり過ぎでもう一工夫できなかったのか。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-07-25 10:09:13) |
55.《ネタバレ》 主人公は目的に向かってまっしぐらで痛快なんだけど、最初に殺した女の人を思い出して泣いたところで初めて人間になってそこから先には行けなかったんですね。 【はるこり】さん [DVD(吹替)] 6点(2008-07-13 23:57:06) |
54.処刑台からのシーンは確かにぶっ飛びすぎているとは思いますが、それまでのストーリーや映像はすばらしくとても引き込まれます。評価するのが非情に難しいです。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-05-03 23:20:52) |
53.《ネタバレ》 最初に処刑場に引っ張り出されるシーンとラストの同じシーンで服が替わっています。ラストのシーンは処刑前に自分に香水をかけ、最後の夢を見させたのだろうかと思ったりもしました。「マルホランドドライブ」の主人公の夢みたいです。どちらにしろ残酷さより主人公の孤高さに魅せられてしまいました。自分の孤独にさえ気がつかないくらいのストイックさに泣けました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-04-15 02:49:02) |
52.これほど予想の付かないストーリーは久しぶり。フツーに裁かれて終わると思いきや… 尺は長いですがそれを感じさせないのは凄いですね。ただグロ表現が序盤大目なのは参った。 日本ではこの話を企画した時点でボツになるでしょうね。 この映画を作った監督も脚本家もスポンサーも皆、主人公の香水で頭がやられてたのでは?、と思わせる逸品。 【ふくちゃん】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-03 01:39:33) |
51.《ネタバレ》 誰にも愛されず育った孤児が異常な嗅覚の持ち主だった。彼はただひたすら「いい香り」の収集にのみ執着しますが、なぜ美女が「いい香り」なのか、「いい香り」が美女なのか不明ですが「香り」を求めて殺しまくります。「究極の香り」を手に入れたとき、「香り」に包まれて幸せに暮らしましたとさ。とはなりませんでした。最後は焚き火に飛び込むと思いましたが、違ってました。「究極の香り」とともに幸せに包まれて昇天してほしかった。 【くだごんべ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-03-25 18:31:14) |
50.映画の予告をみてみたいと思った映画だ。 しかし、実際見てみるととても後味の悪い映画だった。 題材はとてもよかったと思う。 でも何かが足りない。 ジャン=バティスト・グルヌイユみたいにひとつのことに 固執する人が実際にもいるけど方向性を間違えると怖いなと 思った。 きっとその答えを見つけるのに人を殺しても罪悪感を感じるのは きっと始めに殺した一人だけど後は何人殺しても罪悪感を感じることは なんだろうなぁって思った。 そして答えをみつけると後はどうでもよくなるのかな。 私にはあまり理解ができない。 【momo】さん [レーザーディスク(字幕)] 3点(2008-02-23 11:19:20) |
49.《ネタバレ》 最初に囚われていたので、最後の殺人は未遂に終わり捕まると思っていた。ところが、あっさり殺害は成功し目的のパフュームが完成してしまう。たんたんと進むストーリー。最後の処刑シーンで、香をふりまくと人々が全裸になり乱交シーンになる。なんだーこれはって感じ。しかも最後は食べられてしまう。所詮、映画で人の嗅覚まで魅了するのは無理があり、これほどに究極のパフュームだと主張するも、観てる方としては引きまくった。冒頭の出産シーンから、やけにグロくて汚くて不快感があったけど、それと対比するいい臭いは実際はしないので、不快な気持ち悪さだけが残った。 【むーみん】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-14 14:19:50) (良:1票) |
★48.《ネタバレ》 将来的に映像と一緒に香りも出るような映画館、家庭用装置等あれば間違いなく 大ヒット!? 主人公の才能。本人は自覚しているのかしていないのか。本能のままに、善悪なく 欲望を満たしていくという香りサスペンス。 と、一言でいうと簡単ですが、究極の香りを求め、手に入れた結果それで満足しちゃったのか消えてしまう。何故、独裁者にならなかったのか。 やはり孤独だったからなのかな、と思いますが、人を幸せには出来るが自分は幸せになれない、という事を悟ったのか・・ 私としては、主人公が出会ってきた(世話になってきた)人たちが次々に不幸な死に方をするのがおもしろく感じました。
【かものはし】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-12 01:08:55) |