21. 狂気・死というものを容易に扱うことのできる戦争・戦場という局面を題材に、転じて、生→人間→存在とは何か?と、表したかったのかなぁ…と解釈できないこともない映画。 主人公がジャングルの奥地へと遡河してゆく道程は、理性の支配する平面から感情→本能→無意識の層へと巡り、カーク大佐というある種「真理じみたもの」へと到達する。 未見ですが、メイキングを見る限り、監督さんは相当常軌を逸していたとか…。 常軌を逸した情熱+物量(資金)を持ってすれば、「真なるもの」に迫ることができると考えたかったのでしょう。 創作という行為にクールネスを持ち得なかった者の苦しみの残滓か。 ワインづくりに手を染めた今でも、彼はあまり変わっていないようで、今日から、さらに1時間弱の追加をした完全版なるものが公開されます。 子供の頃は、プールに入るたび例のシーンをマネしたなぁ。 【あっしも】さん 10点(2002-02-02 03:53:48) |
20.コッポラは、映画の中でベトナムをそのまま再現した。何が凄いかって、本物のナパームを使って本当にジャングルを焼いてる場面!今じゃこんなこと、絶対無理だろう。ヘリの攻撃シーンも何度見ても血が騒ぐ!確かに難解だけど、個人的にはベトナム物ではナンバーワン!ドキュメンタリーの「ハート・オブ・ダークネス」も必見。 【ロベカル】さん 9点(2002-01-23 14:56:37) |
19.こういう映画は点数のつけ方が分からないから娯楽映画としての面白味は無いなってこのとでこの点数。終始闇に紛れてたマーロン・ブランドが怖すぎ。 【かぶ】さん 5点(2002-01-21 07:32:30) |
18.↓なるほど,そう考えれば,この難解な作品も理解できるというものかもしれませんね。それにしてもマーロン・ブロンドの迫力にはたまげました。まさに狂気がまざまざと描かれていてぞっとしました。いい波が来るのでサーフィンをする,というだけの理由で,例のヘリが沿岸の村を襲撃するシーンは,何度見ても凄まじいものがあります。特に村の中央にヘリが降りた途端,寄ってきたヴェトナム人の女がヘリの中に手榴弾を転がして,ヘリを爆破させたのには心底驚きました。また,ナパームでジャングルを掃討するF5にもまた吃驚。それにしても銃声や爆音のバックに「ヴァルキューレの騎行」が何と効果的なことか。それ以来歌なしの演奏(と言うよりサウンドトラックのショルティ~ウィーンフィル以外の演奏)は全く聴く気がなくなりました。 【koshi】さん 7点(2001-12-08 17:32:32) |
★17.雰囲気は大好きな作品です。特に前半。見事な反戦映画でしょう。しかし後半は人間の狂気をクローズアップしすぎて少し難解すぎた気はします。ただしなんらかの惹きつける力があって、勢いで最後まで目が離せませんでした。もう一回観たいなと思わせる作品。 |
【白うなぎ】さん 6点(2001-11-02 01:32:46) |
15.インパクトがとてつもなく強烈。あれだけ長いのに飽きずに観ることができた。観終わった後にすごくシーンシーンが残ります。これは力作と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。コッポラ監督の執念がすごい。本当にラストは地獄でした。人間の狂気をことさら描いていると思います。 【あろえりーな】さん 9点(2001-10-29 23:56:28) |
14.生身の人間の狂気が一番怖い私ですので、かなり怖かったです。「ワルキューレの騎行」を聞くと今でもこの映画を思い出します。映像も演出も「良くも悪くもコッポラ監督作品」って気がしました。 【にゃんせぶん】さん 5点(2001-10-16 20:20:20) |
13.ストーリーはいいけれど、それが見ていて凄く伝わってきたかというとそうでもない。うーん、駄作という意見に賛成かな。 【チャベス】さん 5点(2001-10-04 18:58:17) |
12.大作中の大作だ。オープニングの素晴らしさを観ているだけでもその価値は十分に楽しめる。個人的には反戦をきちんとうたっている映画が好きなんですが、そんなことよりもウイラードの苦悩する描写がながれるように前半を終わらせる。そして重苦しい後半。かなり評価は高い。 |
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11.ビデオを何度も何度も繰り返し見た。言えるのは音楽が良かったこと、マーチンシーンの主役が見たのが地獄だったこと、泥沼だったベトナム戦争をある程度描写できていたことくらいでしょうか。でも後半はやっぱり息切れしたんでしょうね、今一つだったような...批判を浴びたという牛の頭を切り落とすシーンだって要らなかった気がする。でもアメリカ人にとってみれば、ベトナム戦争と仏教だかなんだか東洋趣味なんだか知らないけど、あれくらいの落差があった方が判りやすいのかも知れないなと思いました。思い出に残る映画の一つです。 【Han】さん 7点(2001-08-17 19:08:03) |
10.映画を観て吐いたのは、後にも先にもこの作品だけ。メイキングビデオも見たけど、コッポラ監督がマジ顔で自分のこめかみにピストルを当ててるのが強烈だった。 【美琴】さん 8点(2001-08-05 01:53:22) |
9.とんでもなく巨額な制作費を使って16ヶ月に及んだフィリピンロケ。セットは壊れるわ人は死ぬわでてんやわんやだったらしいですが、なんとも難解な作品でした。終わって、「だから何だ?」と考えてしまった。いい方に評価している人には悪いけど(ホントに申し訳ないけど)どうしてもこの作品は面白いとはいえない。 【ます】さん 4点(2001-08-01 20:26:24) |
8.皆さん「ハート・オブ・ダークネス」はご覧になりましたか? ほとんど狂気の沙汰とも言っていい本作のメイキングフィルムです。まさにコッポラとチャーリー・シーンが狂気に駆られていく様が観られて、むしろ本作より衝撃的です。肝心の本作は確かに評価の分かれるところで、私自身もこれと言った評価を下せないでいます。でも、1回目より2回目の方が面白かったと記憶しています。とりあえず中道を取って5点献上。 【sayzin】さん 5点(2001-08-01 13:42:29) |
7.エネルギー溢れる失敗作は語るにもっとも面白い対象である。 【ちょうじ】さん 6点(2001-07-12 01:22:26) |
【TUTIDA】さん 7点(2001-05-21 16:34:08) |
5.まさしくホラーホラーです DVDが限定版だそうで慌てて買いに行きました 酷評されてましたけどコッポラの代表作だと思います オカネかかってる映画はすばらしいな 【らこ助】さん 10点(2001-05-02 23:45:09) |
4.R・デュバルがサーフィンをさせる為にベトナムの村を急襲するシークエンスは、人間が本能的に持っている戦争をすることの快楽を徹底的に表現し、その迫力たるや、まさに戦争そのものをフィルムに収めたような錯覚を起こすほど。又、兵器としてのヘリコプターの性能を駆使することで、この作品のテーマでもある「恐怖」の表現にも成功している。ただ、“戦争の狂気”を躍動感溢れる演出で描いた前半に比べ、哲学書の引用と意味ありげな独白過多の後半は芸術性を重んじるあまり、話が曖昧で急につまらなくなってくる。カーツ大佐のような白人を「神」として崇拝するほど「未開」ではなかったベトナム。コッポラ監督としては、残虐性と神秘性が同居するアジアというアメリカにとって異質なな文化を、あまりにも図式的に捉えすぎたのではないだろうか。 【ドラえもん】さん 8点(2001-04-22 18:11:25) (良:1票) |
3.コッポラでは「ゴッドファーザー」よりこっちが好きです。戦争映画というより、暴力映画という感じで、筋も主義・主張もあったもんじゃない。ただ何故か興奮してしまった。 【プリン】さん 10点(2001-03-08 17:34:05) |
2.前半のベトナムの村を襲撃するシーンは凄いなあ!これが映画だと思って見ているから良いんだが、一方ベトナムをこう言う形で描いて良いんだろうか? なんかその疑問点を象徴するかのように、後半部分は深層部分に入り込んで行って首をかっさらってしまった。当初はスティーブ・マックイーンが主人公を演じる話もあったそうな。マックイーンだったらどんなヘビーな映画になったんだろう? 個人的にはこの作品をベトナムものとは一線を引いています。 【イマジン】さん 9点(2001-02-07 12:11:01) |