27.ドキュメンタリー映画ばりに淡々として盛り上がる部分がありませんが、ドライバー目線の運転描写のスピード感は圧巻。これだけでも 鑑賞する価値があります。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 6点(2022-03-09 23:51:08) |
26.《ネタバレ》 ~Le Mans~ル・マン。やはりフランスの地名でした。年数回行われる6~24時間の耐久レース世界選手権の1戦で、F-1で言えばモナコGPみたいな“耐久レースの花形”みたいな扱いだろうか? 最初の40分弱、主演俳優のセリフなし。映像を盛り上げる音楽もほとんど無し。一番セリフが多いのがサーキットのアナウンスってインパクトの強い映画。 登場人物の心情に焦点を当てるのを最小限にして、24時間耐久レースというイベントの空気感を伝えることに時間を割いていて、レース直前の街の様子、観客の動き、ピット裏の様子、併設された遊園地なんかを、時間の流れともに映されているので、まるで自分も一緒に参加しているような雰囲気を味わえる。 ポルシェ21号車のリッターが奥さんに「引退して新しい仕事を…」なんて言うから、いわゆる死亡フラグかと思ってしまった。消えかけていたレーサーの火を、選手交代の不完全燃焼からの再燃、引退撤回は、かなりアツいシーン。 さてこのリッターと、リタイアした20号車デレイニーの、車両を替えての選手交代って、同じポルシェ・チームだけど、ルール的に良いの?アナウンスでは、運転は2人が交代で、1人14時間まで、4時間以上走っちゃ駄目…とか、最初に言ってたけど? デレイニーと宿敵フェラーリの8号車スターラーの2-3位争いは熱い…ハズなのに、ポルシェ22号車ウィルソンを優勝させるための、ポルシェ・チームが勝つための“スターラーを妨害しろ”ってチームオーダーだと思うと、なんか、どうなんだろ? 余談だけど私はF-1ドライバーのR.パトレーゼという選手が好きで、'92年のあからさまなチームオーダー(チームメイトのマンセルを先に行かせろ)に腹を立てていたのを思い出した。このポルシェ・チームのリッターの扱い方が、パトレーゼに対するウィリアムズ・チームの扱い方と被ってしまう。ル・マンのルールは知らないけど、ドライバー同士の戦いより、ワークス同士の勝敗が大事なのか?と。 同類のサーキット映画『グラン・プリ』に比べたら、レースシーンは常識の範囲内かもしれない。もちろんアッチが異常、変態カメラワークなのであって、車載カメラ映像は充分に迫力があり、音響も素晴らしい。特にタイヤが徐々に歪んでパンクするシーンなんて観いて為になった。時間とともに煤汚れていく車体が耐久レースの過酷さを表現している。シーンによっては車体が綺麗になってることもあるけど、そのツッコミは野暮だろう。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-09-17 14:43:13) |
25.《ネタバレ》 いぶし銀映画でした。確かに脚本はもの足りないが差し引いてもあまりあるリアルなカーシーン。CGでは決して出せない現実感という重み。今じゃ金かかりすぎて決して撮れないでしょうな~午後4時にスタートする時の緊張感はヒリヒリするほど。スターであるマックイーンが優勝する万歳映画じゃなくて個人的には良かったですが、確かにハリウッドではうけなかったでしょう。興行的には失敗したのも頷ける;「男のやる事に女が口だすな」映画という解釈もあるようですが、私はそうは思わなかった。夫を亡くした女性は彼女もレースから離れられないレース人間なのだと思う。夫を亡くしてもマスコミにまとわりつかれても「自分である為に」帰ってきたから。「命をかけるほどのことか」という問いは自分自身への疑問なのだろう。 【果月】さん [地上波(字幕)] 6点(2021-09-05 21:29:36) |
24.《ネタバレ》 マックウィーンが主役だと、こういう役どころになっちゃうんだろうなぁ・・ トップではなく、陰ながら、敵を抑える渋い役どころ・・ レースシーンも、今観ても、カッコいい。 CGには出せぬ味ですなぁ。 ポルシェとフェラーリ―のライバル争いといえば、 漫画「サーキットの狼」。 この映画のあとの作品だから、影響受けたんだろうなぁ。 日本のスーパーカーブームは、実はこの映画が火付け役だったんだろうなぁ・・(しみじみ) 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-03-22 01:15:52) |
23.《ネタバレ》 『栄光のル・マン』といえば今は無きテアトル東京、この映画はやはりシネラマで堪能しないといけません、なんで観に行かなかったんだろうか、悔いが残ります。テアトル東京で観た友人の話では、「映像以上に音響が凄まじかった」とのことでした。この映画とうぜん世界中で大当たりしたと思い込んでいたら実はヒットしたのは日本だけ、あまりに無残な全米の興行成績でマックイーンの製作プロダクションは潰れてしまったそうです。この映画の監督を途中降板したジョン・スタージェスは「マックイーンの壮大なホーム・ムーヴィー」と酷評したそうですが、確かにドラマ性がほとんどないセミ・ドキュメンタリーとしか言いようがない映画ですから、スタージェスの言い分は妥当だと思います。 でもレース映像の迫力はさることながら、天下の大スターであるマックイーンがカッコいいけどまるで地味な役柄に甘んじてもひたすら好きなカーレース賛美に徹したところは、いかにもストイックなマックイーンらしいじゃありませんか。彼の演じたキャラは途中の事故でリタイアするし、終盤残り時間8分で再び起用されるがトップ争いじゃなく2・3位をフェラーリと競ってチームメイトの優勝をアシストしただけなんだから、彼を目当てに観に行った人は肩透かしをくらったでしょう。でも名だたるハリウッド・スターの中でもマックイーンほど敗北や挫折した男の哀愁を情感豊かに表現できる人はいないといっても過言ではありません。これこそ男のカッコよさの到達点ではないでしょうか。 あとちょっと気になるのは、もちろん女性の登場人物はいますけど、これは徹底的に男の世界の映画であることで、虚飾を取り除いて言うと「男のやることに女が口出しすんじゃねーよ!」が隠れテーマなんです。こんな価値観を前面に出す映画を現在撮ったら、各方面から袋叩きにされることは必定です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-02-21 23:15:49) (良:1票) |
22.《ネタバレ》 これを観ると、マックィーンという人はホント車好きなんだね~とよく分かります。ちなみにこのお人、バイクも大好きで名前を伏せてレースに出て、それがバレてメチャクチャ怒られたそうで(そりゃそうだ)。モータースポーツ全般が大好きなんですね。しかしこの映画、ご本人もほぼセリフらしいセリフもなく、ハリウッドの超超大スター的演出もなく、あまり有名な俳優さんも出ていなく、本当にルマン24時間レースに重きを置いたシブ~い映画です。硬派です。マックィーン的男の美学映画です。そんなカッコイイ男にプラス2点の8点。 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-02-21 17:45:48) |
21.これって、ひたすら延々と走る車を撮っているだけなのでは・・・。最初の方は新鮮に感じられても、そのうち飽きてきます。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-11-25 23:29:45) |
20.《ネタバレ》 この映画、もっともセリフが多いのは、おそらくレース会場のアナウンスでしょう。それぐらい寡黙な作品です。しかし、当方はさしてクルマに興味があるわけではないのですが、十分におもしろかった。一旦リタイアしたマックイーンが別のクルマのドライバーとして復活するあたりは「ルール的にアリなのか?」と思ったものの、そこからラストに至る展開がすばらしい。歓喜の輪の中心で「エイドリア~ン!」と絶叫する映画も悪くはありませんが、自分の役割をしっかり果たし、歓喜を外側から見つめ、わかる人の間だけで目配せをして、静かに去っていく男はもっとカッコいい。これぞ、男の美学です。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-11-22 17:09:31) |
19.レースの1日を断片的に、そして心情にも迫った描写は素晴らしい。BGV的に流しっぱなしによくしてます。 【reitengo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-18 22:50:53) |
★18.《ネタバレ》 車、そしてモータースポーツに興味が無い人には催眠術の様な映画。 ただ単に一人のレーサーの姿を通じて車を・レースを淡々と描いている「だけ」なのに、何故ここまで魅力を感じてしまうのか。 それは一重にスティーブ・マックイーンが誰にも負けない位に車を・モータースポーツを愛しているから。 彼の情熱・思い入れが熱く込められた偉大なる作品。 【たくわん】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-05-30 13:59:34) |
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17.マックイーンは好きですが、映画としては物足りなく感じました。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-14 08:08:05) |
16.昔はよく見たなあ、ル・マン24。チャージ・マツダが活躍してた頃。で、マツダが総合優勝した翌年にロータリーエンジンが締め出されちゃって、それからあんまり見なくなった。見るっていっても当然24時間見てるわけじゃなく、でも途中途中でただ延々と走ってる車を見てた。レースってのはそれでも面白くって、たぶんそれは一歩間違えば死ぬことだってありえるスピードで走っているという緊張感が伝わったり、チーム一丸ってのがガンガン伝わってくるからなんじゃないかと思うんだけど、娯楽映画という媒体は車といえばクラッシュで、だから公道を違法にぶっ飛ばす車のほうが映画にしやすくって、画的に単調なレースってのは映画にしにくいはずで、実際のところカーレース本来の面白さってのを見せた映画ってあまりない。そんな中でこの映画はクラッシュシーンは控えめながらあるんだけど、とにかく緊張感とか高揚感とかレース本来の面白さを映し出そうとしている稀有な映画。後期のマックィーン出演作って、マックィーン自身がなんらかの形で製作に関わっていることが多く、関わった作品の大きな特徴がリアリズム。この映画もクレジットこそされていなくても間違いなくマックィーンが作った映画だと思う。娯楽映画としては物足りなさもあるんだけど、彼のリアリズムの世界に彼が佇むともうそれだけで絵になってるのは確か。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-09 17:06:41) |
15.この映画の予告編は実に素晴らしく格好良かったです。残念ながら、公開当時の評判は芳しくなかったように思います。けれど、ストーリーがどうのこうの言う映画ではないですね。ひたすらレース・シーンを堪能すべしです。マックイーンは男の中の男です。 【ジャッカルの目】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-06 12:55:51) |
14.”STEVE McQUEEN”IN ”Le Mans”. 1971年かあ。いい時代だなあ。なぜかって、このころまだ日本は世界の、ど田舎だったから。とてつもなく遠い夢の世界。あこがれ。上流社会。パリ郊外。サーキットの遊園地。遊ぶ家族。恋人たち。ミッシェルルグラン。フェスティバル。ロマンティック。シネラマ。コミューン。ヒッピー。福生。キャンティ。東京モーターショウ。GULF.船橋サーキット。船橋ヘルスセンター。三保敬太郎。浮谷東次郎。式場壮吉。うあああ!切ない! うあああああもうだめ。信じられない!マックイーンが”ルマン”でポルシェを駆っている!マックイーンは神だ。奇跡の映画!このころ(6さい)の僕にとって、ハリウッドやフランスなんて、もう地球外でした。(火星ぐらいかな?)ほんと、せつないなあ。ジョンフランケンハイマー!!じゃないけど、なんか本当にもう、デッカイなああ! 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-06-19 23:49:03) |
13.フェラーリとポルシェの対決。 繊細で美しいフェラーリと理知的なポルシェ。 男性的なポルシェと女性的なフェラーリの対決がセクシーです。 こうなると人間ドラマは添えものでっ結構毛だらけ猫灰だらけ。 まだプロトタイプレーシングカー的な雰囲気を残しているマシンの造形がいい。 ポルシェのタービンがヒューンって回ってピットを飛び出していくところなんかいいなぁ。 フェラーリのドライバーがリアの窓を開けて一息つくところなんかもいい。 昔のレーシングカーは窓が開いたんですね。 興味のない人には退屈でつまらない映画であろうかと思います。 とにかくル・マンが頂点のレースとして機能していた時代の貴重な映画です。 【アホをどり】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-06-12 19:39:30) |
12.映画というかドキュメンタリーって感じでした。あのスピード感とエンジン音は凄かった! 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-05-15 23:39:25) |
11.車載やエキゾーストにしびれますな。このジャンル、マニアの領域に足をつっこんでるので(笑)いろんな意味で信じられないことしとるなぁ・・・と、映画を見てる気分じゃなかったです。昔のレースってこんなんだったのかしら・・・怖すぎるよ~。 【ジマイマ】さん 5点(2004-06-12 22:19:44) |
【だだくま】さん 5点(2003-10-20 07:38:05) |
9.《ネタバレ》 昔の映画はあまりセリフがないので見ていてなんだかとても新鮮な感じがした。主人公のステイブマックィ-ンは主人公なんだから当然世界一早いV12のフェラーリだと思ってたんだけどポルシェに乗ってたんでとてもしぶかった。最後に負けてしまったんだけどとてもすがすがしいきがした。でてくる車のエンジン音はとてもきれいだった。 【ラムザ2】さん 6点(2003-07-13 23:31:21) |
【ケンジ】さん 5点(2003-03-31 21:22:03) |