22.《ネタバレ》 前作に引き続き、ゲリラ部隊が主体の物語。 ゲバラもゲリラ部隊の一隊員としてしか描かれていません。 状況説明もなく、淡々とゲリラの行軍が描かれています。 重要なのはそこですか? キューバ革命に成功した英雄ゲバラが、なぜ戦友のカストロとキューバを捨てて ボリビアでの革命を目指したのか。重要なのはそこでは? ゲバラを英雄に祭り上げたくないという思いがあったとしても、 ピントがずれているように思えてなりませんでした。 【kirie】さん [インターネット(字幕)] 3点(2017-10-16 08:35:08) |
21.《ネタバレ》 ゲバラがボリビアに革命をしにいって失敗し、捕まって銃殺される話。 前編の後半出てきてキューバ革命戦のさなかに知り合った奥さんや、5人の子供も後編のはじめにちょっと出ただけで、ロマンスも完全にすっ飛ばし。変装してボリビア入国から話が始まり、後はひたすら山中でのゲリラ戦が描かれる。結局ゲバラ達はボリビア共産党や市民としっくりいかず、支援を得られなかった事から敗れていく。ゲバラは喘息の発作を起こしながら林内を逃げまわる負け戦の描写が多く、前編より更にヒロイックに描かれていないので、彼のファンからの高い評価は得られにくいだろう。 ボリビア国内は森林地帯であるが白っ茶け、岩も多く乾いたほこりっぽい感じで描かれ、キューバでの熱い湿度を感じさせる雰囲気とは対照的である。前編と同じく説明も少なく進み、彼の銃殺から死体搬送シーンまでクールに描かれるが、前編のような国連での演説のインサートなどがなく、わかりやすいストーリーだったと思う。 重苦しい話だが、風景から南米の高地の風が感じられるようで、観た後味は悪くなかった。 【クリプトポネ】さん [映画館(邦画)] 6点(2017-08-08 23:24:40) |
20.《ネタバレ》 前作ですっかり彼への興味を失ってしまった私にとっては本作を最後まで観ることは苦行以外の何物でもございませんでした。今後の人生で万が一にもあの時、あの映画観てなかったから観てみるかと思うことがないように最後まで観きった私を褒めてあげたい気分です。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2017-05-13 07:22:23) |
19.《ネタバレ》 キューバ革命での成功体験に引き摺られたゲバラが、まったく状況の違うボリビアでゲリラの組織化にも革命のための世論形成にも失敗して自滅するという、普通に撮っていればそれなりに面白くなったはずの題材なのですが、これが前作に輪をかけてつまらないというどうしようもない仕上がりとなっています。 全員がひげ面に軍服であるため登場人物の見た目の判別が付きづらい上に、各人物の紹介場面や、観客に印象付けるためのイベントが皆無であるため、名前すらよく分からない人間がタラタラ行軍しているだけという、とんでもない内容となっています。さらには、彼らがどこを目指して行軍しているのかすら定かではなく、映画として最低限の情報すら観客に伝えられていないという体たらく。むしろ、彼らを追い込むボリビア政府軍の効率的な作戦行動の方が見ていて面白いほどで、ソダーバーグは何を考えて本作を撮ったのだろうかと終始不思議で仕方ありませんでした。 前後編合わせて4時間半近い上映時間は拷問に近く、ラストの処刑場面なんて「もういいから早く殺されろよ」と思ったほど。ソダーバーグの映画は二度と見たくないという気にさせられるほどの破壊力のある二部作でした。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(字幕)] 1点(2017-03-20 21:56:54) |
18.第一部で観かたのコツをつかんだ(?)ので、第二部は単調さに動揺せずに済んだ。ゲバラがついに力尽きる終幕に感傷点を1点プラス。 二部でもゲバラの人物像については詳しく語られないのだけれども、部下が落伍しそうな奴に言うんだ。「彼はキューバにいたら車を二台以上持てる暮らしができる。なのにここにいる。病院を造るために、子供に教育を与えるために。」この言葉で充分なのかもしれない。デルトロの寡黙だけど信念の強い眼差し、その演技で伝わるものは充分あったし。 キューバと勝手が違って、賛同の動きが鈍いボリビア国民。下がる隊員の士気、資金力で圧倒する政府軍。過酷なゲリラ戦を今回も淡々と描く。実際、本当にこんな風に黙々としているのだろうな。ただただ信念を腹にくくって、孤独に地味にゲリラ活動は行われるのだろう。ついに捕えられ、命を散らすチェ・ゲバラ。その瞬間の場面にはソダーバーグの、ゲバラに対する敬意が感じられて鼻の奥がつん、となった。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-10-25 00:53:20) |
17.前作「チェ 28歳の革命」と同様に淡々と描かれているので、見ていて退屈。 感情移入できず、エンターテイメントの要素も感じられない。 ゲバラが大好きな人以外は、作品世界に引き込まれないのではないか。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 3点(2013-05-18 22:15:02) |
16. 説明不足だと思いました。ゲバラの心情にも入り込みにくいような気がします。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-03-13 22:40:59) |
★15.《ネタバレ》 観客を突き放すかの様に淡々と物語は展開していく。 前作で華々しく革命の英雄となったゲバラ本人が、何故他の国へ渡り命がけで別の革命に参加して行くのか、鈍感かつ凡庸な観客でしか無い私には残念ながら理解出来なかった。 ソダーバーグはこの前後二作を通じて何を観客に訴えたかったのだろうか。 ベニチオ・デル・トロの熱演だけが強く印象に残る。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-07-05 13:39:01) |
14.「チェ 28歳の革命」より見易かったが、う~ん..正直、退屈だった..題材が題材だけに、仕方ないのだろうけど... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-02-16 12:31:14) |
13.まったく面白くない。 ゲリラ兵の苦労を書いているだけで、革命家としての情熱や生き方が全然伝わってこない。 【ぬーとん】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-01-24 04:47:24) |
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12.《ネタバレ》 「28歳」のラスト、ゲバラはキューバにいてハバナに向かう途中で話が終わった。そして「39歳」の冒頭、いきなりカストロが別れの手紙を読んでおり、ゲバラは既に南米に渡ってしまっていたのには驚いた。そしてゲリラ部隊の山岳戦の模様がみっちりと2時間描かれます。ゲバラの伝記ものというよりはあるゲリラ部隊の山岳戦を描いた映画という感じでしょうか。終盤までは「28歳」以上にゲバラが部隊の中に埋没してしまっています。これからこの2部作を借りる、あるいは購入をご検討の方はまずは「28歳」だけにして様子を見てからでもいいと思いますよ。両方とも借りてきたため強制的に観ましたが両方とも観るのは結構きつかったです。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-11-24 22:43:59) |
11.チェ・ゲバラをテーマにしてここまで退屈な映画を作れるのは、天才としか言いようがないw 唯一、評価できるとすれば冒頭でカストロが読む『別れの手紙』ぐらいだ。 『おすぎのシネマ言いたい放題』ならって言えば、本作を絶賛していたおすぎには映画評論家としての才能が欠如しているとしか言いようがない。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 2点(2009-11-16 00:54:17) |
10.映画とは娯楽作品。この作品は娯楽要素が一つも見当たらない。故に0点です。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 0点(2009-10-24 11:51:05) |
9.こちらは28よりさらに説明不足で(というか実際は1本の長編)延々とゲリラとしての隊の中での不調和が描かれています。やはり「人間ゲバラ」の魅力を感じるには至りませんでした。出演者の熱演には申し訳ないけども、もう少し彼自身について掘り下げて作ってほしかったです。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-09-22 08:06:19) |
8.《ネタバレ》 前作がいけいけどんどんで昇っていく展開なら、今作はみるみる転落していく下り坂の内容。それも、ラストの死に様なんて、なんとも言えない虚無感が漂う。凄く惨めで、苦しくて、辛い。チェは英雄として派手に偶像化されてるけど、実際にはこの作品の作風そのもののように、まことに地味で、淡々としていたのでしょう。やれ革命だの、やれ戦いだのと言いますけど、劇中の台詞にもあるように、「死んだような気持ちで生きないといけない」状況だったのでしょうなぁ。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-01 23:57:36) |
7.《ネタバレ》 29歳の革命に続き、質の良いドキュメンタリー映画みたいに思いました。史実の話なのでこれでいいのですが、この映画は前作もですがゲバラの人生を坦々と描いているのみでエンターテイメント性には少し欠けるといった印象です。ゲバラが人間的に完成し尽くされていることが原因の一つかもしれませんね。だって少しは欠点があった方が人間って面白いと思いませんか? 偉人を取り上げた映画なら、私は「アマデウス」や「レイ」の様な人間的にダメな部分を多分に含んでいる人物の方が面白いかなあと思います。 まあソダーバーグはゲバラが如何に優れた革命家で、自分の意思を貫いたかと云う事を徹底的に描きたかったんでしょうね。それはそれでアリですけど。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 4点(2009-02-14 01:12:27) |
6.何も伝わって来なかったなぁ。作品自体が無機質というかあまりにも淡々としすぎていて面白味に欠けていました。 【ギニュー】さん [映画館(字幕)] 4点(2009-02-12 20:05:37) |
5.前編『~28歳の革命』がチェ・ゲバラの革命家としての「成功」を描いたものならば、本作は「失敗」そして「死」を描いたもの。大いなる闘志を持ってボリビアへと旅立ったはずのゲバラが、度重なる裏切りと過ちによって敗北し、やがて死に至る姿が、前編と同じくひたすら淡々としたタッチで描かれてゆく。全体的に青がかった色調で描かれた映像が、絶望的なストーリーをより引き立てていたように思います。この2部作を通してソダーバーグ監督が伝えたかったメッセージ、それは「人間たちよ、戦え!」というものではなかったのでしょうか。今や世界中が混乱の渦中にある。戦争、貧困、経済危機、汚職政治家、何より現代人のモラルの低下!しかし、最も世界をそういった状態に陥れているのは、何よりも「それらを『仕方ない』の一言で片付け、諦めてしまう現代人の保守的な考え」なのだと思います。生涯を通して、ひたすら「人間への愛」の為に何もかも捨てて戦い続けたゲバラが映画として生き返ったことは、誰もが闘志を失った現代社会において必然だったのではないかと思います。『ゲバラ「過去」になれない』というタイトルのコラムが新聞に載っていました。タイトルの通り、ゲバラが死んだ後も世界は少しも良くなっていないという内容。いくら綺麗事を並べたところで、ゲバラの遺志を継ぐ人物が現れない限り、これからも世界は平和になる事はないのかもしれません。 |
【アスモデウス】さん [映画館(字幕)] 3点(2009-02-11 00:12:38) |
3.《ネタバレ》 ひたすら地味で重苦しいゲリラ戦の描写が続くので、ゲバラの生涯にすごく興味のある方以外は結構辛いと思います。ただ、逆にその辛さを体験することによって、革命は半端な気持ちじゃ成し遂げられないということを思い知る良い機会かもしれません。そのくらい、リアルなゲリラ戦の空気を作り出している映画です。 しかしまあ、最後の銃撃戦からゲバラ銃殺までの流れの凄さを味わうだけでもこの映画を観る価値はあると思います。ただし、非常に客観的な描写がされており観賞前にはある程度予習をしておくことをお勧めします。この作品で描かれるゲバラには、「英雄オーラ」は殆どありませんし、気を抜くと誰がゲバラかわからなくなってしまう位ですから・・・。 【TM】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-02-09 19:57:51) |