1.《ネタバレ》 主演はオリビア・ハッセーの娘だかで、ロリロリとかなり可愛い。内容は『キャリー』風味に「死産だった双子の片割れ」要素を足し込んだもので(むかしX-ファイルで『カルサリ』という似た様なエピソードがありましたね)、気弱な主人公が後半になると豹変するというのがメインな話。しかし、必ずしもパラノーマルな現象だとも言い切れないつくり(抑え込んだ深層心理が二重人格的に現れているだけだとも解釈できる様な)で、詰まるトコロ、描写自体は別に霊的でも何でもないし、そして結構に地味。この陰鬱な雰囲気であんまりテンポが良いと逆に軽くなり過ぎるとも言えるが、それにしても(地味な割に)ちょっとローテンポ過ぎるよーにも思う。
ただ、憑依状態時の主演女優の血も凍る様な冷徹な眼光・迫力自体は、一応そーいうホラーとして本作を成立させる程度には上質かと(有名人の娘だし、こっちが彼女の「素」に近いのかもね)。まあ、全体としてはイマイチ気味にも思えるケド。