2.《ネタバレ》 もう最初からバカっていうのは判ってるような映画なので、あとはどれだけそのバカを楽しめるか、バカにつきあえるかって状態なのですが・・・。『未知との遭遇』からスタートしてしばらくはバカを楽しめるのですが、映画パロディとおっぱいとお尻と、ってそれだけで出来てる映画なので、すぐ飽きてしまいました。テレ東洋画劇場風味なセクシーB級映画にバズ・ラーマン作品や『スカイ・キャプテン』や『300』や『シン・シティ』や『007』などを思い出させる映像をブレンドして、やりたい事いっぱいやってまーすって状態は、最初は微笑ましいけれど、そろそろ本題に入ってくれないか?と。だけど、結局最後まで本題に入らないまま終わります。ひたすらやりたい事をやるだけ、シュミを共有できる人だけ付いて来てくれりゃそれでいいのよ、と。回想で舞台があちこちに飛ぶものの、メインはたった一つの場所で繰り広げられる物語、ゆえに登場人物が限られ、オチも予想の範囲内、バカやエロや映画パロディはコッテリ盛り込まれてますが、肝心の芯となる物語はちっとも弾まず退屈で。基本ドリフ調でも(爆発しようが燃えようが、焦げたり鼻血出したりしてるだけ)映画の芯はちゃんとしていて欲しいなぁ。刑務所コンビの長い長いキャットファイトなんて、1回で十分ですよ。勘弁して下さいよ。4桁の数字で「1138」を出したり、レミドド↓ソ↓の5音階鳴らしたり、「I'll be back」ってセリフ喋らせたりするのはオタク的にさすがにもう恥ずかしい部類に入るので、どうかと思います。