11.「南極料理人」が面白かったので借りてきました。 沖田監督は「芝居臭さ」を排除した、日常の空気をうまく映画世界に取り込むのが非常に上手いですね。 作品中沢山出てくる「はい?」「えっ?」というセリフ。台本にはそのまま文字でしか書かれていないのだろうけど、登場人物から発せられる言葉毎に心情やその場の空気を雄弁に語ります。 南極料理人でもそうでしたが、彼の作品は映画エンターテイメント的にわかりやすいカタルシスは無いのに、観終わった後じわじわと染み出してくるような感動があります。 どうも気になって何度も見返す内に、非常に丁寧に練られた脚本や、画面の隅々まで神経の行き届いた演出、美術の仕事ぶりを発見して(・∀・)ニヤニヤとしてしまうのです。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-02-20 02:30:44) |
10.油っぽい映画をみて、もたれたときはこうゆう映画がいいです。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-01-24 22:31:22) |
9.《ネタバレ》 そうか、『南極料理人』の人の作品だったのか。 『南極料理人』も私には合わなかったけどこれも同じく。 ノンビリというよりは、ダラダラしている印象を受けてしまう。 平和でのどかで、特に何も無い、って感じ。 ゆるーい感じがすきな人には良いのかもしれない。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-01-17 13:29:57) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 これほんと良かったです。「南極料理人 」も大いに笑わせてもらったけど、本作も終始笑いっぱなしでした。沖田修一監督、今後要注目ですね。なんというか、笑いに一切の嫌みがないんですよね。全てほっこりするような笑い。そう、悪い人なんて出てこないから、見ていて気持ちがいい。そしてまた笑いの取り方が上手いですよね~。二人の会話があって、一方がなにかを頼もうとする、そんで次のシーンでパッと落差のある画を持ってくる。そりゃ笑っちゃいますって。全体的にはのんびりとしたテンポなんで、疾走系コメディを好む人には不向きかもしれませんが、このほっこりのんびりした感覚って妙に懐かしくて、昔の古き良き邦画を彷彿とさせるようなものがありました。最初は嫌々だった木こりの岸さんが、彼らと打ち解け映画製作にどんどんとのめり込む様子が実に微笑ましい。そして気弱な監督の田辺も、だんだんと心開いていって終盤には笑顔が増えていくその変化が見ていて嬉しくなる。日常から非日常、そしてまた日常へと戻るこの暖かいストーリーは、登場人物だけでなく、観客もまた一緒に幸せな気持ちにさせてくれる、そんな素晴らしい作品に仕上がっていた。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-09-29 18:11:09) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 田舎町で低予算ゾンビ映画の撮影ってシチュエーションがもろにツボで、常にクスクス笑いが絶えなかった。ただ、沖田監督の前作『南極料理人』があまりにも面白かったので、少しハードルを上げすぎたか。役所広司の姉?一家が駅に降り立つと、村の人々がみんなゾンビになっていたというシュールな画が好き(笑) 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-09-09 22:25:07) |
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6.独特な間のとり方を好むかどうかで評価が分かれそうな映画。 【akila】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-01 22:56:26) |
5.「南極料理人」 の大ファン!(私的にツボ!) なので、かなり期待して観たのだが..ガッカリ..どこが面白いんだ.. ツボ が見当たらない..残念... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-08-17 17:59:46) |
4.相手の話を聴けば打ち明けてくれる、思いを話せば応えてくれる、 難しい様で単純な事を互いのフィルターを通し理解していく二人の距離感が心地よい。 基本善人しか出てこないので気楽に安心して観られる作品。 【ままごと】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-07-21 10:32:05) |
★3.《ネタバレ》 シュールなゾンビネタや、映画愛で興味を惹かせ、クスクスと笑わせてくれる。 役所さんが目を輝かせて無邪気に映画にはまっていく過程が素敵。 その上で、最終的には親子の物語としてもきっちり成立している秀逸なハートフルコメディ。
テンポが良い訳ではないので、ちょっと長く感じたかなーと思ったら、120分越えてる作品だったのね。だとしたら、体感時間としては妥当かも。 削っても良いようなシーンや、まだるっこしい部分もちょいちょいあるが、それはそれで楽しめるのでさほど問題ではない。 沖田監督の静かでおかしな間(ま)を楽しめ!
常に、なんとなく、くすくす笑えるっていうだけでも良作なんだけど、それ以上に親子関係の描き方がさらっとしながらも、心に響いた。 そっけないくらいにさらっとしているからこそ、良かったのだと思う。 この二人の会話はほとんどないんだが、関係性が徐々に変わっていくのが分かるのが面白い。 和解のシーンもセリフはほとんどなくて、「あ、これは和解できたんだな」とこっちに悟らせる感じが良い。 そこに至るまでには、映画監督(小栗)と親しくなる過程も丁寧に描かれていて、とてもナチュラル。
最後の食卓のシーンなんか、くどくどと語らせず、目も合わせず、何も言わずに飯を食ってるだけなのに感動してしまった。 無言の食卓なのに温かみが出てるのである。素晴らしい。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-07-18 00:07:12) (良:1票) |
2.この監督独特の空気感・間合いは合う合わないがあるかもしれないが、自分は好きだ。昔の邦画をちゃんと見ているわけではないが、なぜか「昔の邦画らしさ」を感じる。この作品は異質な者同士が出会って、お互い少し成長するという話。役所広司と小栗旬の組み合わせがまたよかった。南極料理人と同様に、笑える箇所もたくさんあり、軽い気持ちで見られるが、見終わった後には何かを感じることができる、良作である。 |
1.スケールは大きくないが、しっかりした映画、とても好感が持てる。 年齢を重ねた者は若者に触発され、若者は年配者により大きく成長する。時に笑いを交え、時に絶妙な間で物語に引き込んで行く丁寧な演出が効く。 若者とは監督と倅だが、年配者はそれ以外の全員だ、皆演技が上手く、観ていて堪らなくなるほど楽しい2時間。 じんわり余韻が残るし、思い出してほくそ笑むシーンも多い(風呂場で演出の案を練る2人の腰に巻いたタオルの前がポッコリしてるのなんて、とても映画的)やっぱり映画っていいねェ~と思わせてくれる良作でした。 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-02-22 16:51:36) (良:1票) |