5.グランド練習シーンの背景のマンションはどう見ても昭和18年には見えないし、セリフも学園祭並の人がチラホラ。敗戦濃厚の中次々に特攻で命を落としていく理不尽さには心を動かされるが、当時の彼らの思いを肌で感じるには物足りない出来映え。 【ProPace】さん [地上波(邦画)] 4点(2016-09-03 23:21:09) |
4.《ネタバレ》 好きな映画です。孤独に死んでいくイメージの神風特攻隊ですが、直掩隊となった(生還しなければいけない)永島敏行が仲間と共に死にたがる等、野球を通して隊員達の結束の心を描いた点が素晴らしい。目を負傷した仲間の特攻を野球用語を交えて誘導するシーンは痺れる。これぞチームプレー。 【にしきの】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-03-16 03:11:47) |
★3.《ネタバレ》 「最後の早慶戦」というサブタイトルのせいでてっきり早慶戦はクライマックスにもってこられ、その試合が実現されるまでの苦闘が描かれている映画かと思っていました。しかし、序盤であっさりと最後の早慶戦は終わってしまい、そこからは若者たちと戦争との群像劇になります。サブタイトルは余計だったんじゃないかと。原作からとはいえ「英霊たちの応援歌」ってタイトルもちょっと固すぎる気もしますが。 野球は一つのキーワードではあったものの、他の部活に燃えていたであろう若者も戦争で同じように死んでいく。過剰な悲劇の演出はなく、淡々と死んでいく。死を目前にしても、悲壮感ばかりでなく、生き生きと当たり前の日常のように無邪気に笑う青年たちに胸を打たれます。落語の下げ(オチ)まで待って号令をかける上官に胸を打たれます。 登場人物が多く、同じ髪型で、スターも不在なので、誰が誰やらわからなくなることもありましたが、そんな事は些細なことです。そんな中、田中邦衛はやはり濃いなぁ・・・。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-03-27 11:54:05) (良:1票) |
2.脇役だったのですが、落語研究会の学生を演じた山田隆夫の演技に泣かされました。その後の学徒出陣ものやら特攻ものがアイドル系になり、何か違うだろうと思うようになってから、この作品が訴える平和の尊さを思い出しました。確か、ラストでは戦後になってボールを生き残った部員達が見つけ、早慶戦を復活させようとするくだりがあって、それが今日も続く早慶戦につながり、あの映画のストーリーに真実味を与えているような気がしました。 |
1.なんて言ったら良いのかちょっと難しいですが、あたしは実はこの映画で最初泣けなかったんです。まだ若かったせいもあるかもしれない。歴史に疎かったからかもしれない。今みると出来は岡八にしては良くないんだけど、泣けるんだよね。 【奥州亭三景】さん 7点(2002-07-12 22:29:24) (良:1票) |