16.《ネタバレ》 なんとなく漠然とこの会社に怨みがあると思っちゃうじゃない? 一族を順に殺していっちゃうんだもん。ところがショーン・ヤングと結婚しちゃって、あれれ、って感じになる。少年のころの夢、最もストレートな「立身出世」が動機だった、ってのが面白かった。母の期待(人生に失敗した父)、裕福な家庭のイメージが彼の中で鋭角的に結晶して、絶対的な父への憧れもありましょう。もっと堂々と原作と勝負して欲しいのに、冒頭からなんとなく『めまい』めいていて、ヒッチを越えるものを作ってやろうという意気込みはうかがえず、なんか随所にヒッチへのこだわりが卑屈に見受けられ、あまつさえヒロインが『めまい』のビデオまで見てたりすると、かなり興ざめ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-28 09:47:38) |
★15.《ネタバレ》 何がしたいのか分らないサスペンス。そもそも主人公の動機が良く分らない。あの資産家に取り入って財産を手にするだけなら、妊娠した一人目のショーン・ヤングと結婚した方が好都合だったように思える。素性が発覚する可能性を考えると、双子の片割れのショーン・ヤングに接近することも不自然。あの家族に何か恨みでもあったのか? 貨物列車に描かれた企業ロゴを見て育つと、その企業が憎らしくなるものなのか? 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-07-25 01:28:53) |
14.小説のネタバレにはならないので言っちゃいますけど、この映画の原作は叙述トリック(というかフーダニットかな?)の名作です。皆さんいろいろと書かれていますが、おそらくこの映画を手に取った動機というは、「ほんとに映画化できるのかよー、どれどれ。。。」と言ったところではないでしょうか。僕もそうでした。<我らがマットとショーンの共演というのも理由のひとつですが。。。> 実際に観たのはもう10年くらい前になるので、いまいち記憶もあいまいなのですが、僕の印象としてはそれほど悪くはなかった、というところです。実際、原作の一部叙述を無視すれば映画化も可能なのだなぁと感心したものです。双子っていうことで丸ごとごそっと抜けているところもまぁ仕方ないかなと。<それが大事なところで、だからダメなんだという話もあるけど;> 叙述トリックのミステリーと言えば、クリスティのあの作品やアイリッシュのあの作品がありますよね。でも叙述トリックは日本の方にも名作が多く、筒井康隆のあの作品とか、綾辻行人のあの作品やあの作品とか、我孫子武丸のあの作品とか、去年の話題になったあのミステリーもありますねぇ。まぁいろいろありますけど、日本の名作ということで左記に挙げた作品は絶対映画化できない!でしょうね。これは断言できます。。。といっても何がなんだかよく分からないか; |
13.へちょちょ星人さんのコメントに著しく同意。原作を読んだことのある方なら見るまでもなくおわかりでしょうが、はっきり言ってこの小説を映像化するのは無理。「映像化不可能」という売り文句を良く見かけるが、そういう次元ではなくもう物理的に絶対無理。ひょっとしたら原作に忠実に撮るという道もなくはなかったかも知れないけど、実はこの小説、アイラ・レヴィンが映画界に仕掛けた挑戦状だったような気がする。「絶対に、映画化できない小説を書いてやれ」と思って書いたような作品なのに、これを映画化するなんて無謀にもほどがある。それでもやっちゃった人たちの厚顔無恥ぶりと勇気と根性には敬意を表する。本当にもう、誰か止めてあげる人はいなかったんだろうか。マット・ディロンに3点。 【anemone】さん 3点(2003-12-20 03:28:34) |
【虎尾】さん 7点(2003-12-13 00:45:06) |
11.《ネタバレ》 原作はアイラ・レヴィンが23歳!で書き上げた処女作にして戦後ミステリでも確実に十指に入る傑作である。が、本作はプロットから何から全く原作とは似ても似つかぬショボい駄作サスペンスと成り果てている。TVの「~曜サスペンス」とイイ勝負だろう。若干でも原作を匂わせるのは”ラジー”女優が二役で双子姉妹を演じているトコロくらいか。尤もコレにしたって原作は三姉妹なんだが。根本的な原因は監督や脚本の拙さにもあろうが、矢張り犯人を最初から見せ過ぎた点に尽きる。原作では敢えて「彼」と三人称代名詞を使うことでミステリの醍醐味「誰が犯人なのか?」を終盤まで絶妙に煽る妙手を披露し読者を唸らせたが、コイツはマット・ディロンが最初から「僕でーす!」と高らかに宣言してやがる。そうなれば後は「どうやって犯行を達成するのか?」に興味が移るが、何の工夫も捻りも無い。レヴィンに限らず優秀なミステリを映画化するのならワイルダーの「情婦」(クリスティ原作)や黒澤の「天国と地獄」(マクベイン原作)レベルにまで昇華させる高い力量が不可欠である、という良い反面教師としての存在価値にのみ3点。身の程を弁えろってねw。 【へちょちょ】さん 3点(2003-12-08 01:33:04) (良:1票) |
10.う~ん・・・期待して映画館に行った記憶はあるが、友人と無言で出てきたんだよなぁ、確か。全体的に緊張感がなく、妙に古くさい映像だった記憶あり。すでに指摘されているように、ヒッチコックの映画の雰囲気を出そうとした演出が裏目に出ていたのだろう。せっかく映画化するのだから、模倣はいいが、今の時代性・リズムを活かしてくれないと駄作になってしまうという見本。 【恭人】さん 4点(2003-11-28 16:26:14) |
9.何人も犠牲にし、がんばったのに双子の妹がいたなんて、主人公もアンラッキー。最初にビルから突き落とすシーンはすごいなって感じましたね。後から残ったヒールをポイっとやるところは狂気を感じた・・。 【カズレー】さん 6点(2003-11-15 05:22:40) |
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8.冒頭、ビルから突き落とされたショーン・ヤングがワンカットで地上に激突死するシーンに「おおっ!」と思いました。が、それだけ…。どなたかも書かれていたように、すべてに野暮ったい中途半端な出来映え。妙に人物たちの内面なんぞ描かず、サスペンス・スリラーものに徹していれば良かったんだよ。マット・ディロンの熱演、報われず。ちなみに、アイラ・レヴィンの原作は、今読んでも傑作です。 【やましんの巻】さん 5点(2003-10-17 16:14:40) |
7.B級で片付けてしまうのは申し訳ないですが、そんな感じです。マット.ディロンはいい演技で悪役が似合います。 【フィャニ子】さん 4点(2003-05-15 16:21:33) |
6.面白かったです。ちょっと悲しかった部分もある。マットが好きだからかもしれませんが。社名を幼い頃から見せ付けられ続けて彼が凶悪に育んでしまった精神を理解できるような気がします。 【みんみん】さん 7点(2003-04-05 20:43:13) |
5.ラズベリー賞のショーン・ヤングの演技が見物です。マッドディロンは普通に良いです。話はサスペンスなのに何の意外性もなくヒッチコックをただ真似ようと映画を撮っているだけで見ごたえは余り無いと感じました。 【恥部@研】さん 3点(2002-12-19 19:03:46) |
4.「ブレード・ランナー」のレプリカントのときは、人形のような美しさに惚れたものでしたが、ショーン・ヤングの眉毛だけが印象に残った映画です。エンディングの列車のシーンと、とってつけたような窓から覗く子供のシーンは、なんだかなあでした。 【オオカミ】さん 6点(2002-09-27 12:55:48) |
【phantom】さん 5点(2002-09-18 23:14:38) |
2.単なる完全犯罪ものだと思っていたら、結構、過激な殺人シーンなんてのが登場します。なかなかオーソドックスにまとまっていますが、列車ネタで轢かれて終わりだけでは呆気ないですね。追い詰められるマット・ディロンが途中まで良かっただけに、あまりにありきたりで勿体無いです。 【イマジン】さん 7点(2001-09-10 12:11:39) |
1.誰もコメントしていないので一言。うーんイマイチです。これってリバイバル映画なんだけど,なんか見たことがない人でもストーリーがすぐにわかっちゃうんだよねぇ。 【pacini】さん 5点(2001-07-09 14:05:26) |