32.下妻や松子では、CGと実写の大胆なコントラストが独特な味を醸し出していた中島映画。今作ではそれに加え独立したCGアニメまで入ってくるから、まぁ画面が賑やか。それだけにクオリティの高いCGと、狙ってるにしてもしょぼすぎる実写の世界がアンバランスに感じました。病院の内部にいたっては、病院に見えないのはまだいいとしても、ほとんどがそこで繰り広げられるるというのになんだか出来の悪い舞台のセットのようなのはちょっと気になりました。 とばしまくりのギャグはほとんど笑えず、逆に物語の流れを崩していた気がするし、舞台風の人の並びや、大げさな演技はちょっと受けつけがたいところがありました。 それでもこの個性は記憶に残るし、純粋な内容は好印象。センスが合う人なら絶賛も頷けます。近年の子供騙し映画とは一味違った子供にみせたい良質邦画かと。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-01-16 00:18:33) |
★31. 友達を誘って見に行ったが、観ている間はなんか申し訳ない気持ちになってしまったが、自分的には好きな作品だったから、ひとりで観ればよかった、という感じでした。 【ファンオブ吹石】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-12-28 02:54:07) |
30.ポップで、テンポが良くて。 登場するのは常軌を逸した人達ばかり、 どんどん増える新たな伏線、 あれよあれよと言う間に物語の世界に引き込まれます。 中島哲也の頭の中が見てみたい。 監督の映画では、必ず号泣してしまいます。 【うろん】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-12-23 02:48:00) |
29.《ネタバレ》 ディズニーもティム・バートンもびっくり! “下妻~嫌われ松子”と連なる中島監督の世界観が、「ジャパニーズ・ブラック・ファンタジー」としてひとつの到達点を極めた作品だと思います。鮮やかな原色が織りなす色彩絵巻(ニナミカイズムと私は呼ぶが~蜷川実花)と奇天烈なファッションの数々。実写&CGの奇妙なアナログ的融合。まず日本国内でしか通用しないであろうギャグの乱発。一歩誤れば、単なるグロ映画で終わる処を、小川洋子の「博士の愛した数式」を彷彿させる題材を下地に、名優達による迷演技が「パコの清楚・処女性・永遠性」を際立たせ、涙を誘います。クールジャパン・カルチャーの第一人者として、中島監督が世界に羽ばたくであろう次回作に夢が広がります。しばらく、ザリガニ魔人のオドロしいCGとパコの扁平な爪が頭から離れませんわ・・・ 【つむじ風】さん [映画館(邦画)] 10点(2008-11-02 23:49:23) |
28.《ネタバレ》 『下妻物語』は好きな作品なんだけどなぁ・・・。これは映像面に偏り過ぎた気がします。阿部サダヲとか笑えるシーンもあり、アヤカ・ウィルソンはホントに可愛いとは思うのですが、あの始終カメラ目線のギャグがしつこく、寒いとも思ってしまいました。ラストの絵本のシーンだけならまだしも、全てのシーンでキラキラな加工しているものだから画面がうるさくてしょうがない。そのせいで全く奥行きが感じられません。 プロットを疎かにして、CGとコントだけで乗り切ろうとしているように見えて仕方がないのです。 さすがにラストの絵本は綺麗で迫力もありましたが、その後の展開は全く必然性がありません。あそこでパコを死なせるのは、大貫が死んでなかった!のギャグをやってしまった為にオチが付けられない・・・じゃあパコを死なせてお涙頂戴で終わらせよう!・・・ごめんなさい、ちょっと過剰な言い方ではありますがとにかく作為的な意図しか感じられなかったのです。 【Sgt.Angel】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-10-25 23:49:59) |
27.《ネタバレ》 楽しかったなぁ。この物語の世界に入るのに少し時間がかかりましたが中盤あたりから一気に引き込まれました。どの登場人物も個性があって魅力的でしたね。そして映像が素晴らしかったです。 【ギニュー】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-10-16 19:11:43) |
26.《ネタバレ》 ティム・バートンのようなファンタジーチックな世界に舞台のような演出、カメラ目線での演技、随所に入ってくるCGアニメと、ちょいととっつきにくさはあるけれど、それ以上にぐいぐいと引き込んでいくパワーがあった。 芝居のシーンで本来は演技の上手い役者陣があえて棒読みでセリフを読んだり、CGから実写に戻ると学芸会並みの小道具を身にまとっていたりといったチープさにも味があった。 【万年青】さん [試写会(邦画)] 8点(2008-10-15 20:42:55) |
25.面白かった。だが、阿部さだおのハイテンションギャグにはついていけなかった。 あと最初の方はややもたついている。 下妻物語の交通事故、嫌われ松子の笙の海への飛び込みなど、今までは早めに 映画の中に連れて行ってくれた中島監督だったが、今回はもたついていた。 原作のせいもあるんだろうけど。 あと、そのために映画館でガキがうざかった。 映画に飽きていたずらキッズになってる。 しょうがないよなあ、これ、一見児童向けのようでいて、大人向けの映画だもん。 とってもよかったんだが、映画館の環境や、阿部さだおのギャグ、イントロのもたつきを考慮加味してこの点数です。 追記:久し振りに見たら、薄っぺらさを以前より強く感じた。 ので、一点減点して7点にします。 若い人には無条件で薦めます。 意外とデートムービーとしてもいいかも。 追記:久し振りに見たら、薄っぺらさを以前より強く感じた。 ので、2点減点して5点にします。 【ひであき】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-10-14 23:48:31) |
24.《ネタバレ》 単純に楽しめました。最初だけちょっと退屈な感じでしたが、途中からは映画の世界にどっぷりです。土屋アンナさんと妻夫木聡さんとの件は必要なかったかと思います。あと、あの絵本がすごくほしくなった。どこかに売ってたりするのかな? 【いっちぃ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-10-11 23:39:38) |
23.《ネタバレ》 『嫌われ松子』を劇場で観なかった後悔で今度こそは映画館で観ようと思い、行ってきました。色彩とかあのぶっ飛んだ感じは相変わらずで大好きだけど、ストーリー、っていうか演出が何か微妙でした。そして僕は相当ひねくれてるせいか、明らかに泣きシーンみたいな所で他のお客さんがハンカチをさっそうと出したり鼻をすする音が聞こえてかなり萎えてました。何でもかんでも映画館で観ればいいものじゃないんだなーって改めて思いました。でもCGを織り交ぜたガマ王子劇はめっちゃ興奮したし、結構笑えました。ゲロゲロゲーロ 【たいがー】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-11 14:50:51) |
|
22.作り手が何とか新しい物を作ってみようとした努力が伝わってきました。CGがいたるところに混ざっている映像は物語に非常にマッチしていて良かったと思います。 悪い所はオーヌキがいい人になるきっかけが割とあっさりしていたのが個人的に嫌でした。 中々良く出来た意欲作。 【民朗】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-11 01:42:21) |
21.《ネタバレ》 最初の20分ほど、人物紹介がちょっとたるい。が、それを乗り越えると俄然おもしろくなります。ファンタジー感あふれるすばらしいCGに負けない役者たちの熱い芝居も見どころ。なんといっても役所広司がすごい。この人の俳優としての底力をまざまざと見せられた思いです。登場人物が多すぎるかな、という点でマイナス1点。 【ケルタ】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-10-06 12:19:23) |
20.オープニングからかなりハードなギャグとシュールな展開で、最後までついていかれるのか不安だったが、中盤からどんどん中島ワールドにのめりこんだ。「オズの魔法使い」のエンタテイメント(見てないけど)、「ピーターパン」のファンタジック(これも見てないし)、「メリーポピンズ」のハートウォーミング(あまり見る気もしないな)が合わさった、大人が楽しめる仕掛け絵本映画を堪能した。 【Q兵衛】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-09-28 14:58:51) |
19.《ネタバレ》 監督の前作の嫌われ松子の一生に衝撃を受け、本作を見に来ました。前半はブラックな雰囲気と変な登場人物や背景のポップさに松子や下妻の臭いもしましたが後半はかなり素直な子供も大人も安心して楽しめる展開。みんなが一丸になって行く様、パコが見た世界である劇中劇を盛り上げるスピード感あふれる3DCGにわくわくします。 「誰の記憶にも残りたくない」という偏屈ジジイの大貫、一日しか記憶が残らないパコ、大切な人や思いとの悩みを抱えているその他の面々。パコのために変わったことで、パコの心には残れなかったとしても大貫はいいヤツとしてみんなの心に残ってしまった。照れくさいベタで純粋なテーマだけどそんな照れも吹っ飛ばす迫力が本作にもあったと思います。 【飴おじさん】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-27 14:11:09) |
【michell】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-09-23 21:30:08) |
17.行き当たりバッタリの怪演劇。なんも考えずに観る作品。 【Keicy】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-09-23 19:55:20) |
16.《ネタバレ》 ビビッドな色遣いやガジェットのあふれた画面はなんか薬物でもキメて撮りましたみたいなイカレた感じがあるけれども、よくよく見るとちゃんと一つ一つに意味があっておいてあるのがわかるし、登場人物も全員おかしいようでいてちゃんとその言動には筋が通ってドラマがある。CGもちゃんと必然性のあるところにしか使っていない(ドラマ・説明・絵本の世界で使い分けている)ので、違和感なく絵本の世界に入っていける。 なので、素直に笑って、泣いて、感動して、ができる映画。 いろいろな意味で面白い映画でした。 【修某】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-23 00:03:00) |
15.《ネタバレ》 下妻がおもしろかったので期待してましたが思いのほか面白くなかったです。 笑わしてやろうってみえみえ逆に笑えないギャグ。となりのおばさんはゲラゲラ 笑ってましたが。そのギャグも全然あたらしくないしなんだかなぁという感じです。 肝心のストーリーも泣かせようってのがみえみえこれまた泣けない。 最後なんで女の子死ぬの?そんな伏線いっさいないよね? 急に死んでもはあ?としかいえません。まあ点数あげるとしたら映像とかくらいかな。 まあちとやりすぎ感も否めないけど。 【とま】さん [映画館(邦画)] 4点(2008-09-20 22:26:06) |
14.《ネタバレ》 原作未読。美術や極彩色をふんだんに取り入れた色彩感覚が素晴らしく、漫画チックなCGと実写を巧く絡めていて今までの邦画には無かった作品。出演者はみんなキャラが立っていて、それぞれに抱えた悩みや問題があり、それぞれにストーリーがある。それを共感できる大人の方がこの作品には向いているかな。阿部サダヲのテンション高めのはっちゃけぶりは凄かった。アレのおかげでしんみりしつつも前向きになれる気がする。メリハリが効いた演出も巧く、物語が進むにつれウルウルの方が多くなりますが皆さん楽しそうに演じてましたね。音楽と主題歌も抜群に良かった。 パコ役のアヤカ・ウィルソンは、この子がいたから出来たような作品だなと思える存在だった(舞台版が既にあるそうですが)。「ゲロゲーロ。ゲロゲーロ。ガマの王子はわがまま王子。」と無垢で天真爛漫な笑顔でママに貰った絵本を読むパコは本当に天使のよう。記憶が一日しか保てないはずなのに前日頬を殴った大貫に「おじさん、昨日もパコのほっぺに触ったよね?」には参ったわ。グサッと来た。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-20 22:07:49) |
13.《ネタバレ》 大人が子供の為に劇をするなんてのは、傍から見てると照れ臭いものなんですけどね。途中から見入ってしまいました。ガマ王子を応援しちゃったりして。それも監督の手腕なんでしょうかね?下妻もそうでしたが、一歩間違うとどぎつい映画になるところを、ポップでお洒落な映画に仕上げてますね。また次回作にも期待したいと思います。しかし、こうもいい役者さんがそろっていると、ダメな役者が浮き彫りなりますね。マジックアワーといい、本作といい、他の役者さんにしていた方がいい映画になったと思いまチュ。 【南東風】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-09-18 11:13:45) |