102.存在と時間と記憶。中々テーマが深いね。原田知世はやっぱいいよ~ 。あれから30年の時が過ぎて、そしてこれから30年の時がやってくるのかな? |
101.《ネタバレ》 ○ノスタルジックな雰囲気とそれを引き立てる松任谷正隆の絶妙な音楽。○大根芝居には眼を多少瞑れるが、中盤ちょっと退屈。○あの雰囲気をぶち壊すエンドロールとは一体何だったのか。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-06-02 22:29:06) |
100.《ネタバレ》 何故か当時、私の周りには原田知世ファンが多かったのだが、この映画の大根っぷりが微笑ましく可愛かったからなのか?どうなんだ・・・? ラスト、倒れているとこから『時をかける少女』を唄っちゃうんだもん、凄いよね・・・とても素敵!! 何か、私も原田知世が愛おしく思えたし(白いブルマー姿は、お宝で必見)、確かに君は“時をかける少女”だったんだろう・・・尾道の風景も含めて、好評価の人の気持ちもわかったような気もする。 点数はこんなもんだけど、人間ちっちゃな事で悩んだらアカン・・・って言われたような気がした2014年冬の日、我が家のトイレは消臭元ラベンダーの香りです。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2014-01-24 16:48:58) (良:1票) |
99.まあ原田知世の可愛さと、ラストの切なさ、そして当時ではとても珍しかったであろうエンディングだけで良し。 【noji】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-05-11 18:43:30) |
98.《ネタバレ》 けっきょく最初スキーを持ってなかったってのがヒントなのね。画面の中央に丸く色がついていく。ラベンダーの匂いをかいだときは、逆に中央だけ色が抜け落ちる設定。途中で色がサーッとひいていく切なさがいい。ラストはいろいろ解釈できる。深町君への思いが深いところに残っていて、吾朗ちゃんと結ばれずにいる、ってのか、あるいは再び深町君と結ばれる可能性を与えているのか(そうじゃないな)、深町君と吾朗ちゃんは理想と現実と思うべきか(一度何らかの純粋を志向する夢を持ってしまった者は現実とうまくやり合っていけなくなるってのか)。老いた上原謙と入江たか子のシーンが必要以上に長くインサートされているのも、ヒロインとの対比なのか。諦めた者と諦めない者と。それらをひっくるめて、青春の切なさなんです。演出としては、花壇の中からフラスコが倒れるとことか、深町君が原田知世の頬にマンガン(?)をなでつけるとこなんか、ハッとした。でも一番嬉しいのは、倒れていたのが起き上がって歌いだす驚き。いちいちのシーンのときに少しずつ撮りだめしてたんだろうな。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-08-20 10:10:45) (良:1票) |
97.《ネタバレ》 冒頭の場面で原作のオチを軽く蹴飛ばしてしまい、この映画は違うんだと宣言しているかのようだ。違っている点は、原作の登場人物が中学生のため思春期の一時的な心の揺れで済ませられるのに対し、この映画では年齢が高校生まで上がっているので、劇中の出来事がその後の人生を直接左右する恐れがあるということである。果たしてこの映画ではヒロインと、その幼馴染みがとばっちりで人生を狂わされてしまった。こんな理不尽な映画に誰がした、と怒りを覚える。どこが理想の愛だ。だいたい深町が憎たらしい。 しかし、本編終了後のプロモーション映像のような場面になると一転、ヒロインがにこにこしてとにかく可愛いので、見ている方も顔が緩み、テーマ曲に合わせて身体を左右に揺らしてしまう。周囲の登場人物もヒロインを盛り立てようとしているのが嬉しい。この幸福感で本編のいろんなことは全部許してしまい、あーよかったという気分になって映画の評価が確定。終わりよければ全てよしという結末。 ところで、舞台の街が超レトロであり、また一部の特殊効果が超安手なのは、映画自体が古いせいだと思う人がもしかするといるかも知れないが、これはリアルタイムで見てもそのように感じられたと証言しておく。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-31 23:49:07) (良:3票) |
96.「転校生」に続く、大林監督・尾道三部作の二作目。 シナリオが良く出来ていて、ノスタルジックな映像、演出や音楽もいい。 原作やNHKの少年ドラマシリーズも良かったが、SFの題材をヒロインの淡い初恋と絡め、 映画らしいドラマチックなシーンとともに、うまく仕上げているなとは思う。 でも学芸会レベルの演技しかできない主演の二人が、この映画を台無しにしてしまった。 ラストの一番の見せ場での棒読みセリフは、いくら何でもひどすぎ。この映画のおかげで、 原田知世はずっと苦手な女優さんに・・・。角川だからしょうがないか。 【MAHITO】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-12-21 08:59:10) |
95.原田さんの出身中学が私の近所ということもあり、デビュー時からのファン。その私にしても、歌も演技も上手じゃないなと思ってしまう。しかし彼女は清純でかわいいだけでなく、初々しく皆から大事にされるところがある。この映画はそういった彼女の良さが前面に出た映画だと思う。 映画はファンタジックで主題歌とよくマッチしている。そして彼女を支える吾朗君がとても良い。ストーリーはいまいちだが何度も繰り返し見た映画である。 ところで、深町君の祖父と祖母を演じた二人、上原謙と入江たか子は戦前の人気スター、ここでお目にかかるとは夢にも思わなかった。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-09-14 06:15:23) (良:2票) |
94.《ネタバレ》 今の姿からは想像できないほどの原田知世の演技・歌の下手さ。他の役者も上手くないし、シュールな映像シーンも入るし、ストーリーも近年のアニメ版と比べると洗練されてないこと著しい、またエンドロールもよく分からない。だけど、そんなあらゆるマイナス要素も全てこの作品のノスタルジックな雰囲気を増すのに貢献している気がする。作品全体から、なんだか高校時代の卒業アルバムか卒業文集のような匂いがする一品。 【ashigara】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-10 18:04:49) (良:1票) |
93.《ネタバレ》 TVドラマ「JIN」の最終回、失った記憶に抗う女性の手紙にいたく感動したが、「何かに似てる」と思って、これを思い出し、見直した。 確か、知世ちゃんは、記憶を失ってしまっても、再び出会った想い人に何か、惹かれるものを感じていたように記憶している。 さて、30年前に観た時にも思ったが、吾郎ちゃんがかわいそう。未来からやって来た薬学博士に、思い出を乗っ取られ、想い人まで盗まれる。大体、ラベンダー欲しさに未来から来るのなら、ピンポイントでやって来て、人とかかわらずに採ってすぐ帰れよ。 たぶん、こう思われてる時点で、この映画は失敗しているんじゃないかと思う。知世ちゃんが未来人に惹かれてゆく気持ちに、まったく感情移入できない。二人はひと月しか過ごしていないし、それも他人の思い出を掠め取った上に築いた関係で、二人独自の思い出は殆ど無い。指の傷を確かめた後には、この未来人は「騙した男」にしか見えない。だから、二人の(いや、一方的な知世ちゃんの)想いも、冒頭示されるような「真実の愛」には、とても見えない。 そこの所さえ、巧く作ってくれれば、知世ちゃんは可愛いし、音楽も素晴らしいし、かなり高得点だったと思う。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-07-05 16:00:40) |
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92.高校生の頃、薬師丸ひろ子主演で大林宣彦監督による『ねらわれた学園』て映画を友人との付き合いで観て、あんまりなチャチい映像に軽いパニックを覚えていた。その免疫があったので、大学時代に先輩の付き合いでこれを観る時は覚悟できていたけど、この作品では「映像センスいいじゃん」と思った。ユーミンの旦那さんによる音楽も雰囲気作りにかなり貢献していたと思う。ノスタルジックで叙情的な味わいが良かったです。アイドルを使うのはいいとして、この監督はなぜにあんな大根少年を二度も大役に使ったのか、何をねらっていたんだろう? 【だみお】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-06-06 12:59:41) |
91.深町君の棒読み演技には理由があったんですね。。。見終わって納得した次第。原田知世の代表作は『ブレンディー』ではなく、間違いなく『時かけ』!!!とりあえず見とけ!!! 【カイル・枕クラン】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-21 15:32:52) |
90.知世ちゃんとても可愛いけど、演技が絶望的。そして、こっぱずかしくなるような演出とセリフ回しも観ていて厳しい。深町君みたいな男は大嫌い。 それにしても知世ちゃん、歌もちょー下手だなぁ。このころに比べるとあたりまえだけど、今のが格段に上手くなってますね。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-01-30 10:54:55) |
89.ストーリーは原作に忠実であり、しかも展開も流麗で飽きさせないのですが、個人的にどうも「時をかける少女」のSF混じりのお話が苦手で乗り切れませんのでこの点数です(じゃあ観るなって話ですが……)。大林宣彦監督らしく、映画を支配する画は本当に美しい。どのカットも完成されつくしているのが良く分かります。その完璧さゆえに、逆に作り物らしく見え過ぎてしまったことも事実ですが。それでも良い作品だと思います。 【民朗】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-12-11 00:09:54) (良:1票) |
88.原作が高校の先輩にあたる筒井康隆。原田知世デビュー作。「探偵物語」との豪華二本立て。人生初のロケ地めぐりをした尾道。映画の出来はさておき、いろんな意味で記憶に残る一作。 【きーとん】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-09-05 16:00:22) |
87.良くも悪くも時代を感じた。映像技術に関しては当時の製作者たちも作り直せるものなら作り直したいと考えているのではないでしょうか? 逆に原田知世さんの現代じゃお目にかかれない演技はプラスに働いたと思います。男ならやられてしまうでしょう。アイドル映画らしい締めくくりもなんだか微笑ましい。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-06-03 19:02:59) |
86.セリフの棒読みがキツすぎますが、見ているうちに慣れてきます。ラベンダーは今でも危険な香りに感じたりして。最近は見かけない斬新なエンドロールに驚かされます。 【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 4点(2010-04-19 23:37:44) |
85.中学生の時にスクリーンで見て、そのあと何度もDVDで見て、こないだ「時かけ映画祭」でまたスクリーンで見てきました。2006年のアニメや2010年版に比べてツッコミどころが多いのは確か。間抜けなセリフやこっぱずかしい歌の入り方、高柳良一の比類なき大根っぷりなど、マイナス点はいっぱい。でもね、この映画には他にはない「せつなさ」がたっぷり入っています。こんなせつない映画、つくろうとしてつくれるもんじゃない。知世と原作と尾道の風景、どれか1つ欠けてもなしえなかった奇跡のような偶然の産物です。見てない人はぜひご覧あれ。 【ケルタ】さん [映画館(邦画)] 10点(2010-03-01 11:21:48) (良:2票) |
★84.《ネタバレ》 切ないラストシーンのあと、その余韻を打ち破り、あらすじを再度辿りながらヒロインが歌うエンディングは、シュールすぎて公開当時は物笑いの種になっていたようだ。本編では、彼女の愛は悲しい運命の前に引き裂かれる。それがエンディングでは、ヒロインが振り向き際に深町にぶつかり、顔を上げ、自分を見守る深町を見て微笑むシーンで終わる。それは、現実の歴史では実現しなかった夢物語である。本編では幸せになれなかったヒロインに、もう一度やり直すチャンスを与えてくれた大林監督の親心を、私は評価したい。
我々の人生には、やり直しなどない。SFのようにタイムリープなどできないとわかっている。今では変わってしまった竹原の町並みも、あどけない17歳の原田知世も、もう戻っては来ない。だからこそ、NGを出してやり直しを請う原田知世が、たまらなくいとおしい。 「尾道三部作」第2作の本作で大林監督は、古風な竹原の町で、愛した人の記憶を消されてしまう物語を描いた。監督が訴えようとしたのは、失われていくもののいとおしさだったに違いない。第1作「転校生」では、ヒロインがボーイフレンドに別れを告げたあと、振り向いてスキップを踏んで帰るラストシーンを描き、忘れること、思い出にさよならを告げること、それが大人への階段を登ることなんだと訴えた。ところが本作では、二人とも記憶を消されるからたとえ会ってもお互い判らないと言う深町に、ヒロインは「分かるわ、私には」と断言する。そして遠のく意識の中で「さようなら、忘れない、さようなら」と訴えるのである。 過去を失うことは、つまるところ、未来を失うことなのだろう。過去の経験があってはじめて、未来があるからだ。それゆえヒロインは、たとえ傷つくとわかっていても過去の真実と向き合う道を選び、深町もまた、掟に背いてでも彼女の気持ちに応え、全てを告白した。 10年後、大学の廊下で偶然出遭ったヒロインと深町は、デジャブを感じながら互いに振り返る。カメラが後ろにすうっと引いて行き、深町がみるみる遠くなっていく演出には、胸が締め付けられる思いがする。 指の傷は癒えても、傷跡は消えることはない。たとえ愛した人の記憶は消えても、人を愛した記憶は心の片隅に残るものなのだろうか。
「預言はすたれ、知識もすたれる。 だが愛はいつまでも絶えることはない。」(第一コリント13章) 【高橋幸二】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-01-24 20:27:50) (良:4票) |
83.原田知世の映画デビュー作品。 大林監督の尾道三部作のひとつ。 原田知世を愛でるもよし。 大林監督の作品として鑑賞するもよし。 私? もちろん、 原 田 知 世 を 愛 で ま す 【伊達邦彦】さん [映画館(邦画)] 10点(2010-01-10 18:47:38) |