634.この作品を日本人が作ったとしたら、まず言葉の壁をどうやって乗り越えるかが大きな問題になるだろうけど、そんなの関係ねぇって感じにあっさり会話が成立するのがストレートでわかり易い。 英語が世界共通語と思い込んでる人種の作る映画の良さかも知れません。 戦国武将のような甲冑を着込んで刀と弓だけで戦う侍軍と銃器で武装した官軍との合戦というのも映像的に面白かった。 他にも忍者や未亡人や土下座などなど見所満載で満足しましたよ。 大村さんがいつになったらルネッサンスと言うのか期待したけど、最後まで言わなかったのだけが心残りです。 【もとや】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-12-29 03:02:09) |
633.《ネタバレ》 かなり突っ込まれてる方が多いようなんですが、そもそもこの映画を日本を描いたものとして見るから引っかかったり、不快になったりするんですよ。 この映画は日本を描いたものではありません。ハリウッド映画によく登場する「ジャパン国」という国を描いたものです。以前から位置がよくわからないという疑問がありましたが、この映画を見てどうもオーストラリアの東方に位置するらしいということがわかったのは収穫でした。(ちなみに芸者がアクロバットをしたり、原っぱで作戦を練ってパールハーバーを攻撃したのも当然この国ですし、ロサンゼルスで「二つで充分ですよ」といってるのもこの国からの移民です。) ただ、反乱軍の首領が首都に屋敷を構え、堂々と会議に出席したりとか、この国の過去の有様に関してはまだまだ疑問も残るので、今後もハリウッドの映画を通じて学んでいきたいと思います。 【rhforever】さん [地上波(吹替)] 3点(2009-12-27 12:10:08) (良:1票)(笑:1票) |
632.武士道を描く映画が、武士をあほみたいに扱ってはダメでしょ。 まず、この映画で勝元はサムライの誇りというやつを守るために戦争を起こしています。実体のない自分の誇りだけでいくさを初めて民草まで犠牲にするなんて、統治階級として失格でしょう。 その戦争にしても、この映画では19世紀に戦国時代の武装をした石頭な武士どものショぼい戦いになってます。西南戦争では、大規模な近代戦闘が行われ、双方が何百万発もの銃弾を使ったというのに。 はっきり言って、こんな勘違いかつ石頭な連中が、われわれの尊敬するご先祖様であるはずがありません。このように武士が描かれてしまったのは、この映画のスタッフには日本人への本当の敬意がないからでしょうし、おまけにスタッフにはバカにしているという意識もないらしい。われわれのご先祖様はネイティブ・アメリカンではないんです! 【ilma】さん [映画館(字幕)] 3点(2009-12-27 02:06:20) |
631.なんか渡辺謙と小雪が出ている事で、「日本の俳優も世界に通用した!」とか騒いでましたけど、主演がトム・クルーズの時点で演技も何も……。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-12-07 23:14:10) |
630.最近すこし、”幕末江戸”全般にはまっているので書きます。都内の博物館で正真正銘、”幕末江戸”の”一望風景写真”と、そこにマサに”生きていた!”祖先の姿!(絵ではない、写真だ!現存する、日本を映したほぼ、最古の写真ですね。)をみたときの感動が、これ”ラストサムライ”での一番最初の森の中から馬に乗って姿をみせた”サムライ”をみたときの感動とスゲー恐怖感と重なった!!坂本龍馬やラストショーグンの写真はよくみるが、タイムスリップものってよくあるけど、ホーンマにあの時代の人たちに会いたい。あの時代の大江戸の町を歩いてみたい。すべての映画のなかで、”あー、やっぱり日本人でむかしっから、スゴイ人間達の集団なんだなあー。と再認識したのが、そのシーン。(作品ぜんぶの出来、となると、チョットです。)これって、”鑑賞環境”迷うなあ。字幕?邦画?原語? あ、ハリウッド映画でした。 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-10-21 20:23:34) |
629.《ネタバレ》 長い時間を忘れて観入ってしまいました。日本人でも難しい(と思われる)日本人的な心情をよ~く表している内容でありました。皆様のレヴューにある、変な景色や時代考証のおかしさ…等々そういうのにうとい(というか、にぶい(笑))ワタシには気になりませんでしたね。トム・クルーズ、渡辺謙始めすべての出演者が素晴らしい!! 素直にいい映画であったとオモイマス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-22 19:48:37) |
628.《ネタバレ》 アメリカの映画館でアメリカ人のルームメイト達と観た時は、なんか気恥ずかしくて汗が噴き出した。ただ、鑑賞後にそのルームメイトが「おもしろかった」と言った時はなんか意外で、でもちょっとうれしかった。それほど心に残る映画ではなかったはずなのに帰国後、家族ともう一回観にいった。その時もやっぱり面白かった。映画館で2度見る映画は小さい頃連続で観た「のび太の鉄人兵団」以来だった。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-07-19 08:49:47) |
627.日本古来の「サムライ」が、英語をぺらぺらしゃべっている時点でおもいっきり不自然さを感じたし、「侍」には見えない。勝元に英語をしゃべらせるより、オールグレンに日本語をしゃべらせて会話させたほうがよかったと思う。とにかく「侍」があんなに英語を話すのはやめてほしかった。内容は、やっぱり日本人の目から見ていろいろほかに不自然な点は目に付くけど、西洋人にとってはいいのかもね。 小雪は、声にすごみがなく、力量不足の気がした。もっと演技のできる人はいなかったのかな?それに、もっといかにも東洋風の女性の方がよかったと思う。 オールグレンとたかのキスシーンは・・・はっきり言ってかなり安っぽいし、とってつけた感じにしか見えなかった。プラトニックラブの方が美しく見えたと思うんだけど・・・ 【ドテカボ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-06-19 20:24:37) |
626.《ネタバレ》 日本人同士なのに、新旧で争っている様が滑稽に見えてしまった。武士道の美学を見せつけていて、説教臭い。もったいぶった場面が多く、無駄に長く感じた。日本人の役者達は、良い演技だったと思う。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-06-10 17:29:50) |
【megring777】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-05-22 21:00:53) (良:1票) |
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624.あちらの国の人たちが日本を愛してくれる気持ちはとても嬉しいのだけれど・・・・・・あまりにも日本を美化しすぎていて、気恥ずかしくて見ていられなかった。西洋風の上着、ズボン姿の官軍に、戦国時代の武士軍団なんて・・・・・・真田さんなんてバイキングかと思うようないかつい兜かぶってるし(涙)、あまりにもミスマッチで、逆に「侍」の時代錯誤っぽいダサさが目に付いて辛かった。ふつうの時代劇を見ている方がリラックスできたかも。強引に「武士道」に感動させようという狙いが強すぎて、かえってこちらは引いてしまった。昔見た「将軍」という三船敏郎のドラマが懐かしい。 【tony】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-04-13 15:30:11) (良:1票) |
623.アメリカ人の考える武士道を洋風に表現。長年、日本製作の時代劇を見続けた者としては少しバタ臭さも感じてしまうかな。ニュージーランドの風景もどうにも違和感がある。でも、こういったものにハリウッドに注目してもらえたこと、しかもトムクルーズが主演でということには感謝に堪えないのも事実。だから時代考証とかありえねぇーとこなんかは米製エンターテイメントとして目を瞑る。西部劇のお国だけに騎馬のシーンの映像は迫力十分。近いうちに姫路の書写山の円教寺に行くので予習を兼ねて久しぶりに再び鑑賞してみたけど、欧米人も日本人も楽しめるいい娯楽作品であることには間違いなかった。日本人として甘めに点数をつけた。 【タッチッチ】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-04-07 19:51:04) |
622.グッとくる要素もあるし、物語の良さや雰囲気の良さもある。 日本人からすると違和感を禁じ得ないんだけれど、日本人が観るということをあまり考慮していないのだろうとおもう。 実際の日本的な時代考証やセットを取り入れると、アメリカ人にとってアジアの異世界にしか見えない訳で、はじめて観るそれをアジアの他国の原風景と区別することは出来ないだろうと思う。 そういう意味で、我々現地人からするとここが違う、あそこが違うと言う風な違和感に、物語への集中力をややそがれてしまうのは仕方ないか。 トムクルーズが「サケーサケー」と叫ぶシーンとかアレレ、みたいな感じだ。 ただ、これはたとえば都内私鉄の駅周辺に昔住んでいたとして、それが10年前というドラマ設定に使われた時のようなものでそんなに重要なことでもないのかも知れない。 あの駅のあの時代はあんなに開けていない、あんな交差点はない、あの地域の人たちはそんな風に思ってない。と言うような相違点があったとしても、そういったバックグラウンド的な部分はドラマ本編の品質にはほとんど影響せず、むしろリアルにすると話の良さをそぐと言うことも十分にあり得ると思う。 受け手のほとんど全員に分からないものを細かく検証しても、10年前のそこにいた人にしか伝わらないだろうし、今そこにいる人にすらスルーされることも出てくるだろう。 逆に「池袋ウェストゲートパーク」というドラマが昔あったが、当時の池袋が分からないのでいまいち分からない、という感じにも似ているのではないかと思う。 我々日本人がこういう日本物を観るときは、ぶらり途中下車の旅やアド街ック天国で自分の街が出てきたときのように、その取り上げ方の正確性にはあまり目を向けない方が良い。 普段はその街のカタログ的なエッセンスを楽しめていたのに、なじみの街が出てくると突然合致度チェックになってしまう。 分かってはいても、どうしてもそういう目で見てしまうのが私たち現地人で、こんな風に冷静に分析でもしないとアメリカ人が楽しんだようにはこの映画が楽しめない。 こんだけ理屈をつけときながら結局まぁ面白かったけどさ、と言う感想になってしまい残念。 日本人以上にアメリカ人が好きな、刹那的な最終決戦とか見所があったのにその都度心のどこかでつっこんでしまっていた。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-04-04 17:41:44) |
621.武士道とかサムライ精神っていうのは、江戸幕府が幕藩体制を維持するために、儒教という他国の哲学を利用しながら作り上げていったもの。戦国時代以前の武士を見りゃわかる。保身と欲のために、主家をころっころ替えている。仁も義も礼も無い。 だからこの映画が勝元一派を「古き良きもの」を大事に守っていると描いているのは滑稽だし、日本にきてまもないアメリカ人がそれに魅せられることに至っては片腹痛い。 そう思った時点で、ストーリーが優れていようが役者の演技が良かろうが、この映画を評価することはできない。 ちなみにストーリーも、ものすごく面白いとは思わない。 まあ元々この映画、日本人が見て評価するように作ってないのだろう。南北戦争の将校が日本に来て、欧米にはない価値観をもつ人々を発見しましたよ!強烈な美学を持ってます。生き方は壮絶ですよ!てのを見せる映画であって、この時代が現代日本からしてもかすむほど昔になったのをいいことに、ちゃっかり背景として利用しただけのことだ。日本以外の他国の人が、実際の歴史に照らし合わせて細かいツッコミを入れることはあるまい。 【佐吉】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-03-04 02:38:27) (良:1票) |
【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-02 21:37:20) (笑:1票) |
619.まあ、もう何でもやってって感じ?ちょっとヤケクソ感。この壮大なるばかばかしさ。大金つぎ込んじゃってねえ、もう。でも他の日本曲解映画と比べるとましかなあ、ハリウッドの忍者ものとかよりは数段よかったね。ま、つまんなくはなかった。例えば、日本で歴史物を作ると、天皇の直接映像表現は避けがちなのだが、これでは若き明治天皇(に見立てた人)の役者ががんがん顔を見せ、べらべら喋ってるのが面白かったり。あと小雪さん、演技上手くなったねぇ(これでも)、ドラマに出だした頃はそりゃひどかったが・・・。ちなみに彼女の美しさは、日本では(きれい!という人と、爬虫類!という人と)結構評価が割れるようだが、フィリピン(で観ました)人は口をそろえてVery, very beautiful!と言ってました。日本人の流暢な英語の不自然さに比べ、トムがつたなく日本語を喋るのはなかなか自然だった。とま、褒めるところは一応あるし、心意気は買えるので、ちょっと甘めにこの点数。 【あっかっか】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2009-01-09 13:09:32) |
618.《ネタバレ》 言うまでもなく、この作品はフィクションです。事実ではありません。 米国の歴史がめんどくさいので、日本の映画監督が架空の人物で米国建国史を描いたら 失笑ものです。 しかし・・・私達が日ごろ読み、感動してる歴史小説は「事実」でしょうか。古来私達が慣れ親しんだ数々の歴史物語も決して「事実」ではない。では、私達は何に感動しているのでしょう。私達は「事実」を自らの脳内で再構成し、そうして醸した幻影に酔っているのです。私達は原料には酔えません。歴史は「平家物語」「太平記」等など、優れた文学作品となることによって我らの血肉となったのです。 その点を理解した上で、この作品を観ると、これは決して悪い酒ではありません。 また、この作品。米国人にとってはセンス・オブ・ワンダーです。近代合理性の非情さに憤り、自滅の美学に感動する自分に気づいたとき、彼らは自分の内にある衝動に驚き愕然とするわけです。 【みみ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-20 22:18:21) |
617.《ネタバレ》 細かい所での評価は分かれる所だと思いますが、個人的にはグーーーです。前半はちとダルイ感じでしたが、後半ラス前の戦いの序盤、、、「はなてーーーー!!!」から数分間、、、鳥肌たちました。初見の時は「ひょっとして、、、勝元勝つの?」って思ってしまいました。この映画好きです。 |
616.《ネタバレ》 トムが日本の捕虜になりながら、日本と馴染んでいくハートフルコメディ的展開の中盤まではなんとも言えない雰囲気と違和感がとても良いです。チャンバラシーンのBGMも和太鼓がドコドコなってて気持ち良いんです。謙さんかっこよすぎなんです。真田さんも良いんです。 しかし、後半トムと小雪が接吻してから急にハリウッド的展開になっていき、引いてしまいました。あそこは着替えだけで終わってれば美しかったのに・・・。 そして、それからはものものしいBGM、わらわらと物凄い人がいりみだれての戦争、血、爆発、予定調和、これでもかとたたみかけられて、風情も品も崩壊し、うんざりしました。最後の30分が一番退屈でした。 もっとさらっとしてればとても好きな映画になったでしょう。 150分の長さは感じさせませんし、出来はとても良いと思います。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-10-29 11:32:23) |
615.もう明治になろうかというのに隠れ里みたいなところに殿様がいるし、唐突に切腹シーンが出てくるし、渡辺謙は妙に禅問答っぽいこと言うし、やっぱりどこまでいっても西洋人にとって日本のイメージなんてそんなもんなんですねえ。決して時代考証をちゃんとやれと言っているわけではないですよ。ただ根本的にこの映画の表現したいものは侍ではなく「サムライっぽい何か」なんだよね、これが見ていて割とイラつきます。映像は奇麗だし、それなりに迫力はあるし、ファンタジーとしてなら許せるんだけど、これで日本を描いた気になってもらっては困りますね。 まあファンタジーとしても大して新味のある話ではないですが。 【クレイバード】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-08-02 23:24:08) |